イタリア映画祭2018...「環状線の猫のように」

Come un gatto in tangenziale…akaLike a Cat on a Highway2017 イタリア

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シンクタンクに勤めるインテリのジョヴァンニは妻ルーチェと別れてシングル・ファーザーとなり、リッチな家に一人娘と暮している。一方でパートで働くモニカは郊外の団地で一人息子と異母姉妹と共に暮らしている。現在モニカの夫は刑務所に服役中そんな二人の13歳になる子供たちが付き合い始める


ジョヴァンニがシンクタンクで、郊外に住む移民や低所得者層の社会的統合を目指すプロジェクトを率いていたり、今はフランスで暮らす元妻のルーチェがとてもスノッブな人間であることが多いに笑える。

ジョヴァンニのリッチな家で働く家政婦の態度がデカいのも実にオカシイ。

境遇も価値観も全く違う男女が出会い、ドタバタしながらも互いに歩みよる姿が微笑ましい。

インテリのジョヴァンニが、実際にルーマニアやバングラデシュからの移民や低所得者層の人々の暮らしを見て、統計だけでは見えてこない彼らの実態を知り得る過程がナイス。ラストは素敵だった。


「これが私の人生設計/生きていてすみません!」の監督とその妻のパオラが再びタッグを組んだ痛快コメディ。パオラもナイスだけどアントニオ・アルバネーゼが最高!そしてアントニオの元妻役のソニア・ベルガマスコがこれまたナイス・キャスティング。


出演(モニカ)/脚本に「これが私の人生設計/生きていてすみません!/2014」のパオラ・コルテッレージ。

ジョヴァンニに「日々と雲行き/2007」「ハートの問題/2009」「ローマでアモーレ/2012」のアントニオ・アルバネーゼ。

ルーチェに「オレはどこへ行く?/Viva!公務員/2016」のソニア・ベルガマスコ、

監督、脚本は「これが私の人生設計/生きていてすみません!」のリッカルド・ミラーニ。


今年は6作品を鑑賞。鑑賞した中でこれが一番面白く、「イタリアの父」は素敵なドラマだった。他作品は一風変わった作風で心に訴えるものがなかったような気がする。イタリア映画祭2018は例年より空席が目立ったように思えたのが残念。


有楽町朝日ホールにて



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# by margot2005 | 2018-05-20 20:17 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

イタリア映画祭2018...「メイド・イン・イタリー」

Made in Italy2018 イタリア

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中年男のリコは食肉工場でソーセージを作り、妻のサラは美容院で働いている。二人は大学生のピエトロと共に父親から相続した大きな家に暮らす日々。リコの仕事は単調で会社はリストラの真っ最中。そんな折、麻薬に溺れていた友人の画家カルネヴァーレが自殺。リコは亡くなった彼を中傷する同僚を殴り会社をクビになってしまう


リコもサラも浮気をしている。ギクシャクした夫婦関係の中、リコは友人カルネヴァーレたちと騒いでストレスを発散している。

父親から相続した大きな家を売りたくないリコはドイツ、フランクフルトで働くことを決意する。やがてフランクフルトのレストランに職を得たリコが故郷に想いを馳せるところでエンディングを迎える。で、タイトル「メイドインイタリー」の意味が分かった。

しかしながらイタリア人が働く場所を求めてドイツに行くという現実に驚かされた。


監督のルチャーノ・リガブエはイタリアのロック・シンガーでもあり、映画のオープニングでロックする主人公の姿が描かれる。そうリコは監督の分身的存在なのだ。

ルチャーノ・リガブエはシンガーとして成功する前は様々な仕事を経験した労働者で、ドラマはもしシンガーになっていなければ自分の歩むことになっていた人生”だったそう

ステファノ・アコルシがおじさん化している。


リコに「僕たちの大地/2014」のステファノ・アルコッシ。

サラに「カプチーノはお熱いうちに/2014」「おとなの事情/2016」のカシア・スムートニアック。

カルネヴァーレに「湖のほとりで/2007」「インフェルノ/2016」のファウスト・マリア・シャラッパ。

ピエトロにトビーア・デ・アンジェリス。

監督は「ラジオフレッチャ/1998」のルチャーノ・リガブエ。


有楽町朝日ホールにて



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# by margot2005 | 2018-05-20 19:21 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

