タグ:オスカー・アイザック ( 7 ) タグの人気記事

「THE PROMISE/君への誓い」

The Promise2016 スペイン/USA

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1914年、オスマン帝国。アルメニア人の青年ミカエルは、医師を目指して首都コンスタンチノープルの医科大学に入学する。彼はそこで下宿先の娘の家庭教師で同じアルメニア人の女性アナと出会い心惹かれる


ミカエルがコンスタンチノープルで出会ったアナはフランスで教育を受けたアルメニア人。ミカエルには故郷にフィアンセ、マラルが、そしてアナにはアメリカ人記者の恋人クリス・マイヤーズがいた。


イタリア映画祭2007で、オスマン帝国によるアルメニア人迫害の映画「ひばり農園/2007」鑑賞し、女性をレイプするシーンなど強烈でかなりの衝撃を受けた。本作にはそういったシーンは登場しないし、惹かれ合うカップルのロマンスも絡めて描かれていて「ひばり農園」とは違った視線で良かったと思う。ラストでトルコはこれら迫害を認めていないという説明があった。ひばり農園」でも同様の説明があったのを思い出す。


コンスタンチノープルの医科大学で会ったオスマン帝国のエムレと、アルメニア人ミカエルの友情。アナを愛したクリスとミカエルのラストでの歩み寄りなど男の友情って美しいなと少々感動。

大ラスはフランス海軍に助けられ米国に渡ったミカエル。米国で成功したアルメニア人ミカエルが誇らしげだった。

実際に起きたことを元にドラマは作られているが、ミカエル、アナ、クリスは実在の人物ではない。


ミカエルに「アメリカン・ドリーマー 理想の代償/2014」「エクス・マキナ/2015」のオスカー・アイザック。

アナに「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦/2016」のシャルロット・ル・ボン。

クリス・マイヤーズに「聖杯たちの騎士/2015」のクリスチャン・ベール。

神父に「バッド・エデュケーション/2004」のダニエル・ヒメネス・カチョ。

マルタに「マリア/2006」ショーレ・アグダシュルー。

スティーヴンに「96時間/リベンジ/2012」のラデ・シェルベッジア。

マラルに「エヴァの告白/2013」のアンジェラ・サラフィアン。 

エムレに「オリエント急行殺人事件/2017」のマーワン・ケンザリ。 

メスロブに「グリーン・ゾーン/2010」のイガル・ノール。 

フランス海軍フルネ提督に「しあわせはどこにある/2014」「プロヴァンスの休日/2014」のジャン・レノ。

米国大使ヘンリー・モーゲンソーに「アーティスト/2011」のジェームズ・クロムウェル。

監督、脚本は「ホテル・ルワンダ/2004「帰らない日々/2007」のテリー・ジョージ。


丸の内TOEIにて



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by margot2005 | 2018-02-19 21:42 | スペイン | Comments(0)

「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」

「Star Wars: Episode VII - The Force Awakens」2015 USA
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“「スター・ウォーズ エピソードVI/ ジェダイの帰還」からおよそ30年後を舞台に、家族を待ち続ける孤独な女性レイと、戦うことに葛藤するストームトルーパーの脱走兵フィンとの出会いが導く 壮大な冒険の始まりを描く。”

ハン・ソロに「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国/2008」「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官/2009」「小さな命が呼ぶとき/2010」「アデライン、100年目の恋/2015」のハリソン・フォード。
レイア・オーガナに「マップ・トゥ・ザ・スターズ/2013」のキャリー・フィッシャー。
ルーク・スカイウォーカーに「キングスマン/2014」のマーク・ハミル。
カイロ・レンに「フランシス・ハ/2012」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌/2013」「あなたを見送る7日間/2014」のアダム・ドライバー。
レイにデイジー・リドリー。
フィンにジョン・ボイエガ。
ポー・ダメロンに「アメリカン・ドリーマー 理想の代償/2014」のオスカー・アイザック。
マズ・カナタに「それでも夜は明ける/2013」「フライト・ゲーム/2014」のルピタ・ニョンゴ。
最高指導者スノークに「ホビット 思いがけない冒険/2012」のアンディ・サーキス。
ハックス将軍に「わたしを離さないで/2010」「シャドー・ダンサー/2011」「アンナ・カレーニナ/2012」「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~/2013」のドーナル・グリーソン。
監督、脚本、製作は「M:i:III/2006」「スター・トレック イントゥ・ダークネス/2013」のJ・J・エイブラムス。

