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「ダンケルク」

Dunkirk2017 UK/オランダ/フランス/USA

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1940年、フランス北端の港町ダンケルク。ドイツ軍に追い詰められた英仏連合軍40万の兵士たちは絶体絶命の状況を迎えていた。若き英国兵トミーが街中を必死で逃げ回り、ようやく辿り着いた海岸には、おびただしい数の兵士たちが救助の船を待っていた…”


トミーにフィオン・ホワイトヘッド。

ピーターにトム・グリン=カーニー。

ギブソンにアナイリン・バーナード。

アレックスにハリー・スタイルズ。

コリンズ(パイロット)にジャック・ロウデン。

ファリアー(パイロット)に「レジェンド 狂気の美学/2015」トム・ハーディ。

ミスター・ドーソンに「ブリッジ・オブ・スパイ/2015」マーク・ライランス。

ジョージに「ベルファスト71/2014」バリー・コーガン。

震える英国兵に「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦/2016」キリアン・マーフィ。

ボルトン中佐に「ブラナー・シアター・ライブ2016/ロミオとジュリエット」ケネス・ブラナー。

ウィナント大佐に「ジュピター/2015」ジェームズ・ダーシー。

監督、脚本、製作は「メメント/2000「ダークナイト ライジング/2012」「インターステラー2014」のクリストファー・ノーラン。


ドラマはダンケルクの浜辺の兵士、救出に向かう民間船の船長、空から彼らを守るパイロット、ファリアーを主軸に同時進行して行く。


ダンケルクは英国からフランスに行く一番の近道(ドーバー海峡を渡る/今では英仏海底トンネルを通ってロンドンからパリ迄電車で行けるなんて...)カレーの東に位置する。映画は実際にダンケルクの海岸で撮影された。映画の中での海のシーンは90%以上。


第二次世界大戦が舞台でドイツ軍と戦っているのにドイツ兵は一切登場しない。そして残虐なシーンも一切なし。魚雷に撃沈された潜水艦の中に閉じ込められた兵士たちの水攻めは苦しそうだったけど…。

何はともあれ戦闘機のシーンが圧巻!”Star Wars”の世界に迷い込んだような気がした。CGを駆使しないで描いたという飛行機のシーンはスゴい!


ボルトン中佐が救いに来た民間の船に気づき”Home!”と叫ぶシーンは感動を呼ぶ。そして英軍兵たちが海から救い出され家路へと急ぐ。浜に残ったボルトン中佐が”これからフランス兵を救う!”とウィナント大佐に宣言するシーン…あのケネス・ブラナーはかっこ良かったな。

エンディングに時の英国首相チャーチルは33万人の英国兵を救ったと記されていた。

クリストファー・ノーランの描く戦争映画は通常の戦争映画とは少々趣が違ってとても見応えがあった。


お気に入り俳優トムとキリアンの出演を楽しみにしていた一作。基本的に主人公のいないドラマなので彼らの出番も少ない。

トムはマスクをつけているので殆ど顔が見えない。「マッドマックス 怒りのデス・ロード/2015」もそうだったけど、こちらではトムの顔は99%は目のみ。ラスト、乗っていた飛行機を炎上させ、マスクを脱いだトムがクール!

そしてキリアンは謎の英国兵が似合っている。

兵士を救出するミスター・ドーソン役のマーク・ライランスも良かった。

映画の中でコーヒーではなく常に紅茶がでてくるシーンはさすが英国!


