タグ:アリシア・ヴィキャンデル ( 7 ) タグの人気記事

「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」

Tulip Fever2017 UKUSA

a0051234_20421834.jpg
a0051234_20422734.jpg

17世紀のオランダ、アムステルダム。修道院で育った孤児のソフィアは美しい女性に成長し豪商コルネリス・サンツフォールトのもとに嫁ぐ。この時代はチューリップ・バブルが過熱し、球根一つで家一軒が買えるほどの値打ちがあった。人々の間では投機熱が異常に高まり、修道院長までもが参戦。ある日、魚屋のウィレムは投機に成功し大金を手に入れる。ウィレムはコルネリスの屋敷で働くマリアと恋仲だった。

一方で、ソフィアには跡継ぎを産む使命があり、コルネリスとは子作りに励むだけの愛のない結婚生活を送っていた。そんな折、コルネリスは夫婦の肖像画を描かせるために若手画家ヤン・ファン・ロースを雇う


ソフィアとコルネリスの未来は?そしてチューリップ・フィーバーに翻弄されてしまったヤンとウィレムは?ラストは皆実に上手く収まるところに収まってナイスだった。


スウェーデン生まれのアリシアは17世紀のオランダ女性がぴったり。ポスターに描かれているフェルメール・ブルーのドレスも似合っていてとてもチャーミング。

UK女優ホリデイ・グレインジャーの透明感のある肌の白さはとても美しい。アリシアとは対照的だが、それはホリデイの魅力の一つ。

ウィレムを演じるジャック・オコンネルは過去の作品とは全く違った古典もので、意外なことに似合っている。そうそうデイン・デハーンも然り。

クリストフ・ヴァルツは珍しく最後まで良い人だった。

ジュディ・デンチは相変わらずの貫禄。

ということで17世紀のオランダが舞台のチューリップ・フィーバーは余り面白くなかったが、ナイス・キャスティングでドラマは持っているような気がした。


ドラマの原作者デボラ・モガーは”フェルメールの絵画の世界を小説にしたい”と願い執筆したそう。そして舞台となった17世紀は絵画(レンブラントやフェルメール)とチューリップが二大ブームだった。

そういやシアターで、上野の森美術館で開催中の”フェルメール展”の宣伝をしていた。


ソフィア・サンツフォールトに「光をくれた人/2016」「トゥームレイダー ファースト・ミッション/2017アリシア・ヴィキャンデル。

ヤン・ファン・ロースに「デビルズ・ノット/2013」「ディーン、君がいた瞬間(とき)/2015」のデイン・デハーン。

マリアに「ライオット・クラブ/2014「シンデレラ/2015」「ザ・ブリザード/2016」のホリデイ・グレインジャー。

ウィレム・ブロックに「マネーモンスター/2016」のジャック・オコンネル。

コルネリス・サンツフォールトに「ターザン:REBORN/2016」のクリストフ・ヴァルツ。

ソルフ医師に「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~/2013」「ライオット・クラブ/2014」のトム・ホランダー。

修道院長に「オリエント急行殺人事件/2017」のジュディ・デンチ。

監督、製作総指揮に「マンデラ 自由への長い道/2013」のジャスティン・チャドウィック。


恵比寿ガーデンシネマにて


[PR]
by margot2005 | 2018-11-07 22:19 | UK | Comments(0)

「光をくれた人」

The Light Between Oceans2016 UK/ニュージーランド/USA

a0051234_18131923.jpg
a0051234_18133068.jpg

1918年、オーストラリア。トム・シェアボーンは戦争の英雄として帰国したが心に深い傷を負い、人生を拒むかのように絶海に浮かぶ無人の孤島、ヤヌス島の灯台守となる。トムは臨時採用扱いだったが、病気療養中の前任者が亡くなり正式採用となる。契約のためバルタジョウズの町に戻ったトムは、その地の有力者の娘イザベルと出会う


トム・シェアボーンに「X-MEN:アポカリプス/2016「アサシン クリード/2016」のマイケル・ファスベンダー。

イザベルに「ジェイソン・ボーン/2016」アリシア・ヴィキャンデル。

ハナに「グランドフィナーレ/2015」レイチェル・ワイズ。

セプティマス・ポッツに「オーストラリア/2008」「殺し屋チャーリーと6人の悪党/2014「キング・オブ・エジプト/2016」のブライアン・ブラウン。

ラルフ・アディコットに「オーストラリア/2008」ジャック・トンプソン。

監督、脚本は「ブルー・バレンタイン/2010」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命/2012」デレク・シアンフランス。