観てからかなりの日々がたってしまって今頃…「Star Wars」は全てシアターで観ているファンの一人。そして「Star Wars」を観てハリソン・フォードのファンになったし…今回のシリーズにハリソンが出演しているのでとても観たかった。ハリソン70代にも関わらずかっこいい!
でもあのルークとレイのラストはかなり意味深。本シリーズは3部作とのことなので次回作で二人の関係が明かされるのかも知れない。

“遠い昔、はるか彼方の銀河系で…”で始まるオープニング。
何といってもミレニアム・ファルコンが懐かしい!チューバッカが懐かしい!C-3POとR2-D2も!そして帝国兵士の着る白い防護服!全体的に過去の作品を思い出すシーン満載。

ハンとレイアの間に生まれた息子カイロ・レンはフォースのダークサイドで生きてきた。かぶり物をつけていたので誰が?と思っていたらアダム・ドライバーだった。アダム・ドライバーは多彩なキャラを演じる俳優だなぁと感心する。ハックス将軍役のドーナル・グリーソンの悪役も初めて見たけど、この方穏やかな風貌ながら意外にも似合っていた。
オスカー・アイザック演じるポー・ダメロンが戦闘機を操縦するシーンはまるでルークが操縦しているように見えて懐かしいことこの上ない。
レイとフィンのコンビもナイスだし次回作が楽しみ。
ハン・ソロが息子との対決で命を落としたのは残念だったけど…。蘇ったりする??

TOHOシネマズ日劇にて
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by margot2005 | 2016-02-23 00:30 | USA | Comments(2)

「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」

「A Most Violent Year」2014 USA/アラブ首長国連邦
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1981年、ニューヨーク。移民のアベルはオイルカンパニーを経営する実直な男で、美しい妻アナと娘に囲まれ幸せな日々を送っている。ある日、アベルは事業を拡大するため全財産を一時金にして土地を購入するが、30日以内に残金を支払わなければ頭金は戻らない。そこで残金支払いのため銀行から融資を受ける。そんな折、アベルの会社のトラックが何ものかに襲われオイルと共に消えてしまう。トラック運転手のジュリアンは傷を負い入院。そしてトラックは再び襲われ、アベルの家にも脅しがかけられる…

アベル・モラレスに「マリア/2006」「ワールド・オブ・ライズ/2008」「ロビン・フッド/2010」「ウォリスとエドワード 王冠をかけた恋/2011」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌/2013」「ギリシャに消えた嘘/2014」のオスカー・アイザック。
妻のアナに「ツリー・オブ・ライフ/2011」「英雄の証明/2011」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」「ラブストーリーズ エリナーの愛情/2013」「ラブストーリーズ コナーの涙/2013」のジェシカ・チャステイン。
アベルの腹心アンドリューに「タクシードライバー/1976」「あなたの死後にご用心!/1991」「ドライヴ/2011」のアルバート・ブルックス。
ローレンス検事に「ペーパーボーイ 真夏の引力/2012」「大統領の執事の涙/2013」「グローリー/明日への行進/2014」のデヴィッド・オイェロウォ。
ピーター・フォレンテに「GOAL!/ゴール!/2005」「さよなら。いつかわかること/2007」「ココ・アヴァン・シャネル/2009」「ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界/2012」「アメリカン・ハッスル/2013」「デビルズ・ノット/2013」「グローリー/明日への行進」のアレッサンドロ・ニヴォラ。
トラック運転手のジュリアンに「ビトレイヤー/2013」のエリス・ガベル。
監督、脚本、製作は「オール・イズ・ロスト 最期の手紙/2013」のJ・C・チャンダー。

オイルのタンクローリーが何度か盗まれる事件が起きた時、ひょっとしてアベルの狂言?なんてとんでもないことを想像したが、アベルは真面目一筋の人間だったようだ。ローレンス検事から脱税疑惑を受けたのも元はと言えばアナのせいだし…。

