タグ:ジェシカ・チャスティン ( 10 ) タグの人気記事

「モリーズ・ゲーム」

Molly's Game2017 カナダ/USA

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モリー・ブルームは女子モーグル北米3位で冬季オリンピック出場目前だった。しかし国内予選で転倒して重傷を負い彼女の選手生命は終わってしまう。怪我から回復しL.A.1年間の休暇を取っていた時バイト先のボスからポーカーゲームのアシスタントを頼まれる


女子モーグルのトップ選手から26歳でセレブ相手の高額闇ポーカーの経営者となったモリー・ブルームってマジで頭の良い女性だったと感嘆する。

バイト先のボスからクビを言い渡されたモリーは転んでもすかさず起き上がるタイプ。やがて拠点をN.Y.に移して密かに計画していたモリーズゲームを立ち上げ大成功する。しかしある日突然FBIに逮捕されてしまったのだ。


ドラマは時系列ではなく過去と現在が行ったり来たりする。

モリーは何人かに弁護を依頼するがことごとく断られてしまい、最後の頼みとなった弁護士チャーリー・ジャフィーにも断られてしまう、しかしジャフィーはモリーを知るうち弁護しようと心に決める。


このドラマはとても見ごたえがあって引き込まれた。実話って惹かれるのかも知れない。

実話ながら前知識なしで鑑賞したので、結末はどうなるのか?とかなり気がかりだったがエンディングを迎えて一安心。

ところでスパルタの精神科医のパパがずっと娘を心配していたのにも安堵した。


モリー役のジェシカ・チャステインがスーパー・ゴージャス。でもケヴィンがジェシカのパパ役って少々お気の毒かな?

イドリス・エルバがクール!


モリー・ブルームに「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命/2016」のジェシカ・チャスティン。

チャーリー・ジャフィーに「フレンチ・ラン/2015」のイドリス・エルバ。

ラリー・ブルームに「ドリーム/2016」のケヴィン・コスナー。

プレイヤーXに「JUNO/ジュノ/2007」のマイケル・セラ。

ディーンに「マネー・ショート 華麗なる大逆転/2015」のジェレミー・ストロング。

ダグラスに「ヴィンセントが教えてくれたこと/2014」のクリス・オダウド。

ハーランに「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア/2017」のビル・キャンプ。

ブラッドに「スポットライト 世紀のスクープ/2015」「ザ・シークレットマン/2017」のブライアン・ダーシー・ジェームズ。

監督、脚本は「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー/2007」「ソーシャル・ネットワーク/2010」「スティーブ・ジョブズ/2015」の脚本家アーロン・ソーキン。


TOHOシネマズ日比谷にて



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by margot2005 | 2018-05-26 20:57 | USA | Comments(4)

「ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命」

The Zookeeper's Wife2017 チェコ/UKUSA

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1939年、ポーランド。ヤンとアントニーナ夫妻はワルシャワでヨーロッパ最大級の動物園を営んでいる。そんな中、ドイツがポーランドに侵攻し第二次世界対戦が勃発。そして次第に動物園の運営も危うくなってくるのだった…


ナチスの占領下となったポーランド。やがて夫妻が運営するワルシャワの動物園にはナチスがやってきて施設を占領してしまう。動物たちがいなくなった獣舎にユダヤ人たちを匿うアントニーナは、ヒトラー直属の動物学者ヘックの突然の訪問に怯える日々を送ることになる。


戦争のため銃殺された動物たち。動物をこよなく愛する夫妻の辛さは想像を絶する。ナチス占領下のポーランドで、動物園の園長夫妻が外交官の杉原千畝ばりに300人ものユダヤ人を助けた史実があったことを知って驚きつつも感動を覚えた。

ゲットーから連れだしたユダヤ人たちに、秘密裏にパスポートを与えナチスから彼らを救ったのだ。密告により二人の女性が銃殺されるが、他の人々は皆生き延びたとエンディングで紹介されていた。

そういえばドイツ人実業家オスカー・シンドラーもユダヤ人を多く救った人物で映画化されている。


アントニーナに”ユダヤ人を何人匿った?”と脅しをかけ動物の檻に閉じ込める。その後、ヘックの行動はアントニーナに好意を持っていたから?と思ったりもしたけど、とことん悪人にはなれなかったということ。でもアントニーナはヘックを軽蔑していたところが痛快だった

ヘックを演じるダニエル・ブリュールはInternationalなドイツ人俳優。彼は童顔ゆえあまり悪人に見えないで得しているかも?