生命力に輝くイザベルに対してトムは世捨て人。しかし全く違う性格の二人に愛が芽生え結婚に至る。ヤヌス島での生活は不便で孤独だったが、愛する二人にとっては幸せな日々。やがてイザベルは妊娠するが流産してしまう。そして同じことが続きもう子供は持てないのではないかとあきらめかけたその時、海に浮かぶボートに男性の胸に抱かれた女の赤ちゃんを見つける。父親と思える男性は既に亡くなっていたが赤ちゃんは元気いっぱい。イザベルは早速家に連れ帰り世話を始める。一方でトムには事の顛末を町に報告する義務があったが、イザベルに自分たちの子供として育てたい!と迫られる。


子供を亡くした妻に迫られた夫はもうどうしようもなかったのだろう。こういう時って先のことなど考えないし善悪の判断も鈍ってしまう。結局、それが原因で悲劇が始まるのだが


映画を見終わってとにかくハナが気の毒でならなかった。自分がお腹を痛めて生んだ子供グレースに拒否された上、他の女性をママと呼んで泣き叫ぶなんてあまりにも悲し過ぎる。

もしトムが墓前で泣くハナを目にしなかったら、そしてハナが地元の人間ではなかったら二人の運命は変わっていたかも?なんて思ったりもした。


寡黙だが深い愛情を示すトム役のマイケル・ファスベンダー、子供をこよなく愛する母親役のアリシア・ヴィキャンデル、そして悲観に暮れるハナを演じるレイチェル・ワイズと、3人の俳優が素晴らしかった。


ラスト、生まれたばかりの息子クリストファーを伴いトムを訪ねるグレース(ルーシー)のシーンが素敵。

ロケ地はニュージーランドとオーストラリアのタスマニア。海のシーンが素晴らしく綺麗だった。

かつて灯台守という仕事があったが、それは世界一孤独な仕事かも知れない。


TOHOシネマズ・シャンテにて



[PR]
by margot2005 | 2017-05-30 20:08 | UK | Comments(4)

「ジェイソン・ボーン」

「Jason Bourne」2016 UK/USA

a0051234_00112558.jpeg

世間から姿を隠し静かに人生を送っていたジェイソン・ボーンは全ての記憶を取り戻していた。ある日、ギリシャに潜伏しているボーンに元同僚のニッキーが接触を試みる。ニッキーはCIAのサーバーから秘密情報を盗み出し “トレッドストーン計画”の全貌とそれに関わったボーンの父親の情報も手にしていた。しかしニッキーの足取りを追跡したCIA長官デューイはギリシャに凄腕アサシン、アセットを送り込む…


ジェイソン・ボーンに「オデッセイ/2015」マット・デイモン。

ヘザー・リーに「アンナ・カレーニナ/2012」「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮/2012」「ガンズ&ゴールド/2013」「エクス・マキナ/2015」「コードネームU.N.C.L.E./2015」「リリーのすべて/2015」 「二ツ星の料理人/2015」アリシア・ヴィキャンデル。

ロバード・デューイに「告発のとき/2007」「カンパニー・メン/2010」「リンカーン/2012」のトミー・リー・ジョーンズ。

アセットに「美女と野獣/2014」「チャイルド44 森に消えた子供たち/2014」ヴァンサン・カッセル。

ニッキー・パーソンズに「ボーン・アルティメイタム/2007」「世界にひとつのプレイブック/2012」ジュリア・スタイルズ。

監督、脚本、製作は「ボーン・スプレマシー/2004」「ボーン・アルティメイタム/2007」「キャプテン・フィリップス/2013」のポール・グリーングラス。


帰って来たジェイソン・ボーン!「ボーン・アルティメイタム/2007」から9年。ジェレミー・レナーの「ボーン・レガシー/2012」を見たけどマジでつまらなかった。やはりジェイソン・ボーンはマット・デイモンでなくては…とは言いつつ「ボーン・アルティメイタム」のレビューにはあまり面白くなかったなんて書いている。そう、今回のジェイソン・ボーン再登場にはあまり期待しないでおいた。

でもかつて読んだロバート・ラドラムの“暗殺者”のファンでもあるのでこのシリーズには思い入れがあり、マットもお気に入り俳優だし...。


このシリーズは世界中を飛び回るジェイソン・ボーンと、彼の強さが楽しめる娯楽作品。

ロケーションで今回スゴかったのはラスベガスのシーン。解体する前のホテルで撮影されたというシーンはかなりの迫力。ジェイソン・ステイサムの“トランスポーター・シリーズ”のノリで、あり得ない場面もあったが…。他にも毎回登場するヨーロッパ諸国でも撮影されている。


シリーズに欠かせなかったニッキーがあっさりと殺されてしまって可哀想だったけど、次回に続くヘザーの登場がナイス!

