「レスラー」

「The Wrestler」 2008 USA/フランス
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ランディ・ロビンソンに「白いドレスの女 /1981」「 ナインハーフ /1985」「エンゼル・ハート /1987」「 レインメーカー/1997」のミッキー・ローク。
キャシディに「アルフィー/2004」「その土曜日、7時58分/2007」「さよなら。いつかわかること/2007」のマリサ・トメイ。
ステファニーに「アクロス・ザ・ユニバース/2007」のエヴァン・レイチェル・ウッド。 
監督は「π /1997」「レクイエム・フォー・ドリーム /2000」「ファウンテン 永遠につづく愛/2006」のダーレン・アロノフスキー。
音楽はブルース・スプリングスティーン。
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80年代にプロレスの世界で大活躍したランディ・ロビンソン。しかし20年後の今や落ちぶれ、どさ回りの合間スーパーで働きながらトレーラー・ハウスで孤独な一人暮らし。
ある日、試合の後突然倒れたランディは病院へ運び込まれる。長年のステロイド常用から心臓発作を起こしたのだ。ドクターからは二度とリングには立てないと宣言される。引退を決意したランディは馴染みの店のストリッパー、キャシディに自身の不安を訴え、一方で長年疎遠だった一人娘ステファニーを訪ねる...
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都内では数カ所で公開している。池袋、初日(ラスト)のシアターはかなりの入りだった。
男のエゴイズム炸裂ストーリーながら少々感動してしまった。
ミッキー・ロークにオスカー ゲットしてもらいたかった。私的には「ミルク/2008」のショーン・ペンより全然良い。
全く持って自分自身のことしか考えないで生きてきた男。病に冒され落ちぶれ果てた今、自ら捨てた娘や心寄せるストリッパーに寂しさを募らせるなんて言語道断。しかしなぜか?この男憎めない。
一時期プロ・ボクサーだったミッキー・ローク。売れない時期のロークはまさか?映画のようにスーパーで野菜や肉を売っていなかっただろうが、なんか彼の実生活とだぶって見えてしまう。
いつもアンハッピーなシングル・マザーが似合うオスカー女優マリサ・トメイのポール・ダンスには女優根性炸裂。いやいやこの方スゴい!
監督のダーレン・アロノフスキーの描く世界は分けのわからないストーリーが印象的だが、こちらの作品はアロノフスキー・ワールドではない至ってシンプルなヒューマン・ドラマで感動的に描かれている。
身も心もズタズタのランディがリングのコーナーに登るラストシーン。エンド・クレジットが始まるや流れるブルース・スプリングスティーンの“The Wrestler”。
「グラン・トリノ/2008」のエンディング“Gran Torino”にもガツンとやられたが、今年二本目の感動Music。
ブルース・スプリングスティーンはトム・ハンクスの“Streets Of Philadelphia「フィラデルフィア /1993」でも然り。あの映画は泣けた。彼のしゃがれたヴォイスが男の悲哀をよりいっそう盛り上げる。スプリングスティーン上手いなぁ。
整形手術、肥満、薬物中毒の結果ゆえ、若い頃の風貌とは全く変わりまるで別人のようにも見えるミッキー・ローク。つい最近wowowでウイリアム・ハートの「白いドレスの女 」が放映されていて見たが、その頃の彼はイケメンの部類に入る事間違いなし。「ナイン・ハーフ」のキム・ベイシンガーとの官能的ラヴ・シーン思い出してしまった。
シネ・リーブル池袋にて...
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by margot2005 | 2009-06-17 00:05 | MINI THEATER | Comments(10)
Commented by 真紅 at 2009-06-18 10:22 x
margot2005さん、こんにちは。
私もミッキー・ロークに一票!!でも彼は昔の素行が悪過ぎてオスカー獲れなかった、という話もあるようですね。
margot2005さんの記事は、いつも写真が美しくて・・・。見入ってしまいます。
Commented by margot2005 at 2009-06-21 00:44
真紅さん、こんばんは!
ミッキー・ロークにやはり一票ですよね。
この作品を観てワルのイメージのミッキー・ロークのイメージが変わってしまいました。コレからの彼に期待したいです。
写真はフランスのサイトから取ってきちゃいました。映画を観た後、海外のwebsiteなどで映画や、俳優の写真を見るのも楽しいですね。
Commented by rose_chocolat at 2009-06-22 21:19 x
ミッキーもよいんですが、マリサ・トメイに惚れました!
助演女優取ってほしかったですね。

