2025年 09月 22日
「リドリー~退任警部補の事件簿」TVシリーズ シーズン2/8エピソード
「Ridley」2024 UK

「リドリー~退任警部補の事件簿/シーズン1/2022」の続。
リドリー退任後、彼の後を継いだキャロル・ファーマン。レズビアンの彼女はパートナーとの間にティーンの息子がいる。彼から”父親が欲しい!”と言われたキャロルはリドリーにアドバイスを求める。そんな折、息子がある事件に関わり逮捕されてしまう。
アニーは Music Barの共同経営者。妻子を亡くしているリドリーはアニーとの関係に思いを巡らす日々。
2エピソードで一つの事件が解決する。その間にリドリーとキャロルの私生活を上手く絡めて描いている。
本シリーズでは名曲♪Try to remember♪を歌うエイドリアン・ダンバーがますますシブい。
シーズン1のレビューに”2は観れない”と書いた。でもU-NEXTに加入したので配信があり早速鑑賞した。シーズン1を観てリドリーがシブくてこのドラマのファンになった。
「ライン・オブ・デューティ シリーズ」の彼もシブかったけど…。
アレックス・リドリーにエイドリアン・ダンバー。
DIキャロル・ファーマンにブロナー・ウォー。
DCIポール・グッドウインにテレンス・メイナード。
Dr.ウェンディ・ニューストーンにジョージー・グレン。
DCダレン・ラクハンにジョージ・ブハーリー。
アニー・マーリングにジュリー・グラハム。
2025年 09月 20日
「ホステージ:陰謀の行方」TVミニシリーズ 1シーズン/5エピソード
「Hostage」2025 UK

英国首相の夫が誘拐される中、英国訪問中のフランスの大統領が脅迫される。やがて2人の指導者に究極の選択が迫られる…
アビゲイル・ダルトン首相は国民のためNHS(英国の国民保健サービス/医療制度)を第一に掲げ努力を続けている。しかし抗がん剤の不足が全国民に不安を引き起こしていた。それを助けることができるのはフランスの大統領ヴィヴィアン・トゥーサンだけ。
両国の政治的将来を決定するサミットで対面する二人の女性に悲劇が襲いかかる。ダルトン首相の夫で国境なき医師団のDr.アレックス・アンダーソンがフランス領ギアナで誘拐され、フランスの大統領は次の選挙に影響を与えるスキャンダルで脅迫される。
ポリティカル・スリラー・ドラマは結構好きなジャンル。
英国とフランスの首相&大統領が女性というのもnice。
でも現実としてはフランスの大統領が女性というのはちょっと想像できない。
英国にはクイーンがいたけど、中世以降フランスにはキングしかいなかった。わたし的に単純な考えではあるが…。
問題となるsexスキャンダルが起こるのもフランスらしい。
マテオ役の彼めちゃくちゃ観たことありと思っていたら「マイ・オックスフォード・ダイアリー/2025」のコーリーだった。このロマコメは全く面白くなかった。
英国首相を演じたサランヌ・ジョーンズは初見。
フランス大統領役のジュリー・デルピー貫禄。夫役がヴァンサン・ペレーズでびっくり。
アビゲイル・ダルトンにサランヌ・ジョーンズ。
Dr.アレックス・アンダーソンにアシュリー・トーマス。
ジョン・シェイガンに「ベルファスト71/2014」のマーティン・マッキャン。
シルヴィー・アンダーソンにイソベル・アクウディケ。
コフィ・アドマコにルシアン・ムサマティ。
マテオ・ルイスにコーリー・ミルクリースト。
ヴィヴィアン・トゥーサンに「ビフォア・ミッドナイト/2013」「まさに人生は/2021」のジュリー・デルピー。
エリアス・ヴェルニエに「ボレロ 永遠の旋律/2024」のヴァンサン・ペレーズ。
2025年 09月 17日
「アンジェントルメン」
「The Ministry of Ungentlemanly Warfare」2024 USA/UK/トルコ
第二次世界大戦でナチス・ドイツに苦戦する英国。やがてチャーチル首相の下、極秘の作戦が計画される。ガス・マーチ・フィリップスは特殊作戦執行部/SOEから呼び出しを受け”ナチスにも英国軍にも見つからずに、北太平洋上のUボートの補給を妨害し、無力化せよ”とのミッションを命じられる。ガスは自らメンバーを選ぶことを条件にミッションを引き受け、漁船に偽装した船で目的地へと向かう…
