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カテゴリ:UK( 222 )

「ロケットマン」

Rocketman2019 UKUSA/カナダ

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伝説的ロック・ミュージシャン、エルトン・ジョンの波瀾万丈の音楽人生を描いた音楽伝記ドラマ。


エルトンは70年代から聞いていたのでエルトン・ジョンの波瀾万丈の音楽人生を描く本作はとても楽しみにしていた。そして彼の曲は聞いていたけど不仲な両親のもとに生まれ、愛のない家庭に育った少年時代というのは全く知らなかった。おまけにピアノの才能がスゴい!クラシックを耳で聞いただけで弾けるなんて。アル中、ヤク中を克服したことも知らなくて、ド派手な衣装はエルトンを演じる最大の演出で、その下には弱い自分を隠していたなんて。アル中、ヤク中、過食症と闘ったエルトン。でも買い物依存症は今でも続いているそう。

そういや「キングスマン ゴールデン・サークル」でジュリアン・ムーアにエルトン!ガーシュウィン弾いて!って言われて演奏していたのを思いだした。


ミュージカルのような展開のドラマはとても見ごたえがある。”Your Song”が出来上がる過程が素敵。

バーニー・トーピン役のジェイミー・ベルや、ジョン・リードを演じるリチャード・マッデンもナイスキャスティング。ブライス・ダラス・ハワードがタロンのママ役とは少々驚いた。


オフィシャルHP多彩でカリスマ性を備えた演技と称賛しているように、タロン・エガートンは、英国のスキージャンプのオリンピック代表選手マイケル・エドワーズの伝記(半生)映画「イーグル・ジャンプ」でも主人公を熱演。本作ではエルトンの楽曲を大熱唱している。


多分wowowで放送していたグラミー賞の授賞式だったと記憶するが、エルトン&バーニーが出演。彼らの楽曲を有名シンガーが歌い、エルトン&バーニーを讃えていた。

映画の中で喧嘩したのは最初の一度だけ、ずっと上手くいっている。みたいな台詞があった。二人のコンビの長さはスゴい。

”Your Song”を始めとして、マリリンモンローに捧げた”Candle in the Wind”は後に亡くなったプリンセスダイアナにも。そしてこのメロディは素晴らしい。

クラシックから入った音楽家ならではのメロディメーカー、エルトンのナイスな楽曲あげたらきりがないけど可愛いダンサー/Tiny Dancer”Danielはお気に入りソング。


エルトン・ジョンに「キングスマン ゴールデン・サークル/2017」「ビリオネア・ボーイズ・クラブ/2018」のタロン・エガートン。

バーニー・トーピンに「リヴァプール、最後の恋/2017」のジェイミー・ベル。

ジョン・リードに「ブラナー・シアター・ライブ2016/ロミオとジュリエット」のリチャード・マッデン。

シーラ・フェアブラザーに「ヴィレッジ/2004」「ピートと秘密の友達/2016」「ジュラシック・ワールド/炎の王国/2018」のブライス・ダラス・ハワード。

アイヴィーに「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期/2016」のジェマ・ジョーンズ。

監督は「サンシャイン/歌声が響く街/2013」「イーグル・ジャンプ/2016」「アニー・イン・ザ・ターミナル/2018:出演」の デクスター・フレッチャー。


TOHOシネマズ日比谷にて


by margot2005 | 2019-09-12 21:54 | UK | Comments(2)

「ガーンジー島の読書会の秘密」

The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society」 2018 UK/フランス/USA

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1946年、英国ロンドン。街は第二次世界大戦終結の喜びに沸いていたが、作家のジュリエット・アシュトンは戦争で両親を亡くしていた。ある時、ひょんなことから一冊の本に出会ったジュリエットはガーンジー島の読書会のメンバーと手紙を交わすようになる。やがて読書会に興味を抱いた彼女は彼らを取材しようとガーンジー島を訪れる。大戦中ガーンジー島は英国で唯一ドイツ軍の占領下にあり、読書会の創設者エリザベスがナチに怯えるメンバーを支えていた。ガーンジー島に到着したジュリエットはエリザベスを訪ねるがそこに彼女の姿はなかった