アナの父親はギャング。組合のメンバーであるピーター・フォレンテもギャングで、豪邸に住んでいる。南米からの移民であるアベルとフォレンテ。そして土地持ちのユダヤ人や、韓国人の金貸しが登場するニューヨークは間違いなく人種のるつぼである。
アベルに雇われるトラック運転手ジュリアンもやはり移民者。成功した者と、アメリカン・ドリームをつかむことができなかった者のラストが哀れに映る。
ギャングの娘で、しばし過激な行動に出る妻に対し冷静で暴力を好まない夫...相反する夫婦が興味深い。

アルバート・ブルックスの出演が懐かしい。
シアターで見逃しwowowで見た「インターステラー/2014」にも出演していたジェシカ・チャステインは今ハリウッドで一番売れる女優かも知れない。ドラマの中で彼女が纏う80年代のファッションはジョルジオ・アルマーニのデザインとエンドクレジットに記されていた。とにかくスゴくゴージャス!
しかしながら、アナはとてもオシャレなのにアベルがいつも同じキャメル色のコートを着ているのが不思議だった。夫は着るものに無頓着だったのか?それとも製作者の意図なのか?理由はわからない。アベルのコート目に焼き付いてしまっている。

1981年のアメリカは原タイトルにあるように“最も暴力的な年”で統計史上犯罪が最も多い年だったらしい。
映画のシーンほとんど冬。雪が舞い、積もる寒々しいニューヨークの街が物語を盛り上げている。
ちょっと気になる俳優オスカー・アイザックとアレッサンドロ・ニヴォラの出演に興味を注がれ、シアターで予告編も何度か見て期待は高まった。サスペンスフルなタッチで進行する社会派ドラマはとても見応えがあった。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2015-10-16 22:08 | MINI THEATER | Comments(2)

「ギリシャに消えた嘘」

「The Two Faces of January」2014 UK/フランス/USA
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1962年、ギリシャ。米国人青年ライダルはアテネでツアーガイドをしている。ある日、パルテノン神殿で優雅なアメリカ人紳士チェスターと彼の妻コレットと出会う。ライダルはゴージャスなアメリカ人夫婦に魅了され近づいて行く…

チェスターに「アラトリステ/2006」「ザ・ロード/2009」「危険なメソッド/2011」「偽りの人生/2012」「オン・ザ・ロード/2012」のヴィゴ・モーテンセン。
コレットに「マリー・アントワネット/2006」「メランコリア/2011」「オン・ザ・ロード」のキルステン・ダンスト。
ライダルに「マリア/2006」「ワールド・オブ・ライズ/2008」「ロビン・フッド/2010」「ウォリスとエドワード 王冠をかけた恋/2011」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌/2013」のオスカー・アイザック。
ローレンにデイジー・ビーヴァン。
監督、脚本は「ドライヴ/2011」「スノーホワイト/2012」「47RONIN/2013」の脚本家ホセイン・アミニ。
原作はパトリシア・ハイスミスの“殺意の迷宮”。

詐欺師であるチェスターは大勢の投資家から大金をせしめていた。ある時、愛するコレットと旅行中のアテネのホテルにいきなりやって来た男を図らずも殺してしまう。所持品を調べた所彼は探偵だった。やがてチェスターはライダルに救いを求める。チェスターとコレットには親子ほどの年齢差があり、二度目の結婚で若いコレットを自分のものにしたチェスターは、次第に深まるライダルとコレットの親密な関係に嫉妬心を募らせて行く。
嫉妬心むき出しのチェスターを演じるヴィゴの形相が凄みを帯びている。ひょうひょうとした感じのオスカー・アイザック演じるライダルと真逆の風情で見ていて面白い。ヴィゴ・モーテンセンは影のある、ちょっと過激な人物がとてつもなく似合う。

オフィシャル・サイトに“極上のクラシカル・サスペンス”&“ハリウッドの豪華キャストが魅せる、至高の心理作戦”とある。ドラマはエキゾティックな雰囲気で出演者たちも皆適役でありながら、アラン・ドロンの「太陽がいっぱい/1960」や、マット・デイモンの「リプリー/1999」ほどの盛り上がりはなく、至高の心理作戦とまでは行かない少々地味な作品。どんでん返しとかありか?と期待したけど、悪は裁かれる...で終末を迎える。
個人的にはこういったクラシカルなドラマは好きなので映画を楽しんだのは言うまでもない。
小説は傑作らしいので機会があれば読んでみたい。
ジョン・マルコヴィッチ主演で「リプリー」の後日談を描いた「リプリーズ・ゲーム/2003」という映画もあり。

