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「胸騒ぎのシチリア」

A Bigger Splash2015 イタリア/フランス

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世界的なロックスター、マリアンヌは声帯の手術を受けた後、年下の恋人ポールを伴いシチリアのパンテッレリーア島へバカンスにやって来る。しかし穏やかな時間を楽しむ二人を訪ねて招かれざる客が突然現れる。マリアンヌの元カレで音楽プロデューサーのハリーが娘のペンと一緒に押し掛けて来たのだ。騒々しいハリーは静養中のマリアンヌのことなどお構いなしに勝手にバカンスを楽しんでいる。そうハリーはマリアンヌとの復縁を狙っていた。一方で娘のペンもポールに接近し始める


マリアンヌに「ミラノ、 愛に生きる/2009」「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ/2013」「グランド・ブタペスト・ホテル/2013」「ヘイル、シーザー/2016」ティルダ・スウィントン。

ポールに「フランス組曲/2014」「リリーのすべて/2015」マティアス・スーナールツ。

ハリーに「グランド・ブタペスト・ホテル/2013」「007 スペクター/2015」レイフ・ファインズ。

ペネロペ(ペン)に「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ/2015」「ブラック・スキャンダル/2015」ダコタ・ジョンソン。

警察署長にCorrado Guzzanti

ハリーの友人ミレーユに「ボン・ヴォヤージュ/2003」「フレンチなしあわせのみつけ方/2004」「マリー・アントワネット/2006」「彼は秘密の女ともだち/2014」オーロール・クレマン。

監督、製作は「ミラノ、 愛に生きる/2009」ルカ・グァダニーノ。


「太陽が知っている/1969」のリメイクで出演者の名前は同じながらマリアンヌの恋人ポールを年下の男に変えている。「太陽が知っている」はアラン・ドロン演じるジャン・ポールが主人公だが、本作はティルダ・スウィントン演じるマリアンヌが主人公っぽい。


映画は「白い帽子の女/2015」と同じく、俳優と景色とヒロインのファッションはゴージャスだが中身のない駄作だった。元映画はロマンティックなサスペンスでとても見応えがあったのに

しかしながら今時ロマンティック・サスペンスなど受けないのでこういった過激な描き方にしたに違いない。マリアンヌもロック・シンガーのキャラクターだし。喉を痛め静養中の身ゆえ残念ながら歌うシーンはなし。ただし過去シーンのスタ録で少しだけ歌っている。

マリアンヌに深い愛を捧げるポール。演じるマティアスは相変わらず素敵。


元映画も本作もポールは逮捕されない。元映画のラストは忘れてしまったけど、本作のラストは不法移民のせいにしたりして今風の展開になっている。

ともかく出演者がヌードになり過ぎ!「グランド・ブタペスト・ホテル」や「ヘイル、シーザー」でかつてのイメージを覆したレイフが、恥も外聞もかなぐり捨てるフルヌードで大いにはしゃいでいて可笑しいやら呆れるやらで感心した。彼は俳優だから恥も外聞も承知の上で演じているのだろうだけどかなりの驚きだった。

警察署長が犯人を不法移民のせいにしてマリアンヌを安心させ、サインをねだるラストはイタリア人の感覚?


シネスイッチ銀座にて



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by margot2005 | 2016-11-28 23:55 | イタリア | Trackback | Comments(0)

「フランス組曲」

「Suite Française」2014 UK/フランス/カナダ/ベルギー
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1940年6月のフランス、ビュシー。ドイツ軍の侵攻によりパリから多数の市民がこの地にも押し寄せて来る。リュシルは戦地に行った夫を待ちながら厳格な義母との二人暮らし。アンジェリエ家は裕福で大きな屋敷を所有しているため、ドイツ軍が将校の滞在先として選びブルーノ・フォン・ファルク中尉がやって来る...