キーラ・ナイトレイの「アンナ・カレーニナ」や、デンマーク、スウェーデン合作の「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」で始めお目にかかったスウェーデン出身のアリシア・ヴィキャンデル。オスカーもゲットし今や引っ張りだこの彼女は、クラシックな作品も現代物も未来ものも全てOK。本作ではCIA若手エージェントがこれまた良く似合っている。

ワルが完璧にまで似合うヴァンサン・カッセルの出演も良かったな。トミー・リー・ジョーンズも然り。


ボーン追跡を任された若手エージェント、ヘザー・リーとCIA長官デューイとのやり取りが何気に面白い。アリシアは作品ごとに素敵な女優になっていく。

ラスト、ジェイソン・ボーンとヘザー・リーが対決??次作が楽しみとなった。


TOHOシネマズ・スカラ座にて



[PR]
by margot2005 | 2016-11-06 00:36 | UK | Comments(4)

「エクス・マキナ」

「Ex Machina」2015 UK
a0051234_23324841.jpg
a0051234_23324085.jpg

プログラマーのケイレブは世界最大の検索エンジンを運営するブルーブック社に勤めている。ある日、社内試験に合格し、社長のネイサンから人里離れた大自然の中に建つ山荘へ招待される...

ケイレブに「わたしを離さないで/2010」「シャドー・ダンサー/2011」「アンナ・カレーニナ/2012」「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~/2013」「スター・ウォーズ/フォースの覚醒/2015」のドーナル・グリーソン。
エヴァに「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮/2012」「アンナ・カレーニナ」「ガンズ&ゴールド/2013」「コードネームU.N.C.L.E./2015」「リリーのすべて/2015」のアリシア・ヴィキャンデル。
ネイサンに「アメリカン・ドリーマー 理想の代償/2014」「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のオスカー・アイザック。
キョウコにソノヤ・ミズノ。
監督、脚本は「28日後…/2002」「わたしを離さないで/2010」「ジャッジ・ドレッド/2012」の脚本家アレックス・ガーランド。

山荘に到着したケイレブは秘密保持契約にサインし、ネイサンから、自宅は人工知能(AI)の開発研究施設であると明かされる。そしてケイレブに与えられた仕事はネイサンが開発した人工知能にチューリング・テスト(ロボットに知能があるかどうか判断するテスト)を行うことだった。やがてケイレブは女性型ロボット、エヴァと対面する。エヴァはとても美しく、英語を完璧に話し、絵を描くこともできた。そしてガラス越しながら面談を行う度にケイレブとエヴァの親密度は増して行く。

ケイレブがネイサンの山荘に招待されたのは、単に社内試験に合格し抽選に当たったわけではなく、ネイサンが最初から計画しケイレブを選んだのだ。そしてケイレブは美しいロボット、エヴァにどんどん惹かれていく。彼はエヴァに友情を感じ初めていたし、恋心を抱いていたかも知れない。

ロボットが人間に反逆するストーリーはとても興味深くて面白かった。
エヴァを演じるアリシア・ヴィキャンデルが素晴らしい。利用されるケイレブ役のドーナル・グリーソンは適役だし、基本的に善い人役が多いオスカー・アイザックがワル役を演じている。顔半分くらいヒゲに覆われた面構えは別人か?と思うくらいアイザックらしくない。でもあのヒゲが凄みを帯びていて役柄にぴったり。
キョウコ役のソノヤ・ミズノはダンサーでもあるそうで終始妖しい魅力を振りまいている。

地下に作られた無機質なインテリアのネイサンの自宅と、家の外の大自然の景色が真逆でドラマにインパクトを与えている。とても美しい渓流や森のシーンはノルウェーでロケされた模様。

都内では3カ所で上映している。ウイークデイの夕方上映ぎりぎりに飛び込んだら、空席は最前列のみでシアターはほぼ満席。見終わって納得だった。

新宿シネマカリテにて
[PR]
by margot2005 | 2016-06-18 23:59 | UK | Comments(0)

「リリーのすべて」

「The Danish Girl」2015 UK/USA/ベルギー/デンマーク/ドイツ
a0051234_23142494.jpg
a0051234_23141536.jpg
a0051234_2314655.jpg

1926年、デンマーク、コペンハーゲン。風景画家のアイナー・ヴェイナーは肖像画家であるゲルダと結婚して6年、深く愛し合う二人ながら子宝には無縁だった。そんな折、ゲルダの頼みで、ストッキング、華奢な靴そしてチュチュを身にあてがい、踊り子ウラの代わりにモデルを勤めることになる。ゲルダに口紅を塗られ戸惑いつつもポーズを取るアイナー。やがて彼は自分の中に潜んでいた女性というアイデンティティに向かって突き進んで行く...

