カテゴリ:フランス( 278 )

「柔らかい肌」

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「La Peau douce」...aka「The Soft Skin」1964 フランス/ポルトガル

監督、脚本はヌーヴェル・ヴァーグの旗手フランソ・トリュフォー。ヒロイン、ニコルを演じるのは25才の若さで自動車事故で亡くなったフランソワーズ・ドルレアック。彼女はカトリーヌ・ドヌーヴの姉で「ロシュフォールの恋人たち/1966」で共演している。二人はほんとに良く似ている。横顔なんか双子のようだ。ヒロインの愛人ピエール役はジャン・ドザイー。その妻フランカ役はネリー・ベネデッティ。

愛する妻子がいながら若い愛人の元に走った男の哀れな物語。トリュフォーの傑作中の傑作姦通劇ということであるが、いや素晴らしい!映画のタイトルは良く聞いて(見て)いたが、今回初めて観ることができたwowowで。映画はモノクロで、1960年代のパリの街並が撮影に使われている。この頃ってツイストの時代だったのだと?映画のシーンで納得。

パリのアパルトマンに住む文芸評論家のピエール・ラシュネー(ドザイー)は妻フランカ(ベネデッティ)、娘サビーヌ(サビーヌ・オードバン)と幸せな日々を送っていた。ある日講演でリスボンに向かう飛行機の中、スチュワーデスのニコル(ドルレアック)に強く惹かれる。同じホテルに泊まっていた二人はバーで落ち合い一時を共にする。帰りの飛行機の中、ニコルはピエールにマッチを渡す。それには彼女の電話番号が書いてあった。パリに戻りニコルに電話し、二人の関係は始まった。二人で過ごしたいがために、普段なら引き受けないランスの地方講演に、ニコルを伴って出かけるピエール。若い娘同伴だと知られてはならないピエールは、ニコルをほったらかしにしておく。そして彼女の非難を浴びるのである。社会的に地位があり、家庭もある男が、若い女に夢中になって行く。男は妻や友人に浮気がバレないかと心配し、女はその男の行動が気に入らない。夫の浮気を疑った妻フランカに詰問されてもシラを切るピエール。しかしニコルと撮った写真のネガを妻に見つけられ...。

ピエールは自業自得なのだが、なぜかとても哀れである。ピエールを演じるジャン・ドザイーの余りにも温和な顔(表情)のせいだろうか?妻や友人に情事がバレて困るのなら浮気しなきゃ良いのに...と思うが...そうは行かないのが人間の性なのだろう。写真で情事がばれてしまうのは、ルイ・マルの「死刑台のエレベーター/1958」と共通していると思った。パリの街中のレストランで撮影されたという映画のラスト・シーンがスゴイ!ドルレアックの冷やかで哀しげな表情がとても美しい!
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by margot2005 | 2005-11-19 22:34 | フランス | Trackback | Comments(2)

「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」

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「Ma femme est une actrice」...aka「My Wife Is an Actress」2001 フランス

イヴァン・アタルが、「フレンチなしあわせのみつけ方/2004」の人気女優シャルロット・ゲンズブールを妻に持った、夫の苦悩(実生活であるが...)を描くラヴ・コメディ。
ヒロインのシャーロットは本人役。イヴァン・アタルはスポーツ記者役。彼は監督、脚本も担当している。
シャーロットの英国での新作映画の相手役に英国俳優のテレンス・スタンプ「コレクター/1965」が出演。
シャーロットの夫イヴァンはとてもコメディが似合う...それもドタバタっぽいのが...

パリに住むスポーツ記者イヴァン・アタルと人気女優シャルロット・ゲンズブール夫妻。食事に出かければ、ファンにサインをねだられ、一緒に写真まで撮りたいと言われる。ファン・サービスに徹した(現実のシャルロットはどうなのか?気になるが...)妻シャルロットに我慢できない夫イヴァン。たまには夫婦二人でゆっくりと食事をしたいと望むが叶わない。そして家に帰れば喧嘩が始まる。
例えば、シャルロットに頼まれ、イヴァンがレストランの予約をすると、やんわりと“満席です!”と断られるのだが、シャルロットがレストランに予約の電話をかければ、二つ返事で”ウイ・マダム!”となる。
新作映画で、シャルロットが英国俳優ジョン(スタンプ)と共演することになった。彼はプレイ・ボーイで有名。心配になった夫は妻に“映画には出演しないでくれ!”と懇願する。しかし、それを振り切って英国に向かう妻。妻が気が気でならない夫は、週末にユーロスターでロンドンへと向かい撮影現場に駆けつける。