ジェシカ・チャステインは前作「女神の見えざる手」でスーパー級に強い女性を演じていた。彼女を見た初めての映画はブラッド・ピットの「ツリー・オブ・ライフ/2011」で、本作を見てオブライエン夫人を思いだす。

昨年より物議を醸すハリウッド発端のセクハラ疑惑。インタビューに答えるジェシカの映像をニュースで見たが、素顔の彼女は穏やかな語り口で、本作のヒロインとかぶりとても素敵な女性に見てとれた。


アントニーナに「女神の見えざる手/2016」のジェシカ・チャスティン。

ヤンにヨハン・ヘルデンベルグ。

ヘックに「ヒトラーへの285枚の葉書/2016」のダニエル・ブリュール。

飼育員Jerzykに「ダブリン上等!/2003」「ゲーム・オブ・スローンズ シリーズ/20122016」のマイケル・マケルハットン。

監督は「クジラの島の少女/2002」「約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語/2009」のニキ・カーロ。


TOHOシネマズみゆき座にて


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by margot2005 | 2018-01-12 22:37 | ヨーロッパ | Comments(4)

「女神の見えざる手」

Miss Sloane2016 フランス/USA

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アメリカ合衆国、ワシントン。エリザベス・スローンは大手ロビー会社コール=クラヴィッツ&Wで働く超やり手の剛腕ロビイストで、目的のためなら手段も厭わない強者。ある日、銃擁護派団体から君の力で女性を銃賛成派に変えろと頼まれるが、それを一笑に付してしまう。やがてエリザベスの態度に怒りを爆発させた上司は彼女に即刻首を言い渡す。一方で小さな新興ロビー会社のCEO、シュミットがエリザベスに目を付け接近して来る


エリザベス・スローンに「スノーホワイト/氷の王国/2016」ジェシカ・チャスティン。

ロドルフォ・シュミットに「キングスマン/2014」マーク・ストロング。

エズメ・マヌチャリアンに「砂上の法廷/2016」「美女と野獣/2017」ググ・ンバータ=ロー。

ジェーン・モロイに「ローマでアモーレ/2012」アリソン・ピル。

パット・コナーズに「メッセージ/2016」マイケル・スタールバーグ。

フォードに「キャロル/2015」「ワタシが私を見つけるまで/2016」のジェイク・レイシー。

ジョージ・デュポンに「華麗なるギャツビー/1974」のサム・ウォーターストン。

スパーリング上院議員に「ドリームガールズ/2006」「人生は小説よりも奇なり/2014」のジョン・リスゴー。

監督は「恋におちたシェイクスピア/1998」「マリーゴールド・ホテルで会いましょう/2011」「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章/2015」ジョン・マッデン。


ドラマはエリザベス・スローンが上院議員の聴聞会に召還される所から始まる。大手ロビー会社にいた時手がけた仕事に不正があったと見なされ、その真意が問われていた。そして物語は3ヶ月前に戻る。


エリザベスには家族も友人もいない。食事はいつも同じ中華屋で食べ(食べる時間短縮のため錠剤ですませても良い...なんて言っていたけど、ビールがぶ飲みしていた感じ)、性的欲求はホテルに出向きエスコートサービスですませる。

眠ることもカットして仕事一筋に生きるなんて、なんと言う味気ない生活なのだろう!と唖然となる。まぁドラマはフィクションだから、このような生活をしていたらきっと頭が変になるに違いない。


何処かにジェシカ・チャスティン怪演…なんて記事もあったけど、この俳優すっごい迫力ある!

常にドレスアップして、真っ赤なルージュにピンヒールが決まっているエリザベスのファッションが眩しいほど素敵だ。

エスコートサービスのフォードが善い人でほっとした。


公開されて4週目に見たが上映館はかなり混んでいて、本作巷で評判になってるのかと思った。132分と長いながらも、立て続けに盛り上がりを見せるドラマはとても見応えがあった。それにしてもあの膨大な台詞を喋るジェシカ・チャスティンは尊敬に値する。

原タイトルは「ミス・スローン」なのに邦題は実に凝っている。


TOHOシネマズ・シャンテにて


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by margot2005 | 2017-11-14 21:24 | フランス | Comments(4)

「オデッセイ」

「The Martian」2015 USA/UK
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火星の有人探査計画“アレス3”は猛烈な砂嵐に見舞われ、早々にミッションを中止することになる。やがて撤収作業を行う中、折れたアンテナの直撃を受け一人の宇宙飛行士マーク・ワトニーが吹き飛ばされてしまう。宇宙船ヘルメス号の船長ルイスはワトニーを助けようとするが強烈な砂嵐に行く手を阻まれ他のクルーの安全を優先して火星から脱出する...

