タグ:ジョシュ・ブローリン ( 4 ) タグの人気記事

「ヘイル、シーザー」

「Hail, Caesar!」2016 UK/USA
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1950年代のハリウッド。エディ・マニックスはどんなトラブルにも対応するスタジオの“何でも屋”。わがままなスター女優の尻拭いをしたり、演技のできないアクション俳優に希望を持たせたりと、日々つまらない仕事に甘んじるマニックスの悩みは尽きない。そしてこの頃TVの台頭に映画業界は危機感を抱いており、マニックスも密かにこの業界から足を洗おうかと考えていた。そんな折、「ヘイル、シーザー」に主演するスター俳優のベアード・ウィットロックが誘拐される事件が起こる…

エディ・マニックスに「アメリカン・ギャングスター/2007」「告発のとき/2007」「ミルク/2008」「ブッシュ/2008」「恋のロンドン狂騒曲/2010」「とらわれて夏/2013」「ボーダーライン/2015」のジョシュ・ブローリン。
ベアード・ウィットロックに「ミケランジェロ・プロジェクト/2013」のジョージ・クルーニー。
ホビー・ドイルに「イノセント・ガーデン/2013」「ブルージャスミン/2013」のオールデン・エアエンライク。
ローレンス・ローレンツに「007 スペクター/2015」のレイフ・ファインズ。
ディアナ・モランに「ヒッチコック/2012」「LUCY/ルーシー/2014」のスカーレット・ヨハンソン。
バート・ガーニーに「ジュピター/2015」「マジック・マイク XXL/2015」のチャニング・テイタム。
ソーラ・サッカー/セサリー・サッカーに「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ/2013」「グランド・ブタペスト・ホテル/2013」のティルダ・スウィントン。
ジョー・シルバーマンに「マネーボール/2011」「ウルフ・オブ・ウォールストリート/2013」のジョナ・ヒル。
C・C・カルフーンに「ファーゴ/1996」「プロミスト・ランド/2012」のフランシス・マクドーマンド。
製作/脚本/監督/編集は「パリ、ジュテーム/2006」「バーン・アフター・リーディング/2008」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌/2013」のジョエル&イーサン・コーエン。

公開1週目に見ていたのにすっかり忘れていた一作。
シアターで予告編を何度も見た。やはり予行篇は上手く作られている。豪華な出演陣に惹かれたのが見ることになった大きな理由。ジョエル&イーサン・コーエンの世界も好きだし…。
でも主役をはれる豪華俳優総出演ながらなんとなく物足りなくて...皮肉っぽくて、可笑しいのだけど今一つだった。
俳優一人一人は皆素晴らしい。
中でもチャニング・テイタムの水兵役のダンス・シーンはナイス!でもでも、一番良かったのはレイフ・ファインズが監督するシーン。ヘタな俳優を演じるホビー・ドイルとの掛け合いは最高!もっと長いシーンにして欲しかった。

何はともあれ、スター俳優ベアード・ウィットロックの誘拐犯は“赤狩り”で職を失った脚本家たちだったり、ミュージカル俳優バート・ガーニーがソ連の潜水艦で祖国に帰って行くシーンはハリウッドを痛烈に皮肉っている!?

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2016-06-12 00:24 | UK | Trackback | Comments(0)

「とらわれて夏」

「Labor Day」2013 USA

“この愛は、 罪ですか?”
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アデルに「ホリデイ/2006」「リトル・チルドレン/2006」「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで/2008」「愛を読むひと/2008」「おとなのけんか/2011」のケイト・ウインスレット。
フランクに「アメリカン・ギャングスター/2007」「告発のとき/2007」「ミルク/2008」「ブッシュ/2008」「恋のロンドン狂騒曲/2010」のジョシュ・ブローリン。
ヘンリー(少年時代)に「チェンジリング/2008」「ネスト/2009」のガトリン・グリフィス。
ヘンリー(青年時代)に「マイ・ブラザー/2009」「華麗なるギャッビー/2012」のトビー・マグワイア。
監督、製作は「サンキュー・スモーキング/2006」「JUNO/ジュノ/2007」「マイレージ、マイライフ/2009」「ヤング≒アダルト/2011」のジェイソン・ライトマン。

レイバーデイ(9月の第一月曜日)を週末に控えたアメリカ東部の小さな町に住むアデルはシングルマザー。夫に去られ息子ヘンリーとの穏やかな生活が続くが、傷つく心は癒されない。そんなある日、スーパーマーケットに買い出しに行った二人はケガをした怪しげな男に声をかけられる。やがて男に、車に乗せ家に連れて帰れと脅される。その男はフランクという逃亡者だった。しかしアデルは優しい逃亡者フランクに惹かれ始める…

主演のケイト・ウィンスレットもジョシュ・ブローリンも苦手で観るのを躊躇していたが、少々気になって観に行ってしまったところ、意外なる秀作ミニシアター作品で見応えあった。作り手(監督)がよかったのかも?そして“桃のタルト”が作りたくなる。
少々ネタバレ...
“桃のタルト”によって十数年後にアデルとフランクを再び巡り会わすエンディングが素敵だ。それには青年となったヘンリーも一役買っていたわけ。

