タグ:ミア・ワシコウスカ ( 4 ) タグの人気記事

「クリムゾン・ピーク」

「Crimson Peak」2015 USA/カナダ
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20世紀初頭のニューヨーク。富豪のカーター・カッシングを父親に持つイーディスは作家志望の令嬢。コレラで亡くなった母親の幽霊が時折現れ”クリムゾン・ピークに気をつけなさい!”と謎の警告をする。ある日、父親を訪ねて来た準男爵の英国紳士 トーマス・シャープと出会い心惹かれる。やがて父親が突然亡くなるがそれはとても不可解な死だった、そして彼女に莫大な遺産が残される...

イーディス・カッシングに「ディファイアンス/2008」「アメリア 永遠の翼/2009」「キッズ・オールライト/2010」「ジェーン・エア/2011」「アルバート氏の人生/2011」「イノセント・ガーデン/2013」「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ/2013」のミア・ワシコウスカ。
ルシール・シャープに「アメリカン・ドリーマー 理想の代償/2014」のジェシカ・チャステイン。
トーマス・シャープに「戦火の馬/2011」「ミッドナイト・イン・パリ/2011」「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ/2013」のトム・ヒドルストン。
アラン・マクマイケルに「コールド マウンテン/2003」「パシフィック・リム/2013」のチャーリー・ハナム。
カーター・カッシングに「アダプテーション/2002」のジム・ビーヴァー。
監督、脚本、製作は「パンズ・ラビリンス/2006」「パシフィック・リム/2013」のギレルモ・デル・トロ。

金に困っているシャープ姉弟は富豪の娘に狙いを定めるや手段を選ばない。二人(ほぼルシール)の毒牙にかかったイーディスは次第に追いつめられて行く。

トム・ヒドルストン狙いで見に行った。ギレルモ・デル・トロ作品なので期待したが、ホラーに分類されているわりにはあまり恐怖感がなくて、綺麗過ぎてあの展開はよろしくなかった。3人の関係の描き方もあっさりとしていて...もっとドロドロしていたら面白かったのではないかな?綺麗に描いたのは出演俳優のせいかも知れない!?
トム・ヒドルストン演じるトーマスは悪を貫けなくて、一方で姉ルシールはスゴい。ジェシカ・チャステインには悪の世界が似合う。
ホラーなのだけどイーディスとルシールの闘いが可笑しくて笑えそうだった。でもあのドレスを着ての立ち回りはかなり大変だろうなと感心しきり。一方で男トーマスのまぁ情けないこと。
しかしながらトム・ヒドルストンのジェントルマンぶりは完璧。さすがほんものの英国紳士。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2016-02-08 00:25 | MINI THEATER | Comments(0)

「イノセント・ガーデン」

「Stoker」 2013 UK/USA
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インディア・ストーカーに「ディファイアンス/2008」「アメリア 永遠の翼/2009」「キッズ・オールライト/2010」「ジェーン・エア/2011」「アルバート氏の人生/2011」のミア・ワシコウスカ。
イヴリン・ストーカーに「インベージョン/2007」「オーストラリア/2008」「NINE/2009」のニコール・キッドマン。
チャーリー・ストーカーに「マッチポイント/2005」「敬愛なるベートーヴェン/2006」「ウォッチメン/2009」「シングルマン/2009」のマシュー・グード。
リチャード・ストーカーに「理想の恋人.com/2005」「幸せのポートレート/2005」「ゾディアック/2005」のダーモット・マローニー。
ジ ン・ストーカーに「アニマル・キングダム/2010」「世界にひとつのプレイブック/2012」のジャッキー・ウィーヴァー。
マクガーリック夫人に「リトル・チルドレン/2006」「ラッキー・ユー/2007」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生/2008」のフィリス・サマーヴィル。
監督は「オールド・ボーイ/2003」のパク・チャヌク。
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シアターで何度も、何度も予告編を観た一作。
ニコール・キッドマンがダメなので観ないつもりだったが、お気に入り俳優のマシュー・グードの出演には抗えなかった。マシューのこのような役柄は初めてだが、謎の笑いを浮かべる怪しい姿が似合っている。
ヒロイン、インディア役のミア・ワシコウスカには「アリス・イン・ワンダーランド/2010」のイメージがつきまとい可憐という言葉がハマる。本作も可憐なのだが、少々狂気をおびたダークなインディアが恐ろしい。ラストのインディアはダーク一色で絶好調だ。
一方で謎の笑いを浮かべながら次々と殺人を犯すチャーリー…彼の行動はブラックなのだけど、なぜか憎めなくて実に可笑しかった。
そしてイヴリンの存在も忘れてはならない。自分より娘を愛する夫に不満を募らせていた彼女は夫が亡くなっても喪に服すどころかチャーリーといちゃついている。
とにかく3人が3人とも変?なのだ。

中盤以降でチャーリーの過去が明かされる。かつて、幼い弟を砂に埋めた後大の字になって砂をこするチャーリーの仕草と、インディアがベッドで同じ仕草をするシーン…結局インディアとチャーリーは同じ感性を持つ人間ってことで、残虐なことを平気でやってのける性格も一緒だったわけ。

母親のイヴリンが娘のインディアに向かって“Who Are You?”なんて台詞も飛び出し、この母娘はリチャードがいなくては何も分り合えない関係。母親と心が通じ合わないなんて哀し過ぎる。

基本的にこういうドラマはあまり好みではない。
テネシー州で撮影されたドラマの背景や屋敷が美しく...全体的に耽美の世界...チャーリー役のマシューも美しくゴージャスで…その辺は楽しめたかな?
ポスターにもあるように“Do not disturb the family/この家族を邪魔しないで”というTaglineが最高!

