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カテゴリ:フランス( 315 )

みんなのミュシャ


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最近渋谷での映画鑑賞が重なり時折目にするみんなのミュシャ”が気になっていたので見に行ってきた。

アルフォンス・ミュシャの絵画のモチーフは女性を中心に花や鳥、そして星が描かれているものが多く、ファンタジーぽくてとても美しい。

女優サラ・ベルナールのポスターの制作を依頼され描き上げたのが” Gismonda/ジスモンダ。作品をサラに絶賛されパリの街でも大評判となり、一躍ポスター界の寵児となった。


ギャラリー中ほどに、絵画から少し離れた場所から撮影OKスポットがあり驚き。美術館でこのようなことは決してないのだが、みんなのミュシャだから?と思った(下5枚)。

ミュシャからマンガへ__線の魔術とあるように、ミュシャの絵画は日本の漫画家にも影響を与えたようで、彼らの作品も飾られている。

アール・ヌーヴォーの世界を満喫した。

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Bunkamura ザ・ミュージアムで9/29まで開催中


by margot2005 | 2019-09-14 22:12 | フランス | Comments(0)

「マイ・エンジェル」

Gueule d'ange…akaAngel Face2018 フランス

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南フランス、コート・ダジュール。シングルマザーのマルレーヌは8歳の娘エリーをマイ・エンジェル・フェイスと呼び愛情を注いでいる。そんなマルレーヌは奔放で男関係にだらしなく酒癖も悪い。その日暮らしの日々を送っていたが、ようやく再婚相手のジャンとの結婚にこぎつけ式を挙げる。しかし式後酔った勢いで男と関係を持ってしまう。それを知ったジャンは彼女から去って行く。そして再び新しい男を見つけたマルレーヌは彼と過ごすため、アパルトマンにエリーを置き去りにしてしまう


娘エリーをとてもとても愛しているのだけど、上手く接することができない母。ベッドにいるマルレーヌがエリーに眠れないから歌を歌ってと言うのだ。どちらが親で、どちらが子供?と思ってしまう。そうエリーはとても大人びた子供。でもそれは母が子供のようだから


トレーラーハウスで暮らす青年フリオとエリーとの出会いワケありで家族と断絶状態のフリオと、母に捨てられたと思っているエリー。二人は次第に心を通わせて行く。

自身の喜びを優先して子育て放棄の母親。学校でイジメにあっている娘。そして家族に無視される青年。とにかく3人はとてつもない孤独を抱えている。ラスト、フリオに助けを求めたマルレーヌは娘の心を取り戻せたのだろうか?


マリオン・コティヤールのこのような役柄は初めて見たと思うが、映画の脚本に魅せられたらしい。

8歳の少女エリー役のエイリーヌ・アクソイ=エテックスがスゴく可愛くて、おまけにとても大人びていて驚く。

上映館が有楽町だったのでマリオン、ファンのojisanが多かった。


マルレーヌに「愛を綴る女/2016」のマリオン・コティヤール。

エリーにエイリーヌ・アクソイ=エテックス。

フリオに「ザ・スクワッド/2015」のアルバン・ルノワール。

キアラにアメリ・ドール。

ジャンにステファーヌ・リドー。

監督、脚本はヴァネッサ・フィロ。


有楽町スバル座にて


by margot2005 | 2019-08-29 23:39 | フランス | Comments(0)

「田園の守り人たち」

Les gardiennes…akaThe Guardians2017 フランス/スイス

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1915年、第一次世界大戦下のフランス。農園の女主人オルタンスは2人の息子を戦場に送りだし、娘のソランジュと農場を守っている。そしてソランジュの夫クロビもまた戦場にとらわれていた。ある日、オルタンスは男手が足りない中、若い娘フランシーヌを雇うことに決める。やって来たフランシーヌは誠実で一生懸命に働き、その姿を見てオルタンスも彼女を気に入り信頼を寄せるようになる。時がたち次男のジョルジュが前線から一時休暇で帰宅して来る。フランシーヌに会ったジョルジュが家族同然に暮らす彼女に惹かれていくのに時間はかからなかった


