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「メッセージ そして、愛が残る」

「Afterwards」…aka「Et après」2008  ドイツ/フランス/カナダ
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ネイサンに「モリエール 恋こそ喜劇/2007」のロマン・デュリス。
ケイに「チェンジリング/2008」「バーン・アフター・リーディング/2008」のジョン・マルコヴィッチ。
クレアに「ハート・ロッカー/2008」のエヴァンジェリン・リリー。
監督はフランス人のジル・ブルドス。
原作はギョーム・ミュッソの“メッセージ そして、愛が残る”。
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ある日、ニューヨークの敏腕弁護士ネイサンの元にケイと名乗る医師がやって来る。自分は人の死期が分かるというケイの言葉に疑い怒りを募らすネイサン。ネイサンは突然死で失った幼い息子の事故以来心を閉ざし妻と娘とも離れて暮らしていた。しかし執拗に付きまとうケイの言葉を信じるようになったネイサンは妻子を訪ねる決心をする...
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とにかくとてつもなく美しいファンタジー・ヒューマン・ドラマ。
ロマン映画は3月に観た“モリエール”の印象が残っていたので、彼のファンタジックでロマンティックな映画ってどうなの?と思っていた。しかし初めて体験のロマンのロマンティック映画は中々素敵だった。
まずオープニングで素晴らしく美しい映像に魅了される。水面を滑走するBeautifulな白鳥の姿とバックに流れる音楽が見事に調和してうっとりとしてしまう。
ネイサンとクレアの胸に抱かれた小さな息子と、二人の愛娘が森の中で戯れるシーンは圧倒的に美しい!ラスト近く、雪のように見える白い砂地でクレアが撮影するあのシーンも素晴らしくBeautiful!!
この映画の素晴らしさは映像美に尽きるかと思う。

某新聞映画評は例によって絶賛してあったが、これから死に行く人を覆う“白いライトが見える”という人の感覚がどうも理解出来なく、おまけに宗教的なものも感じられ、映像は鳥肌がたつほど美しいが、感動に胸ふるわすってことほどでもなかった。でも素敵な映画であったのは事実。

ストーリーが進むにつれオープニングで事故に遭う少年がネイサンだと分かる。彼は8歳の時に自動車事故に遭うが生き延びる。やがて物語は25年後に...妻子と別れたネイサンは一人ニューヨークに住む。幼い息子を突然死で亡くした事実を受け入れることが出来ず、彼以上に傷ついた妻を思いやらず自身の哀しみに閉じこもってしまったのだ。しかしある日突然彼の元に現れたケイに導かれるようにクレアの元へ向かう。それは自身がケイによって死を宣告されたから。人は死を予告されたら、死ぬ前に自身が取った間違った行動をなんとか修正しようと思うのだろう。しかし死はネイサンのものではなく愛する人のものだったというオチはベストセラー小説のテーマにふさわしい。
“アムール”の国フランスで大ベストセラーになったらしい“ラヴ・ストーリー”小説。いつものことながら小説読んだらスゴく感情移入出来そうな気もした。

前から感じていたジョン・マルコヴィッチのものすごくソフトな語り口…これではそれが活かされて、ケイの台詞は、風貌は全く合わないがまるで天使のように聞こえる。
カナダ出身のエヴァンジェリン・リリーはとても魅力的な女優だ。
ロマン映画で全編英語って初めて観たが、彼の話す英語が素敵に響く。
この美しい映画を撮影したのは台湾出身のリー・ピンピン。彼の撮影した「夏至/200」や「花様年華/2000」の美しい映像が蘇る。

“その後”という原タイトルに上手く結びつけた邦題はまぁまぁかな。でもマジで日本の映画関係者って“愛”って文字を入れるのがお好き。
TOHOシネマズ日比谷シャンテにて
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by margot2005 | 2010-10-03 00:39 | ドイツ | Trackback(6) | Comments(0)

「終着駅 トルストイ最後の旅」

「The Last Station」2009 ドイツ/ロシア/UK
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ソフィヤ・トルストイに「エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~/2005」「クィーン/2006」「消されたヘッドライン/2009」のヘレン・ミレン。
レフ・トルストイに「Dr.パルナサスの鏡/2009」のクリストファー・プラマー。
ワレンチンに「つぐない/2007」「ジェイン・オースティン 秘められた恋/2007」「ウォンテッド/2008」のジェームズ・マカヴォイ。
チェルトコフに「幻影師アイゼンハイム/2006」「私がクマにキレた理由(わけ)/2007」「デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~/2009」のポール・ジアマッティ。
サーシャ・トルストイに「マグダレンの祈り/2002」のアンヌ・マリー・ダフ。
マーシャに「ダニー・ザ・ドッグ/2005」のケリー・コンドン。
監督、脚本に「素晴らしき日/1996」「真夏の夜の夢/1999」「卒業の朝/2002」のマイケル・ホフマン。
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ロシアの文豪レフ・トルストイの妻ソフィヤは50年もの長い日々献身的に夫を支えて来た。しかしトルストイの弟子チェルトコフが新しい遺書に署名するよう説得中と知った彼女は心穏やかでない。ソフィヤとチェルトコフは誰もが知る犬猿の中。一方でトルストイを崇拝する青年ワレンチンが助手としてやって来る…

