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「きみへの距離、1万キロ」

Eye on Juliet2017 カナダ/フランス/モロッコ

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デトロイトに住む青年ゴードンは1万キロ離れた北アフリカの砂漠地帯にある石油パイプラインを見張るため小さなクモ型ロボットを操作し石油泥棒を監視している。仕事は順調だが私生活では大失恋をしたばかりで心に大きな穴が空いていた


死ぬほど愛しているんだ!と伝えたにも関わらず去っていった彼女。落ち込むゴードンを見て友人がSNSで何人かの女性を紹介する。一人の女性とデートしたけどなぜかその気になれない。ゴードンは元カノが忘れられないのだ。そんなある日、北アフリカで深く愛し合う男女を知る。

一方で、アユーシャから父親ほど年の離れた男と無理矢理結婚させられそうになっていると聞いた恋人のカリムは、”ヨーロッパへ逃げよう!”と提案する。しかし資金が足りない。そこでカリムは誘われるまま危険な仕事に手を出してしまう。


ゴードンはロボットを通してアユーシャと話すことに成功する。やがて思いつめたゴードンは同僚のピーターのコーヒーに睡眠薬を入れて眠らせアユーシャと再び会話。しかしピーターにバレてしまって上司に報告すると迫られてしまう。

この辺りの展開にはハラハラしたがピーターが良い人で良かった。


ゴードンは小さなクモ型ロボットを操作するオペレーター。デートした女性から仕事の内容を聞かれて話したところそれってマジ?みたいな返事が返ってくる。私も映画を見ていて?マジ!と思ってしまった。

「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場/2015」でも虫型小型ドローンが登場したが、こちらは話すし(英語はもちろんアラビア語もOK)トコトコ歩いて愛嬌がある。


女性のうなじの匂いを嗅いて気に入ったなら愛している証拠と、杖をついた盲目の老人から教わったことを実践するパリでのエンディングは感動もの。


現タイトルはジュリエットの目。ゴードンがアユーシャに教えるパスワードがロミオ&ジュリエットも中々素敵だ。ドラマはまるでファンタジーのようで、これって究極のラヴ・ストーリーである。

ジョー・コール良いな。


ゴードンに17歳のエンディングノート/2012「シークレット・アイズ/2015」のジョー・コール。

アユーシャにリナ・エル・アラビ。

カリムにファイサル・ジグラ。

杖をついた盲目の老人にムハンマド・サヒー。

ピーターにブレント・スカグフォード。

監督は「魔女と呼ばれた少女/2012」のキム・グエン。


シネマカリテにて



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by margot2005 | 2018-04-27 21:45 | MINI THEATER | Trackback | Comments(2)

「トレイン・ミッション」

The Commuter2018 UK/フランス/USA

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60歳になるマイケル・マコーリーは10年勤めた保険会社からいきなりリストラを告げられる。住宅ローンと息子の学費が気がかりで妻のカレンに打ち明ける勇気が出ない。そんなマイケルがいつもの通勤列車に乗りこむと見知らぬ女が話しかけてきた


全乗客100人の中にあるものを運ぶ乗客が一人いる。

手がかりは終着駅で下車する客、常連ではない客、通称プリン。

報酬は10万ドル、失敗の代償は家族の命。

10万ドルに目がくらんだマイケルは怪しい女が仕掛けた罠にはまってしまったのだ。ついにマイケルはたった一人で捜査を開始し闘い始める。


wowowのハリウッド映画案内番組で何度も紹介されていたのでかなり気になっていた。見てから随分と経ってしまってレビューはやめようかと思ったけどリーアム頑張っていたので記録に残しておくことにした。


ザ・シークレットマン」はリーアムの久々のヒューマンドラマで地味ながら見ごたえがあった。

本作はまたまたリーアムのアクション映画で全く期待しないで見に行ったので思っていたより面白かったかな?ドラマのプロットもそれなりに斬新だし主人公が元警官という設定がドラマを盛り上げている。ただ、リーアムお歳かな?って感じは否定できないけど...。


マイケル・マコーリーに「ザ・シークレットマン/2017」のリーアム・ニーソン

ジョアンナに「約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語/2009」「デンジャラス・ラン/2012」のヴェラ・ファーミガ。