1964年製作のフランス映画「ダンケルク」を思いだした。ジャン・ポール・ベルモンド主演で、調べてみたらダンケルクから本国に撤退する英軍に便乗し、フランスの窮状を訴える任務を拝した。と記されている。この映画は相当前にTVで見たような気がするが、映画のタイトルとジャン・ポール・ベルモンド主演しか記憶にない。今一度見てみたい映画となった。


丸の内ピカデリーにて



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by margot2005 | 2017-09-18 21:35 | UK | Trackback(5) | Comments(4)

「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」

Anthropoid2016 チェコ/UK/フランス

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1941年、ナチス占領下のチェコスロバキア。ある時、イギリス政府とチェコスロバキアの亡命政府が協力して極秘作戦を練り、パラシュートを使って二人の軍人ヨゼフ・ガブチークとヤン・クビシュを現地へ送り込む。二人に与えられた使命はナチスNo.3と言われるラインハルト・ハイドリヒの暗殺だった…


ヨゼフ・ガブチークに「プルートで朝食を/2005」「麦の穂をゆらす風/2006」「フリー・ファイアー/2016」キリアン・マーフィ。

ヤン・クビシュに「マリー・アントワネット/2006」「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ/2015」「フィフティ・シェイズ・ダーカー/2017」ジェイミー・ドーナン。

マリー・コヴァルニコヴァーに「フレンチ・ラン/2013」「マダム・マロリーと魔法のスパイス/2014」シャルロット・ルボン。

レンカ・ファフコヴァーにアニャ・ガイスレロヴァ。

アドルフ・オパルカに「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙/2011」ハリー・ロイド。

ヤン・ゼレンカ=ハイスキー「奇蹟がくれた数式/2015」「五日物語 3つの王国と3人の女/2015」トビー・ジョーンズ。

ミセス・モラヴェツにアレナ・ミフロヴァー。

アタ・モラヴェツに「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分/2013」ビル・ミルナー。

監督、脚本。製作、撮影は「ブロークン/2008」ショーン・エリス。


報復を恐れて暗殺に反対する者もいる中ヨゼフとヤンは作戦実行に向かって偵察し情報収集に奔走する。ヨゼフとヤンを匿うレジスタンスのミセス・モラヴェツと、二人をサポートするマリーとレンカの存在を忘れてはならない。

やがて密告者が現れ多数の罪もない市民が殺されてしまう。ハイドリヒの暗殺に関わった人物を躍起になって探しまわるナチス・ドイツの威力が凄まじい。


インハルト・ハイドリヒの暗殺計画を描いた「暁の7人/1975」というアメリカ映画がある。それは見たような気もするし、原作を読んだような気もする。でもインハルト・ハイドリヒのことは全く記憶に残っていない。そして本作を見て“暁の7人”の意味を理解した。

本作を見たのはキリアンとジェイミーが出演していたから…。

映画は16ミリフィルムで撮影された模様。セピアカラーで描かれた1940年代のチェコスロバキアがドラマに重厚さを与えている。そしてキリアンとジェイミーが熱く演じている。

ラストの銃撃戦はスゴい!の一言!ナチスの報復は余りにも恐ろしい。

又一つナチス・ドイツの起こした酷い史実を知った。


昨年の秋にリニューアルした新宿武蔵野館の最近のラインアップは私的に大満足の作品ばかり、以前よりヨーロッパ映画の上映が多いような気がする。最近ここで見る映画はどれもこれも混んでいて、本作は連日満員(お盆休みってこともある?)で驚くばかり。現在都内では新宿のみの上映(8/19から渋谷のシアター・イメージフォーラムで上映あり)。

アメリカやヨーロッパではヒットした作品ながら、著名俳優が出演しない地味な作品は結局ミニシアターでしか上映されないのが寂しい。


新宿武蔵野館にて



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by margot2005 | 2017-08-17 23:51 | ヨーロッパ | Trackback(1) | Comments(2)

「フリー・ファイアー」

Free Fire 2016 UK/フランス

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1978年のボストン。ある夜、寂れた倉庫で武器取引が行われようとしている。しかしふとしたはずみから銃撃戦が勃発!2組のギャングが生き残りをかけて闘い始める…