世界三大悪妻の一人..ちなみに一番はソクラテスの妻で、二番目はモーツアルトの妻。ソフィヤの代わりにナポレオン一世の妻ジョセフィーヌとも言われているそう。
ソクラテスの妻については全く知識がないが、他の女性たちは知っているので全くもって納得できる。
トルストイの書いた“戦争と平和”&“アンナ・カレーニナ”はもちろん読んでいる。相当前に読んだものでストーリーはおぼろげだが、映画の中で激怒したソフィヤが“アンナ・カレーニナのように列車に轢かれて死んでやる!”という台詞にアンナの鉄道自殺を思い出した。
この映画はレフ・トルストイの晩年を描いている。彼は伯爵家の生まれで、若い頃に相続した広大な土地ヤースナヤ・ポリャーナでソフィヤと50年にも及ぶ結婚生活を送ったという。その白樺林が素晴らしく美しいヤースナヤ・ポリャーナでロケーションされている。

ソフィヤを演じたヘレン・ミレンは“強い女”が実に似合う。エリザベス一世と二世役や「消されたヘッドライン」での鬼編集長。かつての彼女の役柄はそうではなかったと記憶するが、昨今のヘレンが演じる女性は“強い女”ばかり。今回のソフィヤはその最たるもので迫力あり。
トルストイ役のクリストファー・プラマーは60年代〜現在に至るまで50年間第一線で活躍するスゴい俳優。こんな人他にいないので驚く。レフ・トルストイも似合っていたな。
どこまでも純粋で良い青年…だからこそトルストイ夫妻に信頼されたワレンチンを演じるジェームズ・マカヴォイも適役。
ラスト、トルストイの死が報告された駅舎(アスターポヴァ)の周りに集まった人々...彼の死を悼むロシアの人々の姿にレフ・トルストイの偉大さを改めて知った。
TOHOシネマズ日比谷シャンテにて
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by margot2005 | 2010-09-22 00:43 | ドイツ | Trackback(11) | Comments(0)

ドイツ映画祭2009...「冬の贈りもの」

「Im Winter ein Jahr」...aka「A Year Ago in Winter」 2008 ドイツ/USA
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リリー·リヒターにカロリーネ·ヘアフルト。
マックス·ホランダーにヨーゼフ·ビアビヒラー。
エリアーネ·リヒターにコリンナ·ハーフォウヒ。
トーマス·リヒターに「ヒルデ ー ある女優の光と影/2009」のハンス·ツイッシュラー。
アレクサンダー·リヒターにシリル·シェーストレーム。
アルドにミシェル·マティチェヴィッチ。
トビアス·ホランダーに「ウェイヴ あるクラスの暴走/2008」のヤーコプ·マツェンツ。
監督、脚本は「名もなきアフリカの地で/2001」のカロリーネ·リンク。
「みえない雲/2006」「クラバート - 謎の黒魔術/2008」のパウラ·カレンベルクがトビアスのガールフレンド、ステラ役でワン·シーンに出演している。
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ある日、画家マックス·ホランダーのアトリエに一人の女性が訪ねて来る。その人は娘リリーと息子アレクサンダーの肖像画を描いて欲しいと依頼する。リリーは大学で音楽とダンスを学んでいるが、アレクサンダーは猟銃自殺で亡くなったと言う。
そして絵のモデルになるためリリーがマックスのアトリエにやって来る。絵の製作に乗り気でないリリーは、亡くなった人間をインテリアとして飾りたくないとマックスに訴える。おまけにアレクサンダーは事故ではなく自殺したと告白するのだった...
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オープニング、雪の舞う中、i Pod(多分)で音楽を聴きながらダンスをするかのように身体を動かすハンサムな少年。その彼を執拗なまでにビデオ撮影するエレガントな女性。女性は彼の母親で、二人は終始楽しく笑いながら雪の中で戯れる...
エンディング、クリスマス·シーズンのミュンヘンの街。リリーは雪がハラハラと落ちて来る空を見上げ、天国にいるアレクサンダーに向かい語りかける...
雪が舞うシーンで始まり、そして終わる、心に響くヒューマン·ドラマ。