物語が進むに連れてドイツ軍に占領されていた時のガーンジー島の読書会のメンバーの秘密が解き明かされて行く。

ロケされたデヴォン州のクロヴリー、ビディフォード、そしてコーンウオールの景色が素晴らしく美しくてドラマに引き込まれる。しかしながらこのドラマ結末が見え見えででも中々素敵なミステリーロマンだった。ついでながら原作はベストセラー小説。


長い原タイトルにある”Potato Peel Pie”。戦時中、食料不足に悩む人々がポテトの皮でアレンジしたユニークなパイ。食べたジュリエットも不味い!って言っていたけど。


ジュリエットを理解し支える編集者シドニー・スタークがナイスで、演じる最近少々冴えないマシューが素敵。

ジュリエットのアメリカ人のフィアンセ、マーク・レイノルズの存在はナシでも良いのではないのか?なんて思ったけど...。

おいしい役は全てミキール・ハースマンに行ってしまった感じ。

ミキール・ハースマンは「アデライン、100年目の恋」も素敵だったけど、「ゲーム・オブ・スローンズ 第5章&第6章/20152016」のダーリオ・ナハーリス役がゴージャス。

リリー・ジェームズは時代物が実に似合う。ということは顔が古風?


ジュリエット・アシュトンに「偽りの忠誠 ナチスが愛した女/2016」「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男/2017」のリリー・ジェームズ。

ドーシー・アダムズに「アデライン、100年目の恋/2015」「ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風/2016」「夫の秘密/2018」のミキール・ハースマン。

シドニー・スタークに「セルフレス/覚醒した記憶/2015」「ベロニカとの記憶/2017」のマシュー・グード。

マーク・レイノルズに「ドリーム/2016」のグレン・パウエル。

エリザベス・マッケンナに「マイ ビューティフル ガーデン/2016」にジェシカ・ブラウン・フィンドレイ。

アイソラ・プリビーに「パイレーツ・ロック/2009」のキャサリン・パーキンソン。

エベ・ラムジーに「さざなみ/2015」のトム・コートネイ。

アメリア・モーグリーに「ダウントン・アビー シリーズ/2010~2015」「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章/2015」のペネロープ・ウィルトン。

ホテルの女主人シャーロット・スティンプルに「男と女、モントーク岬で/2017」のブロナー・ギャラガー。

原作はメアリー・アン・シェイファー&アニー・バロウズの「ガーンジー島の読書会の秘密」。

監督は「モナリザ・スマイル/2003」「コレラの時代の愛/2007」のマイク・ニューウェル。


TOHOシネマズシャンテにて



by margot2005 | 2019-09-09 23:00 | UK | Comments(0)

「ピータールー マンチェスターの悲劇」

Peterloo2018 UK

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1819年、英国マンチェスター。ある日、青年ジョゼフは長く続いたナポレオン戦争から帰還して来る。勝利を喜ぶ英国だったが、それも束の間で、徐々に経済状態が悪化し、腐敗した政治に抑圧される労働者階級の人々に職はなく皆飢えに苦しんでいた。その上彼らに選挙権はなく不満がつのる中、抗議活動が炸裂する


全ての成人男性に投票権を!と訴える活動家ヘンリー・ハント。やがて民衆は民主主義を求めるため平和的で非暴力のデモを行う。そして816日、マンチェスターのセントピーターズ広場で大々的な集会が開かれる。