リュシル・アンジェリエに「アイム・ノット・ゼア/2007」「彼が二度愛したS/2008」「ブローン・アパート/2008」「ブルー・バレンタイン/2010」「テイク・ディス・ワルツ/2011」のミシェル・ウイリアムズ。
アンジェリエ夫人に「パリ3区の遺産相続人/2014」のクリスティン・スコット・トーマス。
ブルーノ・フォン・ファルク中尉に「ロフト/2008」「闇を生きる男/2011」「君と歩く世界/2012」「マイ・ブラザー 哀しみの銃弾/2013」「ヴェルサイユの宮廷庭師/2014」のマティアス・スーナールツ。
ブノワ・ラバリに「オン・ザ・ロード/2012」「ビザンチウム/2012」「マレフィセント/2014」のサム・ライリー。
マドレーヌ・ラバリに「アンナ・カレーニナ/2012」「ウォルト・ディズニーの約束/2013」「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分/2013」のルース・ウイルソン。
セリーヌ・ジョゼフに「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~/2013」のマーゴット・ロビー。
モンモール子爵(町長)に「華麗なるアリバイ/2007」「神々と男たち/2010」「ブラインドマン その調律は暗殺の調べ/2012」のランベール・ウイルソン。
子爵夫人に「ヴィクトリア女王 世紀の愛/2009」「わたしの可愛い人-シェリ/2009」のハリエット・ウォルター。
クルト・ボネ中尉に「ルートヴィヒ/2012」「コーヒーをめぐる冒険/2012」「ピエロがお前を嘲笑う/2014」「黄金のアデーレ 名画の帰還/2015」のトム・シリング。
レーアに「愛を読むひと/2008」「セントアンナの奇跡/2008」「バーダー・マインホフ 理想の果てに/2008」「フェアウェル/哀しみのスパイ/2009」「最終目的地/2009」「イマジン/2012」のアレクサンドラ・マリア・ララ。
監督、脚本は「ある公爵夫人の生涯/2008」のソウル・ディブ。

昨年からシアターで何度も、何度も予告を見て楽しみにしていた一作。第二次世界大戦下、ドイツ軍に侵攻されたフランスの田舎町の人々がベースになっているがドラマはラヴ・ストーリー。
こんなに切ないドラマを見たのは久方ぶり。それも戦争のせいで…。かなりシチュエーションは異なるが「暮れ逢い/2013」も戦争(第一次世界大戦)のせいでかなり切ない。

お気に入り俳優のマティアス・スーナールツがナイス・キャスティング。この方切ない表情がすごく上手い。そしてミシェル・ウイリアムズも切ない表情が実に似合う女優。
最近ドイツ映画以外にも出演が目立つトム・シリング。「黄金のアデーレ 名画の帰還」と同じく第二次世界大戦下の嫌われドイツ軍人がマッチしている。
出番は少ないながらモンモール子爵(町長)を演じるランベール・ウイルソンは存在感あり。
いつもながら激しい役柄が激しく似合うクリスティン・スコット・トーマス。ラストで温情を見せるところも良いな。
映画は小品ながら豪華キャスティング。

ドイツ軍の支配下に置かれた町の人々はドイツ軍人の慰みものになる人、彼らを忌み嫌う人、そしてレジスタンスに向かう人とそれぞれ。ヒロインのリュシルは軍人ブルーノの紳士的な態度や、音楽を愛する繊細な人間像に心惹かれる。やがてリュシルとブルーノは互いの感情が押さえられなくなっていることを認め密会を計画する。しかしブルーノにやっかいな出来事が起き密会は叶わなかった。

少々ネタバレ...
ラストでリュシルは生き延びるがファルク中尉が亡くなることが明かされる。あの二人の間でやはり再会は叶わなかったのだと悲しくなる。しかし互いに想いは寄せていても、再会するなんてかなり無理があるなとも感じた。不謹慎だけどブルーノが亡くなったからこそドラマ(小説)は盛り上がりを見せるのかも知れない。
2004年にフランスのみならず世界中でベストセラーとなった原作。翻訳本読んでみたい!