ヴィゴ・モーテンセン、キルステン・ダンスト、オスカー・アイザックと何れの俳優も60年代にマッチしている。ヴィゴの大ファンてほどではないが、マジで惹き付けられる俳優だ。オスカー・アイザックも好きだし、キルステン・ダンストは現代物よりクラシックな役柄がとても似合う女優。
渋谷のシアターでヴィゴ主演の「約束の地/2014」の予告を観た。来月公開予定で楽しみ。

昨今のギリシャはユーロ離脱とかで大変そうだが、60年代のギリシャは平和そうに映る。ギリシャを始め、マルタ、イスタンブール(トルコ)でロケされた景色が美しい。そしてコレットが纏う60年代のファッションが素敵だ。

ヒューマントラストシネマ有楽町にて
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by margot2005 | 2015-04-25 22:22 | UK | Comments(2)

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」

「Inside Llewyn Davis」2013 USA/UK/フランス
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ルーウィン・デイヴィスに「マリア/2006」「ワールド・オブ・ライズ/2008」「ロビン・フッド/2010」「ウォリスとエドワード 王冠をかけた恋/2011」のオスカー・アイザック。
ジーン・バーキーに「プライドと偏見/2005」「17歳の肖像/2009」「わたしを離さないで/2010」「SHAME -シェイム-/2011」のキャリー・マリガン。
ロー ランド・ターナーに「お買いもの中毒な私!/2009」「アーティスト/2011」「アルゴ/2012」のジョン・グッドマン。
ジョニー・ファイヴに「オン・ザ・ロード/2012」のギャレット・ヘドランド。
バ ド・グロスマンに「アマデウス/1984」「誘惑のアフロディーテ/1995」のF・マーレイ・エイブラハム。
ジム・バーキーに「ソーシャル・ネットワーク/2010」「人生の特等席/2012」のジャスティン・ティンバーレイク。
トロイ・ネルソンに「Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?/2004」のスターク・サンズ。
ミッチにイーサン・フィリップス。
製作/脚本/監督/編集は「パリ、ジュテーム/2006」「バーン・アフター・リーディング/2008」のジョエル&イーサン・コーエン。

1961年、NY、グリニッジビレッジ。しがないフォーク・シンガーのルーウィン・デイヴィスには金も家もなく知人の家を泊まり歩く日々。ある日、泊めてもらった知人ミッチの家から猫が逃げだし、NYの街を探すハメに…一方で友人のガールフレンド、ジーンから妊娠を告げられる…

コーヒー・ハウスで歌うルーウィンには家も家族もない。彼に音楽がなければホームレスってとこか?
ジーンから妊娠を告げられる。もちろんルーウィンに子供を養う収入などなく、おまけに彼女にはジムがいる。ジーンに罵倒されアパートへも入れてもらえない。過去にもガールフレンドを妊娠させたルーウィンは実にだらしのない男だが、音楽に関しては頑固なまでにポリシーを曲げないのだ。

「マリア」で初めてお目にかかったオスカー・アイザック。「ウォリスとエドワード 王冠をかけた恋」でロシアから亡命してきたエフゲニ役がとても素敵で、オスカー・アイザックという俳優を意識した。本作は主演俳優でオスカー・アイザックあってのドラマかと思える。

とにかく生で歌うオスカー・アイザックが上手い!「SHAME -シェイム-」でも歌っていたキャリー・マリガンも上手い。シンガーのジャスティン・ティンバーレイクがキャリーやスターク・サンズと歌うPPMの反戦歌“Five Hundred Miles”は実に懐かしい。
“宇宙になんか行きたくない!”と訴える“Please Mr. Kennedy”や、イングランド国王ヘンリー八世の三番目の妻ジェーンがお産に挑むが中々生まれず、その後産褥死で亡くなる様を歌う“The Death Of Queen Jane”が可笑しくて最高!