TOHOシネマズ・シャンテにて(7/4まで上映)
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by margot2005 | 2013-06-30 00:04 | UK | Comments(0)

「アルバート氏の人生」

「Albert Nobbs」 2011UK/アイルランド/フランス/USA
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19世紀、アイルランドを舞台に女性でありながら男性として生きたアルバート・ノッブスの人生を描いたヒューマン・ドラマ。

出演(アルバート・ノッブス)/共同製作、脚本に「いつか眠りにつく前に/2007」のグレン・クローズ。
ヘレン・ドウズに「ディファイアンス/2008」「アメリア 永遠の翼/2009」「キッズ・オールライト/2010」「ジェーン・エア/2011」のミア・ワシコウスカ。
ジョー・マキンスに「幻影師アイゼンハイム/2006」「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ/2009」のアーロン・ジョンソン。
ヒューバート・ペイジに「キャリントン/1995」のジャネット・マクティア。
ベイカー夫人に「恋のロンドン狂騒曲/2010」のポーリーン・コリンズ。
ホロラン医師に「イン・マイ・カントリー/2004」「プルートで朝食を/2005」「グリーン・ゾーン/2010」「推理作家ポー 最期の5日間/2012」のブレンダン・グリーソン。
ヤレル子爵に「マッチポイント/2005」「M:i:III/2006」「奇跡のシンフォニー/2007」「パリより愛をこめて/2010」のジョナサン・リス・マイヤーズ。
ヒューバートの妻キャスリーンに「トリスタンとイゾルデ/2006」「新しい人生のはじめかた/2008」「シャーロック・ホームズ/2009」のブロナー・ギャラガー。
監督は「パッセンジャーズ/2008」「愛する人/2009」のロドリゴ・ガルシア。
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グレン・クローズといえばマイケル・ダグラスの「危険な関係/1988」での強烈なるストーカー女や、ジェフ・ブリッジスの「白と黒のナイフ/1985」で、容疑者を愛してしまった女弁護人役が印象的。ロビン・ウイリアムズの「ガープの世界/1982」から始まってロバート・レッドフォードの「ナチュラル/1984」、ジェレミー・アイアンズの「運命の逆転/1990」メル・ギブソンの「ハムレット/1990」etc.と並べたらきりがない。「ミーティング・ヴィーナス/1991」「彼女を見ればわかること/1999」「美しい人/2005」なんかも良かったな。とにかくグレン・クローズは20世紀の名女優の一人。
本作でオスカー主演女優賞にノミネートされたが、残念なことに受賞したのはメリル・ストリープだった。
いずれにしろアルバート・ノッブス役は完璧。グレン・クローズには強くてコワくてキレそうな女のイメージがつきまとうが、これでそれは払拭された感じ。男性の格好をしているせいなのか?意外にも小さく見える。

19世紀の英国を描いた小説はかなり読んでいる。こちらはアイルランドが舞台だがまぁほぼ同じシチュエイションかと思える。裕福でない女性が働いて金を得るにはかなりキツい世の中だったはず。で、アルバートは男になりすまして人生を送ることになる。長年働き貯まった金で小さなタバコ・ショップを経営することが彼女の夢だった。かなりの額の金がたまり、目を付けておいた不動産にも手付けを払い目標は目の前にあった。しかしながらある出来事によって彼女の夢は断たれてしまう。あのような結末になるなんて知らなかったので、アルバートのラストはあまりにも哀しかった。

女を捨て男になったアルバート。それは生きるためだった。長年男として生きてきた人間はやはり女性が好きになるのだろうか?映画でアルバートがレズビアンであるとかいったいきさつは説明されない。でもレズビアンのヒューバート・ペイジに出会い、彼女の生き方にいたく感動し、ヒューバートの妻キャロライン亡き後は一緒に暮らそうと迫ったりもしている。そしてメイドのヘレンに夢中になる辺りも意味深だ。ヘレンを利用してアルバートから金を巻き上げようと図るジョーのずる賢さに唸る。

アルバートとヒューバートがドレスを着込んでビーチを走るシーンがある。二人とも日頃着慣れている男性の衣装が身に付いているのか、ドレスを着ているにも関わらず男っぽい走り方だったのが可笑しかったのを思い出す。

