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イタリア映画祭2018...「環状線の猫のように」

Come un gatto in tangenziale…akaLike a Cat on a Highway2017 イタリア

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シンクタンクに勤めるインテリのジョヴァンニは妻ルーチェと別れてシングル・ファーザーとなり、リッチな家に一人娘と暮している。一方でパートで働くモニカは郊外の団地で一人息子と異母姉妹と共に暮らしている。現在モニカの夫は刑務所に服役中そんな二人の13歳になる子供たちが付き合い始める


ジョヴァンニがシンクタンクで、郊外に住む移民や低所得者層の社会的統合を目指すプロジェクトを率いていたり、今はフランスで暮らす元妻のルーチェがとてもスノッブな人間であることが多いに笑える。

ジョヴァンニのリッチな家で働く家政婦の態度がデカいのも実にオカシイ。

境遇も価値観も全く違う男女が出会い、ドタバタしながらも互いに歩みよる姿が微笑ましい。

インテリのジョヴァンニが、実際にルーマニアやバングラデシュからの移民や低所得者層の人々の暮らしを見て、統計だけでは見えてこない彼らの実態を知り得る過程がナイス。ラストは素敵だった。


「これが私の人生設計/生きていてすみません!」の監督とその妻のパオラが再びタッグを組んだ痛快コメディ。パオラもナイスだけどアントニオ・アルバネーゼが最高!そしてアントニオの元妻役のソニア・ベルガマスコがこれまたナイス・キャスティング。


出演(モニカ)/脚本に「これが私の人生設計/生きていてすみません!/2014」のパオラ・コルテッレージ。

ジョヴァンニに「日々と雲行き/2007」「ハートの問題/2009」「ローマでアモーレ/2012」のアントニオ・アルバネーゼ。

ルーチェに「オレはどこへ行く?/Viva!公務員/2016」のソニア・ベルガマスコ、

監督、脚本は「これが私の人生設計/生きていてすみません!」のリッカルド・ミラーニ。


今年は6作品を鑑賞。鑑賞した中でこれが一番面白く、「イタリアの父」は素敵なドラマだった。他作品は一風変わった作風で心に訴えるものがなかったような気がする。イタリア映画祭2018は例年より空席が目立ったように思えたのが残念。


有楽町朝日ホールにて



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by margot2005 | 2018-05-20 20:17 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

イタリア映画祭2018...「メイド・イン・イタリー」

Made in Italy2018 イタリア

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中年男のリコは食肉工場でソーセージを作り、妻のサラは美容院で働いている。二人は大学生のピエトロと共に父親から相続した大きな家に暮らす日々。リコの仕事は単調で会社はリストラの真っ最中。そんな折、麻薬に溺れていた友人の画家カルネヴァーレが自殺。リコは亡くなった彼を中傷する同僚を殴り会社をクビになってしまう


リコもサラも浮気をしている。ギクシャクした夫婦関係の中、リコは友人カルネヴァーレたちと騒いでストレスを発散している。

父親から相続した大きな家を売りたくないリコはドイツ、フランクフルトで働くことを決意する。やがてフランクフルトのレストランに職を得たリコが故郷に想いを馳せるところでエンディングを迎える。で、タイトル「メイドインイタリー」の意味が分かった。

しかしながらイタリア人が働く場所を求めてドイツに行くという現実に驚かされた。


監督のルチャーノ・リガブエはイタリアのロック・シンガーでもあり、映画のオープニングでロックする主人公の姿が描かれる。そうリコは監督の分身的存在なのだ。

ルチャーノ・リガブエはシンガーとして成功する前は様々な仕事を経験した労働者で、ドラマはもしシンガーになっていなければ自分の歩むことになっていた人生”だったそう

ステファノ・アコルシがおじさん化している。


リコに「僕たちの大地/2014」のステファノ・アルコッシ。

サラに「カプチーノはお熱いうちに/2014」「おとなの事情/2016」のカシア・スムートニアック。

カルネヴァーレに「湖のほとりで/2007」「インフェルノ/2016」のファウスト・マリア・シャラッパ。

ピエトロにトビーア・デ・アンジェリス。

監督は「ラジオフレッチャ/1998」のルチャーノ・リガブエ。


有楽町朝日ホールにて



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by margot2005 | 2018-05-20 19:21 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