軽快なテンポで描かれるラヴ・コメディ。二人のバトルはリアルで実に面白い。「コレクター」で有名なテレンス・スタンプ健在!
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by margot2005 | 2005-11-17 22:35 | フランス | Trackback(2) | Comments(2)

「フレンチなしあわせのみつけ方」

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「Ils se marièrent et eurent beaucoup d'enfants」 ...aka「And They Lived Happily Ever After」2004 フランス

セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキン(今ではエルメスのバーキン・バッグとして有名だが...)の娘シャルロットと、パートナーであるイヴァン・アタルのコンビ作。監督、脚本はアタルである。アタルはハリウッド映画「インタープリター/2005」にちょい役で出演している。シャルロットは「21グラム/2003」でショーン・ペンと共演した。有名カップルの娘として生まれたシャルロットは10代で「なまいきシャルロット/1985」に主演し、子供ながら確かな演技と評された。

映画は端的に言えば、共稼ぎ夫婦の子育て、家事の苦悩(それほだ大変だとは思えないが...)を描いたドタバタ・コメディ。フランス人は結構男が威張っていて、家のことは女がするといった雰囲気が強いらしい。大昔、王(男)が常に実権を握っていた名残か?そういや、この国にはクイーンはいなかった。そういったことって影響されてるのかな?と感じる。かつては女性は家にいて夫を待ち家事に励んだ。が、しかし、今では男も育児や、家事に参加するというふうに変わって来ている。だが、この映画ではやはりというか...。

車のセールスマンである夫のヴァンサン(アタル)は仕事だけで家のことはしない。休みの日は職場の友人とサッカーし、夜は夜で友人たちとトランプゲームに興じる。妻のガブリエル(ゲンズブール)は不動産屋で働くキャリア・ウーマン。ヴァンサンの自分勝手な行動が許せないガブリエルは夫を攻めるが、反省しないばかりか浮気までしている。

二人が派手な喧嘩をするシーンがすごくリアルで楽しい。あれだけ派手にやればストレス発散できるだろうが...あとの片付けが大変(まあ映画だから良いけど...)。やはり二人のコンビで描いた(設定は違っている)「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール/2001」の続のような作品である。
不動産屋のガブリエルが案内するアパルトマンのお客にジョニー・デップが出演しているのには驚いた。このデップとのラスト・シーンがお洒落!
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by margot2005 | 2005-11-15 22:24 | フランス | Trackback(1) | Comments(4)

「灯台守の恋」

a0051234_084125.jpg「L'Équipier」...aka 「The Light」2004 フランス

ヒロインは「仕立て屋の恋/1989」「マドモアゼル/2001」
のサンドリーヌ・ボネール。
ヒロインを愛する男たちにフィリップ・トレトンとグレゴリ・デランジェール「ヴォン・ヴォヤージュ/2003」。監督は「マドモアゼル」のフィリップ・リオレ。彼は「マドモアゼル」の前にこれの企画していたという。リオレよりこの作品のオファーがあった際、即座にOKしたというボネール。彼女はお気に入りの女優である。映画の中、彼女の台詞は少なく、顔(表情)で演技してる。いやボネールの演技は素晴らしい!

フランス映画には珍しく、始めから結末の読める映画なので、ネタばれ関係なしでストーリーを書きたいと思う。フランスの最西端のまだ西にあるブルターニュー地方のウエッサン島が舞台。まさにここで撮影されたという。カミーユ(アン・コンサイエ)は亡くなった両親の家を売却するため、故郷であるウエッサン島へ戻って来た。迎えてくれたのは叔母ジャンヌ(マルティーヌ・サルセイ)。父親が作ったたくさんの椅子を始めとして、思い出のいっぱい詰まった家でカミーユは叔母と最後の食事をした。食事の後、叔母の様子が何かおかしい...先に休むと言って叔母がいなくなった後、彼女はテーブルに置いてあった、アントワーヌ・カサンティ著“わが世界の果て”という本を開く。表紙にある灯台のイラストは、父親が灯台守をしていたラ・ジュマンに良く似ていた。そして過去へと物語は戻る。
マベ(ボネール)は父親が灯台守で、夫のイヴァン(トレトン)もやはり灯台守である。二人は愛し合っていたが、子供には恵まれなかった。ある日、この島へよそ者がやって来た。昔イギリスから渡って来たケルト人の祖先が多く住むこの地の人々は、よそ者を嫌っていた。やって来た青年は笑顔が素晴らしい元時計職人のアントワーヌ(デランジェール)。彼はアルジェリアからの帰還兵で、片方の手は自由が効かなかった。灯台守のチーフであるイヴァンの家に住むことになったアントワーヌはマベを意識するようになる。この辺の二人の振る舞いが、実に哀しい。それこそ今すぐにでも抱きあいたいって雰囲気の顔をみせるのだ二人は...しかしそんなこと出来ようにない...ほんと二人の演技が旨い!よそ者を嫌うイヴァンの仲間たちは必死でアントワーヌを島から追い出そうとするが、マベの夫イヴァンは彼を受け入れようと努力する。