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2016-01-16 22:51 | UK | Trackback(4) | Comments(2)

「ヴェルサイユの宮廷庭師」

「A Little Chaos」2014 UK
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1682年、フランス。田園地帯に一人で住むサビーヌ・ド・バラは造園家という仕事に誇りを持ち日々精進している。そんなある日、1通の書状が届く。それはルイ14世がパリのルーヴルに代わってヴェルサイユに新しい王宮を置き、自らが望む最高の庭園を造るため、民間の造園家にも参加を募るというものだった。王の庭園建設の責任者はアンドレ・ル・ノートル。サビーヌは面接のためル・ノートルの家へ向かう…

サビーヌ・ド・バラに「とらわれて夏/2013」のケイト・ウィンスレット。
アンドレ・ル・ノートルに「ロフト/2008」「闇を生きる男/2011」「君と歩く世界/2012」「マイ・ブラザー 哀しみの銃弾/2013」のマティアス・スーナールツ。
フィリップ1世、オルレアン公に「プラダを着た悪魔/2006」「ジュリー&ジュリア/2009」「モネ・ゲーム/2012」のスタンリー・トゥッチ。
マダム・ル・ノートルに「Jの悲劇/2004」「カサノバ/2005」「クィーン/2006」「007 スカイフォール/2012」のヘレン・マックロリー。
現場監督ティエリー・デュラスに「フェイス/1997」「プルートで朝食を/2005」「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密/2014」のスティーヴン・ウォディントン。
モンテスパン侯爵夫人に「高慢と偏見/1995」「抱擁/2002」「英国王のスピーチ/2010」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ/2015」のジェニファー・イーリー。
監督、脚本、出演(ルイ14世)は「大統領の執事の涙/2013」「モネ・ゲーム/2012」「暮れ逢い/2013」のアラン・リックマン。

英国俳優アラン・リックマンと言えばブルース・ウイリスの「ダイハード/1988」のテロリスト役で有名。21世紀になってからは“ハリーポッター・シリーズ”で再び有名になった。本作はとても美しい映画でアラン・リックマンの隠れた感性を知った。彼の前監督作「ウィンター・ゲスト/1997」は残念ながら見ていない。是非見てみたいものだ。

ベルギー人俳優のマティアス・スーナールツ大好きなので楽しみにしていた一作。そういえば古典ものの彼を見たのは初めて。造園家アンドレ・ル・ノートルが似合っている。
アンドレ・ル・ノートルの名前を冠した薔薇がある。ドラマの中にそのピンクの薔薇とそっくりな一輪が登場し、サビーヌから王へ贈られるシーンはとても粋な計らいだ。
本作のテーマとなる“ロカイユの木立/舞踏の間”はヴェルサイユ宮殿で見たけれど、水が流れていないと雰囲気はゼロ。何か催しのある時には現在でも使っているのかと思う。

舞台はフランスながらロケ地は英国。1680年代と同じ景色が現存するなんてさすが英国かと感嘆する。
“ほんの少しの無秩序”という原タイトルがドラマの中で語られる。
女性の地位が全く確率されていなかった時代に、男たちと渡り合うサビーヌが逞しい。演じるケイト・ウィンスレットはナイスキャスティング。
美しいものを探求するサビーヌとル・ノートル...しかし二人は愛を失った者同志。美しい田園風景をバックに描かれる二人の出会いが中々素敵に描かれている。

角川シネマ有楽町にて
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by margot2005 | 2015-10-22 00:20 | UK | Trackback | Comments(0)

「君と歩く世界」

「De rouille et d'os」…aka「Rust and Bone」2012 フランス/ベルギー
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南フランス、アンディーヴ。ステファニーは観光地のマリンランドでシャチの調教をしている。一方でベルギーから一人息子を連れヒッチでアンディーヴまでやって来たシングル・ファーザーのアリ。アリはクラブのガードマンとなり、ある夜ステファニーと出会う。その後、マリンランドで事故が起こりステファニーは両足を失ってしまう。ステファニーは周りの同情に耐えられなくなり一人引きこもってしまう。ある日、アリがステファニーを訪ねて来る。そしてアリは引きこもるステファニーに“海に行かないか?”と誘う...
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ステファニーに「ダークナイト ライジング/2012」のマリオン・コティヤール。
アリに「ロフト/2008」「闇を生きる男/2011」のマティアス・スーナールツ。
アリの息子サムにアルマン・ヴェルデュール。
アリの姉アナにコリンヌ・マシエロ。
ステファニーの友人ルイーズに「華麗なるアリバイ/2007」「灼熱の肌/2011」のセリーヌ・サレット。
監督、脚本、製作は「真夜中のピアニスト/2005」「予言者(アンプロフェット)/2009」のジャック・オーディアール。