『60年代にボブ・ディランらとともにニューヨーク・グリニッジ・ヴィレッジのフォーク・シーンで活躍したデイヴ・ ヴァン・ロンクをモデルに…』とあるがボブ・ディランは知っていてもデイヴ・ ヴァン・ロンクのことは全く知らない。『感動の音楽ドラマ…』とあるようにとても感動した。ジョエル&イーサン・コーエンがこのような映画を作るなんてちょっと驚き。
ジョエル&イーサン・コーエン映画は「ファーゴ/1996」が初めて。それはスゴく面白くてコーエン兄弟のファンになった。オスカーをゲットした「ノーカントリー/2007」も味な作品だったし、ブラック・コメディの「「バーン・アフター・リーディング」は正にコーエン兄弟の世界で、出演陣もとても豪華で映画を楽しんだのは言うまでもない。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2014-06-26 23:15 | MINI THEATER | Comments(0)

「ウォリスとエドワード 王冠をかけた恋」

「W.E.」 2011 UK
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1998年、ニューヨーク。ウォリーには成功した分析医の夫がいる。ハタから見れば誰もが羨む結婚だったが、ウォリーは子供を全く欲しがらない夫に日々不満を募らせている。結婚のために仕事を辞め、暇を持て余す日々。帰って来ない夫を待つ夜にも我慢がならなかった。そんなある日、サザビーズで催されたエドワード8世とその妻ウォリスの遺品オークション会場へ足を運ぶ。そして陳列された絢爛豪華な品々に魅せられ、ウォリス・シンプソンの人生に強い興味を抱くのだった…
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ウォリー・ウィンスロップに「プロヴァンスの贈りもの/2006」「キャンディ/2006」「エリザベス:ゴールデン・エイジ/2007」「ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~/2009」のアビー・コーニッシュ。
ウォリス・シンプソンに「ヴィーナス/2006」「わたしを離さないで/2010」のアンドレア・ライズブロー。
エドワードに「マスター・アンド・コマンダー/2003」のジェームズ・ダーシー。
エフゲニに「マリア/2006」「ワールド・オブ・ライズ/2008」「ロビン・フッド/2010」のオスカー・アイザック。
ウイリアム・ウィンスロップに「5デイズ/2011」のリチャード・コイル。
アーネスト・シンプソンに「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで/2008」「007/慰めの報酬/2008」のデヴィッド・ハーバー。
バーティ(ヨーク公ジョージ)に「ジェイン・オースティン の秘められた恋/2007」のローレンス・フォックス。
エリザベスに「カサノバ/2005」のナタリー・ドーマー。
監督、脚本、製作は「ワンダーラスト/2008」のマドンナ。

金に細かく浮気をしているウォリーの夫ウイリアムと、DVで妻を傷つけるウォリスの最初の夫が重なる。結局ウォリスは夫と離婚し、再婚の後シンプソン夫人となる。ウォリーも又夫ウイリアムに暴力をふるわれ、傷心の後家を出る。
映画の中でウォリスの人生に興味を覚えたウォリーが、時折、時空を超えて…じゃないけど、ウォリスと会話するのだ。そのシーンがナイスだったのと、オークション会場で亡命ロシア人の警備員エフゲニと出会い、友情から愛情に変わる様も素晴らしい展開だった。

エドワードとウォリス...ちょっと調べたところ、エドワードは1972年に亡くなり、ウォリスは1986に亡くなっている。二人の死はTVや新聞でそれぞれに報じられ、見聞きしたことを覚えている。その際必ず“王冠をかけた恋”というフレーズがあったのを思い出す。
“王冠をかけた恋”に苦しみ、悩むウォリス・シンプソンの姿と、子供を欲しがらない夫との不和に悩むウォリー・ウィンスロップをダブらせながら描く手法はエクセレント!
エドワードとウォリスは出会って間もなく互いに恋に落ち、エドワードの愛人となったウォリスは彼の家族からも世間からも疎まれることになる。ウォリスはエドワードとの結婚に躊躇していたと思うが、エドワードの押しが強かったのじゃないかと推察する。

原タイトルの「W.E.」とは“Wallis&Edward”のこと。ウォリスが赤いリップで鏡に“W.E.”と書くシーンがある。映像はとても美しく、女性監督ならではと感じる。
ウォリー・ウィンスロップを演じるアビー・コーニッシュはお気に入り女優の一人。少々贅肉がついたアビーに驚き。まだ30歳(1982年生まれ)なのに…。
UK人女優のアンドレア・ライズブローの映画は上に書いた2作を観ているがあまり記憶にない。今回ウォリス・シンプソン役でアンドレアも記憶に残ることだろう。彼女役柄にぴったりだった。

エンディングにマドンナの歌う♩Masterpiece♩が流れる。マドンナの声って女の子みたいで実に可愛い。♩Masterpiece♩はとても素敵だったが、映画のバックに流れるmusicが絶え間なくて少々うるさい気もした。
ウォリスのクラシックなファッションがオシャレ(30年代~40年代)。こういった映画を観るといつも思うのはドレスもそうだが、建物や家の調度品も目を楽しませてくれる。映画を観ていつの時代か?と難なく解るのは車?