“微笑みの貴公子”と呼ばれているデランジェールの“微笑み”は癒される。イヴァン役のトレトンも人の良い、粗野で無教養な男が似合い過ぎ。父親とアントワーヌ、二人が一緒に仕事をしていたラ・ジュマン灯台をカミーユが訪れるところでエンディングを迎える。灯台のシーンは出来うる限り本物のラ・ジュマンで撮影されたという。現在この灯台は自動化され一般公開されている。しかし灯台守の仕事って過酷だなぁと切に感じた。上にも書いた「マドモアゼル」にも灯台の話が出て来て、やはり“ひと時の恋”を描いている。この映画を観たら「マドモアゼル」もきっと観たくなるであろう!この作品にはハリウッド映画「マディソン郡の橋/1995」がちょいと入ってるなと感じる方も多いであろう、が、しかし断然こちらがgood。
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by margot2005 | 2005-11-14 00:53 | フランス | Trackback(21) | Comments(23)

「ロバと王女」

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「Peau d'âne」... aka 「Donkey Skin」2003 フランス

王女カトリーヌ・ドヌーヴ、王子ジャック・ペラン のコンビが演じたファンタジー・ミュージカル・ドラマ。いきなり歌は歌うが、ダンスは無しなので正確にはミュージカルと呼ぶのにはふさわしくないかも。
原作はシャルル・ペローの“ロバの皮”。
監督は「シェルブールの雨傘/1964」「ロシュフォールの恋人たち/1966」のジャック・ドゥミ。音楽はミッシェル・ルグラン。
1970年に公開(日本では1971)以来ビデオにもDVDにもなっていないというが、今回、今流行のデジタル・ニュー・マスター版で上映中!
21世紀の今日、第一線で活躍している往年のフランス人俳優て(女優)カトリーヌ・ドヌーヴだけではないだろうか?ブラック・コメディ・ミュージカル「8人の女たち/2002」でも主役を演じていた。
ジャック・ペランは「コーラス/2004」に製作も兼ね出演している。
他に、“青の国”の王にジャン・マレー「魅せられて/1996」、“赤の国”の王妃にミシュリーヌ・プレール「肉体の悪魔/1947」、森の妖精にデルフィーヌ・セイリグ「夜霧の恋人たち/1968」といった配役。

“青の国”の王様は金、銀、宝石を産むロバのおかげでたいそうに裕福であった。しかし最愛の妃を病気で亡くし、うちひしがれていた。妃は臨終の際、“わたしよりも美しい人が現れない限り再婚はしないと誓って!”と言う言葉を残して亡くなった。案の定、妃より美しい女性が現れるはずもなく、王は今だ独身のままだ。側近たちは諸国より王にふさわしい女性の肖像画を調達して来たが、誰も王のめがねにかなう人はいない。そして最後に差し出された肖像画の女性、彼女こそ王妃より美しい女性であったが、それは王の娘、王女であった。実の父である王と結婚することも出来ず、王女は妖精の手を借りて“赤の国”へと逃れる。そこに登場するのがEver After...の王子である。

この童話は後半“シンデレラ”にとても良く似ている。父からもらったロバの皮をかぶり、身分を隠した王女は家畜の世話をする仕事を与えられ、そして、そこで王女は“ロバの皮”と呼ばれるようになる。“シンデレラ”は靴で決まるが、この物語は指輪でプリンセスが決まるのである。