オルタンスは懸命に働くフランシーヌに信頼を寄せている。しかしジョルジュが戻って来たり、アメリカ兵がやって来たりで、静かな農園に波風が立ち始める。

やがてオルタンスは息子を守る為行動を起こす。使用人は女主人に逆らえず、農園を追われたフランシーヌは新しい仕事に就かざるをえなくなる。

フランシーヌがとても気の毒だったが19世紀初頭の出来事だからと納得する。しかしラストに希望が見えてホッとした。


映画のオフィシャルサイトにミレーの絵画を思わせる美しい田園風景とあるように、種をまく姿はミレーの絵画そっくり。

映画初共演となる実の母娘、ナタリー・バイとローラ・スメットのこのような役柄は始めて見たように思える。ナタリー・バイは相変わらずの貫禄。ローラ・スメットに時代もの?と思ったけど、戦場に夫を取られた寂しい妻を好演している。

オーディションで選ばれたフランシーヌ役のイリス・ブリーは初演技だそう。しなしながらとてもそうとは思えないくらい役柄にピッタリで素晴らしい。

荘厳で素晴らしい「神々と男たち」の監督作品であり、そして岩波に相応しい一作だった。


オルタンスに「たかが世界の終わり/2016」のナタリー・バイ。

ソランジュに「パリ、憎しみという名の罠/2017」「ブルゴーニュで会いましょう/2015」のローラ・スメット。

フランシーヌにイリス・ブリー。

次男ジョルジュに「パリ、ジュテーム/2006」のシリル・デクール。  

クロビに「神々と男たち/2010」「博士と私の危険な関係/2012」のオリヴィエ・ラブルダン。

アンリにジルベール・ボノー。

コンスタンに「アデル/ファラオと復活の秘薬/2010」「ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路/2010」のニコラ・ジロー。

マルグリットにマチルド・ヴィスー・エリー。

監督、脚本は「神々と男たち/2010」「チャップリンからの贈りもの</2014」「ショコラ~君がいて、僕がいる~/2015:出演」のグザヴィエ・ボーヴォワ。


神保町 岩波ホールにて(8/23まで)


by margot2005 | 2019-08-23 21:16 | フランス | Comments(0)

「北の果ての小さな村で」

Une année polaire…akaA Polar Year2018 フランス

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デンマーク人教師アンダース・ヴィーデゴー

少年アサー・ボアセン

アサーの祖父母ガーティとトマシーネ

住民ジュリアス

猟師トビアスと出演者は全て本人。

監督、脚本、撮影はサミュエル・コラルデ。


デンマークで7代にわたって続く農家の一人息子アンダース・ヴィーデゴーは家業を継ぐことにためらいを感じ、父の反対を押し切り教師になることを選択する。アンダースが教師として赴任したのはグリーンランド東部にある人口80人の村、チニツキラーク。やがて小学校での授業が始まるが、10人の子供たちとの意思疎通もはかれないまま、言葉も習慣も異なる極寒の地で孤立無援に陥りそうになる。そんなある日、生徒のアサーが連絡もなしに1週間学校を休む事態が起こる。気になったアンダースがアサーの家を訪ねると、祖母のトマシーネが孫は犬ぞりで祖父と狩りに出かけた。と言う。アンダースは学校での授業の大切さを力説するが、トマシーネは聞く耳を持たない。困り果てたアンダースはジュリアスに相談する。


デンマーク語を教えるためデンマークからやってきたアンダース。しかしグリーンランドの子供たちは自分たちの言葉で会話して、通じないアンダースを悩ます。そんなアンダースはグリーンランド語を学びたいと思ったりする。ある時、村に住むイヌイットの女性がヨーロッパ人は自分たちイヌイットを軽蔑している。アンダースに訴えるが言葉は通じていない。


アンダース、アサー、ジュリアス、そして猟師のトビアスたちが犬ゾリで狩りをするシーンが素晴らしく美しい。狩りで獲物を得て生活する人々ながら、子供を連れた北極クマには銃を向けなかった。それは彼らの情が嬉しいシーン。

アンダースは生活を共にした狩りで村人に歩み寄り、心を寄せあうことができたに違いない。

まるでドキュメンタリーのようなハートフル・ドラマは静かな感動を呼ぶ。

フランス人監督サミュエル・コラルデはグリーンランドに魅せられこの映画を作ったという。


少し前にTVでグリーンランドの夏の気温が17度に達し氷が溶けて犬たちが水の中を走る姿を見てとても驚いた。

アメリカの大統領が天然資源が豊富なグリーンランドを買収したい!と発言。しかしグリーンランドの首相はグリーンランドは売り出してはいない!とコメント。そうしたら予定していたグリーンランド訪問を延期したとか?