イタリア映画祭2018...「ザ・プレイス」

The Place2017 イタリア

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カフェ「ザプレイス」の奥まった席に一日中座る男は次から次へとやって来る訪問者の話を聞いている。彼らは自らの願いや欲望を男に訴え、男は望みを叶えるには今から話す行為を行なわなければならないと告げる


老婦人マルチェッラはアルツハイマーの夫を救うため人の集まる場所に爆弾を仕掛けねばならない/修道女キアラは神を取り戻すために妊娠しなければならない/ルイージはガンから幼い息子を救うため、幼い少女を殺さなければならない/盲目のフルヴィオが視力を取り戻すには婦女暴行しなければならない/アッズッラが夫の関心を取り戻すためには別のカップルを破局せねばならないetc.。

そして刑事エットレの望みは放蕩息子を立ち直らせることが、息子アレックスは父親からの自由を望んでいる。


監督はアメリカのあるTVシリーズから着想を得たそう。そのテーマ人は願いが叶うとわかっていたら何をするだろうか?ということ。

本作は前作「おとなの事情」と赤い糸で繋がっている...とは監督の弁。そして次回作で3部作は終結するらしい。


男はSNS全勢の時代に対面で訪問者と話し、個人情報は分厚い手帳に管理している。それは変に?新鮮だった。テーマにはあまり惹かれなかったけど、9人の訪問者の運命が次第に絡み合っていく様子は上手く描かれているなと思った。


ドラマのシーンはカフェ「ザプレイス」のみ。「おとなの事情」も密室劇だったけど、こちらは完璧なる密室劇。

男を演じたヴァレリオ・マスタンドレアは常に座った状態。あれって逆に疲れないのかな?なんて心配した。


男に「テイートとエイリアン/2017」のヴァレリオ・マスタンドレア。

エットレに「神様の思し召し/2015」のマルコ・ジャリーニ。

修道女キアラに「ハングリー・ハーツ/2014」「おとなの事情/2016」のアルバ・ロルヴァケル。

マルチェッラに「母よ、/2015」のジュリア・ラッザリーニ。

アッズッラに「気楽な人生/2010」のヴィットリア・プッチーニ。

マルティーナに「ローマの教室で~我らの佳き日々~ /2012」のシルヴィア・ダミーコ。

オドアクレに「南部のささやかな商売/2013」「どうってことないさ/2016」のロッコ・パパレオ。

ルイジにヴィニーチョ・マルキョーニ。

アレックスに「恋愛マニュアル/2005」のシルヴィオ・ムッチーニ。

フルヴィオに「暗黒街/2015」のアレッサンドロ・ボルギ。

アンジェラに「グレート・ビューティー/追憶のローマ/2013」「私と彼女/2015」のサブリーナ・フェリッリ。

監督は「おとなの事情/2016」のパオロ・ジェノヴェーゼ。


有楽町朝日ホールにて


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by margot2005 | 2018-05-17 23:06 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

イタリア映画祭2018...「いつだってやめられるー名誉学位」

Smetto quando voglio: Ad honorem…akaI Can Quit Whenever I WantAd Honorem2017 イタリア/ロマ

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「いつだってやめられる/2014」「いつだってやめられる-マスタークラス/2017」の続でシリーズ最終章。

イタリア全土の刑務所に分散して収監されていた元科学者たちが集まり神経ガスの使用を阻止するため立ち上がる


ピエトロが一作で登場したドラッグ市場のボス、ムレーナと刑務所で再開したり、2作で活躍した刑事コレッティも出演しているが、1、2作ほどの盛り上がりはなくて実に残念だった。前作はハリウッド映画ばりのアクション・シーンが面白かったのだけど3部からなるいつだってやめられるの最終章はつまらなかった。


本作は前作(2作目)と同時期に撮影されたのだが、前作で盛り上がり過ぎてこちらは低下してしまったような気がする。


コメディのシリーズ物って第1作が一番面白いのかも?前売りチケットは完売だったが

「いつだってやめられる-マスタークラス」は「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」の邦題で5/26からBunkamura ルシネマで公開される予定。