ミュンヘン郊外の瀟洒な家に住むリヒター家。父親トーマスは大学教授で、母親エリアーネは室内装飾家。亡くなった息子アレクサンダーはスキーの英才教育を受けるため山の上の寄宿舎で学んでいた。娘リリーは大学で音楽とダンスに打ち込む日々。
リリーは両親の多大なる期待がプレッシャーであり、弟の死も乗り越えられず、ダンスに集中出来ない。とうとう主役から降ろされたリリーはバーで知り合った画家アルドに夢中になる。しかし常に束縛するリリーに耐えられなくなったアルドは別れを宣言する。
両親からのプレッシャーに反撥を抱くリリーは自虐的な行動を起こそうとしていたように見える。
マックスに対しても始めは反抗的な態度を取っていたリリーだが、時間を共有する事によって心を開き、終盤では信頼を寄せるようになる。リリーの哀しい心を理解し優しく包んだのはマックスかも知れない。完成した絵のリリーはマックスによってとても優しく、美しく描かれていた。
リリーの両親は社会的な体裁を気にする仮面夫婦。妻は夫の浮気を知っているが無関心を装っている。有能で完璧主義者の両親。あのような両親の子供って息抜く暇もなく辛いだろうなとお察しする。

マックスにも息子との間に確執があった。大学のプールで飛び板飛び込みの練習をする息子を遠くから密かに見守る父親。
マックスは亡くなった人の写真とビデオ映像から絵を描く画家。彼のアトリエに飾ってある人物画を見て、リリーは“死んだ人の絵に囲まれて奇妙な気がしない?”と問いかける。この人物は生きているとマックスが示した絵。プールの中で微笑む青年はとても印象的。完成したそれはラスト近く、マックスが大学の寮を訪ねるシーンで息子トビアス自身の絵だと分る。寮の前でトビアスのガールフレンド、ステラと会ったマックスはステラに“絵を大事にして”と告げ去って行く。マックスとトビアスの未来が開けそうなあのシーンはナイスだった。

「SOUL KITCHEN」「ヒルデ ー ある女優の光と影」「ブッデンブローク家の人々」と観て来た今年のドイツ映画祭。それぞれに全く違ったテイストの映画4本。ラストに観たこれは映画祭の大ラス作品にふさわしい見応えのあるヒューマン・ドラマだった。
新宿バルト9にて
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by margot2005 | 2009-10-27 00:07 | ドイツ | Trackback(1) | Comments(0)

ドイツ映画祭2009...「ブッデンブローク家の人々」

「Buddenbrooks」...「Buddenbrooks: The Decline of a Family 」2008 ドイツ
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ブッデンブローク家当主ヨハン(ジャン)に「ザ·バンク 堕ちた巨像/2009」「天使と悪魔/2009」のアルミン・ミュラー・シュタール。
妻エリザベス(ベッツィ)にイーリス・ベルベン。
長男トーマスにマルク・ヴァシュケ。
次男クリスティアンに「青い棘/2004」「ヒトラーの贋札/2007」のアウグスト・ディール。
長女アントーニエ(トーニ)にジェシカ・シュヴァルツ。
トーマスの妻ゲルダにレア・ボスコ。
トーマスの息子ハンノにラバン・ビーリング。
監督はハインリヒ・ブレレーア。
原作は文豪トーマス・マンの“ブッデンブローク家の人々”。
「厨房で逢いましょう/2006」のヨーゼフ・オステンドルフが議院役で出演している。
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19世紀、北ドイツ、リューベック。この交易都市では利益を求める多くの商家がより多くの利益を求めるべく互いにしのぎを削っていた。穀物取引で富と名声を得たブッデンブローク家の二代目ヨハンは一家の繁栄のため娘トーニをハンブルグの商人に嫁がす。しかし商人は破産しトーニは実家へ戻って来る。不確かな社会情勢の下、大きな損失を被ったヨハンは長男トーマスに商社主を譲るが失意の内彼は急死する。
外遊していた次男のクリスティアンが帰国し兄を支えるよう期待されるが、彼には商売に対する意欲がなくトーマスと対立するばかり。トーマスは一家を今一度繁栄させ、守ろうと奔走するが一族が待ち受ける運命から逃れる事は出来なかった...
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ヨハン、トーマス、そしてハンノとブッデンブローク家は繁栄し引き継がれて行くはずだった。ところが、Internationalタイトルにあるように、トーマス、そしてその息子ハンノの死によってブッデンブローク家は終末を迎える。
トーニは二度結婚するが、二度とも彼女の持参金が狙いの夫たちだった。政略結婚のような形でハンブルグの商人に嫁いだトーニは結局夫の破産によって離婚する。親の決めた相手との結婚に逆らえないトーニは渋々承諾するが、鳥肌が立つくらい生理的にイヤな男との生活は計り知れないほどの辛さがあったことだろう。今じゃ考えられないが、あの時代の女性ってホントお気の毒。
長男トーマスはとても美しいゲルダと知り合い妻にするが、彼女は商売に興味がなく音楽を愛する女性だった。息子ハンノにピアノを弾かせ、自ら奏でるヴァイオリン演奏で家族を魅了したが、息子を商人にすべく指名を与えられたトーマスは二人を理解することが出来ない。
次男クリスティアンは外遊し商売の勉強をしたが酒、女や観劇に溺れ堕落して行く。
トーマスが亡くなり一番悲しんだのは妹のトーニ。トーニも又ブッデンブローク家繁栄のため犠牲になった一人で、彼女にとって兄の死はブッデンブローク家の死そのものだったに違いない。