マーク・ワトニーに「ミケランジェロ・プロジェクト/2014」のマット・デイモン。
メリッサ・ルイスに「クリムゾン・ピーク/2015」のジェシカ・チャスティン。
テディ・サンダースに「消されたヘッドライン/2009」のジェフ・ダニエルズ。
アニー・モントローズに「ローラーガールズ・ダイアリー/2009」「LIFE!/ライフ/2013」のクリステン・ウィグ。
リック・マルティネスに「クラッシュ/2004」「ワールド・トレード・センター/2006」「ザ・シューター/極大射程/2007」「大いなる陰謀/2007」「グッド・ドクター 禁断のカルテ/2010」「アメリカン・ハッスル/2013」のマイケル・ペーニャ。
ベス・ヨハンセンに「ザ・シューター/極大射程/2007」「127時間/2010」のケイト・マーラ。
アレックス・フォーゲルに「ヘッドハンター/2011」アクセル・ヘニー。
クリス・ベックに「ブラック・スワン/2010」「ファインド・アウト/2012」のセバスチャン・スタン。
ミッチ・ヘンダーソンに「ジュピター/2015」のショーン・ビーン。
ビンセント・カプーアに「キンキー・ブーツ/2005」「インサイドマン/2006」「アメリカン・ギャングスター/2007」「2012/20009」「それでも夜は明ける/2013」のキウェテル・イジョフォー。
監督、製作に「プロヴァンスの贈りもの/2006」「アメリカン・ギャングスター/2007」「ワールド・オブ・ライズ/2008」「ロビン・フッド/2010」「プロメテウス/2012」「悪の法則/2013」「エクソダス:神と王/2014」のリドリー・スコット。

猛烈な嵐が去った後、植物学者の宇宙飛行士ワトニーは火星に一人ぼっちで取り残されてしまった。通信は途絶え食料は足りないし、次に宇宙船が来るのは4年後。追いつめられた過酷な現状でありながら、彼は残りの食料の在庫を調べ、記録用のカメラにはユーモアを交えて話す余裕。あのポジティブな精神に脱帽する。演じるマット・デイモン最高だった。
最後に唯一の食料となったじゃがいもは、栽培方法もさることながら食べ方も興味深い。ケチャップがなくなった時には薬品を塩胡椒代わりにしたりして、ナイス・アイデア。

NASAのテディ・サンダースとアニーが残された飛行士ワトニーを見捨てるのが随分と早いなぁとも思った。まぁ宇宙船ヘルメス号は既に帰還中だったし、彼らを火星に戻す事はできない。でもヘルメス号クルーたちはワトニー飛行士が生きていることを知らなかった。それはあえてNASAが知らせなかったから…。とにかく金がかかり過ぎる…一人の飛行士を救うために莫大な金が必要となる。NASAの一人の女性エンジニアが火星での動きをキャッチしてワトニー飛行士生存情報を確認しなければ彼は地球へと戻って来れなかったかも知れない。ワトニー飛行士はマジで強運の持ち主。

宇宙飛行牛アレックス・フォーゲル役で「ヘッドハンター」のノルウェー人俳優アクセル・ヘニーの出演が嬉しい。キウェテル・イジョフォーやショーン・ビーンとキャストも豪華。

月曜日にWOWOWでアカデミー賞中継を見て、やはり下馬評どうり主演男優賞はレオナルド・ディカプリオだった。本作のマット・デイモンもすごく良かったけど残念でした。司会者クリス・ロックによる「The Martian」のパロディは強烈だった。

TOHOシネマズ日本橋にて
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by margot2005 | 2016-03-02 23:40 | USA | Comments(2)

「クリムゾン・ピーク」

「Crimson Peak」2015 USA/カナダ
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20世紀初頭のニューヨーク。富豪のカーター・カッシングを父親に持つイーディスは作家志望の令嬢。コレラで亡くなった母親の幽霊が時折現れ”クリムゾン・ピークに気をつけなさい!”と謎の警告をする。ある日、父親を訪ねて来た準男爵の英国紳士 トーマス・シャープと出会い心惹かれる。やがて父親が突然亡くなるがそれはとても不可解な死だった、そして彼女に莫大な遺産が残される...