ヘンリー・ハントの演説の最中武装する政府軍が突撃を開始し、女性や子供も混じった非武装の市民6万人に突入する。

多数の死傷者が出る悲劇となったピータールー事件”は、英新聞ガーディアン紙創刊のきっかっけとなったという。


群像劇なので主人公はいない。帰還兵ジョゼフとその家族、著名な活動家ヘンリー・ハント、そして政府の人間を中心に歴史ドラマは進む。

英国の舞台俳優が多く出演していて台詞を語るシーンは熱が入り素晴らしい。

映画の舞台背景や人々の衣装なども忠実に当時を再現している様子

上映時間は155分と長いが、別段長さは感じられなく、とても見ごたえのある歴史ドラマだった。


オフィシャルHPにマイク・リー監督最高傑作!とあり。確かに素晴らしい作品だった。テーマが全く異なるので比較はできないが、「ヴェラ・ドレイク/2004」も監督最高傑作!だと思っている。


ヘンリー・ハントに「ブロークン/2012」「007 スペクター/2015」のロリー・キニア。

ジョゼフにデヴィッド・ムーアスト。

ネリーにマキシン・ピーク。

ジョシュアにピアース・クイグリー。

メアリーにレイチェル・フィネガン。

リバプール卿(首相)にロバート・ウィルフォート。

シドマス卿(内務大臣)に「ナショナル・シアター・ライヴ2016/ハムレット」のカール・ジョンソン。

摂政殿下 「ノッティングヒルの恋人/1999」「SHERLOCK シャーロック 忌まわしき花嫁/2015」のティム・マッキナリー。

監督、脚本は「ターナー、光に愛を求めて/2014」のマイク・リー。


TOHOシネマズシャンテにて


by margot2005 | 2019-09-01 23:45 | UK | Comments(0)

「風をつかまえた少年」

The Boy Who Harnessed the Wind2019 UK/マラウイ

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アフリカ、マラウイ。中学校に通う14歳の少年ウィリアムは粗末な家に両親、姉、そして幼い弟と暮らしている。マラウイはアフリカの中でもとても貧しい国の一つで、2001年にその地を大干ばつが襲う。飢饉のせいでトライウェルは息子の学費が払えなくなり、ウィリアムは学校から退学を迫られる


学費が払えないから学校に行けないってなんと悲しいことだろう。しかし努力家のウィリアムは学校図書館の責任者エディスの助けにより本を読むことを許される。やがてエネルギーの利用という本を見つけたウィリアムは、風車で発電できれば地下水を汲み上げることが可能だと考える。

大事な、大事な父親の自転車を解体して風車を作り、地下水を汲み上げて畑に水を送ることに成功するシーンは胸が熱くなる。


独学で発電を学び自転車を利用しようと思いついたウィリアムってスゴい!

アフリカの貧しい国の少年が、風車で発電を起こして干ばつから村を救ったという実話の映画化。実話はいつも人を感動させる。

キウェテル・イジョフォーの初監督作品はとても良い映画だった。


ウィリアム・カムクワンバにマクスウェル・シンバ。

アグネス・カムクワンバに「ロシアン・ドールズ/2005」「ムード・インディゴ うたかたの日々/2013」のアイサ・マイガ。

アニー・カムクワンバにリリー・バンダ。

教師マイク・カチグンダにレモハン・ツィパ。 

村のチーフにジョセフ・マーセル。

チーフの息子ギルバート・ウィンベにフィルベール・ファラケザ。

エディス・スィケロにノーマ・ドゥメズウェニ。 

原作はウィリアム・カムクワンバ&ブライアン・ミーラー風をつかまえた少年

監督、脚本、出演(トライウェル・カムクワンバ)は「ドクター・ストレンジ/2016」のキウェテル・イジョフォー。


ヒューマントラストシネマ有楽町にて


by margot2005 | 2019-08-30 23:27 | UK | Comments(0)

「ナショナル・シアター・ライヴ2019/アントニーとクレオパトラ」

Antony & Cleopatra2018 UK

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シーザー亡き後、ローマ帝国独裁の野望を秘めるアントニーはエジプトの女王クレオパトラと恋におちる。しかし美しい妖婦クレオパトラに操られるアントニーはオクテイヴィアスとの大海戦に敗れてしまう。そしてクレオパトラ自殺の偽情報を信じたアントニーは自らの命を絶つ...