4月に公開されたが観に行けなくてU-NEXTで鑑賞。
第二次世界大戦中の英国。チャーチル首相の下で秘密裏に結成されたSOEの活躍を描いた、ウイット満載のWarアクション・コメディは面白かった。
型破りな戦い方から”The Ministry of Ungentlemanly Warfare/非紳士的な戦争省”と呼ばれた非公式部隊で、彼らは困難な局面を乗り越え次々とミッションを成功させる。
地上ではマージョリーとヘロンのコンビが、こちらも極秘任務でナチス・ドイツに潜入する。
戦うシーンは激しく、彼らは決してやられない。実話なので殺されてはいないけど、少々盛り過ぎ?
40代になったヘンリー・カヴィルが太ったのか?以前の精悍さが消えて、髭もじゃだし…多分キャラのせい?
ガス・マーチ・フィリップスを初めとして、戦いに勝利したメンバーは何度も表彰されたWar HERO。
”007/ジェームズ・ボンド”のモデルと言われるガビンズ准将/Mと、シリーズの著作者イアン・フレミングも登場。
ガス・マーチ・フィリップスに「サスペクト-薄氷の狂気-/2018」「ARGYLLE/アーガイル/2024」のヘンリー・カヴィル。
アンダーズ・ラッセンにアラン・リッチソン。
ジェフリー・アップルヤードに「マジック・マイク/2012」のアレックス・ペティファー。
マージョリー・スチュアートに「ファウンテン・オブ・ユース 神秘の泉を探せ/2025」のエイサ・ゴンサレス。
ヘロンにバブス・オルサンモクン。
ガビンズ准将/Mに「オペレーション・フォーチュン/2023」のケイリー・エルウィズ。
ヘンリー・ヘイズにヒーロー・ファインズ・ティフィン。
フレディ・アルバレスに「ラスト・クリスマス/2019」のヘンリー・ゴールディング。
イアン・フレミングに「窓際のスパイ/シリーズ2022~2024」のフレディ・フォックス。
チャーチルに「ピータールー マンチェスターの悲劇/2018」のロリー・キニア。
ハインリッヒ・ルーアに「イングロリアス・バスターズ/2009」のティル・シュヴァイガー。
監督、脚本、製作は「ファウンテン・オブ・ユース 神秘の泉を探せ/2025」のガイ・リッチー。
2025年 09月 14日
「エミリア・ペレス」
「Emilia Pérez」2024 フランス/メキシコ/ベルギー

リタ・カストロはメキシコシティの弁護士。優秀だけど収入は乏しく不本意な日々を送っている。そんなある日、突然何者かに拉致される。リタを拉致したのはメキシコの麻薬カルテルのボス、マニタスだった。マニタスは“女性としての新たな人生を用意してほしい”と極秘の依頼をする。そしてリタの完璧な計画が成功し、マニタスは過去の全てを捨て、”エミリア・ペレス”としての人生を歩み始める。4年後のロンドン。リタはあるパーティでエミリア・ペレスと出会う…
スイスで2人の子供と隠遁生活を送るジェシー。ニュースで夫のマニタスが殺害されたことを知り動揺する。彼女は彼を愛していたのだ。やがてリタの手配でメキシコに戻る。一家の住処はエミリア・ペレスの豪邸だった。
クライム・スリラー・ドラマは時折ミュージカルになる。これがどうもダメだった。ミュージカルのシーンがコメディっぽく見えて…重厚なドラマを潰してしまっているような気がした。
結末はどうなる?とそこは興味津々。で、なるほどのエンディング。
オスカー助演女優賞をゲットしたゾーイ・サルダナと、セレーナ・ゴメスが大熱演。セレーナって演技派ぽくないイメージだけど(鑑賞した作品が少ない…)本作のセレーナは印象に残る。
カルラ・ソフィア・ガスコンは主演女優賞ノミネートだったが受賞は「アノーラ/2024」のマイキー・マディソン。
素晴らしい作品を作り上げてきたジャック・オーディアール監督実に残念。
オスカーに13のノミネートがあったが受賞はゾーイ・サルダナの助演女優賞と歌曲賞のみ。ゾーイは助演じゃなくて主演っぽいけど…エミリア・ペレスの物語だから?