イーディス・カッシングに「ディファイアンス/2008」「アメリア 永遠の翼/2009」「キッズ・オールライト/2010」「ジェーン・エア/2011」「アルバート氏の人生/2011」「イノセント・ガーデン/2013」「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ/2013」のミア・ワシコウスカ。
ルシール・シャープに「アメリカン・ドリーマー 理想の代償/2014」のジェシカ・チャステイン。
トーマス・シャープに「戦火の馬/2011」「ミッドナイト・イン・パリ/2011」「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ/2013」のトム・ヒドルストン。
アラン・マクマイケルに「コールド マウンテン/2003」「パシフィック・リム/2013」のチャーリー・ハナム。
カーター・カッシングに「アダプテーション/2002」のジム・ビーヴァー。
監督、脚本、製作は「パンズ・ラビリンス/2006」「パシフィック・リム/2013」のギレルモ・デル・トロ。

金に困っているシャープ姉弟は富豪の娘に狙いを定めるや手段を選ばない。二人(ほぼルシール)の毒牙にかかったイーディスは次第に追いつめられて行く。

トム・ヒドルストン狙いで見に行った。ギレルモ・デル・トロ作品なので期待したが、ホラーに分類されているわりにはあまり恐怖感がなくて、綺麗過ぎてあの展開はよろしくなかった。3人の関係の描き方もあっさりとしていて...もっとドロドロしていたら面白かったのではないかな?綺麗に描いたのは出演俳優のせいかも知れない!?
トム・ヒドルストン演じるトーマスは悪を貫けなくて、一方で姉ルシールはスゴい。ジェシカ・チャステインには悪の世界が似合う。
ホラーなのだけどイーディスとルシールの闘いが可笑しくて笑えそうだった。でもあのドレスを着ての立ち回りはかなり大変だろうなと感心しきり。一方で男トーマスのまぁ情けないこと。
しかしながらトム・ヒドルストンのジェントルマンぶりは完璧。さすがほんものの英国紳士。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2016-02-08 00:25 | MINI THEATER | Comments(0)

「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」

「A Most Violent Year」2014 USA/アラブ首長国連邦
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1981年、ニューヨーク。移民のアベルはオイルカンパニーを経営する実直な男で、美しい妻アナと娘に囲まれ幸せな日々を送っている。ある日、アベルは事業を拡大するため全財産を一時金にして土地を購入するが、30日以内に残金を支払わなければ頭金は戻らない。そこで残金支払いのため銀行から融資を受ける。そんな折、アベルの会社のトラックが何ものかに襲われオイルと共に消えてしまう。トラック運転手のジュリアンは傷を負い入院。そしてトラックは再び襲われ、アベルの家にも脅しがかけられる…

アベル・モラレスに「マリア/2006」「ワールド・オブ・ライズ/2008」「ロビン・フッド/2010」「ウォリスとエドワード 王冠をかけた恋/2011」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌/2013」「ギリシャに消えた嘘/2014」のオスカー・アイザック。
妻のアナに「ツリー・オブ・ライフ/2011」「英雄の証明/2011」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」「ラブストーリーズ エリナーの愛情/2013」「ラブストーリーズ コナーの涙/2013」のジェシカ・チャステイン。
アベルの腹心アンドリューに「タクシードライバー/1976」「あなたの死後にご用心!/1991」「ドライヴ/2011」のアルバート・ブルックス。
ローレンス検事に「ペーパーボーイ 真夏の引力/2012」「大統領の執事の涙/2013」「グローリー/明日への行進/2014」のデヴィッド・オイェロウォ。
ピーター・フォレンテに「GOAL!/ゴール!/2005」「さよなら。いつかわかること/2007」「ココ・アヴァン・シャネル/2009」「ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界/2012」「アメリカン・ハッスル/2013」「デビルズ・ノット/2013」「グローリー/明日への行進」のアレッサンドロ・ニヴォラ。
トラック運転手のジュリアンに「ビトレイヤー/2013」のエリス・ガベル。
監督、脚本、製作は「オール・イズ・ロスト 最期の手紙/2013」のJ・C・チャンダー。