シネスイッチ銀座にて


by margot2005 | 2019-08-21 23:11 | フランス | Comments(0)

カリコレ2019…「アヴリルと奇妙な世界」

Avril et le monde truqué…akaApril and the Twisted World2015 フランス/カナダ/ベルギー

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1870年のフランス。若き科学者ギュスターヴはナポレオン3世から戦争用の秘密兵器として不死身の秘薬の開発を命じられる。しかし道半ばにして爆発事故が起きギュスターヴは命を落してしまう。やがてこのことにより戦争が回避されフランスの歴史は大きく変化する。時は流れ、1941年のパリはナポレオン5世が支配していた。70年もの間に多くの優秀な科学者が失踪したため産業革命は起こらず、街は蒸気機関だけが頼りだった。そんな奇妙な世界で、消息不明となった家族を探すため孤独な少女アヴリルは飼い猫のダーウインと共に旅に出る...


アヴリルの祖父と両親は科学者。森に潜む大トカゲ軍団は人間に取って変わって権力を握ろうとしている。アヴリルは捕らえられた両親を救い出すためジュリウスとダーウインを伴い敵地である森にのりこむ。

大トカゲ軍団のボスには子供がいっぱい。パパは強いのだけど子供たちが皆軟弱で笑える。


大人向きのアニメーションを鑑賞したのは「レミーのおいしいレストラン/2007」以来かと思う。

映画「アデル/ファラオと復活の秘薬」はつまらなかったが、猫が喋ったり大トカゲがいたりする奇想天外な世界を描くアニメーションは見ごたえがあった。


アヴリルに「愛を綴る女/2016」のマリオン・コティヤール。

ジュリウスに「ヴィクトル・ユゴー 笑う男/2012」のマルク=アンドレ・グロンダン。

ダーウインに「シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢/2018」のフィリップ・カトリーヌ。

ポップスにメルシィ!人生/2000」「美しき運命の傷痕/2005」「ふたりのアトリエ ~ある彫刻家とモデル/2012」のジャン・ロシュフォール。

ピゾーニに「マダムと奇人と殺人と/2004」「君と歩く世界/2012」のブーリ・ランネール。

ポールに「午後8時の訪問者/2016」「ルージュの手紙/2017」のオリヴィエ・グルメ。

監督はクリスティアン・デマール/フランク・エキンジ。

原作は「アデル/ファラオと復活の秘薬/2010」のジャック・タルディ。


新宿シネマカリテにて


by margot2005 | 2019-08-08 22:57 | フランス | Comments(0)

「シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢」

Le grand bain…aka Sink or Swim2018 ベルギー/フランス

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ウツ病で会社を退職したベルトランは家族から冷たい視線を浴びせられている。ある日地元の公営プールで男子シンクロナイズドスイミングのメンバー募集を目にする。久々にやる気になったベルトランはメンバーに参加する決意をする


ウツ病で会社を退職し引きこもり中のベルトラン

妻と別れ認知症がヒドい母と同居中のロラン

破産寸前のプール販売会社社長マルキュス

ミュージシャンになる夢が捨てきれないシモン

孤独なプールの用務員ティエリー

と負け犬で悲惨なオヤジばかり。


相反してとにかく女性が強い!元シンクロ選手のコーチ、デルフィーヌと事故で車椅子となったアマンダのパワーでオヤジたちは頑張りまくるのだ。アマンダの指導はハンパない!


シンクロには不可欠なのにオヤジたちは誰も長く息を止めることができない。

そこで白羽の矢が!

母が入所していたホームの介護士ジョンに息止めの才能があることを知ったロランは彼をシンクロのチームに誘い込む。

しかしながらジョンに息止めの才能があるのはホームのそれぞれの部屋が臭くて仕方なしに息を止めて作業をしていたから...なんて...。


シンクロの大会を終えて家に帰ったベルトラン。妻クレールと息子に迎えられ幸せをかみしめる。マチュー最高!