アレックス・マーフィーに「ヤング≒アダルト/2011」「プロメテウス/2012」「ライク・ア・キラー 妻を殺したかった男/2016」のパトリック・ウィルソン。

ホーソーン警部に「ハンター/2011」「マライアと失われた秘宝の謎/2013」のサム・ニール。

カレン・マコーリーに「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ/1984」「結婚の条件/1988」「ダウントン・アビー シリーズ/2010~2014」「黄金のアデーレ 名画の帰還/2015」のエリザベス・マクガヴァン。

ウォルトに「ビバリーヒルズ・コップ/1984」「モンスター上司2/2014」のジョナサン・バンクス。

監督、製作総指揮は「アンノウン/2011」「ラン・オールナイト/2015」「ロスト・バケーション/2016」のジャウマ・コレット=セラ。


TOHOシネマズ新宿にて(既に上映終了)



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by margot2005 | 2018-04-27 19:54 | UK | Trackback(1) | Comments(6)

「女は二度決断する」

「Aus dem Nichts」…aka「In the Fade」2017 ドイツ/フランス

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ドイツ、ハンブルク。ドイツ人のカティヤはトルコ系移民のヌーリと結婚し、可愛い息子にも恵まれ幸せな生活を送っていた。そんなある日、カティヤが友人のビルギットと出かけている間にヌーリの事務所前で爆発事件が起こり、最愛の夫と息子が犠牲となる。警察はヌーリが移民だったことから外国人同士の抗争を疑うが、カティヤはネオナチのテロに違いないと訴えるのだった…


捜査の結果、在住外国人を狙ったネオナチによるテロであることが判明し、容疑者として若いドイツ人夫婦が逮捕される。やがて夫の友人だったダニーロが弁護を担当し裁判が始まる。

容疑者側の弁護士ハーバーベックは、ヌーリがトルコ系移民であることや、かつて麻薬の売買をし服役していた過去を揶揄し、一時の迷いで麻薬に手を出したカティヤを攻め立てるのだった


裁判の結果に愕然とするカティヤ…何かと気にかけてくれる友人のビルギットに子供が生まれたが、なぜか手放しで祝福することができないし、ヌーリを批判する母親にもうんざりだ。控訴しようと持ちかけ連絡してくるダニーロの電話にも出る気がしない。やがてカティヤはある決断をする。


邦題「女は二度決断する」…二度目はまさにカティヤの究極の決断だった。

ラストの波のシーンは「そして、私たちは愛に帰る」を彷彿とさせる。

カンヌ国際映画祭で主演女優賞をゲットしたダイアン・クルーガーが素晴らしかった。Internationalに活躍するドイツ人クルーガーの初めての母国語での演技だそうだが、確かに彼女の映画ってハリウッドとかフランス製作ばかり。

ファティ・アキンの大ファンなのでとても楽しみにしていた一作。映画はとても見ごたえがあり素晴らしかった。ファティ・アキン最高!!


カティヤに「バツイチは恋のはじまり/2012」「パパが遺した物語/2015」のダイアン・クルーガー。

ダニーロにデニス・モシット。

ハーバーベックに「顔のないヒトラーたち/2014」のヨハネス・クリシュ。

ビルギットにサミア・シャンクラン。

ヌーリに「THE PROMISE/君への誓い/2016」のヌーマン・アチャル。

ユルゲン・メラーに「白いリボン/2009」のウルリッヒ・トゥクール。

監督、脚本、製作は「太陽に恋して/2000」「愛より強く/2004」「そして、私たちは愛に帰る/2007」「ソウル・キッチン(SOUL KITCHEN)/2009」「消えた声が、その名を呼ぶ/2014」のファティ・アキン。


新宿武蔵野館にて



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by margot2005 | 2018-04-25 23:18 | ドイツ | Trackback | Comments(0)

「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」

Darkest Hour2017 UK

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19405月、第二次世界大戦初期。ヒトラー率いるナチス・ドイツの勢力が拡大しフランスは陥落寸前で、英国にも侵略の脅威が迫っていた。そしてフランス、ダンケルクの海岸では連合軍が窮地に陥っていた。そんな中、不信任決議が出された英国首相チェンバレンの後任として外務大臣のハリファックスが最適任者と言われていたが本人はこれを固辞。そこで国民の人気は高いが、政党からの嫌われ者ウィンストン・チャーチルに白羽の矢がたつ


嫌われ者ウィンストン・チャーチルは国王にも嫌われていた様子。バッキンガム宮殿でチャーチルと接見した際、手にキスを受けた国王が後ろで手を拭うシーンがあって面白い。国王とランチを共にするシーンでシャンパンを飲みまくるチャーチルに昼からよく飲めるな?と言われていたが、この人朝から酒(ウイスキー)を飲む習慣があった。チャーチルはアル中だった?