イタリア映画祭2018...「ザ・プレイス」

The Place2017 イタリア

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カフェ「ザプレイス」の奥まった席に一日中座る男は次から次へとやって来る訪問者の話を聞いている。彼らは自らの願いや欲望を男に訴え、男は望みを叶えるには今から話す行為を行なわなければならないと告げる


老婦人マルチェッラはアルツハイマーの夫を救うため人の集まる場所に爆弾を仕掛けねばならない/修道女キアラは神を取り戻すために妊娠しなければならない/ルイージはガンから幼い息子を救うため、幼い少女を殺さなければならない/盲目のフルヴィオが視力を取り戻すには婦女暴行しなければならない/アッズッラが夫の関心を取り戻すためには別のカップルを破局せねばならないetc.。

そして刑事エットレの望みは放蕩息子を立ち直らせることが、息子アレックスは父親からの自由を望んでいる。


監督はアメリカのあるTVシリーズから着想を得たそう。そのテーマ人は願いが叶うとわかっていたら何をするだろうか?ということ。

本作は前作「おとなの事情」と赤い糸で繋がっている...とは監督の弁。そして次回作で3部作は終結するらしい。


男はSNS全勢の時代に対面で訪問者と話し、個人情報は分厚い手帳に管理している。それは変に?新鮮だった。テーマにはあまり惹かれなかったけど、9人の訪問者の運命が次第に絡み合っていく様子は上手く描かれているなと思った。


ドラマのシーンはカフェ「ザプレイス」のみ。「おとなの事情」も密室劇だったけど、こちらは完璧なる密室劇。

男を演じたヴァレリオ・マスタンドレアは常に座った状態。あれって逆に疲れないのかな?なんて心配した。


男に「テイートとエイリアン/2017」のヴァレリオ・マスタンドレア。

エットレに「神様の思し召し/2015」のマルコ・ジャリーニ。

修道女キアラに「ハングリー・ハーツ/2014」「おとなの事情/2016」のアルバ・ロルヴァケル。

マルチェッラに「母よ、/2015」のジュリア・ラッザリーニ。

アッズッラに「気楽な人生/2010」のヴィットリア・プッチーニ。

マルティーナに「ローマの教室で~我らの佳き日々~ /2012」のシルヴィア・ダミーコ。

オドアクレに「南部のささやかな商売/2013」「どうってことないさ/2016」のロッコ・パパレオ。

ルイジにヴィニーチョ・マルキョーニ。

アレックスに「恋愛マニュアル/2005」のシルヴィオ・ムッチーニ。

フルヴィオに「暗黒街/2015」のアレッサンドロ・ボルギ。

アンジェラに「グレート・ビューティー/追憶のローマ/2013」「私と彼女/2015」のサブリーナ・フェリッリ。

監督は「おとなの事情/2016」のパオロ・ジェノヴェーゼ。


有楽町朝日ホールにて


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# by margot2005 | 2018-05-17 23:06 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

イタリア映画祭2018...「いつだってやめられるー名誉学位」

Smetto quando voglio: Ad honorem…akaI Can Quit Whenever I WantAd Honorem2017 イタリア/ロマ

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「いつだってやめられる/2014」「いつだってやめられる-マスタークラス/2017」の続でシリーズ最終章。

イタリア全土の刑務所に分散して収監されていた元科学者たちが集まり神経ガスの使用を阻止するため立ち上がる


ピエトロが一作で登場したドラッグ市場のボス、ムレーナと刑務所で再開したり、2作で活躍した刑事コレッティも出演しているが、1、2作ほどの盛り上がりはなくて実に残念だった。前作はハリウッド映画ばりのアクション・シーンが面白かったのだけど3部からなるいつだってやめられるの最終章はつまらなかった。


本作は前作(2作目)と同時期に撮影されたのだが、前作で盛り上がり過ぎてこちらは低下してしまったような気がする。


コメディのシリーズ物って第1作が一番面白いのかも?前売りチケットは完売だったが

「いつだってやめられる-マスタークラス」は「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」の邦題で5/26からBunkamura ルシネマで公開される予定。