ヴァーノンに「特攻野郎Aチーム THE MOVIE2010」「マレフィセント/2014」のシャールト・コプリー。

オードに「ソーシャル・ネットワーク/2010」「コードネームU.N.C.L.E./2015」アーミー・ハマー。

ジャスティンに「ルーム/2015」ブリー・ラーソン。

クリスに「プルートで朝食を/2005」「麦の穂をゆらす風/2006」「ダークナイト ライジング/2012」キリアン・マーフィ。

ハリーに「マクベス/2015」「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出/2015」「シング・ストリート 未来へのうた/2015」ジャック・レイナー。

マーティンに「ベルファスト71/2014」「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場/2015」バボー・シーセイ。

バーニーに「オデッセイ/2015」「奇蹟がくれた数式/2015」「ハイ・ライズ/2016」エンゾ・シレンティ。

スティーヴォに「オン・ザ・ロード/2012」「ビザンチウム/2012」「フランス組曲/2014」サム・ライリー。

フランクに「ブラック・シー/2014」「ロブスター/2015」マイケル・スマイリー。

ゴードンに「ニュー・ワールド/2005」ノア・テイラー。

監督、脚本は「ハイ・ライズ/2016」ベン・ウィートリー。


オープニングに人は銃で撃たれてもすぐには死なないと言う説明がでる。監督自らFBIの調書を片っ端から読んで結論に達したらしい。映画やTVドラマで、撃たれてすぐに死ぬのは嘘ということ。撃たれても中々死なない様子を描いているものもあるが、どうやらそれが本当らしい。

で、本作に登場する人間はマジで中々死なないのだ。“病院に連れて行ってくれ!”なんて台詞も飛び出すほど。誰も連れて行かないけど…そう、皆撃たれているから病院に連れて行く人がいない。

とにかく銃で撃たれてもあれほど死ねないって、死ぬほど、いや死ねないばかりにめちゃくちゃ苦しいのではないか!と思った次第。

「ハイ・ライズ」と本作の2本しか見ていないので何とも言えないが、監督ベン・ウィートリーは破壊が大好き!?


映画の舞台は銃を撃ちまくる寂れた倉庫のみ。ブラック・ジョークとdirty word満載のドラマ。密室の心理ドラマは多々あるけど、これほどシンプルにただ撃ち合うだけの物語って初めてかも知れない。

この映画を見ようと思ったのは大好きなキリアン・マーフィの出演に惹かれたから。キリアン・マーフィ映画をシアターで見たのは久しぶり。今後公開予定の「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦/2016」と「ダンケルク/2017」が楽しみ。


唯一の女ギャング役でブリー・ラーソンが出演。「ルーム」でアカデミー主演女優賞に輝き、いきなりメジャーな女優になった彼女がB級映画に出演していて面白い。アーミー・ハマーは身体がデカいからか貫禄たっぷり。ジャック・レイナーやサム・ライリーも冴えない男を頑張って演じている。本作は出演陣が多彩なところが一番の見所かも?そしてやはり女は強い!


新宿武蔵野館にて


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by margot2005 | 2017-05-20 23:49 | UK | Trackback(2) | Comments(2)

「麦の穂をゆらす風」

a0051234_2343680.jpg「The Wind That Shakes the Barley」2005 ドイツ/イタリア/スペイン/フランス/アイルランド/UK

カンヌ映画祭パルム・ドール受賞(ケン・ローチ)/2006
監督はケン・ローチ「明日へのチケット/2005」
主演はキリアン・マーフィー「プルートで朝食を/2005」
アイルランド南部の街コークを舞台に、アイルランド独立を求める青年たちを描いた社会派ドラマ。