撮影監督ゲルノート・ロルも語っているように、映画の中での19世紀の景色がPC処理で上手く作られていて美しい。
当主ヨハン役のアルミン・ミュラー・シュタールは「イースタン・プロミス/2007」や「ザ·バンク 堕ちた巨像」「天使と悪魔」などWorld Wide公開の作品でもいぶし銀の味わいある名優。前半でお亡くなりになってしまうが彼の存在感は大きい。
「青い棘」で繊細で傷つきやすい若者を演じたアウグスト・ディールも堕落していく様が上手くて迫真の演技が光る。

長い映画の上(152分)、上映前にゲルノート・ロルの挨拶もあり見終えて疲れた。最近混んだシアターで長い間椅子に座っているのがスゴく辛くて...特に両サイドに人がいると益々疲れる(閉所恐怖症気味)。
トーマス・マンの小説は読んでいないが、映画は重厚で秀逸なドラマとなっている。ノーベル賞受賞作家の著名なこの小説は2度映画化され、TVドラマにもなっていると言う。今回映画祭で観る事が出来たのはラッキーだった。読書の秋にトーマス・マンの小説読んでみたい。
新宿バルト9にて
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by margot2005 | 2009-10-26 00:07 | ドイツ | Trackback | Comments(0)

ドイツ映画祭2009...「ヒルデ ー ある女優の光と影」

「Hilde」 2009 ドイツ
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ヒルデガルド·クネフに「ラブ·アクチュアリー/2003」のハイケ·マカチュ。
英国の俳優で二度目の夫デヴィッド·キャメロンにダン·スティーヴンス。
ユダヤ人の米軍士官で最初の夫クルト·ヒルシュにトリスタン·ピュッター。
ヒルデのエージェント、エルゼ·ボンガースに「4分間のピアニスト/2006」「SOUL KITCHEN/2009」のモニカ·ブライブトロイ。
有名プロデューサー、エーリッヒ·ポマーに「ミュンヘン/2005」のハンス·ツィッシュラー。
ナチ映画界の大物アニアン·ツォルナーにエーヴァルト·フォン·デマンドフスキ。
ヒルデの母フリーダ·クネフに「白バラの祈り ゾフィー·ショル、最期の日々/2005」のヨハンナ·ガストドルフ。
監督はガイ・ヴェッセル。
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1966年、ヒルデガルド·クネフは西ベルリンに戻って来る。それはベルリン·フィルハーモニーのホールでコンサートを開くためだった。ホールの控え室で出番を待つヒルデの脳裏に過去の様々な出来事が蘇る...
1943年、ヒルデは女優としての一歩を踏み出す。そして第二次世界大戦後再び女優としての活動を望むが、その道は前途多難だった。やがて亡命していたプロデューサー、エーリッヒ·ポマーがドイツの映画産業を支えるためアメリカ占領軍から派遣されて来る。ポマーの計らいで女優として花開き始めるが、キャリアは順調とは言えなかった。その後、ドイツ映画界に見切りをつけたヒルデは結婚したばかりの夫クルトと共にアメリカへ渡る。ハリウッドに居を構え、出演のオファーを待つが、ここでもまともな役はもらえずドイツへと舞い戻る。そして再びハリウッドに渡ったヒルデはそこで国際的映画スターの地位を獲得するのだった...
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日本では全く知られていないドイツ人女優ヒルデガルド·クネフ。彼女はシンガーソング・ライターであり、本も書いたマルチタレント。第二次世界大戦をも生き延びたヒルデの波瀾万丈の女優人生はとてもドラマチックで見応えのある展開となっている。
元恋人アニアン·ツォルナーがナチ党員だった過去。ユダヤ人の米軍士官クルト·ヒルシュとの結婚。ドイツで初めてnudeになった女優であり、共演した英国人俳優デヴィッド·キャメロンから妻を奪った事でもマスコミの餌食となり、とてもスキャンダラスな女優だった。
そのヒルデを演じるハイケ·マカチュは「ラブ·アクチュアリー」でアラン·リックマン演じる上司ハリーを誘惑するミア役が印象的だった。黒髪の「ラブ·アクチュアリー」とは全く別人の彼女はブロンド·ヘアー。気性の激しいヒルデにぴったりで、なぜか?ビヨンセにそっくり!
ハイケ·マカチュ自身もシンガーであり、作家として本も書いている才女。映画の中で勿論歌うシーンあり。ドイツ語の歌って滅多に聞く機会がないけど、思ったより素敵に聞こえる。
新宿バルト9にて
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by margot2005 | 2009-10-25 00:37 | ドイツ | Trackback | Comments(0)