イケメンは苦手なのでマチューのように味のある顔の男性は素敵。

何となくありそうな気がしたが、マチューとギヨームが共演した映画を初めて鑑賞。

暗黒街」では枢機卿の役だったのであまり感じなかったけど、本作のジャン=ユーグ・アングラードの老けぶりにはちょっとショック。


本作はスウェーデンに実在する男子シンクロナイズドスイミング・チームがモデルだそう。趣旨は違うがロバート・カーライルの「フル・モンティ/1997」を思いだした。

「ナルコ/2004」「プレイヤー/2012」に続くジル・ルルーシュの監督作品。今回は初めての単独監督で、イケイケのイメージが強いジル・ルルーシュがしょぼくれたオヤジばかりが集まるフランスの片田舎舞台のドラマを作るなんてと思ったけど、何はともあれこのヒューマン・ドラマは素晴らしくて感動する!フランスで大ヒットしたのも当然のこと。


ベルトランに「マチルド、翼を広げ/2017」のマチュー・アマルリック。

ロランに「ダーティ・ガイズ パリ風俗街潜入捜査線/2018」のギヨーム・カネ。

マルキュスに「神様メール/2015」のブノワ・ポールヴールド。

シモンに「暗黒街/2015」のジャン=ユーグ・アングラード。

ティエリーにフィリップ・カトリーヌ。

ディルフィーヌに「ターニング・タイド 希望の海/2013」「おとなの恋の測り方/2016」「エル ELLE/2016」のヴィルジニー・エフィラ。

アマンダに「虚空の鎮魂歌(レクイエム)/2012」「殺意は薔薇の香り/2013」のレイラ・ベクティ。

ベルトランの妻クレールに「バレッツ/2010」「パリ警視庁:未成年保護特別部隊/2011」「間奏曲はパリで/2013」のマリナ・フォイス。

ジョンにフェリックス・モアティ。

監督、脚本は「ダーティ・ガイズ パリ風俗街潜入捜査線/2018」のジル・ルルーシュ。


新宿ピカデリーにて



by margot2005 | 2019-08-04 23:21 | フランス | Comments(0)

カリコレ2019…「ダーティ・ガイズ パリ風俗街潜入捜査線」

L'amour est une fête…akaParis Pigalle 2018 フランス/ベルギー

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80年代のフランス、パリ。中年刑事のジョルジュと、真面目で神経質な刑事マルタンの二人がポルノ業界の脱税を一掃するため、風俗街のピガールに潜入捜査を命じられる。異名を使って潜入した二人の場所は男にとってパラダイスだった。そんなある日、彼らが経営するポルノクラブが何者かによって襲撃される。やがてターゲットである業界のドン、モーリス・ヴァジェルが手を差し伸べて来る


本作は二人の刑事がポルノビジネスで大成功を収めた実話をもとに描いたコメディドラマ。嘘みたいなホントの話で驚いた。

ポルノ女優カプリスと刑事マルタンのエピソードも事実?


セックスとドラッグまみれの世界に潜入した刑事がポルノ業界にどっぷりハマってしまって捜査はどうなる?捜査は後回しなんて感じだったが

ストーリーの80%位はポルノ業界を描いていて、ちょっと目を離していたら(居眠りしていたら)、鑑賞後、これは単なるポルノ映画だったのか?と思ってしまうかも知れない。

ラストはドラマの展開とは真逆に爽やかムードたっぷりでトレビアンだった。

ギョーム・カネがハンサムで真面目で神経質な刑事。そしてジル・ルルーシュが荒っぽくてイケイケの中年刑事と、配役が絶妙。

ギョーム・カネは40代になって、シワが増えても若くて、20年前の「ザ・ビーチ/1999」の彼を思いだしてしまう


マルタンに「世界にひとつの金メダル/2013」「セザンヌと過ごした時間/2016」のギョーム・カネ。

ジョルジュに「ジブラルタルの罠/2013」「セラヴィ!/2017」「ナチス第三の男/2017」のジル・ルルーシュ。

モーリス・ヴァジェルに「偉大なるマルグリット/2015」のミシェル・フォー。

ヴィルジニー/カプリスにカミーユ・ラザ。

監督は「次は、心臓を狙う。/2014:監督、脚本」「女神よ、銃を撃て/2017:脚本」のセドリック・アンジェ。


新宿シネマカリテにて


by margot2005 | 2019-08-03 00:16 | フランス | Comments(0)