ピエトロに「どうってことないさ/2016」「おとなの事情/2016」のエドアルド・レオ。

マッティアにヴァレリオ・アプレア。

アルベルトにステファノ・フレージ。

アルトゥーロに「副王家の血筋/副王家の一族/2009」「ある天文学者の恋文/2016」のパオロ・カラブレージ。

バルトロメオに「バッグにはクリプトナイト/2011」のリベロ・デ・リエンツォ。

ジョルジョにロレンツォ・ラヴィア。

アンドレアにピエトロ・セルモンティ。

ジュリアに「錆び/2011」「昼下がり、ローマの恋/2011」のヴァレリア・ソラリーノ。

パオラ・コレッティに「暗黒街/2015」のグレタ・スカラーノ。

ヴァルテルに「われらの子供たち/2014」のルイジ・ロ・カーショ。

ムレーナに「バール・マルゲリータに集う仲間たち/2009」ネリマルコレ。

監督、原案、脚本は「いつだってやめられる/2014」「いつだってやめられる-マスタークラス/2017」のシドニー・シビリア。


有楽町朝日ホールにて



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# by margot2005 | 2018-05-14 23:58 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

イタリア映画祭2018...「テイートとエイリアン」

Tito e gli alieni…aka Little Tito and the Aliens2017 イタリア

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アメリカ合衆国、ネバダ州のグルームレイク空軍基地に隣接する砂漠に暮らす教授はイタリア、ナポリ出身。通称エリア51と呼ばれるこの地では政府の極秘プロジェクトが行われていて教授はそれに関わっていた。そんなある日、教授の姪アニタと甥テイートがナポリからやって来る


教授は妻のリンダを亡くして以来人を避け、日がな一日ソファに座って宇宙からの音声を聞いている。エイリアンと遭遇したという人々も暮らす砂漠で、観光客相手に結婚式を企画するステラは教授が気がかりで時折彼を訪ねる。

姪と甥がナポリからやって来たのは教授の兄フィデルが亡くなったから。妻も既に他界し、子供たちを弟に託していた。


ラスベガスのあるネバダ州に住むということでアニタとテイートはご機嫌だったが、空港に着き迎えに来た車は砂漠地帯をどこまでも走り、たどり着いた叔父の住処はラスベガスから遠く離れた場所だった。

不満タラタラのアニタとテイートに手を焼く教授はステラに子供たちの面倒を見てもらおうと考える。


極秘プロジェクトは暗礁に乗り上げていたが、テイートがやって来て教授の手伝いをするうちマシーンが作動し始める。

ラスト、リンダと名付けられたマシーンが宇宙からの映像を受信するシーンはファンタジーのようで素敵。

イタリアの女の子アニタが空軍の兵士に憧れ、ルークという名前の宇宙オタクがアニタを追っかける様子がなんとも微笑ましい。

ヴァレリオ・マスタンドレアはとても味のある俳優。変人で飄々とした雰囲気の教授役にマッチしていてナイス。


教授に「甘き人生/2016」のヴァレリオ・マスタンドレア。

ステラに「ジャコメッティ 最後の肖像/2017」のクレマンス・ポエジー。

テイートにルカ・エスポジート。

アニタにキアラ・ステラ・リッチョ。

ルークにミゲール・ヘレーラ。

ダニエル大佐に「もうひとりのシェイクスピア/2011」のジョン・キーオ。

フィデルに「イル・ディーヴォ-魔王と呼ばれた男-/2008」のジャンフェリーチェ・インパラート。

監督は「楽園の中へ/2012」のパオラ・ランディ。


有楽町朝日ホールにて



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# by margot2005 | 2018-05-09 20:55 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

イタリア映画祭2018...「イタリアの父」

Il padre d'Italia…akaThere is a light2017 イタリア

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トリノで出会ったパオロとミアがローマ、ナポリを経て、イタリア半島の南西端にあるレッジョ・カラブリアまで旅を続けるロードムービー。


孤児院育ちでゲイのパオロはパートナーのマリオと破局し失意の中にいる。そんな折、訪ねたクラブで身重のミアと出会う。型破りのミアに翻弄されながらも子供の父親探しに同行することになるパオロ。


