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「汚れたミルク あるセールスマンの告発」

「Tigers」2014 インド/フランス

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1994年、パキスタン。新婚のアヤンは製薬会社のセールスマン。しかし国内で生産された薬は売れなくて収入も少ない。ある時、妻のザイナブが“世界的に名の知れた大手グローバル企業の面接を受けてみれば!”と提案してくる。アヤンのセールスマンとしての熱意を認めた企業は彼を採用する。日々病院巡りに励み会社の粉ミルクを精力的に売り込むアヤンは、気がつけばトップセールスマンになっていた。しかしある日、ドクター・ファイズから、病院に売り込んだ粉ミルクのせいで乳幼児が亡くなるという衝撃的な事実を聞かされる...


アヤンにイムラン・ハシュミ。

ザイナブにギータンジャリ。

アレックスに「ナイロビの蜂/2005」「ビッグ・アイズ/2014」ダニー・ヒューストン。

ナディームに「君のためなら千回でも/2007」「グリーン・ゾーン/2010」「われらが背きし者/2016」ハリド・アブダラ。

マギーに「007/リビング・デイライツ/1987」「美しき運命の傷痕/2005」のマリアム・ダボ。

フランクに「もうひとりのシェイクスピア/2011」「レイルウェイ 運命の旅路/2013」「ベル ~ある伯爵令嬢の恋~/2013」のサム・リード。

ビラルに「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日/2012」「マダム・イン・ニューヨーク/2012」のアディル・フセイン。

ドクター・ファイズにサティエーディープ・ミシュラ。

監督、脚本は「ノー・マンズ・ランド/2001「美しき運命の傷痕/2005」ダニス・タノヴィッチ。


パキスタンで実際に起こった事件をモチーフにしたドラマは、アヤンの告発を取材してドキュメンタリー番組を作る映画作家アレックスのシーンから始まる。


水道環境が良くないパキスタンで粉ミルクを強引に販売した結果、汚染水で溶かした粉ミルクを飲んだ乳幼児が死亡する事件が多発する。苦しむ乳幼児を目の当たりにしたトップセールスマンのアヤンは会社の上司ビラルに訴えるが、話を聞くどころか逆に脅されてしまう。やがて正義感に燃えるアヤンは世界的巨大企業に孤高の闘いを挑むが、彼の告発の前には圧倒的な権力の壁が立ちはだかる。


巨大企業を相手にしたこの問題はまだ未解決のままで、アヤンはパキスタンを離れ妻子と共にカナダで暮らしている。

とても重いテーマで描かれた衝撃作は中々見応えがあった。


アヤンを演じるのはボリウッド映画の人気スター、イムラン・ハシュミ。ボリウッド映画を見ないのでイムラン・ハシュミを見たのはもちろん初めて。真面目で家族想いのアヤン役を好演している。ドキュメンタリーのようにも見えるリアルなドラマは、イムラン・ハシュミの演技が素晴らしいことに他ならない。

全く趣の異なるイムラン・ハシュミのボリウッド映画が見てみたくなった。


シネマカリテにて



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by margot2005 | 2017-03-29 00:07 | アジア | Trackback(2) | Comments(2)

「マダム・マロリーと魔法のスパイス」

「The Hundred-Foot Journey」2014 インド/アラブ首長国連邦/USA
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インド、ムンバイでレストランを営むカダム家。次男のハッサンは母親譲りの類いまれなる味覚感覚を持つ青年。しかしある日、暴動によりレストランは全焼しハッサンの母親も犠牲になる。やがて一家は新天地を求めフランスにやってくる...

マダム・マロリーに「エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~/2005」「クィーン/2006」「消されたヘッドライン/2009」「終着駅 トルストイ最後の旅/2009」「テンペスト/2010」「ヒッチコック/2012」のヘレン・ミレン。
パパに「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー/2007」のオム・プリ。
ハッサンにマニシュ・ダヤル。
マルグリットに「恋のベビーカー大作戦/2012」「ムード・インディゴ うたかたの日々/2013」「イヴ・サンローラン/2014」のシャルロット・ルボン。
町長に「マルセイユの決着/2007」のミシェル・ブラン。
監督は「カサノバ/2005」「HACHI 約束の犬/2008」「親愛なるきみへ/2008」「砂漠でサーモン・フィッシング/2011」「ヒプノティスト-催眠-/2012」のラッセ・ハルストレム。