「アントニーとクレオパトラ」は映画にもなっているがどれも見たことがない。

TVシリーズ「ROME [ローマ]/20052007」の中でアントニーとクレオパトラが描かれていて、そのシリーズは全て鑑賞済み。アントニーを中心に描いたドラマながらクレオパトラについてもしっかりと描かれていたように記憶する。

舞台劇のアントニーとクレオパトラは素晴らしい。レイフ役のアントニーはもちろん、クレオパトラ役のソフィー・オコネドーの熱演が光る。

アントニーがオクテイヴィアと結婚したとの知らせを受けたクレオパトラが”彼女は背が高いの、低いの?どんな顔?丸いの、四角いの?と使者に質問を浴びせるシーンは実に可笑しかった。絶世の美女クレオパトラながらどれだけオクテイヴィアに嫉妬心を募らせていたのか良く分かる場面でナイス。


いつものように上映が始まる前に解説がある。今回は本物のヘビを使っていますとの説明。クレオパトラが毒ヘビに自らを咬ませて自害したのは有名な話。で、そのシーンは圧巻で見ていて呼吸が苦しかった。ソフィーの役者魂は半端ない。


舞台俳優としてスタートしたレイフ・ファインズに舞台が似合うのは当然のこと。今回彼の舞台劇を見ることができてラッキーだった。

「グランド・ブタペスト・ホテル/2013」でコミカルな演技をしていて素敵だったが、こちらでも時として軽いノリのアントニーを演じていて面白い。

本作は6/21に公開されわずか1週間で上映終了。これまで鑑賞したナショナル・シアター・ライヴの中では一番短い上映期間になぜ?と思った。レイフ、ファン多く入っていたのに


アントニーに「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー/2018」のレイフ・ファインズ。

クレオパトラに「リリィ、はちみつ色の秘密/2008」「プーと大人になった僕/2018」のソフィー・オコネドー。

イノバーバスに「クィーン/2006」のティム・マクマラン。

オクテイヴィアス・シーザーにタンジ・カシム。

レピダスにニコラス・ル・プレヴォ。

オクテイヴィアにハナー・モリッシュ。

ポンペイにサーゴン・イェルダ。

エロスにFisayo Akinade

シャーミアンにグローリア・オビアンヨ。

イラスにジョージア・ランダース。

アグリッパにケイティー・ステファンズ。

監督はサイモン・ゴッドウィン。

原作はウィリアム・シェイクスピア。


シネ・リーブル池袋にて(既に上映終了)


by margot2005 | 2019-07-01 23:56 | UK | Comments(0)

「スノー・ロワイヤル」

Cold Pursuit2019 UK/ノルウェー/カナダ/USA/フランス/ドイツ

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日々、除雪作業に励む真面目な男ネルズ・コックスマンはその働きが認められ模範市民賞を受賞する。そんな折、空港で働く息子が亡くなったとの知らせが入る。死因は薬物中毒だった。息子の死因に疑いを抱いたネルズは独自に捜査を開始する


今年の2月に北アメリカやヨーロッパで公開されハリウッドのTOP10映画となった。いつも見ているHollywood Expressでももちろん宣伝していた。

舞台はアメリカ、コロラド州、キーホーのスキー・リゾートと設定されているがそこは架空の町のようでロケ地はカナダ。

映画はとても忠実にリメイクしてある。でも思い返してみると、唯一エミー・ロッサムが演じる女性警察官の姿はなかったように記憶する。


元映画「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車/2014」でステラン・スカルスガルドが演じた主人公をリーアム・ニーソンが演じている。

リーアム頑張っているのだけど、キレまくる復讐劇は実直なイメージのリーアムよりアクの強いステランが似合う。


舞台をアメリカに設定してあるので、セルビア系ギャングをネイティブ・アメリカンに置き換えている。それはまぁ良いのだけど少々面白みに欠けた感じ。

というのも、元映画でブルーノ・ガンツ(20192月に死去)が演じたセルビア系ギャングのパパの存在がナイスで、おまけに彼の部下たちが最高に面白かったから...。

そして野菜好きのギャングのボス、バイキングを演じたポール・スヴェーレ・ハーゲンはスーパー、ナイスだった。でも本作でのバイキング役のトム・ベイトマンも中々good。