孤独を抱えるパオロと現実逃避のミア。

孤児院育ちのパオロは家族を持つことに憧れていた。しかし彼はゲイで子供を持つことにはかなりの無理がある。

建築家を夢見ていたが現実では家具店で働くパオロ。ソロシンガーに憧れていたが実際はロックバンドのバックシンガーのミア。

偶然出会った二人が、旅の途中自身の有様を告白し次第に惹かれ合って行く。そして旅は二人の未来探しになる。


ミアの実家にたどり着いた二人はつかの間穏やかな日々を過ごす。ミアの実家が気に入ったパオロはこの地に住みたいと願うがミアの母親に反対されてしまう。理由はミアがあまりにも破天荒な人間だからと


ラストは素敵だった。

パオロを演じたルカ・マリネッリとミア役のイザベラ・ラゴネーゼが素晴らしい。

イザベラは「初任地にて」での地味で孤独な女性とは真逆の役柄で、ド派手なメイクやヘアーのミア役がピッタリ。

「ニーナ ローマの夏休み」でイケメン、チェリストを演じたルカが孤独を抱えたゲイの男を好演している。


パオロに「ニーナ ローマの夏休み/2012」「グレート・ビューティー/追憶のローマ/2013」「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ/2015」のルカ・マリネッリ。

ミアに「初任地にて/2010」「幸せの椅子/2013」のイザベラ・ラゴネーゼ。

監督、原案、脚本は「存在しない南/2013」のファビオ・モッロ。


有楽町朝日ホールにて

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# by margot2005 | 2018-05-08 22:19 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)

「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」

The Post2017 USAUK

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1971年、ベトナム戦争は泥沼化し、アメリカ国内では反戦ムードが増幅していた。国防総省(ペンタゴン)はベトナム戦争に関する文書を作成していたが、戦争の長期化によりその機密文書は7000枚に膨れ上がっていた…


ニューヨーク・タイムズは機密文書ペンタゴン・ペーパーズについてスクープする。ライバル紙に先を越されたワシントン・ポストの編集主幹ベン・ブラッドリーは文書の入手に奔走することになる。

70年代ワシントン・ポストは地方新聞で、ニューヨーク・タイムズに遅れを取っていた。ブラッドリーが若手記者をニューヨーク・タイムズに送り込み偵察させる様が面白い。

PCが存在しない時代に7000枚の文書をチェックして記事にするなんて…それも1日の間で…。それはとても記者魂を感じるシーンだった。

スピルバーグ映画にハズレはない…で、本作も見ごたえがあった。

報道の自由に信念をかけたワシントン・ポストの編集主幹と社主。演じるオスカー俳優メリル・ストリープ&トム・ハンクスに圧倒される。


夫の死後キャサリン・グラハムは史上初の女性発行人となったわけだが、その経緯を少しは描いて欲しかった気がする。彼女はピューリッツァー賞を受賞し、アメリカで最も影響力のある女性の一人だったそう。


実を言えば「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」&「トレインミッション」はTOHOシネマズ日比谷で見たかった。しかし何処かで”オープン間もなくは混雑が予想される...”との記事を読んで諦めた。GWにイタリア映画祭2018を鑑賞した帰りにTOKYO MIDTOWN HIBIYAに寄った。やはりというかすごい人。六本木の時もそうだったけど、ほとぼりが冷めたら混雑もそれほどでもなくなるからそれまで待つことにしよう。そして以前より格段に大きくなったゴジラの像だけ写真に収めてきた。


キャサリン(ケイ)・グラハムに「マダム・フローレンス! 夢見るふたり/2016」のメリル・ストリープ。

ベン・ブラッドリーに「王様のためのホログラム/2016」のトム・ハンクス。

トニー・ブラッドリーに「キャロル/2015」のサラ・ポールソン。

ベン・バグディキアンに「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅/2013」のボブ・オデンカーク。

フリッツ・ビーブに「アンダーカバー/2016」のトレイシー・レッツ。

アーサー・パーソンズに「ウォルト・ディズニーの約束/2013」「アイ・ソー・ザ・ライト/2015」のブラッドリー・ウィットフォード。

ロバート・マクナマラに「ザ・シークレットマン/2017」のブルース・グリーンウッド。

ダニエル・エルズバーグに「二ツ星の料理人/2015」のマシュー・リス。

監督、製作は「ブリッジ・オブ・スパイ/2015」のスティーヴン・スピルバーグ。


新宿バルト9にて(既に上映終了)