ドラマの中でフランクが服役した理由が語られる。アデルの若い頃とフランクの妻の若い頃をダブらせて描く様はナイスだ。フランクもアデル同様心に悲しみを背会っていたのだ。
フランクも心優しいが、アデルの息子ヘンリーも実に優しい。思春期の彼は彼で色々と悩みはあるるだろうに、夫に去られうちひしがれている母を労る姿が健気でジーンとくる。

“あと三日、きみと過ごせるなら、刑が重くなっても構わない。”...なんてスゴく陳腐な台詞だがこのドラマにマッチしていて素敵だ。

TOHOシネマズ・シャンテにて(既に上映終了)
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by margot2005 | 2014-06-08 19:55 | MINI THEATER | Trackback(11) | Comments(0)

「ブッシュ」

「W. 」USA/香港/ドイツ/UK/オーストラリア

“世界でいちばん有名な大統領は、世界でいちばん寂しい人でした”..社会派オリヴァー・ストーンが描く伝記ドラマ。
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ジョージ・W・ブッシュに「アメリカン・ギャングスター/2007」「告発のとき/2007」「ミルク/2008」のジョシュ・ブローリン。
ローラ・ブッシュに「シービスケット/2003」のエリザベス・バンクス
ジョージ・H・W・ブッシュに「L.A.コンフィデンシャル/1997」「クィーン/2006」のジェームズ・クロムウェル。
バーバラ・ブッシュに「ファウンテン/2006」のエレン・バースティン。
ディック・チェイニー副大統領に「JAWS/ジョーズ/1975」「グッバイガール/1977」「ポセイドン/2006」のリチャード・ドレイファス。
ドナルド・ラムズフェルド国防長官に「フリーダム・ライダーズ/2007」「ボーン・アルティメイタム/2007」「最後の初恋/2008」のスコット・グレン。
コンドリーザ・ライス大統領補佐官に「クラッシュ/2004」「幸せのちから/2006」「ロックンローラ/2008」のタンディ・ニュートン。
コリン・パウエル国務長官に「007/カジノ・ロワイヤル/2006」 「インベージョン/2007」「007/慰めの報酬/2008」のジェフリー・ライト。
カール・ローブ次席補佐官に「エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜/2005」「フロスト×ニクソン/2008」のトビー・ジョーンズ。
英国首相トニー・ブレアに「キング・アーサー /2004」のヨアン・グリフィズ。
監督は「JFK/1991」「ニクソン/1995」「アレキサンダー/2004 」「ワールド・トレード・センター/2006」のオリヴァー・ストーン。

アメリカの名門ブッシュ家。Wことジョージ・W・ブッシュは第41代大統領ジョージ・H・W・ブッシュの長男。祖父も上院議員であった。名門イェール大学に入学したもののトラブルまみれの日々。卒業後も仕事は続かず、家名を汚す長男に父親はあきれるばかり。そこで父親の期待は次男ジェフに向けられるようになる。1977年に家業である政治家となるためテキサス州から下院議員に立候補するが落選。その頃後に妻となるローラと出会う。そして、その後1994年にテキサス州の知事選に立候補し当選を果たすのだった...
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机に突っ伏すポスターが気になり観に行ってしまった。
長男のWではなく次男のジェフばかり期待され、いつか父親に認めてもらいたい!と終始感じていたダメ人間W。彼がテキサス州の知事になり、その後大統領になったのは、父親に認めてもらいたかったという事に尽きると思う。
ジョッシュ・ブローリンとW、似てはいないのだが、観ていてちょっとしたそぶりとかが似てる、似てるのお二人。
副大統領のディック・チェイニー、大統領補佐官コンドリーザ・ライス、国務長官コリン・パウエルがかなり似ている。
国防長官ドナルド・ラムズフェルド、次席補佐官カール・ローブ、英国首相トニー・ブレアは今イチ似てないけど、中々のナイス・キャスティング。
トニー・ブレアを演じたヨアン・グリフィズはワンシーンのみの登場。
「ノーカントリー/2007」や「ミルク」での名脇役ジョッシュ・ブローリンの主演映画はシアターで初めて観た。彼は脇役でもとても存在感のある俳優で、この作品ではまさしく出すっぱりでジョッシュ・ブローリンここにあり!だった。
副大統領を演じたオスカー俳優のリチャード・ドレイファスと、ママ、バーバラを演じた同じくオスカー女優のエレン・バースティンはやはり上手い。
パパW役のジェームズ・クロムウェルは「クイーン」で女王の夫フィリップを演じていたが、この方貫禄勝ち。
タンディ・ニュートン普段とは違った独特の話し方で、スタイリッシュな彼女もホワイト・ハウスにマッチしたダサイ髪型やドレスが似合っている。