オイルのタンクローリーが何度か盗まれる事件が起きた時、ひょっとしてアベルの狂言?なんてとんでもないことを想像したが、アベルは真面目一筋の人間だったようだ。ローレンス検事から脱税疑惑を受けたのも元はと言えばアナのせいだし…。

アナの父親はギャング。組合のメンバーであるピーター・フォレンテもギャングで、豪邸に住んでいる。南米からの移民であるアベルとフォレンテ。そして土地持ちのユダヤ人や、韓国人の金貸しが登場するニューヨークは間違いなく人種のるつぼである。
アベルに雇われるトラック運転手ジュリアンもやはり移民者。成功した者と、アメリカン・ドリームをつかむことができなかった者のラストが哀れに映る。
ギャングの娘で、しばし過激な行動に出る妻に対し冷静で暴力を好まない夫...相反する夫婦が興味深い。

アルバート・ブルックスの出演が懐かしい。
シアターで見逃しwowowで見た「インターステラー/2014」にも出演していたジェシカ・チャステインは今ハリウッドで一番売れる女優かも知れない。ドラマの中で彼女が纏う80年代のファッションはジョルジオ・アルマーニのデザインとエンドクレジットに記されていた。とにかくスゴくゴージャス!
しかしながら、アナはとてもオシャレなのにアベルがいつも同じキャメル色のコートを着ているのが不思議だった。夫は着るものに無頓着だったのか?それとも製作者の意図なのか?理由はわからない。アベルのコート目に焼き付いてしまっている。

1981年のアメリカは原タイトルにあるように“最も暴力的な年”で統計史上犯罪が最も多い年だったらしい。
映画のシーンほとんど冬。雪が舞い、積もる寒々しいニューヨークの街が物語を盛り上げている。
ちょっと気になる俳優オスカー・アイザックとアレッサンドロ・ニヴォラの出演に興味を注がれ、シアターで予告編も何度か見て期待は高まった。サスペンスフルなタッチで進行する社会派ドラマはとても見応えがあった。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2015-10-16 22:08 | MINI THEATER | Comments(2)

「ラブストーリーズ エリナーの愛情」

「The Disappearance of Eleanor Rigby: Her」2013 USA
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ニューヨーク、マンハッタン。幼い息子を失ったエリナーは悲しみに耐えきれなくなり橋から身を投げる。命は助かったものの腕を骨折し病院へ収容される。退院の日迎えに来たのは愛する妹のケイティだった…

エリナー・リグビーに「ツリー・オブ・ライフ/2011」「英雄の証明/2011」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」「ラブストーリーズ コナーの涙/2013」のジェシカ・チャスティン。
コナー・ラドローに「ラブストーリーズ コナーの涙/2013」のジェームズ・マカヴォイ。
フリードマン教授に「最後の初恋/2008」」ダウト ~あるカトリック学校で~/2008」「消されたヘッドライン/2009」「食べて、祈って、恋をして/2010」のヴィオラ・デイヴィス。
メアリー・リグビーに「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇/1995・甘い罠/2000」「愛、アムール/2012」のイザベル・ユペール。
ジュリアン・リグビーに「キング 罪の王/2005」「グッド・シェパード/2006」「イン・トゥ・ザ・ワイルド/2007」「バンテージ・ポイント/2008」「インクレディブル・ハルク/2008」「ロビン・フッド/2010」「最高の人生をあなたと/2011」「ニューヨーク 冬物語/2014」のウイリアム・ハート。
ケイティ・リグビーに「フェイス・オブ・ラブ/2013」のジェス・ワイクスラー。
スチュアートに「宇宙人ポール/2010」のビル・ヘイダー。
監督、脚本はネッド・ベンソン。

2013年製作ながらようやく公開された作品。ドラマはいたく感動するってほどでもなくまぁまぁの感じ。DVDスルーにならなかったのはジェームズ・マカヴォイの出演だろうか?主人公マカヴォイ&チャスティンの他に名優ウイリアム・ハートやフランス人女優イザベル・ユペール、そしてヴィオラ・デイヴィスと脇を固める俳優たちが豪華。
しかしこういった趣向の作品て初めて見た気がする。そういった意味ではとてもナイスな映画といえる。