ラスト、恋人に捨てられ一人で子供を育てているヘレンに“君の面倒は見る。”と宣うヒューバートが実にナイスだった。

グレン・クローズとジャネット・マクティアはもちろんのこと、ヘレン役のミア・ワシコウスカ、新米ボイラーマンのジョーを演じるアーロン・ジョンソンを始めとして、ドクター役のブレンダン・グリーソンにベーカー夫人のポーリーン・コリンズ。そして出番は少ないながら、貴族を演じたジョナサン・リス・マイヤーズやキャスリーン役のブロナー・ギャラガーなど誰もかれも素晴らしい配役。
ヒューバートを演じるジャネット・マクティアの男ぶりには度肝を抜かれる。女性が演じているのは解っていたが、かなり男っぽい。

TOHOシネマズ・日比谷シャンテにて
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by margot2005 | 2013-01-30 23:57 | UK | Comments(2)

「ジェーン・エア」

「Jane Eyre」2011 UK/USA
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ジェーン・エアに「アメリア 永遠の翼/2009」 「アリス・イン・ワンダーランド/2010」「キッズ・オールライト/2010」のミア・ワシコウスカ。
エドワード・フェアファックス・ロチェスターに「300/2007」「エンジェル/2007」「イングロリアス・バスターズ/2009」「SHAME -シェイム-/2011」のマイケル・ファスベンダー。
セント・ジョン・リバースに「リトル・ダンサー/2000」「ディファイアンス/2008」のジェイミー・ベル。
フェアファックス夫人に「NINE/2009」のジュディ・デンチ。
ジェーンの叔母ミセス、リードに「ウディ・アレンの夢と犯罪/2007」「17歳の肖像/2009」「わたしを離さないで/2010」のサリー・ホーキンス。
ダイアナ・リバースにホリデイ・グレインジャー。
メアリー・リバースにタムジン・マーチャント。
監督は「闇の列車、光の旅/2009」のキャリー・ジョージ・フクナガ。
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シャーロット・ブロンテのジェーン・エアを読んだのって何年前だろう?でもあの結末は覚えていた。時にエミリー・ブロンテの「嵐が丘」とごっちゃになるが…。
何度も映画化されているが、過去に観たことがあるのはフランコ・ゼフィレッリ監督の1996年版「ジェーン・エアー」のみ。シャルロット・ゲンズブールとウイリアム・ハートのコンビは今イチだった。マイケルのファンだからってわけでもないが、本作の配役は良かった。

この時代の物語ってスゴく好きなので、是が非でも観たかった。イングランドのオックスフォードシャーやダービシャーで撮影された田園風景や古城は美しくため息が出る。ソーンフィールドの屋敷のシーンは暗い過去を持つ重い表情のロチェスターと薄暗いキャンドルの明かり...そしてバックに流れるクラシックなMusicが物語を盛り上げていて素晴らしかった。

ジェーンは叔母からイジメを受け、養育院へ追いやられる。そしてそこでも又イジメを受けるのだ。しかしジェーンは強かった。イジメに耐え、たった一人心を通わせた親友の死をも乗り越え成長する。
18歳になりソーンフィールド館の家庭教師となったジェーンは館の主人ロチェスターと出会う。二人が出会う森のシーンは幻想的で目を奪われる。
ジェーンとロチェスターは共に孤独であり、互いに本当の愛を知らなかった。辛辣な口調でジェーンに質問を浴びせるロチェスター。それに怯むこともなく受け答えるジェーン。ロチェスターは次第にジェーンの聡明さに気づき始める。そしてある夜、ロチェスターの寝室で火事が起こりジェーンが彼を助ける。“君は命の恩人だ。”と感謝するロチェスターの目にジェーンに対する愛情がしかと見えた。

ドラマはジェーンがソーンフィールド館から逃げて来た所から始まる。リバース兄弟に助けられ、やがて長男のセント・ジョンから結婚を申し込まれる。でもジェーンはロチェスターを忘れることが出来なかった。ラスト近く、ジェーンが身を置く荒涼なる大地から自分を呼ぶロチェスターの声が聞こえる(幻聴である)。馬車でロチェスターの元へ向かうジェーン…そして不朽の名作と称えられるLove Storyの結末へとつながる。あの辺りの展開は少々アレンジして現代のLove Storyにも使われている。

ジェーン・オースティンの「プライドと偏見/2005」のダーシーはロチェスター以上に辛辣さが強烈だった。でも所詮Love Storyなので辛辣な言葉を吐いていた貴族とヒロインは必ず結ばれるのだ。

まず“Dame”の尊称を持つジュディ・デンチは相変わらずの貫禄。
ジェーン役のオーストラリア出身のミア・ワシコウスカは「アリス・イン・ワンダーランド」のイメージが強いが、古典もの(19世紀半ばヴィクトリア朝時代)が似合っている。
先だってマイケルの「X-MEN:ファースト・ジェネレーション/2001」をwowowで観た。「SHAME -シェイム-」の彼はとてもファッショナブルだった。現代物も古典ものもどちらもOKな希有な俳優で、今後の公開作も楽しみだ。
何はともあれマイケル・ファスベンダーのあの声にはゾクっとくる。
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TOHOシネマズ・日比谷シャンテにて
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by margot2005 | 2012-06-17 19:50 | UK | Comments(4)