地下鉄に乗って市民と語らうチャーチル政党や国王からは嫌われていたが、市民には好かれていたチャーチルがとてもチャーミング。

ラスト近くで国王がチャーチルに、好意を持っていると伝えるシーンもナイスだった。

気難しいけれどウイットとユーモアに富むウィンストン・チャーチルって英国人そのもの。口述筆記を担当するタイピストのエリザベスに厳しい反面、優しい気持ちも見せる辺りは中々素敵。


ウィンストン・チャーチルは”言葉の魔術師”と呼ばれたそうで、彼の口から発せられる言葉は素晴らしく巧みだ。オープニングとエンディングに演説シーンが登場する。政敵に立ち向かい力説するシーンは圧巻!言葉は彼の武器だったに違いない。


ダイナモ作戦と名付けられた連合軍の大規模撤退の模様は映画「ダンケルク/2017」で描かれ、エンディングで時の英国首相チャーチルは33万人の英国兵を救ったと記されていた。


何はともあれ、オスカーをゲットしたゲイリー・オールドマンが文句なしに素晴らしかった!

オスカーに輝いた辻一弘のメイクアップはゲイリー・オールドマンを別人にしていて特殊メイクってスゴいなぁ!と思った。


ウィンストン・チャーチル「チャイルド44 森に消えた子供たち/2014」のゲイリー・オールドマン。

クレメンティーン・チャーチルに「パリ3区の遺産相続人/2014」「フランス組曲/2014」のクリスティン・スコット・トーマス。

国王ジョージ6世に「ブラック・シー/2014」「スロウ・ウェスト/2015」のベン・メンデルソーン。

エリザベス・レイトンに「ブラナー・シアター・ライブ2016/ロミオとジュリエット/2016」のリリー・ジェームズ。

ネヴィル・チェンバレンに「マリーゴールド・ホテルで会いましょう/2011」「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章/2015」のロナルド・ピックアップ。

ハリファックス子爵(外務大臣)に「美しすぎる母/2007」のスティーヴン・ディレイン。

監督は「プライドと偏見/2005」「つぐない/2007」「路上のソリスト/2009」「アンナ・カレーニナ/2012」のジョー・ライト。


TOHOシネマズシャンテにて



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by margot2005 | 2018-04-20 20:29 | UK | Trackback | Comments(6)

「修道士は沈黙する」

Le confessioni…akaThe Confessions2016 イタリア/フランス

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バルト海に面した高級ホテルでG8の財務相会議が開かれようとしている。会議前夜、国際通貨基金の専務理事ダニエル・ロシェは、各国の財務相に加えて、世界的なポップスター、有名な絵本作家クレール・セス、そしてイタリア人修道士ロベルト・サルスを招いて自らの誕生日を祝う夕食会を催す。夕食後、サルスはロシェに呼び出され懺悔をしたいと告げられる。やがてサルスがロシェの懺悔を聞いて部屋に戻った翌朝、頭からビニールをかぶった姿で死んでいるロシェが発見される


他殺か?自殺か?警察の極秘操作が始まる。案の定、最後に会った人物としてサルスは一番に疑いをかけられるが戒律に従って沈黙を守り通すのだった。

G8の財務相会議では発展途上国の経済に影響を与えかねない重大な決定が下されようとしていた上、各国の財務相の間では政治的な駆け引きが始まろうとしていた。そんな中、サルスは自らの思いを語り始める。


今日本では財務省が大変なことになっているけど、このドラマに登場する各国の大臣たちの行動が怪しくて笑える。

修道士ロベルト・サルスが元数学者だったという件が面白い。そして疑われているサルスにこっそり情報を提供するクレールがニクい。

ラスト、ドイツ経財相の獰猛な犬が飼い主に歯向かった後、修道士サルスについて行く姿が微笑ましくて素敵だった。

トニ・セルヴィッロ最高!