「Girl/ガール」

Girl2018 ベルギー/オランダ

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ベルギーに住む15歳のララの夢はバレリーナになること。しかしララはトランスジェンダーで、自分の男の身体に強いコンプレックスを抱いている。理解ある父に支えられ難関のバレエ学校への入学が決まり、待望のホルモン療法も始まったが、薬の成果が感じられなくてララは焦りを募らせる


ララを演じるヴィクトール・ポルスターの生顔写真を見てちょっと驚き。まぁ彼はGirlではなくBoyなのだから当然なのだけど

映画の中で幼い弟ミロに接する姿はGirそのもの。光り輝くラストシーンの姿は妖艶な雰囲気すら漂わせていて、プロのメイクってスゴく変わるものだと納得する。エンディング前のあの衝撃的なシーンには鳥肌がたった。


学校ではララがトランスジェンダーということが知られているがバレエ・スクールではそうではない。ララはGirlとしてレッスンを受けているのだ。

学校では同級の女の子からの嫌がらせを受け、バレエ・スクールでは仲間の間で囁かれる噂や嫉妬に苦しめられている。しかし絶対にバレリーナになるという夢のため、足を血だらけにしてレッスンするララの姿は感動を呼ぶ。

ララのために全力でサポートするシングル・ファーザーの父が、とてつもなく理解があって感心しきりだった。


バレエ・ダンサーでありながら映画初出演で演技もできる新星ヴィクトール・ポルスターが素晴らしい!

長編デビューとなるベルギーの新鋭ルーカス・ドン監督が第71回カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を受賞。ルーカス・ドンの今後に非常に期待したい。


ララにヴィクトール・ポルスター。

マティアスに「エタニティ 永遠の花たちへ/2016」のアリエ・ワルトアルテ。

ミロにオリヴィエ・ボダール。

ルイスにタイメン・ホーファーツ。

ドクター・ナートにカテライネ・ダーメン。

ドクター・パスカルにヴァレンタイン・ダーネンス。

クリスティーヌにマガリ・エラリ。

ロイスにアリス・ドゥ・ブロックヴィール。

アランにアラン・オノレ。

監督、脚本はルーカス・ドン。


新宿武蔵野館にて


by margot2005 | 2019-07-28 22:38 | フランス | Comments(0)

「サマーフィーリング」

This Summer Feeling2015 フランス/ドイツ

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ベルリンに暮らすライターのローレンスとアーティストのサシャは恋人同士。夏真っ盛りのある日、サシャは仕事から帰る途中道で突然倒れ、30歳の若さで亡くなってしまう


サシャの死により出会うことになったローレンスとゾエ。ローレンスは恋人を亡くし、ゾエは姉を亡くしたのだ。互いに喪失感に苛まれる二人が度々会う機会が巡ってくる。


ローレンスはサシャを思い出させる風貌のゾエに会うのが辛かったのだろうか?

ローレンスは姉ジューンととても仲が良い。それは早くに亡くなった両親に代わって面倒を見てくれたから。

ゾエには夫ダヴィドと一人息子がいるがダヴィドとは別居中。


ローレンスとゾエを軸に、ゾエのフランス人の両親や息子、そしてローレンスの姉ジューンやアメリカの友人トマスの姿が描かれる。

ゾエの両親が暮らすアヌシー湖畔の景色が美しい。

本作は愛と再生の物語。ラストでローレンスとゾエの未来が見え、穏やかで優しい余韻を残すエンディングが素敵だった。

そして「アマンダと僕」のエンディングを思い起こす。


ジュディット・シュムラのイメージが違っている。「女の一生/2016」1年前の作品なのだけど、スゴく若く見える。それは時代物と現代物の違いでそう感じるのかも知れない。