ロンドンの街を舞台にダンサーたちの姿を描いた「ワンダーラスト」はシアターで観たはず。なぜか?レビューを書いていない。とにかく「ワンダーラスト」はとてもスタイリッシュで粋な映画だった。マドンナの素晴らしい感性を知った。マドンナの映画は「スーザンを探して/1985」以来DVDかwowowで観ている。「エビータ/1996」はシアターで観た。ディーヴァ、マドンナのエバ・ペロンは素晴らしかった。結局マドンナのナイスな映画は「エビータ」のみと言ったところ。で、クドいが「エビータ」意外マドンナの映画は駄作ばかり。「007/ダイ・アナザー・デイ/2002」「スウェプト・アウェイ/20002」ではラジー賞に輝いている(どちらも観たけど「スウェプト・アウェイ」は最悪映画で主演がマドンナ)。
これからもマドンナには作る方に専念していただきたい。本作には魅せられた。

TOHOシネマズ日比谷シャンテにて
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by margot2005 | 2012-11-21 00:05 | UK | Comments(2)

「マリア」

a0051234_1543575.jpg「The Nativity Story 」2006 USA
ヒロイン、マリアを演じるのはニュージーランド出身で「クジラ島の少女/2002」のケイシャ・キャッスル・ヒューズ。
マリアの夫ヨセフに中米グアテマラ出身のオスカー・アイザック。
監督はアメリカンのキャサリン・ハードウィック。
監督以外は皆アメリカンではなく、マリアの父ヨアキム役のショーン・トーブはUK俳優で「クラッシュ/2004」に出演している。
マリアの母アンナ役のヒアム・アッバスはイスラエル、ナザレ出身女優。
ヘロデ王役のキアラン・ハインズは北アイルランド出身で、なんか見た事ある、あると思っていたら「ミュンヘン/2005」で眼鏡をかけた殺し屋カール役。この方そういや、ケイト・ブランシェットの「ヴェロニカ・ゲリン/2003」や、ヘレン・ミレンの「カレンダー・ガールズ/2003」etc.にも出演するおなじみ俳優。

映画ラストに“聖夜”が歌われ、メル・ギブソンの作った「パッション/2004」と同じくキリスト教布教映画。
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ヘロデ王(ハインズ)が君臨するナザレで、重税に苦しむ住民たち。
狭い家で両親、兄弟、従兄弟たちとつましく暮らすマリア(ヒューズ)。
ある日、愛してもいないヨセフ(アイザック)との結婚が両親により知らされる。心乱れる気持ちで森に入ったマリアは天使ガブリエルのお告げを受ける。それは“あなたは神の子を身ごもる”というものだった。
そして神の子を身ごもったマリアは夫ヨセフとベツレヘムへ向かう旅に出るのだった...
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クリスマスの季節になると、教会に飾られる“降誕祭グッズ”...ヨセフが引くロバに乗るマリア、イエスが生まれた厩&飼い葉桶。ベールを纏ってイエスを抱くマリアの姿&3人の賢者(ガスパール、メルキオール、バルタザール)。
そして生まれたばかりのイエスに向けて照らされる光...これらが映画のシーンに神々しく登場するのが印象的。
ただし英語で喋ってるのが変?スゴく違和感あり(特にマリアをメアリーと呼ぶのはやめて欲しかった気がする)。で、あえて英語字幕を付けたメルの「パッション」は良かったなぁ。
1990年生まれのマリア役のヒューズと、この時代濃い系が多かったのか?ヒゲが似合うヨセフ役のアイザックは中々適役だと感じる。
一部モロッコで撮影されたという景色は美しい!
IMDbではファミリー・ドラマのジャンルとなっているが、rottentomatoesの評価はスゴく低くてなぜに??
日比谷シャンテにて...
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by margot2005 | 2007-12-02 02:14 | MINI THEATER | Comments(4)