本作は「告解」というタイトルでイタリア映画祭2017で公開された。その時見たかったが配給が付いていたので見送った。

映画は2007年に実際にG8会議が開かれた、バルト海沿岸のドイツのリゾート地ハイリゲンダムで撮影された。そのホテルは当然のことながらすごくゴージャス。


トニ・セルヴィッロ主演で、監督は「そして、デブノーの森へ」「ローマに消えた男」のロベルト・アンドー。おまけにダニエル・オートゥイユ、モーリッツ・ブライブトロイ、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、コニー・ニールセン、マリ=ジョゼ・クローズetc.と素晴らしくInternationalな俳優陣。日本の大臣役で伊川東吾も出演している。


大好きなドイツ人俳優モーリッツがサルスとイタリア語で話している。彼は英語とフランス語も堪能で、ドイツ人て多言語OKな人多いなと感心していたら、デンマーク人のコニー・ニールセンは8ヶ国語堪能だそう。北欧の人が一番多言語OKのように思える。


ロベルト・サルスに「グレート・ビューティー/追憶のローマ/2013」「自由に乾杯!/ローマに消えた男/2013」のトニ・セルヴィッロ。

ダニエル・ロシェに「世界にひとつの金メダル/2013」「殺意は薔薇の香り/2013」のダニエル・オートゥイユ。

クレール・セスに「ある愛の風景/2004」のコニー・ニールセン。

マルク・クラインに「ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~/2010」「消えた声が、その名を呼ぶ/2014」「ドッペルゲンガー 凍てつく分身/2014」のモーリッツ・ブライブトロイ。

イタリアの大臣「暗黒街/2015」のピエルフランチェスコ・ファヴィーノ。

カナダの大臣「誰のせいでもない/2015」のマリ=ジョゼ・クローズ。

ドイツの大臣「イングロリアス・バスターズ/2009」「ラストミッション/2014」のリヒャルト・サメル。

ロシアの大臣「オーケストラ!/2009」のアレクセイ・グシュコフ。

日本の大臣に伊川東吾。

フランスの大臣「ふたりの5つの分かれ路/2004」「パリ3区の遺産相続人/2014」のステファーヌ・フレス。

アメリカの大臣にジョン・キーオ。

イギリスの大臣にアンディ・デ・ラ・トゥアー。          

ロシェの友人キスに「フランス組曲/2014」「5時から7時の恋人カンケイ/2014」のランベール・ウィルソン。

監督は「そして、デブノーの森へ/2004」「自由に乾杯!/ローマに消えた男/2013」のロベルト・アンドー。


Bunkamura ル・シネマにて



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by margot2005 | 2018-04-18 22:47 | イタリア | Trackback | Comments(0)

「ハッピーエンド」

Happy End2017 フランス/オーストリア/ドイツ

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フランス北部の港町カレー。ブルジョワのロラン家は豪邸に三世代で暮らしている。

杖がないと歩けないジョルジュはどうすれば死ねるか?ということばかり考える日々。実際お抱えの理容師に銃を用意してくれないか?と持ちかけ断られている。父親ジョルジュから家業を継いだ長女アンヌはエネルギッシュに仕事を切り盛りしているが、専務職につく彼女の息子ピエールはビジネスマンとしてナイーブ過ぎる性格で仕事が上手くいかない。そして長男トマは医師で若い妻アナイスと再婚しているが、前妻が亡くなり13歳の娘エヴを引き取ることになる


オープニングはスマートフォンで撮影した映像で、一時スマートフォンからの映像が映し出される。ラストでそれはSNSに取り憑かれたエヴが撮影していたことが明らかになる。エヴはオープニングで母親、ラストでは祖父を撮影している。

エヴの父親トマがネット上でワイセツな会話をエスカレートしている様が強烈。

疎遠だった祖父と孫娘...ある時、祖父が打ち明けた妻の死にまつわるとんでもない話。秘密ができた二人の間に妙な絆が芽生え、ラストへと繋がっていって興味深い。


本作は「愛、アムール」の後日談っぽいストーリー。

カレーに住むブルジョワ一家のメンバーはそれぞれに問題を抱えている。

死にたいと願いつつも死ねないジョルジュ。離婚歴があり、生まれたばかりの子供の父親であるトマはほぼニンフォマニア。そしてピエールは情けない男。男たちは皆実に情けない。反面女性たちは皆それぞれに問題を抱えてはいるが気丈夫である。

アンヌがいなければこの一家は崩壊してしまうのではないか?と思うくらい彼女の存在感は大きいなぁと思った。


「愛、アムール」のレビューに今迄観たハネケ映画の中では私的に一番好きな作品となった。と書いている。なぜ?好きなと書いてしまったのか?それはひとえに愛情深いドラマだったから。本作も愛情深いドラマである。それはラストにもしっかりと描かれている。

ポスターの家族の写真とタイトルはマッチしている。しかしながら、ハッピーエンド」とつけたタイトルはドラマにふさわしいのだろうか?そしてスマートフォンを操作する悪魔のようなエヴが面白い。