まだ幼い子供を亡くし、喪失感に陥るエリナーの気持ちは痛いほど理解出来るが、皮肉っぽい言い方をすればエリナーは甘え過ぎ。そして彼女は恵まれ過ぎ。エリナーを見ていると彼女だけが悲しみの淵にいるように見える。コナーの悲しみも全く同じなのに…。男と女の感情の表し方にはかなりの違いがあるということを忘れてはならない。
エリナーは両親と妹に腫れ物のように扱われても悲しみを癒すことができない。多分、子供を失った人って永遠に悲しみから立ち直れないのではないか?と想像する。いずれにしてもコナーが可哀想でならなかった。

フランス人の妻と結婚した父親が好きだったThe Beatles。彼は娘にエリナーと名付ける。名字はリグビー。
The Beatlesの“Eleanor Rigby”の歌詞にでてくるキャラクターとは関係ないながらEleanor Rigbyは実在の人物。彼女の墓石はリヴァプールで確か見た記憶がある。
本作の中でもフリードマン教授が“All the lonely people Where do they all come from?”と口ずさむシーンが登場する。この名曲は私自身お気に入りBeatles Songの一つ。

観る前に原タイトルまで気にしなかったので、オープニングでタイトルが現れ、どういった展開になるのか?と興味津々になった。で、ラストを迎えて、この原タイトルって絶妙だなと感心した。邦題はとても陳腐。

二人が少し若い頃、最高に幸せだった時代の映像がドラマの中に挿まれる。それは見るからに幸せそうな二人で“Him”の上のポスターの写真はその時のもの。
なのでポスターに“今までで最もロマンティックな映画の一つ”と書かれた文字はどうかな?とも思った。2つのドラマ“Him”&“Her”とてもロマンティックとは言えない。
でも希望が見えるラストに安堵した。

シネマカリテにて
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by margot2005 | 2015-03-05 00:17 | MINI THEATER | Comments(0)

「ラブストーリーズ コナーの涙」

「The Disappearance of Eleanor Rigby: Him」2013 USA
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ニューヨーク。ある日、レストランを経営するコナーは二人が住むアパートから妻エリナーの姿がないことに気づく。幼い息子を亡くし、悲しみにうちひしがれる彼女はとうとう家を出て行ったのだ。その家には思い出が満ちあふれていたから…

コナー・ラドローに「トランス/2013」「フィリス/2013」のジェームズ・マカヴォイ。
エリナー・リグビーに「ツリー・オブ・ライフ/2011」「英雄の証明/2011」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」のジェシカ・チャスティン。
スペンサー・ラドローに「ミュンヘン/2005」「マリア/2006」「ゼア・ウイル・ビー・ブラッド/2007」「裏切りのサーカス/2011」のキアラン・ハインズ。
スチュアートに「宇宙人ポール/2010」のビル・ヘイダー。
アレクシスにニナ・アリアンダ。
フリードマン教授に「最後の初恋/2008」「ダウト ~あるカトリック学校で~/2008」「消されたヘッドライン/2009」「食べて、祈って、恋をして/2010」「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~/2011」のヴィオラ・デイヴィス。
メアリー・リグビーに「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇/1995・甘い罠/2000」「愛、アムール/2012」のイザベル・ユペール。
監督はネッド・ベンソン。

コナーのレストランは最近客足が遠のき閉鎖に追い込まれようとしている。一方で父親スペンサーが経営するレストランは今でも人気の店。スペンサーは引退して息子に店を譲ろうかと考えている。

悲しみを二人で乗り越えようと必死だったコナー。しかしエリナーにその気持ちは伝わらなかった。ある時、コナーのレストランのシェフ、スチュアートがエリナーを見かけたと言ってくる。彼女を捜すべく奔走した後コナーはニューヨーク大学の側にいるエリナーを見つける。エリナーは大学教授である父親ジュリアンの勧めで再び大学に通いフリードマン教授の講義を受講していた。
再会に喜ぶコナーだが、エリナーは実に素っ気ない。しかしエリナーが実家に身を寄せていることを知ったコナーはコネチカット州ウェストポートを訪ねる。コナーを出迎えたのはエリナーの母親メアリー。突如現れたコナーの姿に動揺を隠せないがどうにか家に招き入れる。“あなたと初めて会ったのもこの家だったわね。わたしはあなたのことが好きよ。”と話すメアリーながら、エリナーの今の現状を話そうとはしない。
そうこうするうちにエリナーがコナーのレストランにやって来る。そして車で郊外に出かける二人。二人は歩み寄ろうとしたが全く無駄だった。今はまだエリナーの心はコナーから離れてしまっている。