ドイツ映画祭2009...「SOUL KITCHEN」

「Soul Kitchen」 2009 ドイツ
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監督、脚本に「太陽に恋して/2000」「愛より強く/2004」「そして、私たちは愛に帰る/2007」のファティ・アキン。
ジノス・カザンツァキスにアダム・ボウスドウコス(アキンと共同脚本)。
イリアス・カザンツァキスに「太陽に恋して」「暗闇の女たち/2007」「ひばり農園/2007」「バーダー・マインホフ 理想の果てに/2008」のモーリッツ・ブライブトロイ。
シェフのジェインに「愛より強く」「太陽に恋して」のビロル・ユーネル。
ジノスの恋人ナディーンにフェリーヌ・ロッガン。
“Soul Kitchen”で働くルチアにアンナ・ベデルケ。
ナディーンの祖母に「4分間のピアニスト/2006」のモニカ・ブライブトロイ。
ノイマンにヴォーダン・ヴィルケ・メーリング。
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ジノスはハンブルグの冴えないレストラン“Soul Kitchen”のオーナー。ある日、弟のイリアスが服役中の刑務所から仮釈放され突然やって来る。一方で、上海に行った恋人ナディーンが恋しいジノスはレストラン経営に身が入らない。それを知った不動産仲買人ノイマンはジノスの店を乗っ取ろうと画策する...
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もう最高!!ファティ・アキン!!
配給が決まってないというこの映画は是が非でも観たかった。今年の始めにファティ・アキンの「そして、私たちは愛に帰る」を観た。それ以前の彼の映画はDVD。今年は2本もシアターでアキン映画が観られるなんてラッキーな事この上ない。
主人公のアダム・ボウスドウコスはアキン映画に多々出演しているそうだが記憶になく、今回は主演なので彼の顔は脳裏に焼き付いた。イタリアンかなと思っていたが、アダムはギリシャ移民。
どこまでも、ひたすら良い人の兄ジノス。弟イリアスには勿論、“Soul Kitchen”の敷地に住む家賃滞納の老人にも親切だし、腰痛なのに飲みつぶれたルチアを背負ってアパートの階段上がるとか...正反対のイリアスと、問題は色々あるけど兄弟二人の揺るがぬ愛情が泣ける。母親に刑務所に入ってる事をも内緒にして、イリアスは油田で働いているなんて、とんでもないウソも母親思いの二人ならでは...?
ナディーンはこんなに善良なジノスに冷たかったけど、ラスト彼女の大金の援助はハッピー・エンディングで良かった。
イリアスを演じたモーリッツ・ブライブトロイ。彼はWorld Wideで活躍しているドイツ人俳優。彼も又ハンブルグ育ちとか。
モーリッツ「バーダー・マインホフ〜」ではスーパー過激な役にハマっていたが、これでは過激+コメディ・タッチのムサい男がマジで似合っている。
怪しいシェフ役ビロル・ユーネルの存在の素晴らしさは言う事無し。
モーリッツのママ、モニカもワンシーンに出演。「ヒルデ ー ある女優の光と影/2009」にも出演している彼女はおそらく本国ドイツでは国民的女優ではないかと想像するが、惜しい事に今年の5月に亡くなった。
街のワル役で懐かしのウド・ギアが出演している。21世紀になってから単独ドイツ映画でウド・ギアを観たのは初めて。70年代〜のホラー映画で有名になったウド・ギアはヨーロッパ&ハリウッド映画にたくさん出演する名脇役。最近では「モディリアーニ 真実の愛/2004」でお目にかかったが、60代でも若くてビックリ。
今年も昨年に続きドイツ映画祭で4本の未公開作品を堪能した。
新宿バルト9にて
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by margot2005 | 2009-10-21 00:36 | ドイツ | Trackback(15) | Comments(6)