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# by margot2005 | 2018-05-06 22:39 | USA | Trackback | Comments(6)

「きみへの距離、1万キロ」

Eye on Juliet2017 カナダ/フランス/モロッコ

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デトロイトに住む青年ゴードンは1万キロ離れた北アフリカの砂漠地帯にある石油パイプラインを見張るため小さなクモ型ロボットを操作し石油泥棒を監視している。仕事は順調だが私生活では大失恋をしたばかりで心に大きな穴が空いていた


死ぬほど愛しているんだ!と伝えたにも関わらず去っていった彼女。落ち込むゴードンを見て友人がSNSで何人かの女性を紹介する。一人の女性とデートしたけどなぜかその気になれない。ゴードンは元カノが忘れられないのだ。そんなある日、北アフリカで深く愛し合う男女を知る。

一方で、アユーシャから父親ほど年の離れた男と無理矢理結婚させられそうになっていると聞いた恋人のカリムは、”ヨーロッパへ逃げよう!”と提案する。しかし資金が足りない。そこでカリムは誘われるまま危険な仕事に手を出してしまう。


ゴードンはロボットを通してアユーシャと話すことに成功する。やがて思いつめたゴードンは同僚のピーターのコーヒーに睡眠薬を入れて眠らせアユーシャと再び会話。しかしピーターにバレてしまって上司に報告すると迫られてしまう。

この辺りの展開にはハラハラしたがピーターが良い人で良かった。


ゴードンは小さなクモ型ロボットを操作するオペレーター。デートした女性から仕事の内容を聞かれて話したところそれってマジ?みたいな返事が返ってくる。私も映画を見ていて?マジ!と思ってしまった。

「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場/2015」でも虫型小型ドローンが登場したが、こちらは話すし(英語はもちろんアラビア語もOK)トコトコ歩いて愛嬌がある。


女性のうなじの匂いを嗅いて気に入ったなら愛している証拠と、杖をついた盲目の老人から教わったことを実践するパリでのエンディングは感動もの。


現タイトルはジュリエットの目。ゴードンがアユーシャに教えるパスワードがロミオ&ジュリエットも中々素敵だ。ドラマはまるでファンタジーのようで、これって究極のラヴ・ストーリーである。

ジョー・コール良いな。


ゴードンに17歳のエンディングノート/2012「シークレット・アイズ/2015」のジョー・コール。

アユーシャにリナ・エル・アラビ。

カリムにファイサル・ジグラ。

杖をついた盲目の老人にムハンマド・サヒー。

ピーターにブレント・スカグフォード。

監督は「魔女と呼ばれた少女/2012」のキム・グエン。


シネマカリテにて



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# by margot2005 | 2018-04-27 21:45 | MINI THEATER | Trackback | Comments(2)

「トレイン・ミッション」

The Commuter2018 UK/フランス/USA

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60歳になるマイケル・マコーリーは10年勤めた保険会社からいきなりリストラを告げられる。住宅ローンと息子の学費が気がかりで妻のカレンに打ち明ける勇気が出ない。そんなマイケルがいつもの通勤列車に乗りこむと見知らぬ女が話しかけてきた


全乗客100人の中にあるものを運ぶ乗客が一人いる。

手がかりは終着駅で下車する客、常連ではない客、通称プリン。

報酬は10万ドル、失敗の代償は家族の命。

10万ドルに目がくらんだマイケルは怪しい女が仕掛けた罠にはまってしまったのだ。ついにマイケルはたった一人で捜査を開始し闘い始める。


wowowのハリウッド映画案内番組で何度も紹介されていたのでかなり気になっていた。見てから随分と経ってしまってレビューはやめようかと思ったけどリーアム頑張っていたので記録に残しておくことにした。


ザ・シークレットマン」はリーアムの久々のヒューマンドラマで地味ながら見ごたえがあった。

本作はまたまたリーアムのアクション映画で全く期待しないで見に行ったので思っていたより面白かったかな?ドラマのプロットもそれなりに斬新だし主人公が元警官という設定がドラマを盛り上げている。ただ、リーアムお歳かな?って感じは否定できないけど...。