やはりリメイクは元作品にはかなわない。


エミー・ロッサムをシアターで見たのは「ポセイドン」以来。「オペラ座の怪人/2004」で注目されたエミーはその後全く冴えなくて残念。wowowで鑑賞した「サヨナラの代わりに/2014」でヒラリー・スワンクと共演した彼女が素敵だったのを思い出す。


ネルズ・コックスマンに「トレイン・ミッション/2018」のリーアム・ニーソン。

グレイス・コックスマンに「ドリームホーム 99%を操る男たち/2014」「ダウンサイズ/2017」のローラ・ダーン。

バイキングに「オリエント急行殺人事件/2017」のトム・ベイトマン。

ホワイトブルにトム・ジャクソン。

マスタングに「マイアミ・バイス/2006」「ブリッジ・オブ・スパイ/2015」のドメニク・ランバルドッツィ。

アヤに「ウインド・リバー/2017」のジュリア・ジョーンズ。

キム・ダッシュに「ポセイドン/2006」のエミー・ロッサム。

監督は「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車/2014」のハンス・ペテル・モランド。


TOHOシネマズ日比谷にて


by margot2005 | 2019-06-20 23:49 | UK | Comments(4)

「コレット」

Colette2018 UKUSA/フランス/ハンガリー/オランダ

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豊かな自然に囲まれたフランスの田舎町サン・ソヴールで生まれ育ったコレットは14歳年上の作家ウイリーと出会い恋に落ちる。時がたち1893年にウイリーと結婚しパリで暮らすことになる。コレットにとってパリは別世界で、その時はまさにベル・エポック真っ只中で活気にあふれていた。ウイリーと共に芸術家たちのサロンに通うコレット。最初は馴染めなかったが次第にその享楽の世界に浸り始める


映画解説にフランス文学界で最も知られている女性作家シドニー=ガブリエル・コレット。とあるが、日本ではあまり知られていないかも知れない。

上映が終わったシアターのエレベーターの中、カップルで鑑賞したらしい男女。男性が女性にコレットって知ってたの?との質問に知らかったわとの答え。やはり

大昔フランスの小説にハマった時コレットの本を読んだ記憶がある。でも残念なことにどの小説だったか覚えていない。


過去にミシェル・ファイファー&ルパート・フレンドの「わたしの可愛い人-シェリ/2009」シアターで鑑賞。そしてこの映画の原作はコレット。

上映画のレビューに 昔コレットの小説を読んだ記憶がある。それはシェリだったかどうか全然覚えてない。なんて書いている。映画を思い起こすとコレットが生きた時代が蘇る。でも”映画はつまらない...”とも書いていて、確かにそうだったと苦笑。


映画の舞台はフランスで台詞は英語。そしてコレットが書く文章がフランス語と少々違和感あり。コレットは書けるという天分を持って生まれてきたに違いない。ノートを開いてペンを手に持つとサラサラと書けるのだ。全くもって実に羨ましい!

彼女の才能を見抜いた最初の夫は作家ながら自分で書けなくて妻のそれを利用する(いわゆるゴーストライター)。おまけに女好きで、ハデ好きで金に困り、コレットが書いた”クローディーヌ シリーズ”の版権を売ってしまったというのだから...なんという夫!