「バーダー・マインホフ 理想の果てに」

「Der Baader Meinhof Komplex」...aka「The Baader Meinhof Complex 」2008 ドイツ/フランス/チェコリパブリック
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ウルリケ・マインホフに「善き人のためのソナタ/2006」「クララ・シューマンの愛/2008(クララ・シューマン 愛の協奏曲)」のマルティナ・ゲデック。
アンドレアス・バーダーに「太陽に恋して/2000」「ストーン・カウンシル/2005」「ミュンヘン/2005」「ひばり農園/2007」「暗闇の女たち/2007」のモーリッツ・ブライブトロイ。
グドルン・エンスリンに「ノース・フェイス アイガー北壁/2008」のヨハンナ・ヴォカレク。
ドイツ連邦警察長官ホルスト・ヘロルドに「愛を読むひと/2008」のブルーノ・ガンツ。
監督はウーリー(ウルリッヒ)・エデル。
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1967年、西ベルリン。アメリカ合衆国と密接な関係にあるイランのパーレビ国王夫妻訪問の抗議デモで、デモ隊と警官たちの衝突の挙げ句一人の学生が警官に撃たれ亡くなる。
夫の浮気から二人の娘を連れて家を出たウルリケ・マインホフは左翼系雑誌に投稿するジャーナリスト。デモ以来彼女は反権力、反資本主義運動を掲げる学生たちに関心を募らせていく。
1968年、アンドレアス・バーダーと恋人のグドルン・エンスリンはベトナム戦争に抗議しフランクフルトのデパートに火炎瓶を投げる。
放火事件により逮捕されたバーダーとエンスリンに共鳴したマインホフは二人の脱走を手引きし、成功の後彼らと共に暴力による抵抗運動に身を投じる事を誓う。やがてバーダー、マインホフ、エンスリンをリーダーにドイツ赤軍(RAF)が誕生するのだった...
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“ドレスデン、ヒロシマ、ベトナム!!”と叫ぶ学生たち。
車を盗み銀行を襲撃して金を得、RAFは政府の公共施設を破壊し、政府、政界、法曹関係者を次々に襲い、更に駐留アメリカ軍のドイツ人を殺害して行く。
1977年のルフトハンザ航空181便ハイジャック事件は記憶にあるが、バーダーたちの釈放が目的だったまでは記憶になかった。
マインホフがバーダーに“デパートに放火してベトナム戦争をやめさせようとしたのか?”と問いかけるシーンは邦題にもなっている“理想の果てに”だろう?
マインホフは二人の少女の母親であったことが描かれているが、バーダーにも子供がいたという。バーダーの恋人エンスリンにも男の子がいた。
日本赤軍のメンバーにも夫や、妻、子供がいたが、どちらのメンバーも家族をも犠牲にして戦う価値があったのか知る由もない。
映画の中で1970年代の西ドイツが再現されているのがスゴくて興味深い。
タイトルの“バーダー・マインホフ”はアンドレアス・バーダー&ウルリケ・マインホフ二人の名前の合体。
「セントアンナの奇跡/2008」「愛を読むひと」のアレクサンドラ・マリア・ララや「4分間のピアニスト/2006」のハンナー・ヘルツシュプルングも仲間の一員役として出演している。
温和な雰囲気を持つ(感じる)モーリッツ・ブライブトロイがスーパー級に過激なテロリストを演じていて似合っている。
“Dizzy Miss Lizzy/ディジー・ミス・リージー”で始まり、エンディングにボブ・ディランの“Blowin' in the Wind/風に吹かれて”が流れるのも彼らの時代にマッチしてナイス。
ドイツ映画祭2008で観たマルティナ・ゲデックの「クララ・シューマンの愛(クララ・シューマン 愛の協奏曲)」は現在渋谷Bunkamuraル・シネマで公開中。
渋谷シネマライズにて...
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by margot2005 | 2009-08-02 22:06 | ドイツ | Trackback(4) | Comments(4)

「そして、私たちは愛に帰る」

「Auf der anderen Seite」...aka「On the Other Side /The Edge of Heaven」 2007 ドイツ/トルコ/イタリア

トルコとドイツを舞台に“愛と死”をテーマに、三組の親子が織りなすヒューマン・ドラマ。
カンヌ映画祭最優秀脚本賞/全キリスト教会賞受賞作品。
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ネジャットにバーキ・ダヴラク。
ネジャットの父親アリにトゥンジェル・クルティズ。
アイテンにヌルギュル・イェシルチャイ。
アイテンの母親イェテルにヌルセル・キョセ。
スザンヌに「愛と死の間(あいだ)で/1991」のハンナ・シグラ。
スザンヌの娘ロッテにパトリシア・ジオクロースカ。
監督、脚本に「愛より強く/2004」「太陽に恋して/2000」のファティ・アキン。