“青の国””赤の国”それぞれの人の衣装がすべて同じ色でそろえてあったり、それぞれの国の従僕の顔や馬にまで青や赤で色付けしてあるのには笑った。実におとぎ話の世界である。かつてグリムやアンデルセン童話にはまったが、その後このフランス人シャルル・ペローの童話を何作か読んだ覚えがある。映画のドヌーヴは20代後半であろうか...素晴らしく奇麗である。王女役のドヌーヴが着る豪華なドレスが美しい。パリの南西に位置するロワール地方、そこに建つ有名なシェノンソー城とシャンボール城が撮影に使われている。このお城は3年前観光で訪れたことがあり、非常に懐かしかった。監督のドゥミはロワール地方の出身ということである。一番下の写真は現在のドヌーヴのショット。
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by margot2005 | 2005-11-13 18:26 | フランス | Trackback(8) | Comments(10)

「みんな誰かの愛しい人」

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「Comme Une Image」...aka「Look at me」2004 フランス
2004カンヌ映画祭最優秀脚本賞受賞!

フランス映画祭横浜2004で上映された映画。
監督、脚本(バクリと共同)出演のアニエス・ジャウィは「ムッシュ・カステラの恋/1999」の監督&マニー役。これでは音楽教師シルヴィアを演じている。
彼女の公私とものパートナーであるジャン・ピエール・バクリ「ヴァンドーム広場/1998」「ムッシュ・カステラの恋/1999」が頑固な大作家エチエンヌ・カサール役。
その娘ロリータにマルリー・ベリ。マルリーは本作で本格デビューを果たした。
シルヴィアの夫ピエールにはロラン・グレヴィル「カミーユ・クロデール/1988」「ラクダの針の穴/2003」。

有名な作家エチエンヌ・カサールの娘ロリータは女優志願の20才のマドモアゼル。彼女は太った自分に最高のコンプレックスを抱いている。父親エチエンヌは娘と見間違われるような若い妻カリーヌ(ヴァージニー・デサルナ)と再婚し、二人の間には5才の娘がいる。一方で、売れない脚本家ピエールは自分が成功することはあり得ないだろうと思い続けている。彼の妻シルヴィアはロリータの音楽教師である。この二つの家族を軸に物語は進行して行く。太った身体にとてつもないコンプレックスを抱いているロリータ、コメディエンヌを目指しているが夢の又夢。音楽学校でシルヴィアに歌の手ほどきを受けている。新作が書けなくてスランプに落ちっているエチエンヌは、娘ロリータに、自分自身がどのように映っているのか気がかりで仕方がない。若い妻のカリーヌは年の違わないロリータを誘ってショッピングに行ったりするが、二人の仲はしっくり行かない。売れない脚本家ピエールと音楽教師シルヴィアのカップル...シルヴィアは夫の才能を信じているが、自分には自信がない。それぞれが自分に自信が持てなく、もはや失いかけている...しかし、やがて彼らに転機が訪れ始める。

ロリータが通う音楽学校で、合唱の練習をしているシーンを絡めながらストーリーが進む方法も素敵だ。昨今のフランス映画はコメディ・タッチかヴァイオレンスか?いずれか?が多いが、この作品は素晴らしい人間ドラマで出演者も適役だ。特に父親エチエンヌ役のバクリは頑固oyajiにぴったり。コンプレックスの固まりであるロリータ役のマルリーは、ほんと太っていて、実生活でも悩んでるのかなぁ?と想像してしまう。映画を見終わって、頑固で意固地な父親エチエンヌと娘ロリータの親子の愛をひしと感じた。本当に愛する者同士は、言葉などいらない。いざという時には助け合うって...。

邦題の「みんな誰かの愛しい人」っていうのは中々いける。監督のジャウィと主演のバクリのカップルは“ジャクリ”と呼ばれているそうで、“ジャクリ”のこの作品は思春期の一時期、自信をなくしていたジャウィの体験をヒントに作られたという。毎度のことだが、映画の中に登場するフランスの田舎が素晴らしい!
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by margot2005 | 2005-11-04 23:06 | フランス | Trackback | Comments(0)

「ブリジット」

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「Bridget」2002 フランス/日本

主演のアンナ・トムソン(アンナ・レヴィン)はアメリカンで、監督&脚本はイスラエル出身のアモス・コレック。この作品、波瀾万丈の人生を送ったアンナ・トムソンを元に描いたそうで、映画のヒロイン/ブリジットは実際のトムソンの姿ではないらしいが(あれじゃ...すごすぎ!)姿を変えて脚本を書いたと言う。映画の舞台はニューヨーク。トムソンはひょっとして?フランス人(いやもしくはヨーロパ人?)かと想像していたが、アメリカ/ニューヨーク生まれである。2005年3月に、この映画の宣伝でトムソンは来日したらしく、DVDの特典映像に、東京でのインタビューが収録されている。