エリナーに“浮気でもしたら!”とそそのかされ、自分のレストランで働くアレクシスと何の感情もないsexをし自己嫌悪に陥るコナー。エリナーってちょっと残酷な女性なのかも?そもそも男と女って感情の表し方が全く違うから...。
ラスト、街を歩くコナーの後をつけるエリナーの姿があった。

本作は一日の内に2本続けて観たかったが上映時間の関係で別々の日にしか観る事ことができなかった。そして時間の関係で「ラブストーリーズ エリナーの愛情」を先に観てしまった。この映画は“Her”の方が後作で、“Him”を先に観た方がよろしい。ほぼ二人の未来が見える展開となっている。

シネマカリテにて
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by margot2005 | 2015-03-04 20:19 | MINI THEATER | Comments(0)

「ゼロ・ダーク・サーティ」

「Zero Dark Thirty/2012」 USA
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CIA分析官(イスラマバード支局ビンラディン追跡チーム)マヤに「ツリー・オブ・ライフ/2011」「英雄の証明/2011」のジェシカ・チャスティン。
マヤの上司ダ ニエル(チームリーダー)に「パブリック・エネミーズ/2009」のジェイソン・クラーク。
マヤの同僚ジェシカに「高慢と偏見/1995」「抱擁/2002」「英国王のスピーチ/2010」のジェニファー・イーリー。
ジョー ジ(テロ対策センター アフガニスタン、パキスタン部チーフ)に「ロックンローラ/2008」「ワールド・オブ・ライズ/2008」「ヴィクトリア女王 世紀の愛/2009」「シャーロック・ホームズ/2009」「ロビン・フッド/2010」「ウェイバック -脱出6500km-/2010」「裏切りのサーカス/2011」のマーク・ストロング。
CIA長官に「ロンリーハート/2006」「サブウェイ123 激突/2009」のジェームズ・ガンドルフィーニ。
ジョゼフ・ブラッドリー(イスラマバード支局長)に「アルゴ/2012」のカイル・チャンドラー。
ラリーに(イスラマバード支局、現地チームリーダー)「ボーン・アルティメイタム/2007」「バンテージ・ポイント/2008」のエドガー・ラミレス。
パトリック(シールズ隊員)に「キンキー・ブーツ/2005」「アニマル・キングダム/2010」のジョエル・エドガートン。
監督、製作は「ハート・ロッカー/2008」のキャスリン・ビグロー。
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「世界にひとつのプレイブック/2012」同様オスカーにノミネートされていた作品で観に行きたかった。監督がキャスリン・ビグローというのが一番の理由。この方女性とは思えない映画を作るパワフルで素晴らしい監督だ。叶うなら一度お会いしてみたいものだ。
ビグロー映画はキアヌー・リーヴスの「ハートブルー/1991」が一番好きだが本作も素晴らしかった。ヒロイン、マヤを演じるジェシカ・ジャスティンもオスカーは逃したけどかなり良かったな。

映画は158分もあるがストーリー展開に目が離せない。そして決して長いとは感じなかった。
オサマ・ビンラディンを執拗に追いつめるCIA女性分析官マヤ。殺害され死体袋に入ったビンラディンと対面するさまは、変な言い方かも知れないけど、ある意味感動的なシーンだった。仕事一筋で追いつめに、追いつめた男を捕らえたわけだから…。

ドラマは真っ暗闇の中、9.11 ツインタワーに閉じ込められた人々の悲壮なる叫びが響くオープニングから始まる。悲壮なる叫びを勝手に映画に使った…と非難された記事もあったが、この暗闇のシーン以降民間人は登場しない。

最初、CIA長官に“あんた誰?”と嘲笑されたマヤ。しかし“ビンラディンの居場所は100%確信が持てる!”と言い切った若き女性分析官は後に長官から全幅の信頼を寄せられる。
巨額の金をつぎ込みビンラディンの行方を探る分析官たち。ある時ある情報が入り情報提供者をイスラマバードの高級外車ショプに誘う。“どれでも好きな車を選んでくれ!”と言う辺りはアメリカ式?結局情報提供者はランボルギーニを選んだ(日本円で1000万以上?)。
時々エスプリを効かせたシーンを織り込みながら退屈させないストーリーはさすがキャスリン・ビグロー!ますます彼女のファンになる。

テロ対策センタ、チーフを演じるマーク・ストロングと、CIA長官役のジェームズ・ガンドルフィーニの存在がナイス。お気に入り俳優のマーク・ストロング、本作では髪の毛も存在している。

パキスタンのシーンの撮影地はインドとヨルダン。
CIA分析官役のジェシカ・チャスティンがモサドの工作員を演じた「ペイド・バック/2010」を思い出す。クールな役柄が似合う女優だ。「ヘルプ~心がつなぐストーリー~/2011」は見損なってしまったジェシカ映画。wowowで放映してくれないかな?