ドイツ、ブレーメンに住むアリは、ある日出会った娼婦イェテルを気に入り、一緒に住まないか?と持ちかける。ハンブルグの大学で講師をしている息子ネジャットは娼婦を家に連れ込んだ父親に嫌悪感を抱くが、稼いだお金をトルコに住む娘アイテンに送金しているイェテルに好感を抱く。やがて酔ったアリがイェテルに手をかけ死なせてしまう。
一方で政治活動に身を投じたアイテンはドイツに不法入国し母親探しを始める。お金がなく途方に暮れるアイテンに援助の手を差し伸べたのはドイツ人学生ロッテだった...
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ファティ・アキン映画は「太陽に恋して」「愛より強く」共に素晴らしいユーモアが楽しめる。しかしこの作品は全く違う。一組の父親と息子、二組の母親と娘の愛情をひたすら真面目に描いている。
三組の親子には密接な繋がりがあるが、それぞれが全くもってすれ違ってばかりで哀しい。
ネジャットがトルコに向かったのは、亡きイェテルの娘アイテンを探し学費の援助をしようとする事から始まる。しかしラストの、ラスト迄ネジャットはアイテンに逢えないまま。母親イェテルは娘に高等教育を受けさせるべく、娼婦にまで身を落として稼いだお金を送金していた。彼女は娘の現実の姿を知らないまま亡くなったので、逢えなかったネジャットもアイテンの実際の姿を知る事はなかった。映画を観ていて、ネジャットとアイテンが中々逢えない事にイライラする。が、しかし、観終わってこのドラマの中で二人は逢えないで良かったと思った。
トルコ、イスタンブールの空港で、ドイツからトルコに戻って来た一つの棺と、トルコからドイツに戻って行く一つの棺のシーン、そして、レストランで食事をするネジャットとスザンヌが“死”に乾杯するシーンはとても印象的。
トルコ移民が多いドイツ。ドイツ人学生ロッテは食べるものを買うお金もないアイテンに出会い彼女を助ける。やがて不法入国で本国に送還されたアイテンを追って自らトルコへと旅立つ。その娘の行動を母親スザンヌは理解出来ず批判するばかり。しかしラストでは全てを許し受け入れる彼女の姿に感動する。ちょっとウルウル来た。
父親を軽蔑していた息子ネジャットもラストでは彼を訪ねるべく車を走らす。それはスザンヌとの出会いにより、亡き母親の代わりに男手一人で育ててくれた父親の愛情を再認識したからに他ならない。
エンディング、ビーチにたたずみ、父親を待つ息子の背中に希望が見えるように思えた。
全キリスト協会賞を受賞しただけあって、“隣人愛”というのだろうか?人種を越え、宗教を越えた“愛”が描かれ素晴らしい!作品となっている。
俳優たちも皆素晴らしい!
例によって何度も、何度も予告を観て来たが、予告以上に素晴らしく、またまたマイベスト入りしそう。
シネスイッチ銀座にて...
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by margot2005 | 2009-01-10 20:47 | ドイツ | Trackback(14) | Comments(8)

ドイツ映画祭2008...「THE WAVE ウェイヴ」

a0051234_227933.jpg「Die Welle」...aka「The Wave 」2008 ドイツ
高校教師ライナー・ヴェンガーにユルゲン・フォーゲル。
ティムにフレデリック・ラウ。
マルコにマックス・リーメルト。
カロに「みえない雲/2006」のジェニファー・ウルリッヒ。
監督、脚本はデニス・ガンゼル。



ドイツのある街。高校教師のライナー・ヴェンガーは“独裁政治”をテーマとしたクラスを担当する。1990年代に生まれた生徒たちは“独裁政治”などもはや存在することではない遠い昔のことと全く興味を示さない。そこでライナーは“この授業の期間中クラスの誰かを指導者にしないか?”と提案する。多数決で決まった“指導者”その人は他でもない担任のライナーだった。次の授業でライナーは“独裁政治”の要素を取り入れ、それを実践して行こうではないかと持ちかける。そしてライナーが決めたルールに生徒は従って行かねばならなかった。最初は反撥していた生徒たちもこの試みに引きこまれて行くのにそう時間はかからなかった...
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最初に“この映画は実話に基づいている”という字幕が出る。ドイツで起こった実話だと誰もが思うが、そうではなくアメリカの高校教師が行った“実践”を元に原作が書かれ映画となった。
友だちもいないオタクのティム、家庭に問題を抱えるマルコ、そして裕福な家庭の少年や、トルコ人少年と、環境の違う少年、少女たちが一団となって“実践”をエスカレートさせて行く。
生徒たちは教師ライナー・ヴェンガーを、第三帝国時代の“ハイル・ヒトラー”ならぬ、“ハイル・ヴェンガー”と呼び、白いシャツにジーパンというクラスのユニフォームを取り入れたり、映画のタイトルとなっている“ザ・ウェイヴ”のウェブ・サイトを立ち上げ、設定したロゴマークを街の至る所に貼付けて回る。やがて、一体化した彼らと他の生徒たちの間で摩擦が起き始め、賛同出来ず、このクラスを去った少女カロは学校新聞で“ザ・ウェイヴ”を批判するがもみ消されてしまう。
アメリカではなく、かつて“独裁国家”が存在したドイツで作られた映画だけに非常に衝撃的でインパクトがあった。
“指導者”となったライナーにもコンプレックスがあったという設定も面白い。
ラストはあっと!驚く展開でビックリする。それは事実とは違った描き方となっている。
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今回のドイツ映画祭、今年製作された4本の映画を観る事が出来た。どれもコレも骨太な作品で観応えがあった。3作は時代物で、山岳映画「ノース・フェイス アイガー北壁」にしても、音楽映画「クララ・シューマンの愛」にしても、地元ドイツならではの作品。
来年のドイツ映画祭も楽しみにしたい!
新宿バルト9にて...
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by margot2005 | 2008-11-07 22:30 | ドイツ | Trackback(6) | Comments(2)