ピエトロに「どうってことないさ/2016」「おとなの事情/2016」のエドアルド・レオ。

マッティアにヴァレリオ・アプレア。

アルベルトにステファノ・フレージ。

アルトゥーロに「副王家の血筋/副王家の一族/2009」「ある天文学者の恋文/2016」のパオロ・カラブレージ。

バルトロメオに「バッグにはクリプトナイト/2011」のリベロ・デ・リエンツォ。

ジョルジョにロレンツォ・ラヴィア。

アンドレアにピエトロ・セルモンティ。

ジュリアに「錆び/2011」「昼下がり、ローマの恋/2011」のヴァレリア・ソラリーノ。

パオラ・コレッティに「暗黒街/2015」のグレタ・スカラーノ。

ヴァルテルに「われらの子供たち/2014」のルイジ・ロ・カーショ。

ムレーナに「バール・マルゲリータに集う仲間たち/2009」ネリマルコレ。

監督、原案、脚本は「いつだってやめられる/2014」「いつだってやめられる-マスタークラス/2017」のシドニー・シビリア。


有楽町朝日ホールにて



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by margot2005 | 2018-05-14 23:58 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

イタリア映画祭2018...「テイートとエイリアン」

Tito e gli alieni…aka Little Tito and the Aliens2017 イタリア

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アメリカ合衆国、ネバダ州のグルームレイク空軍基地に隣接する砂漠に暮らす教授はイタリア、ナポリ出身。通称エリア51と呼ばれるこの地では政府の極秘プロジェクトが行われていて教授はそれに関わっていた。そんなある日、教授の姪アニタと甥テイートがナポリからやって来る


教授は妻のリンダを亡くして以来人を避け、日がな一日ソファに座って宇宙からの音声を聞いている。エイリアンと遭遇したという人々も暮らす砂漠で、観光客相手に結婚式を企画するステラは教授が気がかりで時折彼を訪ねる。

姪と甥がナポリからやって来たのは教授の兄フィデルが亡くなったから。妻も既に他界し、子供たちを弟に託していた。


ラスベガスのあるネバダ州に住むということでアニタとテイートはご機嫌だったが、空港に着き迎えに来た車は砂漠地帯をどこまでも走り、たどり着いた叔父の住処はラスベガスから遠く離れた場所だった。

不満タラタラのアニタとテイートに手を焼く教授はステラに子供たちの面倒を見てもらおうと考える。


極秘プロジェクトは暗礁に乗り上げていたが、テイートがやって来て教授の手伝いをするうちマシーンが作動し始める。

ラスト、リンダと名付けられたマシーンが宇宙からの映像を受信するシーンはファンタジーのようで素敵。

イタリアの女の子アニタが空軍の兵士に憧れ、ルークという名前の宇宙オタクがアニタを追っかける様子がなんとも微笑ましい。

ヴァレリオ・マスタンドレアはとても味のある俳優。変人で飄々とした雰囲気の教授役にマッチしていてナイス。


教授に「甘き人生/2016」のヴァレリオ・マスタンドレア。

ステラに「ジャコメッティ 最後の肖像/2017」のクレマンス・ポエジー。

テイートにルカ・エスポジート。

アニタにキアラ・ステラ・リッチョ。

ルークにミゲール・ヘレーラ。

ダニエル大佐に「もうひとりのシェイクスピア/2011」のジョン・キーオ。

フィデルに「イル・ディーヴォ-魔王と呼ばれた男-/2008」のジャンフェリーチェ・インパラート。

監督は「楽園の中へ/2012」のパオラ・ランディ。


有楽町朝日ホールにて



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by margot2005 | 2018-05-09 20:55 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

イタリア映画祭2018...「イタリアの父」

Il padre d'Italia…akaThere is a light2017 イタリア

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トリノで出会ったパオロとミアがローマ、ナポリを経て、イタリア半島の南西端にあるレッジョ・カラブリアまで旅を続けるロードムービー。


孤児院育ちでゲイのパオロはパートナーのマリオと破局し失意の中にいる。そんな折、訪ねたクラブで身重のミアと出会う。型破りのミアに翻弄されながらも子供の父親探しに同行することになるパオロ。


孤独を抱えるパオロと現実逃避のミア。

孤児院育ちのパオロは家族を持つことに憧れていた。しかし彼はゲイで子供を持つことにはかなりの無理がある。

建築家を夢見ていたが現実では家具店で働くパオロ。ソロシンガーに憧れていたが実際はロックバンドのバックシンガーのミア。

偶然出会った二人が、旅の途中自身の有様を告白し次第に惹かれ合って行く。そして旅は二人の未来探しになる。


ミアの実家にたどり着いた二人はつかの間穏やかな日々を過ごす。ミアの実家が気に入ったパオロはこの地に住みたいと願うがミアの母親に反対されてしまう。理由はミアがあまりにも破天荒な人間だからと