孤独で傷ついた男と女が出会う。しかし二人はすぐに惹かれ合わない。フランス人の感覚だと先にsexが優先するのだろうか?もうsexなんて出来ないと思っていたステファニーをアリが誘う。そしてステファニーはその喜びに再び目覚める。そしてだんだん二人は惹かれていくのだ。ラストはとても素敵だった。

「闇を生きる男」のジャッキー同様、アリも心は弱いが肉体は非情に強い。そしてストレートに感情を表現するところも同じ。草食系と言われる今時の日本の男とは大違いで、荒削りながらもこういった男に魅了される。演じるマティアス・スーナールツがぴったり。

負け犬だが強いアリと、両足をなくし肉体的に弱くなったステファニー。逞しい肉体を持つアリがステファニーを抱え海へと入って行く。シャチの調教紙だったステファニーはもちろん海が大好きだったに違いない。しかしもう泳ぐなんてことは考えられなかった彼女をアリは海へと誘うのだ。海のシーンは“トレ・トレ・ヴィアン!”だった。

フランス映画祭2010で観た「予言者(アンプロフェット)」は、非情な刑務所の中で次第に権力を得てのし上がって行く主人公アラヴ青年が凄まじいドラマで印象に残る一作。
本作のアリも強い。元ボクサーのアリが金をかけて路上ボクシングをするシーンが数回登場する。原タイトルは“錆と骨”というボクシング用語だそう。

マリオンはともかく、ベルギー人俳優マティアス・スーナルツ主演映画が丸の内にかかるとは驚きだったが、案の定か?上映期間(4/4~4/27)短かった。

「闇を生きる男」に続き強い男を演じるマティアス・スーナルツ。「ロフト」で初めてお目にかかったベルギー人俳優のマティアスを最近お気に入り俳優の仲間に入れた。本作は一般公開されるずっと前から知っていたので期待していた一作。私的には満足の作品だったが、上にも書いたように短い公開期間は人が入らなかったから?オスカー女優マリオンが出演していても日本では万人受けしないといったところか。マティアスの次作が楽しみ!

丸の内ピカデリー(既に上映終了/シネ・リーブル池袋にて上映中)
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by margot2005 | 2013-04-29 22:59 | フランス | Trackback(8) | Comments(0)

「闇を生きる男」

「Rundskop」…aka「Bullhead」ベルギー 2011
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ジャッキーに「ロフト/2008」のマティアス・スーナールツ。
ヂエーデリクにイェルーン・ペルスヴァール。
ルチアにジャンヌ・ダンドワ。
エヴァ(刑事)にバーバラ・サラフィアン。
監督、脚本はミヒャエル・R・ロスカム。
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ジャッキーはベルギーのフランドル地方で家業である畜産業を営んでいる。彼には暗い過去があったが、それは封印されたいた。しかしある日、精肉業者から怪しい仕事が依頼されてくる。商談に行ったジャッキーはそこでかつての友人で、彼の過去を知るヂエーデリクに出会う。

牛に全てを捧げてきた男の物語。オランダ語の原題は”牛の頭”という意味。Internationalタイトルの英語は”頑固者”という意味もある。
台詞はオランダ語とフランス語。
牧歌的な田園風景が美しかった「フランドル/2006」というフランス映画を思い出した。本作は牧歌的というより、タイトルにもあるように牛の大群(頭がいっぱい!)が見物だ。

食肉牛にホルモンを不正使用するというとんでもない行為にはびっくり。もちろん違法であり、警察は捜査を始める。やがて捜査中の刑事が殺害される。

ジャッキーは過去の悲惨な出来事から睾丸を失っていた。鍛え上げられたジャッキーのマッチョな身体はホルモンの投与が原因だ。ともにホルモンを浴びるジャッキーと牛が一体化してしまって笑ってしまう。ジャッキーはとても、とても真剣なのだが…。
ルチアが”ずいぶんマッチョな男ね!”と言う台詞もあった。このルチアこそがジャッキーが20年間恋いこがれた女性。20年前ルチアに憧れたジャッキーは彼女の兄から報復を受ける。ジャッキーと共にその現場にいた友人のヂエーデリクは出来事の恐ろしさから口を閉ざしてしまう。そしてその後二人の友情は断たれてしまったのだ。
ジャッキーとヂエーデリクは青年となった20年後に再会。ホルモン不正使用を追う警官が殺されジャッキーに疑いがかかるが、過去の罪滅ぼしからか、ヂエーデリクはジャッキーを助けようとする。でもあのエンディングは少々哀しかった。悲惨過ぎるジャッキーの人生はあまりにも惨い。