ある日突如、瀟洒な館のフレンチ・レストランの真正面にゴテゴテと飾りをつけたインド料理店が出現する。フレンチ・レストランのマダム・マロリーは、このようなのどかな村に派手派手なインド料理店などあり得ない!と反撥し、攻撃を開始し始める。まぁマダムの気持ちは手に取るように分る。確かにあの地(あの景色)でインド料理店は違和感ありまくりだろう。そしてマダム曰く…この辺りの人々はインド料理など食べない!と。それに受けてたったインド人のパパは道路に立ち自らの店を宣伝し始める。徐々に客が入りハッサンは腕によりをかけ料理を作るが、彼の望みはインド料理ではなくフランス料理を作ることだった。

インド人のハッサンが南フランスでミシュラン1つ星を誇るフレンチ・レストランを2つ星に格上げし、その後パリに渡り天才料理人になるサクセス・ストーリー。
最初は憎み合い不仲だったマダム・マロリーとパパ。互いを牽制しつつも気になる存在のハッサンとマルグリット。先にフランスのマダムとインドのパパが好意を持ち始め、ハッサンとマルグリットも互いの気持ちを隠せない...少々出来過ぎのドラマは夢のようで、なんとなく「ショコラ/2000」を思い出してしまった。

ラッセ・ハルストレム大好きなので楽しみにしていた一作。ヘレン・ミレンはお気に入り女優の一人。しかし彼女フランスのマダムに見えないで困った。
舞台は南フランスながら話される言葉は英語で、特にレストランのスタッフたちとの英語での会話は実に違和感あり。でも製作者はあのスピルバーグ&オペラ・ウインフリーだし、英語の台詞になったのも致し方ない。
レストランの舞台として、スペインに近い南フランスの カステルノ・ド・レヴィやサン・タントナン・ノブル・ヴァルで撮影された村がとても美しい。
ちょっとイケメンのハッサン役のマニシュ・ダヤルはサウスカロライナ生まれで両親は北インド出身。TVシリーズに出演するアメリカン人俳優。

シネリーブル池袋にて
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by margot2005 | 2014-12-01 22:49 | アジア | Trackback(6) | Comments(2)

「めぐり逢わせのお弁当」

「Dabba」…aka「The Lunchbox」2013 インド/フランス/ドイツ/USA
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インド、ムンバイに住むイラは夫と娘の三人暮らし。最近、仕事一筋の夫はイラに無関心で、なんとか彼の気を惹こうと美味しいお弁当を作り始める。しかし夫宛てのお弁当は違った人に配達されていたことが判明する…。

サージャンに「その名にちなんで/2006」「マイティ・ハート/愛と絆/2007」「ダージリン急行/2007」「スラムドッグ$ミリオネア/2008」「ニューヨーク、アイラヴユー/2008」「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日/2012」のイルファン・カーン。
イラにニムラト・カウル。
シャイクにナワーズッディーン・シッディーキー。
監督、脚本はリテーシュ・バトラ。

最近インド映画が目白押し。歌って踊るインド映画はあまり好きではないが、本作は「スタンリーのお弁当箱/2011」同様“歌と踊り”は一切排除。
テーマが同じ「スタンリーのお弁当箱」は学校に通う少年が主人公だったが、こちらは会社勤めの中年男性と子供を持つ主婦のヒューマン・ドラマ。

妻を亡くしたサージャンと、夫に相手にされないイラ。間違って届けられたお弁当によって心を通わせていく二人。互いに何処の誰かも解らない状態で手紙の交換が始まる。
まぁ当然そうなるだろうなと想像通り二人は逢う約束を取り付ける。夫の愛が冷めたと感じるイラは次第にサージャンを求めるようになる。イラはサージャンのことを夫と同じような世代の男性だと信じていたに違いない。まさか中年男性だとは想像もしていなかったことだろう。逢う約束のレストランで密かにイラを見つけたサージャンも自身の歳を思い知ることになる。
淡い恋心が芽生えそうな成り行きがとても素敵なドラマで大満足だった。

