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2019年 08月 23日 ( 1 )

「田園の守り人たち」

Les gardiennes…akaThe Guardians2017 フランス/スイス

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1915年、第一次世界大戦下のフランス。農園の女主人オルタンスは2人の息子を戦場に送りだし、娘のソランジュと農場を守っている。そしてソランジュの夫クロビもまた戦場にとらわれていた。ある日、オルタンスは男手が足りない中、若い娘フランシーヌを雇うことに決める。やって来たフランシーヌは誠実で一生懸命に働き、その姿を見てオルタンスも彼女を気に入り信頼を寄せるようになる。時がたち次男のジョルジュが前線から一時休暇で帰宅して来る。フランシーヌに会ったジョルジュが家族同然に暮らす彼女に惹かれていくのに時間はかからなかった


オルタンスは懸命に働くフランシーヌに信頼を寄せている。しかしジョルジュが戻って来たり、アメリカ兵がやって来たりで、静かな農園に波風が立ち始める。

やがてオルタンスは息子を守る為行動を起こす。使用人は女主人に逆らえず、農園を追われたフランシーヌは新しい仕事に就かざるをえなくなる。

フランシーヌがとても気の毒だったが19世紀初頭の出来事だからと納得する。しかしラストに希望が見えてホッとした。


映画のオフィシャルサイトにミレーの絵画を思わせる美しい田園風景とあるように、種をまく姿はミレーの絵画そっくり。

映画初共演となる実の母娘、ナタリー・バイとローラ・スメットのこのような役柄は始めて見たように思える。ナタリー・バイは相変わらずの貫禄。ローラ・スメットに時代もの?と思ったけど、戦場に夫を取られた寂しい妻を好演している。

オーディションで選ばれたフランシーヌ役のイリス・ブリーは初演技だそう。しなしながらとてもそうとは思えないくらい役柄にピッタリで素晴らしい。

荘厳で素晴らしい「神々と男たち」の監督作品であり、そして岩波に相応しい一作だった。


オルタンスに「たかが世界の終わり/2016」のナタリー・バイ。

ソランジュに「パリ、憎しみという名の罠/2017」「ブルゴーニュで会いましょう/2015」のローラ・スメット。

フランシーヌにイリス・ブリー。

次男ジョルジュに「パリ、ジュテーム/2006」のシリル・デクール。  

クロビに「神々と男たち/2010」「博士と私の危険な関係/2012」のオリヴィエ・ラブルダン。

アンリにジルベール・ボノー。

コンスタンに「アデル/ファラオと復活の秘薬/2010」「ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路/2010」のニコラ・ジロー。

マルグリットにマチルド・ヴィスー・エリー。

監督、脚本は「神々と男たち/2010」「チャップリンからの贈りもの</2014」「ショコラ~君がいて、僕がいる~/2015:出演」のグザヴィエ・ボーヴォワ。


神保町 岩波ホールにて(8/23まで)


by margot2005 | 2019-08-23 21:16 | フランス | Comments(0)