リリー・エルベ(アイナー・ヴェイナー)に「グッド・シェパード/2007」「美しすぎる母/2007」「ブーリン家の姉妹/2008」「レ・ミゼラブル/2012」「博士と彼女のセオリー/2014」「ジュピター/2015」のエディ・レッドメイン。
ゲルダ・ヴェイナーに「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮/2012」「アンナ・カレーニナ/2012」「ガンズ&ゴールド/2013」「コードネームU.N.C.L.E./2015」のアリシア・ヴィキャンデル。
ヘンリクに「追憶と、踊りながら/2014」「007 スペクター/2015」のベン・ウィショー。
ハンスに「フランス組曲/2014」のマティアス・スーナールツ。
ウラに「ラム・ダイアリー/2011」「マジック・マイク XXL/2015」のアンバー・ハード。
ヴァルネクロスに「善き人のためのソナタ/2006」「アンノウン/2011」「ブリッジ・オブ・スパイ/2015」のセバスチャン・コッホ。
監督、製作は「エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~/2005」「英国王のスピーチ/2010」「レ・ミゼラブル/2012」のトム・フーパー。

トム・フーパーが監督と言うことでとても楽しみにしていた一作。
とにかく映像が素晴らしく美しい。20年代のコペンハーゲンのシーンや衣装、調度品などすべてが美しくて、よりいっそうドラマに惹きつけられる。
原作“The Danish Girl”の邦題は“世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語”とスゴい。
でもこの妻の愛は確かにスゴい!女性として生きると宣言した夫を手助けし、支え、愛し続けたのだから。
ドラマのラストはわかっていたけど“世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語”にふさわしい展開で素晴らしかった。

女装で頑張っていたエディ・レッドメインはオスカーにノミネートされたが受賞は叶わなかった。昨年もらったしまぁ良しとしよう。
夫をこよなく愛した妻ゲルダを演じたスウェーデン出身のアリシア・ヴィキャンデルがアカデミー助演女優賞獲得。授賞式で感動していたのを思い出す。アリシア・ヴィキャンデルは作品ごとに素敵な女優になっていく。彼女とてもチャーミング。

脇を固める出演陣がベン・ウィショーにマティアス・スーナールツにセバスチャン・コッホと嬉しい限り。「フランス組曲」同様、限りなく優しい表情のマティアスが素敵。
ベン・ウィショーはそのままゲイ役。
ドラマの中でベン・ウィショー演じるヘンリクとリリーが腕を組んで歩く姿を目撃したゲルダが嫉妬する。しかし“ヘンリクは男にしか興味がない。”と答えるリリー。安堵はしつつもゲルダにとっては複雑な気持ちなのだろうな?と考えずにはいられなかった。
ゲルダに隠れて女性に変身するリリーが愛おしい。

TOHOシネマズみゆき座にて
[PR]
by margot2005 | 2016-03-24 23:45 | UK | Comments(2)

「ガンズ&ゴールド」

「Son of a Gun」2013 オーストラリア
a0051234_0233286.jpg
a0051234_0232389.jpg
a0051234_0231347.jpg
a0051234_023497.jpg

オーストラリア、バース。ある日、19歳のJRは軽罪で刑務所に送られる。そしてある時同房の男が刑務所内にはびこるレイプや暴力に耐えきれず自殺してしまう。不安に苛まれるJRに20年服役しているブレンダンが手を差し伸べる。ブレンダンはJRのチェスの才能に注目していたのだ。“俺が守ってやる!出所したら手を貸せ!”というブレンダンはJRにあることを持ちかける。
チェスは先を読み相手を追いつめチェックメイトに持ち込む。かつてブレンダンはチェスのごとく先々をよみ犯罪を成功させていた。JRの手引きで出所後犯罪組織のボス、サム・レノックスの家へと向かう。そこでサムがブレンダンに提案したのは製錬所を襲い450万ドルの金塊を盗むことだった...