ドイツ映画祭2008...「クララ・シューマンの愛」

「Geliebte Clara」...aka「Clara」2008 ドイツ/フランス/ハンガリー
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クララ・シューマンに「善き人のためのソナタ/2006」のマルティナ・ゲデック。
ロベルト・シューマンに「譜めくりの女/2006」「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜/2007」のフランス人俳優パスカル・グレゴリー。
ヨハネス・ブラームスにフランス人俳優のマリック・ジディ。
監督、脚本にヘルマ・ザンダース・ブラームス。

19世紀半ば、度重なる演奏活動の末デュッセルドルフに移住して来たロベルトとクララ・シューマン夫妻。ある夜、“ブラヴォー!”の喝采の下、ピアノ コンサートを成功させたシューマン夫妻。そこにはクララの弾くピアノ演奏を熱心に見つめる一人の若者がいた。そしてある日、彼はヨハネス・ブラームスと名乗り自作のスコアーをシューマン夫妻に届ける。彼の天才的な才能を見抜いたロベルトは自身の後継者にしようと彼を家に招き入れる。夫妻の子供たちがブラームスに懐き始め、クララとロベルトは同時にブラームスの才能に惚れこみ3人は奇妙な関係となって行く。しかし3人一緒に暮らせないと感じたブラームスはシューマン家を去っていく。ちょうどその頃ロベルトは精神を病み始めていた...
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原タイトルは“恋人(愛する人)クララ”。
映画はとにかく素晴らしかった!ブラームスやシューマンのピアノ曲がたっぷりと演奏されクラシック・ファンにも十分に楽しめるかと思える。
クラシックには疎い私でも知ってるピアノ曲や、ブラームスの子守唄など流れて音楽映画の世界にどっぷりと浸る事が出来て幸せだった。
クラシック音楽には疎いけれど“クララ・シューマンとヨハネス・ブラームスの恋”については知っている。クララはブラームスより10才以上年上(映画では20才のブラームスがクララと出会い、クララはロベルトに彼の二倍も年上の私と言っている)。互いに強く惹かれ合った二人だが、ロベルトの生前も死後もプラトニックな関係だったという。
8人も子供(亡くなった子供もいる)を産んだクララ。彼女は子育てをしながら病気の夫ロベルトを支え続け、生活のため演奏活動もこなしたというスーパー・ウーマン。
今の時代でも指揮者って男の世界。この時代に精神を病むロベルトの代わりにタクトを振った女性音楽家クララは、楽団員の侮蔑的な眼差しにもめげない強い女性だった。
そのクララを演じたマルティナ・ゲデック、この方どんな役を演じても存在感たっぷりの素晴らしいドイツ人女優。
ロベルト役のパスカル・グレゴリーも精神を病む役柄を演じて上手い。こういった彼は「王妃マルゴ/1994」のアンジュー役を彷彿とさせる。ドイツ語の台詞を喋るグレゴリー...口と声が合ってない感じで、長い台詞の時は顔が映らないようにしていたが、彼の台詞は吹替え?
ブラームス役のフランス俳優マリック・ジディはドイツ語喋っていた。
ブラームス監督はヨハネス・ブラームスの子孫。
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「マーサの幸せレシピ/2001」や「善き人のためのソナタ」で日本でも顔が知れてるマルティナ・ゲデックがクララ・シューマンを演じているからか、それとも音楽ファンが多く集まったのか?定かではないが、2回の上映ともチケット完売だったようだ。この映画は10/31に前売りチケットを無駄にしていたが、やっぱり観たくてシアターに行った。
“ぴあ”で前売りを買って手数料を入れると、当日チケットの1500円より高くなる。それって?不思議??当日チケットを上映2日前からシネコンのカウンターで売っていたらしい。それに気がつかなかったなんて...まぁでも観れたのだから良しとしよう。
新宿バルト9にて...
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by margot2005 | 2008-11-06 01:39 | ドイツ | Trackback(7) | Comments(0)