繊細な雰囲気を醸しだすアンデルシュ・ダニエルセン・リーはノルウェー人。

クリステン・スチュワートの「パーソナル・ショッパー」やヴァンサン・ランドンの「ロダン カミーユと永遠のアトリエ/2017」で見ているがどうも記憶に残っていない。でも本作で確実に記憶に残った。


この映画を鑑賞することになったのはひとえに「アマンダと僕」の監督作品だから。シアターもきっと便乗上映したに違いない。

渋谷にはミニシアター(ここ10年位の間に閉鎖されたものも多数)がたくさんあるが、私的に究極のミニシアターと思えるのがシアターイメージフォーラム。久しぶりに見に行くことになったこの映画館もとうとうNetでチケットが買えるようになった。

たまたま鑑賞した月曜日は割引デーということもありだが、上映作品によっては数人の時もあるこちらの映画館も「アマンダと僕」を鑑賞した観客が集まった感じで賑わっていた。


ローレンスに「パーソナル・ショッパー/2016」「ロダン カミーユと永遠のアトリエ/2017」のアンデルシュ・ダニエルセン・リー。

ゾエに「 セラヴィ!/2017」のジュディット・シュムラ。

アデレードに「ぼくを葬る/2005」のマリー・リヴィエール。

ウラジミールに「タイピスト!/2012」のフェオドール・アトキン。

サシャにステファニー・デール。

ダヴィドに「若き人妻の秘密/2011」「パーフェクトマン 完全犯罪/2015」のティボー・ヴァンソン。

ジューンにラナ・クーパー。

トマスにジョシュア・サフディ。

監督、脚本は「アマンダと僕/2018」のミカエル・アース。


シアターイメージフォーラムにて(7/26迄)


by margot2005 | 2019-07-25 22:51 | フランス | Comments(0)

「アマンダと僕」

Amanda 2018 フランス

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ダヴィッドはパリで便利屋として働いている。ある日、地方からパリにやって来たチャーミングなレナと出会い恋に落ちる。幸せな日々が続いたかに見えたが、愛する姉サンドリーヌが突然テロ事件に巻き込まれ亡くなる。悲しみに暮れる間もなくダヴィッドは残された姉の娘アマンダを引き取る必要に迫られる


20代の独身男性が突然7歳の女の子を引き取り育てることになったら?それは猛烈に大変だと思う。ドラマの中でダヴィッドが友人のアクセルに涙ながらに訴えるシーンがある。ダヴィッドは引き取るかどうか悩み施設に預ける?なんてことも考える。

ダヴィッドの自転車の後に座るアマンダがしっかと彼にしがみつくシーン…”あたなだけが頼りなの!と訴えているようでジーンとくる。


レナとは上手く行かない時期もあったが、再び会って互いに求めていることを確認する。一方でダヴィッドは姉と自分を捨てた母アリソンとロンドンで会い孫のアマンダを紹介する。未来が見えるエンディングに一安心した。


ドラマにエルヴィス・プレスリーの逸話や、ウィンブルドンでの試合観戦(只今選手権の真っ最中)などを織り込んでとても素敵。そしてアマンダと母サンドリーヌが住むアパルトマンから見えるパリの街角や、ダヴィッドが自転車に乗って走り回るパリの景色がおしゃれ。

ちょっと太めの女の子イゾール・ミュルトリエの健気な姿が実に可愛らしい。


ダヴィッドに「カミーユ、恋はふたたび/2012」「小間使いの日記/2015」のヴァンサン・ラコスト。

アマンダにイゾール・ミュルトリエ。

レナに「五日物語 3つの王国と3人の女/2015」「グッバイ・ゴダール!/2017」のステイシー・マーティン。

サンドリーヌにオフェリア・コルプ。

モードに「アルジャーノンに花束を/2006」「イヴ・サンローラン/2014」のマリアンヌ・バスレール。

アクセルに「バツイチは恋のはじまり/2012」「ソフィー・マルソーの秘められた出会い/2014」のジョナタン・コエン。

アリソンに「ナポリの隣人/2017」グレタ・スカッキ.

監督、脚本はミカエル・アース。


シネスイッチ銀座にて


by margot2005 | 2019-07-06 22:13 | フランス | Comments(0)