Wは何歳になっても父親の事を“pappy”と呼び、副大統領(vice-president)のことは、そのまんま“vice”と呼ぶ。そして、妻ローラは夫をテキサスなまりで“W”と呼んでいる。それぞれの呼び方が可笑しくて笑える。
側近たちとのミーティングの後、必ず神に祈りを捧げるWは熱心なクリスチャン。そんな彼が“お前が大統領になるのだ”という神のお告げを聞いて、本当に大統領になってしまったのはスゴイこと。
大学時代に逮捕歴があり、かつてはアル中だった。期待されるのは弟のジェフばかり...なんて、自由な国アメリカならではの大統領批判映画。アメリカ本国ではWが在任中(退任直前)に公開されたそう。しかしここまでこき下ろしてもOKなんて、マジでアメリカって自由なお国で羨ましい。
一時期テキサス・レンジャーズの大株主だったWは野球が大好きで、ホントは野球を仕事としたかったただのoyaji。
コメディ・タッチで描かれたストーリーは以外や、以外、面白くてWの生き様を楽しめる。
oyaji映画ながら水曜割引に観たためシアター女性が多かった。
有楽町 スバル座にて...
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by margot2005 | 2009-05-25 00:58 | USA | Trackback(7) | Comments(4)

「ミルク」

「Milk」2008 USA

“「ミルク」は、希望のはじまりだった。”

ハーヴィー・ミルクに「イン・トゥ・ザ・ワイルド/2007」のショーン・ペン。
スコット・スミスに「トリスタンとイゾルデ/2006」「最後の初恋/2008」のジェームス・フランコ。
クリーヴ・ジョーンズに「イン・トゥ・ザ・ワイルド」のエミール・ハーシュ。
ダン・ホワイトに「アメリカン・ギャングスター/2007」「告発のとき/2007」のジョシュ・ブローリン。
ジャック・リラに「ダンシング・ハバナ /2004」「ミスター・ロンリー /2007」のディエゴ・ルナ。
アン・クローネンバーグに「彼女は夢見るドラマ・クイーン/2004」のアリソン・ピル。
モスコーニ市長に「タイタニック/1997」のヴィクター・ガーバー。
監督は「マイ・プライベート・アイダホ/1991」「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち /1997」「パリ、ジュテーム/2006」のガス・ヴァン・サント。
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1972年、ニューヨーク。ハーヴィー・ミルク39歳。彼は20歳年下のスコット・スミスと出会い恋に落ちる。その後二人はサンフランシスコに移り住み、同性愛者が多く住むカストロ地区でカメラ・ショップを開店する。やがてその店は同性愛者たちのたまり場となり、弱者である彼らが持つ問題の改善策を考えるミルク。そしていつしか政治に目覚め、彼は市政執行委員選挙に立候補する...

最初この映画の内容を全く知らなかった時、タイトルの“Milk”からミルク=牛乳??と想像してしまい、まさか?主人公の名前がミルクだったなんて思いもよらなかった。
ハーヴィー・ミルクって人に関しては全く知らなかった。実際のニュースや映像を映画の中に織り込んで描いてあり、彼はマイノリティの社会的地位向上のため立ち上がった伝説の活動家という事実を初めて知った。
ラスト、彼の死を弔う数万の人々が持つキャンドルの灯にも圧倒される。
アメリカでは21世紀の今、ゲイ同士の結婚を容認するよう声を上げる人々がいる。
70年代、ゲイ・カップルには子供が作れないから存在は認めないと非難されていた。それは国は家族がベースに成り立っているという意見から来ている。
“クローゼットに閉じ込もる”という台詞が良く出てくるように、ゲイであるがゆえ差別を受け、家族にも秘密にし、ひた隠しにしていた事実。そんな頃、自らゲイであることを公表したなんてミルクはスゴイ勇気の持ち主。
主人公のショーン・ペン以下、ジェームス・フランコ、エミール・ハーシュ、ディエゴ・ルナのゲイっぷりには驚く。
辞職願いを出した後、それを撤回するため市長に取り合ったが阻止されたダン・ホワイト。映画では描かれてないが、恨みを抱いた市長も殺害している。
そのダン・ホワイトを演じたジョッシュ・ブローリン。受賞には至らなかったが、オスカー助演男優にノミネートされた一人。ブローリンはハリウッドの性格俳優であり、名脇役の一人だと思う。一癖ある役を演じれば素晴らしいオーラを放つ。「ノーカントリー/2007」での彼もそうだったし、この作品でもどんどん追いつめられて行く保守派の堅物を好演している。
「イン・トゥ・ザ・ワイルド」でも書いたが、ショーン・ペンはどうも苦手な俳優。しかしオスカー主演をゲットした作品であり、ちょっと気になって観てきたがショーン・ペン上手い!ちょっとした仕草や、恋人に話しかけるところなどゲイっぽくて...
ミルクは気に入った若い男には必ず“Adorable!/かわいらしい(愛らしい)”と言っていた。これって主に女性語のようでありなるほどなぁと納得。
エンディングに本物の写真が紹介される。皆チャーミングでハンサムな男ばっかでAdorable!
本来ならミニシアター系で公開される類いの映画ではあるが、オスカーの威力は強く、シネコンで公開している。
ワーナー・マイカル・シネマズ板橋にて...
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by margot2005 | 2009-04-30 00:25 | MINI THEATER | Trackback(15) | Comments(2)