1920年、アイルランド、コーク。デミアン(マーフィー)は医師になるため故郷アイルランドよりロンドンへ行くことに決めていた。そんなある日イギリスから送り込まれた武装警察隊“ブラック・アンド・タンズ”に、何の罪もない若者が家族の前で殺される。彼はデミアンのガールフレンド、シネード(オーラ・フィッツジェラルド)の弟ミホール(ローレンス・バリー)だった。ミホールの葬儀に参列した後、デミアンは駅へと向かう。しかし彼がそこで見たのは、駅員や運転手に対する武装警察隊の惨い仕打ちだった。苦悩するデミアンは、ロンドン行きを断念、兄テディ(ボードリック・ディレーニー)と共に立ち上がり武器を手にする。そしてここにアイルランド独立を目指す彼らの戦いが始まった。
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観ていてなんとも辛い作品。武器を手にし立ち上がった青年たちも、最後には敵、味方となってしまう。ラストのテディとデミアン兄弟の姿は余りにも哀れでほろりと来てしまう。
「プルートで朝食を」のキトゥン役が強烈な印象で残っているマーフィーだが、この作品ではがらりと違った役。地味なイメージだが、観るものを惹き付けるに値する何かを持っているマーフィーは素晴らしい俳優だと思う。
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アイルランドの荒涼とした大地に麦の穂が揺れる...アイルランド映画は何作も見ているが、このアイルランドも又また素晴らしい景色が姿を見せる。アイルランドと言えば素晴らしく美しい海岸線が描かれることが多いが、この作品では海は登場しない。タイトルになっている“麦の穂”が風にゆれる姿は哀愁を帯びて本当に美しい!
映画の中にも登場する、アイルランド独立のために闘った“マイケル・コリンズ”。ニール・ジョーダン監督、主演リーアム・ニーソンで1996年に映画になり、観たのだが...殆ど記憶に...今一度観て観ようと思う。
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by margot2005 | 2006-12-06 23:24 | ドイツ | Trackback(12) | Comments(12)

「プルートで朝食を」

a0051234_1332727.jpg「Breakfast on Pluto 」アイルランド/UK 2005
「クライング・ゲーム/1992」「ことの終わり/1999」のニール・ジョーダンが作った、素敵な母親探し物語。ジョーダンの「クライング・ゲーム」は傑作だと思う。フォレスト・ウイテカーとジェイ・デビッドソン(かなりバイセクシュアルな女性でモデル出身)の怪しい“LOVE”が強烈だったが...
「ことの終わり」はレイフ・ファインズとジュリアン・ムーアが演じる、世界的有名な不倫小説の映画化だが、映画はそれほどgoodではなかった。
ジョーダンはトム&ブラッドの「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイアー/1994」の監督でもある。
こうやってジョーダン作品並べてみると暗い映画ばかりである。
しかし...この作品はコメディの要素が入っていてとても楽しめる。
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主演は「ダブリン上等/2003」「真珠の首飾りの少女/2003」のキリアン・マーフィー。神父役にリーアム・ニーソン。他にアイルランド、ダブリン出身の名脇役ブレンダン・グリーソン。
とにかくこの作品は主演のキリアン・マーフィーに演技賞あげたい!!女になりきっている...そして...musicの素晴らしい事...案の定と言うか、シアターでしっかりサウンド・トラックCD販売していた。
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アイルランドの小さな街に生まれたパトリック(マーフィー)は教会の門前に捨て子される。後にブレイデン家の養子として育てられたパトリック...しかし彼はノーマルではなかった。ドレスを着たり、化粧をしたり...
結局育ての母(ルース・ネッガ)に愛想を尽かされたパトリックは小さなトランクを抱え実の母親探しの旅にでる...ロンドンへと...
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コメデイである。かなり哀愁を帯びているのだが笑える。マーフィー滅茶いけるOkama役。
musicは“シュガー・ベイビー・ラヴ”から始まってエンディングの「風のささやき」までmusic好きにはたまらない。60年代の「子犬のワルツ」や70年代?かな?「フィーリング」とか懐かしいミュージック満載!
70年代が舞台の作品なので、IRA(アイルランド独立闘争)のテロ活動など織り交ぜながら、心に染みる素晴らしい作品となっている。
タイトルの“プルート”はギリシャ神話プルトーン(冥王星)の意味。これについては映画の中で説明してくれる。
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by margot2005 | 2006-06-11 01:52 | UK | Trackback(36) | Comments(23)