アンヌ・ロランに「愛、アムール/2012」「未来よ こんにちは/2016」「エル ELLE2016」のイザベル・ユペール。

ジョルジュ・ロランに「愛、アムール」のジャン=ルイ・トランティニャン。

トマ・ロランに「クリムゾン・リバー/2000:監督、脚本」「ミュンヘン/2005」「エージェント・マロリー/2011」「裏切りのスナイパー/2012」のマチュー・カソヴィッツ。

エヴに「少女ファニーと運命の旅/2016」のファンティーヌ・アルデュアン。

ピエール・ロランに「ヴィクトリア/2015」のフランツ・ロゴフスキ。

アナイスに「神様メール/2015」のローラ・ファーリンデン。

アンヌのフィアンセ、ローレンスに「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦/2016」のトビー・ジョーンズ。

監督、脚本は愛、アムール」のミヒャエル・ハネケ。


角川シネマ有楽町にて(既に上映終了/新宿武蔵野館にて上映中)


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by margot2005 | 2018-04-12 22:35 | フランス | Trackback | Comments(0)

「彼の見つめる先に」

Hoje Eu Quero Voltar Sozinho…aka The Way He Looks2014 ブラジル

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ブラジル、サンパウロ。レオナルドは盲目の高校生で、幼なじみのジョヴァンナがいつも側にいて支えてくれている。過保護の両親から逃れたくて留学したいなんて考える今日この頃。そんなある日、レオとジョヴァンナが通う高校にガブリエルが転校してくる


過保護の両親と、常に側で支えてくれるジョヴァンナは当然のことながらレオが盲目であることを認識している。しかしガブリエルは映画を見に行こう!とか自転車に乗ろう!なんて目の不自由な人ができないことを言い放つ。全くもって悪気はないのだが。そう、それは両親やジョヴァンナが決して言わない言葉なのだ。ガブリエルはレオが盲目であることもあまり意識の中にないのかも知れない。レオにとってそんなガブリエルが新鮮に映り惹かれてしまったに違いない。


映画を見終わってなんと美しく爽やかなゲイ青春ストーリーなんだろう!と感嘆してしまった。

盲目とゲイというマイナーな二人...「自分に自信を持っていいんだ」という監督のメッセージは、見ているものにしっかりと伝わってくる。


二人の恋が実るキスのシーンがあまりに美しくてため息でそうだった。同級生たちに揶揄されながら互いに手を握り合うラストも美しかった。

ガブリエル役のファビオ・アウディが眩しいほどイケメン。


レオナルド(レオ)にジュレルメ・ロボ。

ガブリエルにファビオ・アウディ。

ジョヴァンナにテス・アモリン。

祖母マリアにセウマ・エグレイ。

監督、脚本、製作はダニエル・ヒベイロ。


新宿シネマカリテにて



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by margot2005 | 2018-04-08 21:24 | 中・南米 | Trackback | Comments(2)

「ザ・シークレットマン」

Mark Felt: The Man Who Brought Down the White House2017 USA

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1972年、ワシントンD.C.。長年FBIに君臨してきたフーバー長官が亡くなる。副長官のマーク・フェルトは自他共に次期長官と目されていたが、ニクソン大統領に近い司法次官のパトリック・グレイが長官代理に就任し、彼は大きな失望感を味わうことになる。そんな折、ワシントンD.C.の民主党本部に盗聴器を仕掛けようとした男たちが逮捕される事件が起こる…


2005年に自らが”ディープ・スロート”であると公表したマーク・フェルト。

ウォーターゲート事件は「大統領の陰謀/1976」という映画になり、ロバート・レッドフォードがワシントン・ポストの記者ボブ・ウッドワードを演じ、ディープ・スロートが登場している。この映画今一度見たくなった。

本作でもフェルトがウォーターゲート事件の調査報道をしたワシントン・ポストの記者ボブ・ウッドワードと密会するシーンがあり興味深かった。


長年FBIに貢献してきたにも関わらず次期長官になれなかった夫。そんな夫マークをなじる妻オードリー。

マーク・フェルトは95歳まで生き娘に看取られて亡くなったが、妻オードリーは46歳で自殺している。そしてフェルトの娘がヒッピーだったことが時代を感じる。


リーアム・ニーソンは「96時間/2008」以来アクション俳優に変身。「シンドラーのリスト/1993」の彼はどこへ?先週公開され鑑賞済みの「トレイン・ミッション/2018」でもまたまた同じパターンのキャラ。本作でのFBI副長官は中々似合っていた。