コレットは最初の夫に裏切られているが、かなり自由奔放に生きた女性だったのではないかと思う。再婚相手との間に子供もいるがレズビアンでもあった。


一児の母となったキーラを見たのは久しぶり。コレット役はキーラが適役なのかコレットを良く知らないので良く分からない。でもキーラは個性が激しいので、誰を演じてもキーラはキーラでしかない。

ニコラスホルトの「ジャックと天空の巨人/2013」でプリンセスを演じたエレノア・トムリンソンがコレットの愛人役。キーラより実年齢は若いのだけど、しっとりとしたマダムに変身していてナイス。


コレットに「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密/2014」「アラサー女子の恋愛事情/2014」「くるみ割り人形と秘密の王国/2018」のキーラ・ナイトレイ。

ウィリーに「ザ・スクエア 思いやりの聖域/2017」ドミニク・ウェスト。

ミッシーにデニース・ゴフ。

ジョージー・ラオール=デュヴァルに「幻影師アイゼンハイム/2006」「ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日/2008」「ジャックと天空の巨人」「ゴッホ 最期の手紙/2017」のエレノア・トムリンソン。

シドに「マイ・レフトフット/1989」「ツリー・オブ・ライフ/2011」のフィオナ・ショウ。

ジュールに「キンキー・ブーツ/2005」「ゴーストライター/2010」のロバート・ピュー。

監督、脚本は「アリスのままで/2014」のウォッシュ・ウェストモアランド。


TOHOシネマズシャンテにて


by margot2005 | 2019-06-02 19:55 | UK | Comments(0)

「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」

The White Crow2018 UK/フランス

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東西冷戦下の1961年。23歳のルドルフ・ヌレエフは将来を嘱望された才能あふれるソ連のバレエ・ダンサー。その一方で、好奇心旺盛で傲慢な振る舞いは、当時のソ連では異端視され、当局からも警戒されていた。そんな中、海外公演を行うキーロフ・バレエ団の一員として、初めて祖国の地を離れたルドルフ。滞在先のパリでは、KGBの監視もお構いなしに、積極的に西側の文化・芸術に触れ、人々との交流を重ねていくが


偉大なるバレエ・ダンサー、ルドルフ・ヌレエフがエイズによる合併症で亡くなったということを初めて知った。

かつてのバレエは基本的に女性ダンサーがきらびやかに踊る世界。男性のダンサーはアシストって感じの世界でヌレエフは自らが大胆に踊ることを成し遂げた人なのかも知れない。今ではセルゲイ・ポルーニンが第一人者的な男性ダンサーの驚くべく跳躍!


世界一優雅な野獣と呼ばれるバレエダンサー、セルゲイ・ポルーニンがダンサーの一人で出演している。でもこの方演技は不得意なのか?残念なことに台詞が少ない。主演のルドルフ・ヌレエフを演じるオレグ・イヴェンコは演技ができるということで監督に選ばれたそうだが、かなりイケてる。俳優でもOK


ルドルフ・ヌレエフは父親の赴任地に向かう途中のシベリア鉄道の車内で生まれた。だからかどうか分からないが彼は列車が大好き。パリで精巧なおもちゃの列車を買い求めユーリと遊ぶ様子が実に可愛い。


映画のメイキングで、監督のレイフがそうだ君はヌレエフだ!とオレグ・イヴェンコを奮い立たせる映像がナイス。本編でオレグはスゴい跳躍のシーンをセルゲイ・ポルーニンと共に見せる。オレグを激しく鼓舞し、褒め称え踊らす監督が上手いのだ。


レイフ・ファインズはかつてお気に入り俳優だった。過去形になるのは今の彼はもはやかつての彼とは別人だから仕方がない。

「英雄の証明/2011」のレビューに”初監督作だけあって、レイフのレイフによるレイフのための映画といった趣。”と書いている。しかし本作はルドルフ・ヌレエフを力強く描いて素晴らしい。


””レイフ・ファインズは「嵐が丘/1992」以来のファンで、ハリー・ポッター、シリーズをのぞいてほぼ全て見ていると記憶する。とか”「イングリッシュ・ペイシェント/1996」の頃とちっとも変わっていない。”とも書いている。