ラストは素敵だった。

パオロを演じたルカ・マリネッリとミア役のイザベラ・ラゴネーゼが素晴らしい。

イザベラは「初任地にて」での地味で孤独な女性とは真逆の役柄で、ド派手なメイクやヘアーのミア役がピッタリ。

「ニーナ ローマの夏休み」でイケメン、チェリストを演じたルカが孤独を抱えたゲイの男を好演している。


パオロに「ニーナ ローマの夏休み/2012」「グレート・ビューティー/追憶のローマ/2013」「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ/2015」のルカ・マリネッリ。

ミアに「初任地にて/2010」「幸せの椅子/2013」のイザベラ・ラゴネーゼ。

監督、原案、脚本は「存在しない南/2013」のファビオ・モッロ。


有楽町朝日ホールにて

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by margot2005 | 2018-05-08 22:19 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

「修道士は沈黙する」

Le confessioni…akaThe Confessions2016 イタリア/フランス

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バルト海に面した高級ホテルでG8の財務相会議が開かれようとしている。会議前夜、国際通貨基金の専務理事ダニエル・ロシェは、各国の財務相に加えて、世界的なポップスター、有名な絵本作家クレール・セス、そしてイタリア人修道士ロベルト・サルスを招いて自らの誕生日を祝う夕食会を催す。夕食後、サルスはロシェに呼び出され懺悔をしたいと告げられる。やがてサルスがロシェの懺悔を聞いて部屋に戻った翌朝、頭からビニールをかぶった姿で死んでいるロシェが発見される


他殺か?自殺か?警察の極秘操作が始まる。案の定、最後に会った人物としてサルスは一番に疑いをかけられるが戒律に従って沈黙を守り通すのだった。

G8の財務相会議では発展途上国の経済に影響を与えかねない重大な決定が下されようとしていた上、各国の財務相の間では政治的な駆け引きが始まろうとしていた。そんな中、サルスは自らの思いを語り始める。


今日本では財務省が大変なことになっているけど、このドラマに登場する各国の大臣たちの行動が怪しくて笑える。

修道士ロベルト・サルスが元数学者だったという件が面白い。そして疑われているサルスにこっそり情報を提供するクレールがニクい。

ラスト、ドイツ経財相の獰猛な犬が飼い主に歯向かった後、修道士サルスについて行く姿が微笑ましくて素敵だった。

トニ・セルヴィッロ最高!


本作は「告解」というタイトルでイタリア映画祭2017で公開された。その時見たかったが配給が付いていたので見送った。

映画は2007年に実際にG8会議が開かれた、バルト海沿岸のドイツのリゾート地ハイリゲンダムで撮影された。そのホテルは当然のことながらすごくゴージャス。


トニ・セルヴィッロ主演で、監督は「そして、デブノーの森へ」「ローマに消えた男」のロベルト・アンドー。おまけにダニエル・オートゥイユ、モーリッツ・ブライブトロイ、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、コニー・ニールセン、マリ=ジョゼ・クローズetc.と素晴らしくInternationalな俳優陣。日本の大臣役で伊川東吾も出演している。


大好きなドイツ人俳優モーリッツがサルスとイタリア語で話している。彼は英語とフランス語も堪能で、ドイツ人て多言語OKな人多いなと感心していたら、デンマーク人のコニー・ニールセンは8ヶ国語堪能だそう。北欧の人が一番多言語OKのように思える。


ロベルト・サルスに「グレート・ビューティー/追憶のローマ/2013」「自由に乾杯!/ローマに消えた男/2013」のトニ・セルヴィッロ。

ダニエル・ロシェに「世界にひとつの金メダル/2013」「殺意は薔薇の香り/2013」のダニエル・オートゥイユ。

クレール・セスに「ある愛の風景/2004」のコニー・ニールセン。

マルク・クラインに「ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~/2010」「消えた声が、その名を呼ぶ/2014」「ドッペルゲンガー 凍てつく分身/2014」のモーリッツ・ブライブトロイ。