JRに「マレフィセント/2014」のブレントン・スウェイツ。
ブレンダンに「8月の家族たち/2013」のユアン・マクレガー。
ターシャに「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮/2012」「アンナ・カレーニナ/2012」のアリシア・ヴィキャンデル。
サム・レノックスに「ディファイアンス/2008」「ハンター/2011」のジャセック・コーマン。
監督、脚本はジュリアス・エイヴァリー。

刑務所からの脱獄が滅茶大胆でクール!でも脱獄犯として指名手配されるブレンダンが捕まらないのは誠に不思議だが、映画だから良しとしてしまう。
かつて女に裏切られた経験を持つブレンダンはボスに通じているターシャとJRの親密な関係が気に入らない。しかしながらラストはJRとターシャにしてやられるブレンダンが気の毒ながら、清々しいラストだった。金(延べ棒)の製錬所を襲う場面はとてもスリリング。

JR役のオーストラリア出身のブレントン・スウェイツは、レビューは書いていないが今年の夏観たアンジェリーナ・ジョリーの「マレフィセント」の王子役。どこかで見た、見たと思っていたら彼だった。もう一人はターシャ役のスウェーデン人女優アリシア・ヴィキャンデル。古典ものの彼女しか知らないので、やはりどこかで見た?見た?と思いつつ思い出せず、オフィシャル・サイトで知った次第。
ユアン・マクレガーは「シャロウ・グレイブ/1994」以来の大ファン。本作、シアターでの予告は観てないが、手にしたチラシが気になって観に行ってしまった。既に都内での上映は終了している。
昨今穏やかな役柄が多いユアンのとてつもない過激な役柄に驚きつつもナイスだ。若かりし頃、スーパー級に過激なジャンキーを演じた「トレインスポッティング/1996」がまたまた観たくなってしまった。

池袋シネマ・サンシャイン(既に上映終了)
[PR]
by margot2005 | 2014-12-03 00:28 | UK | Comments(0)

「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」

「En kongelig affære」…aka「A Royal Affair」 2012 デンマーク/スウェーデン/チェコ・リパブリック
a0051234_002615.jpg

18世紀後半。英国王ジョージ3世の妹カロリーネは15歳でデンマーク王クリスチャン7世と結婚する。しかしクリスチャンは精神を病んでおり、カロリーネは結婚生活に絶望を感じ、次第に孤立して行くのだった...
a0051234_00422.jpg

ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセに「偽りなき者/2012」のマッツ・ミケルセン。
王妃カロリーネ・マティルデに「アンナ・カレーニナ/2012」のアリシア・ヴィキャンデル。
デンマーク王クリスチャン7世にミケル・ボー・フォルスゴー。
ユリアーネ・マリーエに「未来を生きる君たちへ/2010」のトリーヌ・ディルホム。
監督、脚本は「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女/2009」の脚本家ニコライ・アーセル。

“デンマークでは王室史上最大のスキャンダルとして誰もが知る18世紀後半の実話…”ということながら日本人であるが故、もちろんそんなこと知らなかった。
王妃カロリーネは英国王ジョージ2世の孫にあたり、英国王ジョージ3世の妹。

精神を病んだ夫に絶望した妻は夫の侍医であるドイツ人医師ヨハンと密通を重ねる。野心家のヨハンは啓蒙主義に心酔しており、国王クリスチャンをも操り宮廷を支配するまでになる。しかしクリスチャンの父親であるフレデリク5世の妻ユリアーネと、摂政フレデリクも黙ってはいなかった。

しかしながら、一介の侍医が摂政となり、それが持続するなんてあり得るのだろうか?精神を病んだ国王と孤独な王妃の心をつかんだのは認めるけど...。
ヨハンのラストはあれが当然の姿かと思える。

侍医ヨハンを演じるマッツ・ミケルセンはヨーロッパのお気に入り俳優の一人。若い王妃と恋に落ちる役どころは...少々お年かな?とも思ったけど、あの時代年の差が激しいカップル(あの時代はもちろん男が年上)は多々いたようなので違和感ないのかも知れない。
マッツ・ミケルセンは時代物も似合うが、私的にマッツ映画は現代物が好き。「偽りなき者」のルーカスは素晴らしかった。

王妃カロリーネ役のアリシア・ヴィキャンデルは「アンナ・カレーニナ」のキティ役で記憶に新しいスウェーデン出身のチャーミングな女優。

デンマーク王フレデリク5世(クリスチャン7世の父親)の妻ユリアーネ・マリーエはクリスチャン7世の実母ではないので、ちょっと意地悪なおばさんのノリで君臨している姿が以外にユーモラスに描かれていて面白い。

デンマークの歴史にはそれほど興味がないので、デンマーク王室史上最大のスキャンダルといわれても、そうなんだ…くらいの感覚しかないが、ロケされた景色が素晴らしく美しくかった。で、やはりこれだからヨーロッパ映画はやめられない。ロケーションはチェコ・リパブリック。

渋谷 Bunkamura ル・シネマにて(既に上映終了)
[PR]
by margot2005 | 2013-06-18 00:39 | ヨーロッパ | Comments(4)