しかし上作品は今からかれこれ20年前。今ではすっかり禿げあがってしまって見る影もない。「胸騒ぎのシチリア/2015」のレイフにはちょっと引いてしまった。

レイフの映画はオススメがいっぱいあるが「ナイロビの蜂/2005」も良いな。

本作も監督と出演のレイフ。彼の台詞はすべてロシア語。


ラファエル・ペルソナについても書きたい。彼はアランドロンの再来と言われた。でもなぜか?精彩に欠けるのだ。とにかくぱっとしない。

アデル・エグザルコプロスは「アデル、ブルーは熱い色」が強烈に印象に残っていて、それ以来の作品はどれもこれもラファエルと同じく精彩に欠ける。


ルドルフ・ヌレエフにオレグ・イヴェンコ。

クララ・サンに「アデル、ブルーは熱い色/2013」「アナーキスト 愛と革命の時代/2015」「ラスト・フェイス/2016のアデル・エグザルコプロス。

ピエール・ラコットに「黒いスーツを着た男/2012」「彼は秘密の女ともだち/2014」のラファエル・ペルソナ。

ユーリ・ソロヴィヨフに「オリエント急行殺人事件/2017」のセルゲイ・ポルーニン。

クレアにカリプソ・ヴァロワ。

監督、製作、出演(プーシキン)「007 スペクター/2015」「ヘイル、シーザー/2016」のレイフ・ファインズ。


TOHOシネマズシャンテにて


by margot2005 | 2019-06-01 23:32 | UK | Comments(0)

「アメリカン・アニマルズ」

American Animals2018 UKUSA

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退屈な日常を送るごく普通の大学生4人が、刺激を求めて実行した実在の強盗事件を完全映画化した異色の実録犯罪ドラマ。


オープニングで事実をもとに描いたのではなく真実の物語であると記される。その後本人たちが登場し一部の家族までが顔を見せる。ラストでは図書館の司書まで出てきて彼女必要あった?と少々疑問だった。

彼らは強奪に失敗したから服役後に映画出演できたわけ。成功して高飛びしていたら映画にはならなかった?

本作はとても評判を呼んでいる。公開された翌週の最終回にチケットを予約しようとしたらなんと!ほぼ満席!(シアター1)で、諦めて他の日の夕方の回に鑑賞。やはり結構入っていた。


退屈だからって強盗する?刺激を求めたいからって強盗する?

一回目の強奪計画の時老人メイクで挑んだ4人。実行には至らなかったが、老人メイクで余計目立ったのではないかと思った。で、次はメイクはやめにしてそのまま堂々と侵入。しかし帰り道が確保できていなかった。なんと雑な犯行計画なのか!とここで呆れた。

そしてドサクサで盗めたダーウインの本を有名なオークションに持ち込み、スペンサーが連絡先に自分の携帯電話を教える。なんておバカなの?と再び呆れた。


しかしながらジェームズ・オーデュボンの画集『アメリカの鳥類』ってスゴい!この目で一度見て見たいものだ。そして数年前に京都の相国寺で見た伊藤若冲の絵を思い出した。


「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」のサイコパス役で強烈な印象を残したバリーが普通の大学生を演じていてなんだか違和感あり。

ウド・キア健在!今年の夏「アイアン・スカイ」の続「アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲/2019」が公開される予定。楽しみ!


ウォーレン・リプカに「キック・アス/201」「X-MEN:アポカリプス/2016」のエヴァン・ピーターズ。

スペンサー・ラインハードに「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア/2017」のバリー・コーガン。

チャールズ・T・アレン2世に「スウィート17モンスター/2016」のブレイク・ジェナー。

エリック・ボーサクにジャレッド・アブラハムソン。

Mr. Van Der Hoek「アイアン・スカイ/2012」ウド・キア。

監督、脚本はバート・レイトン。


新宿武蔵野館にて


by margot2005 | 2019-05-29 22:36 | UK | Comments(2)

「アガサ・クリスティー ねじれた家」

Crooked House2017 UKUSA


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ある日、大富豪レオニデスが死んでいるのが発見される。一代で巨万の富を築いたレオニデスは先妻の死後ラスベガスで知り会った若い女性ブレンダと再婚していた。城のような屋敷にはブレンダ、ソフィア、長男夫妻のフィリップとマグダ、次男夫妻のロジャーとクレメンシイ、フィリップとマグダの子供でユースタス、ジョセフィーン、そして亡くなった先妻の姉イーディスが共に暮している。屋敷の全員が怪しい?果たして犯人は?