イタリアの大臣「暗黒街/2015」のピエルフランチェスコ・ファヴィーノ。

カナダの大臣「誰のせいでもない/2015」のマリ=ジョゼ・クローズ。

ドイツの大臣「イングロリアス・バスターズ/2009」「ラストミッション/2014」のリヒャルト・サメル。

ロシアの大臣「オーケストラ!/2009」のアレクセイ・グシュコフ。

日本の大臣に伊川東吾。

フランスの大臣「ふたりの5つの分かれ路/2004」「パリ3区の遺産相続人/2014」のステファーヌ・フレス。

アメリカの大臣にジョン・キーオ。

イギリスの大臣にアンディ・デ・ラ・トゥアー。          

ロシェの友人キスに「フランス組曲/2014」「5時から7時の恋人カンケイ/2014」のランベール・ウィルソン。

監督は「そして、デブノーの森へ/2004」「自由に乾杯!/ローマに消えた男/2013」のロベルト・アンドー。


Bunkamura ル・シネマにて



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by margot2005 | 2018-04-18 22:47 | イタリア | Trackback | Comments(0)

「はじまりの街」

La vita possibile2016 イタリア/フランス

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アンナに「私と彼女/2015」マルゲリータ・ブイ。

カルラに「あなたたちのために/2015」ヴァレリア・ゴリノ。

ヴァレリオにアンドレア・ピットリーノ。

ラリッサにカテリーナ・シュルハ。

マチューに「情痴アヴァンチュール/2005」「スウィッチ/2011」ブリュノ・トデスキーニ。

監督、脚本は「われらの子供たち/2014」イヴァーノ・デ・マッテオ。


ローマで一人息子ヴァレリオと暮らすアンナは夫の暴力に耐えきれず家を飛び出す。そして親友のカルラを頼りトリノに向かうのだった…


カルラはシングルの売れない女優で、叔母が残した小さな家に住んでいる。アンナとヴァレリオは暖かく迎えてくれたカルラの家にしばし居候することになる。やがてアンナは仕事を探し始めるが、ヴァレリオは知らない土地で孤独に苛まれて行く。ローマには友人がいたが、トリノにはいない。“自分の部屋もないなんて耐えられない!”と怒りを爆発させるヴァレリオが可哀想でならなかった。彼は思春期真っただ中。この頃の男の子ってかなり難しい時期。その時期に父親が母親に暴力を振るう所を目の当たりにした上、知らない土地に連れて来られたのだから精神的にとても辛かったに違いない。


ドラマはアンナの息子ヴァレリオを中心に描かれ、彼が偶然出会った娼婦ラリッサに恋をしたり、カルラのアパートの下の階に店を構えるマチューとの交流を挟みながら進んで行く。

原題は“人生は可能”という意味。邦題の「はじまりの街」もラストの展開にマッチしていて素敵だ。


舞台となったトリノの街が美しい。イタリアってどこの街も絵になる様子。

ラリッサを演じるカテリーナ・シュルハはベラルーシ生まれのチャーミングな女性。

テーマ曲となるシャーリー・バッシーの名曲"This Is My Life"がヒロインにぴったり。


少々期待して見に行ったけど...残念ながらそれほどでもなかったかな?と思ったけど、ヴァレリオ役のアンドレア・ピットリーノの青い瞳が吸い込まれそうに美しいし、ハンサム・ボーイの彼が頑張っているので許してしまった。

上映館の岩波ホールは中高年が多いシアターで、本作を見た時もそうだった。

何はともあれシアターは思ったより入っていて、いつものことながらイタリア映画をもっと公開して欲しいなと切に願った。


岩波ホールにて



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by margot2005 | 2017-11-13 20:43 | イタリア | Trackback | Comments(0)

「歓びのトスカーナ」

La pazza gioia…akaLike Crazy2016 イタリア/フランス

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イタリア、トスカーナ州にある診療施設ヴィラ・ビオンディでは、心に問題を抱えた女性たちが社会復帰のために治療を受け、寝食を共にしている。ベアトリーチェは極度の虚言癖を持つ自称、伯爵夫人で、施設では女王のように振る舞いつつ常にハイテンションで喋りまくっている。ある日、タトゥだらけで極端に痩せたドナテッラがやって来る。ドナテッラに目を付けたベアトリーチェは彼女に付きまとい世話を焼く内、最愛の息子と引き離されていたことを知る…