お弁当の誤配は”600万分の1”というのがスーパー級に驚きだ。列車と自転車によってそれぞれのオフィスに運ばれるお弁当。一つや二つ間違っても不思議ではない気がするが…弁当配達人はプロフェッショナルなのだなぁと感心しきりだった。

インドのお弁当って本当に美味しそうで、見終わるとインド・カレーのお店に直行したくなる。イラが狭いキッチンで、ガス・コンロで直火でナンを焼く様子を見て、そうか直火なんだと納得。過去にオーブンでナンを焼いたことがあるがあまり美味しくなかった記憶がよみがえる。
イラと彼女のおば(決して姿は見せない)のやり取りが微笑ましい。上階に住むおばが食材をカゴに詰めイラのキッチンの窓辺につり下げるシーンは最高にナイス。

二人のやり取りがe-mail やLineじゃなくて手紙といったところが実にニクい。これがPCやスマートフォンじゃ興ざめしてしまうだろうな?
そしてシャイクの存在が良かったな。
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シネスイッチ銀座にて
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by margot2005 | 2014-09-13 00:29 | アジア | Trackback(8) | Comments(4)

「マダム・イン・ニューヨーク」

「English Vinglish」…aka「Madame in New York」2012 インド
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シャシにシュリデヴィ。
夫サティシュに「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日/2012」のアディル・フセイン。
フランス人ローランに「裏切りの闇で眠れ/2006」「ワールド・オブ・ライズ/2008」「スウィッチ/2011」のメーディ・ネブー。
シャシの姪ラーダにプリヤ・アーナンド。
監督、脚本はガウリ・シンデー。
「華麗なるギャツビー/2012」のアミターブ・バッチャンが飛行機でシャシの隣席の男性役で特別出演している。

インド人の主婦シャシは菓子作りが得意。家事しか脳がないと夫に思われることが実に辛い。英語が話せないことから娘にも軽蔑され憤懣やるかたない日々。しかしそんなある日、ニューヨークに住む姪の結婚式に招待される。シャシは手伝いのため一人ニューヨークに旅立つ。飛行機の中でも、入国審査でも不安だらけ。なんとか姪の家にたどり着きニューヨークの街に繰り出すが、言葉の壁にぶち当たり悲しい思いを体験することに。そんな矢先“4週間で英語が話せる!”という広告に惹かれシャシはスクールの門を叩く…

シアターで何度も予告を見て公開されたらすぐに観に行こうと思いつつ先々週末の金曜日にシアターへ駆け込んだ所、レディース・デイで満席だった。で、あきらめる他なくて、同じ銀座で上映中の、観る予定などなかった「マレフィセント」観るハメに...。そして数日後ようやっと本作を観る事が叶った。

最近wowowでインド映画特集している。実はインド映画(歌って踊るのがどうも…)って苦手。レビューは書かないながらも昨年観た「きっと、うまくいく/2007」は中々素敵なインド映画だった。その他、過去に観た中では「スタンリーのお弁当箱/2011」も良かったな。本作はそれ同様に素敵なインド映画となった。本作歌って踊るシーン少しあり。
シュリデヴィはインドの国民的大女優だそうで、彼女とても50歳には見えなくて美しくて若くて驚く。

夫はビジネスマンで当然ながら英語を話す。キリスト教の学校へ通う娘も英語が話せ、幼い息子も英語が理解出来る。同居する夫の母親とシャシだけが英語を理解すとことができない。シャシは一人取り残される気持ちが募るばかり。夫には家事さえできればOK…のように扱われているし…。しかし一人ニューヨークへ行き、誰にも(ラーダだけ知っていて協力を惜しまない)内緒で英語を学ぶシャシに拍手を贈りたくなる。姪の結婚式でのシャシのスピーチはとても素敵だった。

シネスイッチ銀座にて
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by margot2005 | 2014-08-05 23:04 | アジア | Trackback(10) | Comments(2)