有楽座にて(すでに上映終了/TOHOシネマズ日比谷シャンテにて3/28まで上映/18:40~のみ)
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by margot2005 | 2013-03-27 01:13 | USA | Comments(2)

「ツリー・オブ・ライフ」

「The Tree of Life」 2011 USA
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オブライエンに「イングロリアス・バスターズ/2009」のブラッド・ピット。
ミセス・オブライエンにジェシカ・チャスティン。
ジャック(中年)に「イン・トゥ・ザ・ワイルド/2007」「ミルク/2008」のショーン・ペン。
祖母に「ブラック・ダリア/2006」のフィオナ・ショウ。
長男ジャックにハンター・マクラケン。
次男R.L.にララミー・エップラー。
三男スティーヴにタイ・シェリダン。
監督、脚本に「ニュー・ワールド/2005」のテレンス・マリック。
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かなり前に観た映画で、レビュー書くのはやめておこうと思っていた。しかし某新聞のデカイ映画宣伝のページに“早くもアカデミー賞の呼び声高く!”なんて記事発見。カンヌ映画祭パルムドール受賞作品(2011)だったし、なんて思いながら…。

“力こそ成功の道だ…”と信じる厳格な父親と、盲目的な愛で子供たちを包む母親。

“生き方には2つある…世俗に生きるか、神に委ねるか、どちらか選ばなくては…”と…父親と母親は全く違った生き方(考え方)の持ち主。そんな二人に育てられる子供ってとても困惑するのではないだろうか?“ぼくの中で二人が争っている。これからもずっと…。”と感じる長男ジャックは父親と、母親の間で常に葛藤を覚えていたに違いない。

マリック映画は過去に「天国の日々/1978」と「シン・レッド・ライン/1998」を観た。「ツリー・オブ・ライフ」は素晴らしい!映像美であったが、今から思えば「ニュー・ワールド」の映像も美しかったことを思い出す。「ニュー・ワールド」もテレンス・マリックの世界だったが、本作はスゴい!とにかく映像がめちゃめちゃ美しい!!のだ。そしてmusicも。

しかしながらあまりにも哲学的、あまりにも宗教的で、ビッグバン、マグマ、海藻、くらげ、そして川にダイナソーが出て来たあたりから、このような展開で大丈夫か?なんて思い始めた。そういや、前の席に座っていた男性は、席を立ったまま戻って来なかったな。
わたし自身はダイナソー出現の頃は寝そうだったが、その後オブライエン一家の物語が始まり、映画に集中した。

庭で長男と一緒の折、隣の家との境界線にやたらこだわる父親。そして息子に“隣の家は遺産相続で金持ちだ。”などと恨みがましい言葉を吐く。そうオブライエンは偏見を持つイヤミな男なのだ。ブラッド・ピットは小心者のくせに、やたら妻や子供たちに威厳を保つ怖い父親役を好演している。
ミセス・オブライエン役のジェシカ・チャスティンが素敵だ。
オーディションで選ばれた3兄弟役のボーイズも素晴らしかった。

映画を観る前ブラッド・ピットとショーン・ペンが親子??そんなの??と思っていたら、ペンは中年になったジャックを演じ、その頃父親は結構な年になっていただろうが、おじいさんの姿は見せず、終盤は若いままのオブライエン夫婦と、若きジャックと、亡くなった次男と末息子、そこに中年のジャックが溶け込んで…ラストのビーチのシーンは神秘的で素晴らしかった。

映像はとても美しく、オブライエン一家のストーリーも興味深かったが、テレンス・マリックの世界はあまり好みではない。
2時間18分と上映時間は長かったが、美しいマリックworldが全体の20%、いやもっとあったかな?

丸の内ルーブルにて
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by margot2005 | 2011-09-11 00:34 | USA | Comments(0)