「あの日 あの時 愛の記憶/2011」を最終回で観て帰ろうと思っていた矢先、エレベーター・ホールに「闇を生きる男」上映の場内アナウンスが聞こえて来た。予告なして10分後に始まるという…期間限定のレイトショーのみということだったのですかさずチケットを買ってシアターに戻った。いやいや帰らずに観て正解だった。

主演のジャッキー役は「ロフト」でちょっとイケメンで、細身のフィリップを演じたマティアス・スーナールツ。本作ではスゴいマッチョに変身していて別人状態。ドラマは実話だそうで、少々変わった趣向の重いテーマのドラマながら楽しむことができた。

銀座テアトルシネマにて「既に上映終了)
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by margot2005 | 2012-08-25 20:41 | フランス | Trackback(2) | Comments(0)

「ロフト」

「Loft」 2008 ベルギー 

a0051234_0381568.jpgビンセントにフィリップ・ペータース。
マルニクスにケーン・デ・グラーヴェ。
ルクにブルーノ・ヴァンデン・ブルーク。
クリスにケーン・デ・ボーウ。
フィリップにマティアス・スーナールツ。
アンにヴェルル・バーテンス。
サラにマリエ・ヴィンク。
監督にエリク・ヴァン・ローイ。
脚本にバルト・デ・パウ。






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ある日、妻を伴ったビンセント、マルニクス、ルクとクリスの4人は、友人仲間で一番年下であるフィリップの結婚式に参列する。妻たちの目を盗みポケットからマンションの鍵を取り出したビンセントは“ペントハウスにあるロフトを皆で共有し情事を楽しまないか?”と提案する。それは建築家ビンセントが設計した新築マンションのロフトだった。
そして1年後、ロフトにやって来たルクは謎の女性の惨殺死体を発見する。やがて連絡を受けた男たちが次々に現れる...
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映画のTagline...“アリバイに騙されるな!”とあるが、IMDbの“Five friends. One loft. One body.”は意味深でgood。
密室内での犯罪。5人の男たち以外に合鍵を持つ人物はいない。他の者が侵入したとも考えられない。彼らの中に犯人が絶対いるはず。それは誰なのか?
中盤以降で彼らの妻たちが、男たちを陥れたのか?という疑問まで飛び出す。二転三転するため、観ている者も最後の、最後まで犯人は誰だか全く分らない。ぐいぐい引き込まれて行くとても見応えのあるミステリー・サスペンス。
ロフトから人が落下するシーン...その後、男たちは警察で尋問を受ける。話は過去に戻り、なぜ彼らはロフトを共有するようになったのか?そして殺された女性と出会った過程などが詳細に描かれて行く。
男たちは自身を守るためそれぞれ嘘をつきながらアリバイ工作に必死になる。5人全員に妻や子供がいるため、浮気に走り、はめられた?彼らは自業自得。結婚式その日に情事を提案し、それにのってしまう男たちって浮気しないでは生きられない生きものなのか?

ベルギー、アントワープの街が舞台。
ベルギー映画なので台詞はてっきりフランス語かと思っていたら、ベルギーのもう一つの公用語オランダ語でもなく、ベルギーの北部の方で使われているというフラマン語。
ロフトを共有する男たち5人とその妻たち。そして彼らの若い恋人たち。最初、妻たちと恋人たちの顔がごっちゃになって困った。
観終わって、今一度最初から観たい!と思ったけど...。
ベルギーで10人に一人は観たというヒット作で、今年の大阪ヨーロッパ映画祭オープニング作品。
渋谷 シネマ・アンジェリカにて
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by margot2005 | 2009-11-24 00:53 | フランス | Trackback(7) | Comments(2)