IMDbの評価が5.4と低くてわたし的にも全く同感。
リタに「アバター ウェイ・オブ・ウォーター/2022」のゾーイ・サルダナ。
エミリアにカルラ・ソフィア・ガスコン。
ジェシーに「レイニーデイ・イン・ニューヨーク/2019」のセレーナ・ゴメス。
エピファニアに「ルドandクルシ/2008」のアドリアーナ・パス。
グスタボに「355/2022」「フロリダマン/2023」のエドガー・ラミレス。
ワッセルマンにマーク・イヴァニール。
監督、脚本、製作は「真夜中のピアニスト/2005」「予言者/2009」「君と歩く世界/2012」「ディーバンの闘い/2015」「パリ13区/2021」のジャック・オーディアール。
U-NEXT
2025年 09月 12日
「バード ここから羽ばたく」
「Bird」UK/USA/フランス/ドイツ

英国ケント州北部の町。ベイリーは異母兄ハンターと老朽化した建物に父親のバグと住んでいる。シングル・ファーザーのバグは子供たちの面倒を見る時間がない。しかしながら数ヶ月前に知り合ったケイリーと次の土曜日に結婚すると言い出す。ショックを受けたベイリーは家を飛び出して行く…
ハンターはベイリーに仲間と自警団に所属していると伝える。彼女も仲間入りしたいがハンターに無視されてしまう。行き場のないベイリーは草原でバードと名乗るスカートをはく奇妙な男と出会う。”かつてこの地域に住んでいた両親を探している”と話すバード。最初は戸惑いを覚えたが、何か純粋な魅力を持つバードに惹かれていく。
”リアリズムと神話的ファンタジーの融合”とあるが全くその通りのドラマ。
ケント州は丘陵地帯と田園風景が広がる地域で、イングランドの庭と呼ばれているそう。
落書きだらけの老朽化した建物の近くに、放牧された馬たちがいる美しい草原がある。まさにリアリズム(貧困)&神秘的!
30代初めのバリー・キオガンが、17歳と12歳のシングルファーザー役。
Back Musicがスーパー級にバラエティに富んでいてnice。コールド・プレイの♪Yellow♪を歌うバリーがヘタ過ぎで面白い。
個性の強いバリー・キオガン。エメラルド・フェネルが監督の↓のバリーも強烈だった。
ドイツ人俳優フランツ・ロゴフスキも強烈な個性の俳優。二人の出演と、シアターの予告編に興味があり鑑賞。残念ながらドラマの中でキオガンとロゴフスキの競演はなし。
映画初主演のニキヤ・アダムズが熱演。
ベイリーにニキヤ・アダムズ。
バグに「イニシェリン島の精霊/2022」「Saltburn/2023」「マスターズ・オブ・ザ・エアー/2024」のバリー・キオガン。
バードに「大いなる自由/2021」のフランツ・ロゴフスキ。
ハンターにジェイソン・ブダ。
監督、脚本、製作は「フィッシュ・タンク/2009」「アメリカン・ハニー/2016」のアンドレア・アーノルド。