ところで・・・。 1つ前の映画、アーロンのですがmargotさん的にはNGでしたか~。 上映館が少ないのでたぶん観に行けないと思うんですが、気になってました。 ジェシカ・アルバちゃんも出てるからどうしよっかしら。
Commented by margot2005 at 2009-06-25 22:04
rose_chocolatさん、こんばんは!
マリサ・トメイは前から大好きな女優です。助演女優は逃しましたが、体当たり演技で素晴らしかったですね。

さてアーロン大好きなんですが...あまりにもお粗末なコメディでがっくしでしたわ。
ジェシカはキュートでしたね。DVDで十分かと思います。
Commented by sabunori at 2009-06-25 23:34
margotさん、こんばんは。
私としてはミッキー・ロークはオスカーを取らないからこそいい!と
ひねくれたことを思っております。(笑)
好きな作品ですが試合のシーンは痛かった・・・
特にあのホチキスは・・・ううう・・・。

スプリングスティーンの曲もよかったですね。
Commented by margot2005 at 2009-06-26 23:14
sabunoriさん、こんばんは!
ミッキーにオスカーは似合わないって感じもしますがね。
痛さ連発の試合のシーン...場外のシーン等映画の中のプロレス結構楽しんじゃいました。
ブルースのエンディングが最高の〆で大満足でしたね。
Commented by 俄フェレリスタ at 2009-08-02 00:06 x
こんばんは。昨日、やっと見ました。画面から、悲哀と場末感がプンプン臭い、思ったより淡々とした話でした。冒頭のランディのやさぐれ具合が、“愛より強く”の主人公みたいでした。不器用で身勝手に見えるランディは、プロレスに真剣な余り、他の事に目がいかなかったのかもしれません。どさ回り、心臓の具合、閑散としたファンフェスタと、現実は厳しいのねぇ。
対戦相手との打ち合わせに薬物…、テニスじゃ有り得ませんな。プロレスの場面は、本当に痛々しかったです。やはり、私はプロレスが嫌いだ…と、改めて思う程、ミッキー=ロークがプロレスラーになってたんですな。また、マリサ=トメイのストリッパー振りは凄かったですね。この2人の体当たり演技に、ただ脱帽です。
Commented by margot2005 at 2009-08-04 19:45
俄フェレリスタさん、こんばんは!
ご覧になりましたのね。
この映画中々良かったですよね。ミッキー&マリサの体当たり演技を堪能しました。
やさぐれ具合が“愛より強く”のジャイトとかぶったとは同感ですね。
プロレスって、ほんとショーですから、ただただお客を楽しませるために身体をはる身に、互いを労りあうレスラーたちの友情がニクかったです。
Commented by zebra at 2011-09-21 14:08 x
はじめまして 

レスラー人生もピークを過ぎ、娘とは絶縁状態、ステロイドの影響で心臓は弱っているありさまの中年レスラー ランディー。

せっかく 親子関係を修復するチャンスだったのに娘さんとの約束すっぽかすのは さすがにマズイよ~(´Ц`)

 マリサ演じるストリッパーのキャシディのトップレスにTバック姿で踊る姿はとってもキレイでしたよ。

あっ、そうそう・・・同じミッキー・ロークの主演の「ホーム・ボーイ」という'88年の映画 知ってますか?

 こちらは、ロークが アメリカ各地を渡り歩く流れ者ボクサーのジョニー役です。元妻のデボラ・フューアーと共演しています

 これ以上説明するとネタバレになりますので 省略しますが レスラーのランディーとはまた違った男の不器用さを「ホーム・ボーイ」のジョニーは持っています。

 「レスラー」と「ホーム・ボーイ」 ともにミッキー・ロークの主演で、ふたりの不器用な男が主人公 ランディーとジョニー

 ふたつの作品を比べながら見るのも 悪くないですよ
Commented by margot2005 at 2011-09-27 23:56
zebra さん、こんばんは。
古い記事にコメントありがとうございます。
ミッキー・ロークって実は苦手な俳優なのです。この作品は彼が主演でしたが、作品は素晴らしかったですね。
ということでロークの映画はあまり観ていないため「ホーム・ボーイ」という映画は知らないですね。あしからず...。
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