ベアトリーチェに「人間の値打ち/2013」ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ。

ドナテッラに「ハートの問題/2009」ミカエラ・ラマツォッティ。

ドクター・ザッパにヴァレンティーナ・カルネルッティ。

ドクター・ロレンツィーニに「孤独な天使たち/2012」トンマーゾ・ラーニョ。

監督は「ナポレオンの愛人/2006」「人間の値打ち/2013」パオロ・ヴィルズィ。


おしゃべりな中年女と自分の殻に閉じこもる若い女。対照的な二人が施設を脱走しつかの間の自由を謳歌するロード・ムービー。

何はともあれ虚言癖のある自称、伯爵夫人ベアトリーチェの行動が破天荒!車を盗んだかと思えば、超高級レストランで”わたしは伯爵夫人だけど今は持ち合わせがないの。”と言いつつ逃げ出して無銭飲食。押し掛けた銀行でも”わたしは伯爵夫人だけどお金を用立ててくれる!”なんて宣う。銀行が用立てるなんてあり得ない!のに…。


離婚、子供を連れての自殺未遂と別れ。心に傷を抱える女性たちは立ち直れるのだろうか?

イタリア映画祭2017で上映された時見るかどうか迷ったが配給がついていたので見送った。映画祭ではチケット完売。今回の上映ではかなり期待して見に行ったが、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキが喋りまくり少々うるさかったのは否めない。イタリア旅行で何度も感じたようにイタリア語って耳にうるさい言語かも?

でもヴァレリア・ブルーニ・テデスキとミカエラ・ラマツォッティの成りきりぶりはさすが!

テーマは全く違うがアメリカ映画「テルマ&ルーズ」を思い出す。


シネスイッチ銀座にて


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by margot2005 | 2017-07-19 21:59 | イタリア | Trackback | Comments(0)

「甘き人生」

Fai bei sogni…akaSweet Dreams2016 イタリア/フランス

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母を失った男の魂の喪失と再生の物語。


マッシモに「おとなの事情/2016」ヴァレリオ・マスタンドレア。

マッシモ(幼少期)にニコロ・カブラス。

マッシモ(青春期)にダリオ・ダル・ペーロ。

エリーザに「シークレット・オブ・モンスター/2015」ベレニス・ベジョ。

マッシモの父にグイド・カプリーノ。

マッシモの母にバルバラ・ロンキ。

マッシモ(青春期)の友人エンリコにディラン・フェッラリオ。

エンリコの母に「ヴィオレット-ある作家の肖像-/2013」エマニュエル・ドゥヴォス。

大富豪アトスに「人間の値打ち/2013」ファブリツィオ・ジフーニ。

監督は「母の微笑/2002」「夜よこんにちは/2003「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女/2009」「眠れる美女/2012のマルコ・ベロッキオ。


トリノに住む9歳のマッシモは地元のサッカーチーム、トリノの大ファン。ある夜、大好きな母がお休みのキスをした後、帰らぬ人となる。やがて父親に連れられて教会へ行き、神父から母の死を告げられるがマッシモは彼女の死を受け入れることができない。そして母の死因を知らないまま大人に成長する。


母の死はマッシモの人生にずっと影を落とし続けていた。ある時、マッシモは呼吸が苦しくなって病院で診察を受け、担当した女性医師のエリーザに惹かれてしまう。母は心筋梗塞で亡くなったとエリーザに告げるが、彼女の返答から母の死因に疑問を抱くようになる。

終盤で母の死因が明かされる。逝かせてあげなさい。というエリーザの言葉が胸に染みる。


原作はトリノ生まれのジャーナリスト、マッシモ・グラメッリーニの書いたベストセラー小説。

ドラマは60年代から90年代にかけて描かれる。

ジャーナリストであるマッシモが政治記者時代に取材した政界の構造汚職と検察による汚職捜査や、サラエヴォで取材したボスニア・ヘルツェゴビナの紛争などが描かれることでマッシモの新聞記者としての経歴をたどることができる。そしてスクリーンにサッカーの試合中継がたびたび流れるのはマッシモが一時期スポーツ記者だったから...60年代に流行ったMusic&ツイストが懐かしい。

ある時、母を愛せないと悩む中年男の人生相談投稿に答えるマッシモ。彼は母を亡くした男で、自身の経験を綴った投稿が大評判を呼ぶエピソードはとっても素敵だった。


大人のマッシモを演じるヴァレリオ・マスタンドレアがスゴく良かった。彼のこのようなキャラは初めて見たかも知れない。

出番は少ないながらフランス人女優エマニュエル・ドゥヴォスの存在感は圧倒的。

マッシモに癒しを与えるエリーザ役のベレニス・ベジョも良かったな。


イタリア映画祭2017で鑑賞/有楽町スバル座、ユーロスペースにて上映中



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by margot2005 | 2017-07-17 18:56 | イタリア | Trackback | Comments(0)