「スタンリーのお弁当箱」

「Stanley Ka Dabba」…aka「Stanley's Tiffin Box」2011 インド
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スタンリーにパルソー。
英語教師ロージーにディヴィヤ・ダッタ。
歴史教師ズーチーに「スラムドッグ$ミリオネア/2008」のラジェンドラナート・ズーチー。
科学教師アイヤルにディヴィヤ・ジャグダレ。
校長にラフール・シン。
監督、製作、脚本、出演(国語教師ヴァルマー)はアモール・グプテ。
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ボリウッド映画って観た記憶がない。本作は歌もダンスもないながら本国インドで大ヒットを飛ばしたらしい。子供が主人公の映画はあまり観ないのだが、インド料理に興味を惹かれて…彼らが食べる実に美味しそうなインドの家庭料理の数々にレシピが欲しくなった。

顔に痣を作り、水道水を飲んで空腹を満たすスタンリー…あくまでも映画の中の話だが、ムンバイに住む貧困家庭の子供たちにとってそれは現実でもある。

主人公のスタンリーは母親も父親も亡くなりおじに引き取られた身の上。おじには厄介者扱いされているが、スタンリー少年は実に明るくてクラスの人気者。

スタンリーは級友に、母親が家にいなくて弁当を作ってもらうことが出来ない…なんて大嘘をつきながら水で空腹を満たしたり、弁当を持ってこれないので家に食べに帰るなんて嘘を適当に並べている。しかし家に帰って食べるという嘘はすぐにバレてしまい、級友は一緒に食べようと自分たちの弁当を差し出す。しかしその現場を目撃した国語教師ヴァルマーは“弁当を持ってこれない生徒は学校に来る資格がない!”と宣告する。このヴァルマーという男は強者で、自分も日々人の弁当を横取りするくせに、スタンリーをいじめるのだ。

ラスト、スタンリーがおじの家で、虐待にも等しい扱い受けつつ重労働に勤しむ姿に、児童就業率が極めて高いムンバイの子供たちの現実を改めて知り驚いたが、このドラマは監督アモール・グプテのメッセージなのだろう。

憎々しげにスタンリーをいじめる国語教師ヴァルマーを演じるアモール・グプテはスタンリー役のパルソーの実の父親だそう。そしてパルソーがとてもキュート。

シネスイッチ銀座にて
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by margot2005 | 2013-07-21 19:57 | アジア | Trackback(3) | Comments(0)

「落下の王国」

「The Fall」2006 インド/UK/USA
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世界遺産を舞台に繰り広げられる愛の冒険ファンタジー。

スタントマン ロイ/黒山賊に「グッド・シェパード/2006」のリー・ペイス。
ナース エヴリン/エヴリン姫に南アフリカ出身のジャスティン・ワデル。
アレクサンドリアにルーマニア人のカティンカ・ウンタルー。
監督、原案、脚本はインド出身で「ザ・セル/2000」のターセム・シン。

昔、昔のL.A.
事故で半身不随になったスタントマンのロイは自暴自棄から死にたい気持ちになっている。
ある日、ロイは同じ病院に骨折で入院している5才のアレクサンドリアと出会う。お話を聞かせてあげるから、モルヒネを盗んでくるようにと持ちかける。
ロイの語るお話の続きが聞きたいアレクサンドリアは盗んだモルヒネを彼に差し出すのだった...
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オープニングで“昔、昔のロサンゼルス”という字幕が出る。
スタントマン ロイがハリウッドの無声映画で活躍したのは1910年代。
この手の映画に解説はいらない。ビジュアルを楽しむアート系映画。