映画のストーリーはかなりハチャメチャだ。映画でなきゃこんなこと起きないの連続。家でDVD観る際、結構途中で一時停止するのだが、これは一気に観た!いや途中でストップしたくなかった。犯罪に巻き込まれた上、夫は殺害され、おまけに一人息子クラレンスまで奪われて、絶望的な生活を送るブリジット。愛する息子クラレンスを我が胸に取り戻し、一緒に暮らすためブリジットはリヴェンジに立ち上がる。ブリジットが出会う人物が絶妙である。レスビアンや、知的障害のある男や、ベトナム帰りの老人とか...配役がにぎやかで(波瀾万丈の人生を描くのだから当然だが...)楽しめる。ブリジットも、ある時は麻薬の売人としてベイルートへ飛んだり(このシーンにはちと参った...国境はそう簡単には越えられないだろが??)、夜になると、いかがわしいポルノショップで働いたりと見せ場はたっぷり。トムソンは元モデルだったらしく、ナイス・バディにピンヒールの靴で闊歩する様は滅茶かっこ良い!ミニシアター系おすすめDVDである!

トムソン1955年生まれなので、この作品撮影時は50才に近かったようだが、元モデルだけあってほんとナイス・バディである(nudeのシーンはちと年齢感じてまずいが...)。1980年から端役でアメリカ映画に多々出演しているが、ブレイクせず。やはりアモス・コレックが監督した「スー/1997」「フィオナ/1998」の二作をフランス映画界が絶賛したらしい。二本とも観てない...いや観たい是非!映画の中での息子クラレンス役はトムソンの実生活の息子ヒューゴである。
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by margot2005 | 2005-10-31 00:06 | フランス | Trackback(1) | Comments(4)

ブロガーの仲間入り!始めに今公開中の映画「ルパン」〜

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「Arsène Lupin」2004 フランス/イタリア/スペイン/UK

監督はジャン・ポール・サロメ。主演アルセーヌ・ルパン役はロマン・デュリス。二人のヒロイン、クラリスとジョゼフィーヌ・カリオストロ伯爵夫人を演じるのはフランスの新星エヴァ・グリーンと英国女優のクリスティン・スコット・トーマス。モーリス・ルブラン原作の“怪盗ルパン”の映画化。本家本元フランス語の台詞である。
しかし私的に はちょっといただけなかったこの映画...。ちまたでもやはり賛否両論あるらしい。フランス映画はやはりしっとりと描いて欲しいものだ。ハリウッド映画のノリの大音響、ド派手な展開にはちょっと参った(映画の解説によると2500万ユーロをかけたとか...円に換算するとユーロはドルより高いから...いや納得かも(映画にはとりあえずお金はかかってそう)!
映画の中に登場する、カルティエに依頼したという数々のゴージャスな宝石(あのマリー・アントワネットの首飾りもあり!)と共に映画の舞台となるフランス・ノルマンディの景色は滅茶素晴らしい!!

主演アルセーヌ・ルパン役のロマン君は「パリの確率/1999」以来「スパニッシュ・アパートメント/2002」でもちょっとドジでユーモラスな役が似合った。
オーランド・ブルームの「キングダム・オブ・ヘヴン/2005」でプリンセスを演じたクラリス役のエヴァ・グリーンはソフィー・マルソー&イザベル・アジャーニの若い頃って感じでとてもチャーミング。ベルナルド・ベルトリッチの「ドリーマーズ/2003」では映画初出演とは思えないくらい大胆な演技を披露している。
これからのエヴァに期待しよう!!フランス人が夫のもう一人のヒロイン・ジョセフィーヌ役のクリスティン・スコット・トーマス。彼女のフランス語は今回初めて(映画で)なぜか?違和感あって困ってしまった。スコット・トーマスは「イングリッシュ・ペイシェント/1996」で好きになった女優なのだが、今回の映画ではちとゴージャス度が足りない気がした。しかし他にフランス語を流暢に話せる中年の女優っていなかったのかも...いやそれともフランス人女優ではダメだったのかこの役??ロマン・デュラスはイザベル・アジャーニの「アドルフ/2003」に出演していたようなんだが、どうも記憶に無い。エヴァ同様これからのロマン・デュリスに期待したい!!
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by margot2005 | 2005-10-25 21:45 | フランス | Trackback(5) | Comments(0)