CIAエージェント役のエディ・マーサンはワンシーンにしか出てこなくて残念。


マーク・フェルトに「ラン・オールナイト/2015」のリーアム・ニーソン。

オードリー・フェルトに「ボンジュール、アン/2016」のダイアン・レイン。

L. パトリック・グレイに「ラビング 愛という名前のふたり/2016」のマートン・ソーカス。

アンジェロ・ラノに「スーサイド・スクワッド/2016」のアイク・バリンホルツ。

エド・ミラーに「メカニック/2011」のトニー・ゴールドウィン。

チャーリー・ベイツに「ポセイドン/2006」「リンカーン弁護士/2011」「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声/2014」のジョシュ・ルーカス。

サンディ・スミスに「パパが遺した物語/2015」「ゴールド/金塊の行方/2016」「キングスマン ゴールデン・サークル/2017」ブルース・グリーンウッド。

ジョン・ディーンに「ペイチェック 消された記憶/2003」「キル・ユア・ダーリン/2013」のマイケル・C・ホール。

ロバート・カンケルにブライアン・ダーシー・ジェームズ。

ビル・サリバンに「救命士/1999」のトム・サイズモア。

CIAエージェントに「人生はシネマティック!/2016」のエディ・マーサン。

ボブ・ウッドワードにジュリアン・モリス。

監督、脚本、製作は「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間/2013」「コンカッション/2015」のピーター・ランデズマン。


ヒューマントラストシネマ有楽町にて(4/6まで)



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by margot2005 | 2018-04-06 20:44 | MINI THEATER | Trackback | Comments(0)

「あなたの旅立ち、綴ります」

The Last Word2017 USA

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ビジネスに成功し、リッチな老後を送るハリエットは新聞で他人の立派な訃報記事に目を留め自分の記事の内容を知りたいと思い立つ。縁のある地元新聞社に乗り込み交渉を始めたところ若手記者アン・シャーマンを紹介される。ハリエットの訃報記事の担当となったアンは取材を始め、彼女と関わりのある人物を尋ねて回るが、全ての人に嫌われている事実が判明する。真実を伝えたところハリエットは最高の訃報記事にするため自分を変えてみせる!と宣言する


生き方を変えることにしたハリエットは地域のコミュニティセンターで出会った女の子ブレンダに目をつけ行動を共にする。そしてアンお勧めのラジオ番組に乗り込み無償でDJをやりたい!と交渉し朝一のDJを始める


ビジネスで成功したとはいえハリエットには思い通りにならないことが多々あった。それは家庭生活においても同じ。しかし今は自分の思うように行動でき、おまけに自由である。

ある日、ハリエットはアンとブレンダを伴い娘エリザベスに会いに行く。何年も会っていなかったエリザベスは優秀な精神科医となり男の子の母親でもあった。しかしハリエットにとってエリザベスとの再会は惨めなものだった。精神分析された上、今の状態では孫に会わせられないと言われてしまったのだ。

夫エドワードと諍いの後離婚し、一人娘のエリザベスとは音信不通で、リッチな老後を送っているはずのハリエットの心は全くリッチではなかった。


アンはハリエットのお葬式でお別れの言葉を読みあげ、亡き人を絶賛する。そのラストはちょっと感動してウルウルしてしまった。

シャーリー・マクレーンってマジでクソババア(bitch)が似合う女優。記者役のアマンダ・セイフライドと、ブレンダ役のアンジュエルがとても良かった。アン・ヘッシュ懐かしい!


ハリエット・ローラーに「トレビの泉で二度目の恋を/2014」のシャーリー・マクレーン。

アン・シャーマンに「パパが遺した物語/2015」のアマンダ・セイフライド。

ブレンダにアンジュエル・リー。

ロビン・サンズに「わたしに会うまでの1600キロ/2014」のトーマス・サドスキー。

エドワードに「ゾディアック/2005」のフィリップ・ベイカー・ホール。

ロナルド・オドムに「ラ・ラ・ランド/2016」のトム・エヴェレット・スコット。

エリザベスに「ボルケーノ/1997」「6デイズ/7ナイツ/1998」のアン・ヘッシュ。

監督、製作は「プロフェシー/2002」のマーク・ペリントン。


シネスイッチ銀座にて



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by margot2005 | 2018-04-03 23:24 | MINI THEATER | Trackback | Comments(2)