ターセム・シンが作ったジェニファー・ロペス主演の「ザ・セル」はかなり変わった作品だった。観てから随分と時間がたっているので、記憶は薄いが奇想天外な作品だった覚えはある。しかし、ビジュアルはスゴかった。
この作品も少々奇想天外ではあるが、映像がとにかく美しい!!
ロイがアレクサンドリアに話して聞かせるお話。アレクサンドリアがロイに“早く続き聞かせて!”とせがむように、観ている観客までロイが語る物語の続きが聞きたくなってしまう。
ロケされた世界遺産は素晴らしい!の一言。
ローマのコロッセオやパリのエッフェル、そして中国の万里の頂上やエジプトのピラミッド、インドのタージマハールはちらっとだけの映像。
一度は見て見たいインドネシア、バリの棚田や、インドのブルー・シティ、カンボジアのアンコールワット、南太平洋フィジーに浮かぶ小島などなどyodareが出そうだった。
ロイとアレクサンドリアが入院する病院は南アフリカのケープタウンで撮影された。
ラスト、再びロイのために盗みに入った調剤室で足を踏み外し、頭に怪我を負ったアレクサンドリアを車椅子で見舞ったロイ。アレクサンドリアはお話の結末が聞きたくて仕方がない。
語りたくないロイに“続きを聞かせて!”と懇願するアレクサンドリア。あの二人のシーンにはジーンと来る。
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この映画も予告を何度も観た。シアターの大画面にかかる予告編はとてもインパクトがあるので、つい期待してしまう。しかし期待を裏切られる事は何度もあり。でもでもこれは期待以上に素晴らしい映画で大満足だった。
ロイを演じたリー・ペイスってUK俳優なのかな?と思っていたがオクラホマ州出身のアメリカン。「上海の伯爵夫人/2005」に端役で出演している。
リー・ペイスがかっこ良くてノックアウトされてしてしまった。
ちょっと太めのアレクサンドリア役のカティンカ・ウンタルーが可愛いくて、可愛いくてどうしようもない。
衣装担当は石岡瑛子。ウエディングのシーンの衣装は最高に素晴らしかった。
タイトルの“落下”は絶望の淵にいるロイと、散々落下して来たスタントマン ロイそのもの。
シネスィッチ銀座にて...
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by margot2005 | 2008-09-20 01:09 | アジア | Trackback(15) | Comments(8)

「その名にちなんで」

a0051234_23335419.jpg「The Namesake」 2006 インド/USA
インドからアメリカ合衆国に渡った家族が織りなすヒューマン・ドラマ。
原作はピュリッツァー賞受賞作家ジュンパ・ラヒリの書いた世界的ベストセラー“The Namesake”。
監督はインド、カルカッタ出身のミーラー・ナーイル。
父アショケに「マイティ・ハート/愛と絆/2007」のイルファン・カーン。
母アシマにタブー。
彼らの息子ゴーゴリに「スーパーマン・リターンズ/」のカル・ペン。
ゴーゴリの妻となるモウシュミに 「ヴェニスの商人/2004」 のズレイカ・ロビンソン。
ゴーゴリの学生時代の恋人マクシーンに「ポセイドン/2006」のジャシンダ・バレット。
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1974年、インド、カルカッタに住む学生のアショケ(カーン)はロシアの小説家ニコライ・ゴーゴリの“外套”を読書中、列車の中で隣り合った老人より”若いうちに海外へ出て経験を積むと良い。”とアドヴァイスを受ける。そして、その後、突然の列車事故に遭遇したアショケだったが、手にしていた本“外套”が目印となり一命を取り留める。
3年後美しいアシマ(タブー)と見合いし、二人は結婚してアメリカへと渡る。
ニューヨークで生活を始めた二人だが、新生活に戸惑うばかりのアシマは故郷カルカッタへ帰りたいと言い出す始末。なんとかアシマを説き伏せるアショケ。やがて男の子が誕生しゴーゴリと命名される。
高校生になったゴーゴリ(ペン)は学校の授業でニコライ・ゴーゴリを知り、“なぜこのような名前を付けたのか?”と父親に迫るのだった...
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成長し巣立って行く子供たち。
母アシマのどうしようもない寂しさがひしひしと感じられ、同じ母としてジーンと来る。
人にとって名前の持つ意味の大きさを実感するストーリーである。
物語の中で“結婚式と葬式”が盛大なるセレモニーとして描かれるシーンは、インドの文化を垣間見た気がする。
文化の違いに戸惑うゴーゴリとアメリカンの恋人マクシーン。マクシーンはゴーゴリの世界(インド)に近づきたいと望むが、それを受け入れないゴーゴリ。
一方で、ゴーゴリと同じ文化の元に育ったモウシュミだが、結局彼女はその文化に背けて生きて行くことになる。この二人の描き方が上手いなぁと思う。
でもこの作品は母アシマを演じたインド出身のタブーの魅力満載の作品かと思える。
20才から45才までを演じたタブー。
20代も40代(実際は30代)もOKな彼女の美しさは羨まし過ぎ!
初日、土曜日の昼下がり、シアターはほぼ満席だった。
日比谷シャンテにて...
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by margot2005 | 2007-12-23 23:54 | アジア | Trackback(16) | Comments(10)