マイケル・マコーリーに「ザ・シークレットマン/2017」のリーアム・ニーソン

ジョアンナに「約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語/2009」「デンジャラス・ラン/2012」のヴェラ・ファーミガ。

アレックス・マーフィーに「ヤング≒アダルト/2011」「プロメテウス/2012」「ライク・ア・キラー 妻を殺したかった男/2016」のパトリック・ウィルソン。

ホーソーン警部に「ハンター/2011」「マライアと失われた秘宝の謎/2013」のサム・ニール。

カレン・マコーリーに「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ/1984」「結婚の条件/1988」「ダウントン・アビー シリーズ/2010~2014」「黄金のアデーレ 名画の帰還/2015」のエリザベス・マクガヴァン。

ウォルトに「ビバリーヒルズ・コップ/1984」「モンスター上司2/2014」のジョナサン・バンクス。

監督、製作総指揮は「アンノウン/2011」「ラン・オールナイト/2015」「ロスト・バケーション/2016」のジャウマ・コレット=セラ。


TOHOシネマズ新宿にて(既に上映終了)



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# by margot2005 | 2018-04-27 19:54 | UK | Trackback(1) | Comments(6)

「女は二度決断する」

「Aus dem Nichts」…aka「In the Fade」2017 ドイツ/フランス

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ドイツ、ハンブルク。ドイツ人のカティヤはトルコ系移民のヌーリと結婚し、可愛い息子にも恵まれ幸せな生活を送っていた。そんなある日、カティヤが友人のビルギットと出かけている間にヌーリの事務所前で爆発事件が起こり、最愛の夫と息子が犠牲となる。警察はヌーリが移民だったことから外国人同士の抗争を疑うが、カティヤはネオナチのテロに違いないと訴えるのだった…


捜査の結果、在住外国人を狙ったネオナチによるテロであることが判明し、容疑者として若いドイツ人夫婦が逮捕される。やがて夫の友人だったダニーロが弁護を担当し裁判が始まる。

容疑者側の弁護士ハーバーベックは、ヌーリがトルコ系移民であることや、かつて麻薬の売買をし服役していた過去を揶揄し、一時の迷いで麻薬に手を出したカティヤを攻め立てるのだった


裁判の結果に愕然とするカティヤ…何かと気にかけてくれる友人のビルギットに子供が生まれたが、なぜか手放しで祝福することができないし、ヌーリを批判する母親にもうんざりだ。控訴しようと持ちかけ連絡してくるダニーロの電話にも出る気がしない。やがてカティヤはある決断をする。


邦題「女は二度決断する」…二度目はまさにカティヤの究極の決断だった。

ラストの波のシーンは「そして、私たちは愛に帰る」を彷彿とさせる。

カンヌ国際映画祭で主演女優賞をゲットしたダイアン・クルーガーが素晴らしかった。Internationalに活躍するドイツ人クルーガーの初めての母国語での演技だそうだが、確かに彼女の映画ってハリウッドとかフランス製作ばかり。

ファティ・アキンの大ファンなのでとても楽しみにしていた一作。映画はとても見ごたえがあり素晴らしかった。ファティ・アキン最高!!


カティヤに「バツイチは恋のはじまり/2012」「パパが遺した物語/2015」のダイアン・クルーガー。

ダニーロにデニス・モシット。

ハーバーベックに「顔のないヒトラーたち/2014」のヨハネス・クリシュ。

ビルギットにサミア・シャンクラン。

ヌーリに「THE PROMISE/君への誓い/2016」のヌーマン・アチャル。

ユルゲン・メラーに「白いリボン/2009」のウルリッヒ・トゥクール。

監督、脚本、製作は「太陽に恋して/2000」「愛より強く/2004」「そして、私たちは愛に帰る/2007」「ソウル・キッチン(SOUL KITCHEN)/2009」「消えた声が、その名を呼ぶ/2014」のファティ・アキン。


新宿武蔵野館にて



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# by margot2005 | 2018-04-25 23:18 | ドイツ | Trackback | Comments(0)