亡くなったレオニデスの孫のソフィアはチャールズ・ヘイワードの探偵事務所を訪ねる。面会したチャールズはソフィアの訪問に驚きを隠せない。そう、チャールズの外交官時代かつて二人は恋人同士だった。ソフィアは一族の誰かが祖父を殺したに違いないと訴え、チャールズに捜査を依頼する。やがてロンドン警視庁を訪れたチャールズは、タヴァナー主任警部から、レオニデスの死因は毒殺だと知らされる。


屋敷に到着したチャールズを迎えたのはレオニデスの前妻の姉イーディスだった。早速捜査を開始するチャールズだったが、この屋敷に住む人々は皆一筋縄ではいかない人々ばかり。おまけに全員に殺害の動機を感じるものがあり捜査は次第に厳しさを増していく。そんな折、第二の殺人が起こる。


ラスト、犯人はあっと驚く人物だった!

アガサ・クリスティーの小説は一時期ハマって何冊も読んだがこの本は読んでいない。というよりこの小説の存在も知らなかった。これはアガサ・クリスティーが最も満足している小説の一つと自伝で語っているらしい。クリスティーの小説ではこれより面白い作品がいっぱいあるにも関わらずそうなんだ読者と、作者本人じゃ感じ方が違うのかな?と思った。


グレン・クローズ、クリスティナ・ヘンドリックス、テレンス・スタンプ、ジュリアン・サンズ、ジリアン・アンダーソンと出演陣が実に豪華。

私立探偵チャールズを演じるチャーミングなマックス・アイアンズの初主演映画??

マックスは父ジェレミーに似てると思っていたけど、先週鑑賞した「ナショナル・シアター・ライヴ 2019/リア王」でケント伯を演じていた母シニード・キューザックにそっくり!


さすが英国!で、撮影された屋敷がゴージャス!

グレン・クローズが貫禄たっぷりで、テレンス・スタンプも頑張っている。元美青年ジュリアン・サンズが60代とは年月を感じる。そしてジョセフィーン役の少女オナー・ニーフシーは本作でも絶好調。大人になったオナー・ニーフシーに期待する。


チャールズ・ヘイワードに「ライオット・クラブ/2014」「天才作家の妻 -40年目の真実-/2017」「コンドル ~狙われたCIA分析官~/2018」のマックス・アイアンズ。

ソフィア・デ・ハヴィランドにステファニー・マーティーニ。

レディ・イーディス・デ・ハヴィランドに「天才作家の妻 -40年目の真実-」のグレン・クローズ。

ジョセフィーン・レオニデスに「マイ・ブックショップ/2017」のオナー・ニーフシー。

ブレンダ・レオニデスに「ダーク・プレイス/2015」のクリスティナ・ヘンドリックス。

タヴァナー主任警部に「アンコール!!/2012」「ビッグ・アイズ/2014」のテレンス・スタンプ。

フィリップ・レオニデスに「眺めのいい部屋/1986」「ボクシング・ヘレナ/1993」「宮廷料理人ヴァテール/2000」のジュリアン・サンズ。

マグダ・レオニデスに「英国総督 最後の家/2017」のジリアン・アンダーソン。

ロジャー・レオニデスに「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト/2013」「マダム・フローレンス! 夢見るふたり/2016」のクリスチャン・マッケイ。

クレメンシイ・レオニデスに「SHERLOCK シャーロック 忌まわしき花嫁/2017」のアマンダ・アビントン。

ユースタス・レオニデスにプレストン・ナイマン。

監督は「サラの鍵/2010」「ダーク・プレイス/2015」のジル・パケ=ブランネール。


角川シネマ有楽町にて


by margot2005 | 2019-05-16 23:16 | UK | Comments(0)