「宮廷画家ゴヤは見た」

「Goya's Ghosts」2006 USA/スペイン
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18世紀末〜19世紀にかけ激動のスペインを舞台に、宮廷画家フランシスコ・デ・ゴヤの目を通して描かれた人間ドラマ。

ロレンソ神父に「「コレラの時代の愛/2007」「ノーカントリー/2007」のハビエル・バルデム。
裕福な商人の娘イネス(娘のアリスとダブル・キャスト)に「パリ、ジュテーム/2006」「ダージリン急行、ホテル・シュヴァリエ/2007」
「マイ・ブルーベリー・ナイツ/2007」のナタリー・ポートマン。
宮廷画家フランシスコ・デ・ゴヤに「奇跡の海/1996」「グッド・ウイル・ハンティング/旅立ち/1997」のステラン・スカルスガルド。
異端審問所長に「そして、デブノーの森へ/2004」
「ミュンヘン/2005」のミシェル・ロンズデール。
スペイン国王カルロス4世に「ブロークバック・マウンティン/2005」のランディ・クエイド。
裕福な商人トマス・ビルバトゥアにホセ・ルイス・ゴメス。
監督、脚本は「アマデウス/1984」「恋の掟/1989」のミロス・フォアマン。


18世紀末のスペイン。
ある夜、居酒屋で料理に出された豚肉に手をつけなかった裕福な商人の娘イネス。その事によりユダヤ教徒と疑われた彼女は異端審問に呼ばれ拷問の後投獄される。
カトリック教会では、ロレンソ神父が指揮する異端審問が行われていた。
帰って来ない娘を案じた父親のトマス・ビルバトゥアは、娘の肖像画を描いた画家フランシスコ・デ・ゴヤに彼女の救済を依頼する。ゴヤはロレンソ神父の肖像画も描いていた。そこで彼はロレンソ神父にイネスを親の元へ戻すよう懇願する。
そして、牢獄でイネスを見つけたロレンソ神父は、必ず助け出すと彼女を強く抱きしめるのだった...
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全編スペインで撮影されたが台詞は英語。
スペインの画家フランシスコ・デ・ゴヤ。彼は自称天才画家だったらしい。
ゴヤの名前は知っているがどのような絵を描いた人なのかあまり知らなかった。
彼は宮廷画家(映画中、カルロス4世の妃の絵を描くシーンあり)でありながら、街の風景や、居酒屋でのスケッチを多く描いている。
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“オスカー作品賞に輝いた「カッコーの巣の上で/1975」や「アマデウス」の巨匠ミロス・フォアマンが描く、人間の真実と愛の本質を、天才画家ゴヤの目を通して描く...”と言った宣伝がされていたが、とても、とても宗教的、かつ政治的な色が濃く、生々し過ぎる展開でちょっと違和感ありだった。
カトリック教会の異端審問と言われても全然現実味がないし、宗教がらみの映画はピンと来ない。
政治的背景としては、カルロス4世の従兄弟にあたるフランス国王ルイ16世が処刑され、ナポレオン・ボナパルトが政治を握るようになったフランスがこの時期スペインに侵攻している。
観る前はハビエル・バルデムがゴヤを演じるのか?なんて思っていたが、ハリウッド大作「キング・アーサー/2004」でも印象的だったスエーデン人俳優ステラン・スカルスガルドがゴヤ役。
J・バルデムは勿論だが、S・スカルスガルドやM・ロンズデール、そして久しぶりにお目にかかったR・クエイドも存在感ありで素晴らしい。
ヒロイン イネスを演じたナタリー・ポートマンは、今だ「レオン/1994」と「S.Wシリーズ」のイメージが抜けない。汚れ役といってもかなりのメイクなので熱演とまではいかない。
バルデム映画は「コレラの時代の愛」の前に「ノーカントリー」が公開され、「ノーカントリー」は観に行こうと思いつつなぜか?行けなくてレンタルDVDで観た。
バルデムは「ノーカントリー」が最高!シアターで観なかったのが悔やまれる。
有楽町 スバル座にて...
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by margot2005 | 2008-10-07 21:35 | MINI THEATER | Comments(4)
Commented by Claudiacardinal at 2008-10-09 22:44 x
margot殿、早速ごらんになられましたね。わたしもこの作品自体はいまいちだったのですがいい歴史の勉強にはなりました(笑)。でもバルデムは楽しめました、やっぱりこういう普通でない役が似合ってます。そういえばもうすぐWoody Allenの新作が公開、たしかペネロペとバルデムが出ているはず・・・楽しみです!
Commented by margot2005 at 2008-10-10 23:14
CCさん、こんばんは!
早速観て来たのですが、ちょっと?でしたね。
宗教&政治映画といっても過言ではないかも?、確かに歴史のお勉強にはなりました。三角帽子をかぶって泡をふく処刑台のバルデムは圧巻でしたわ。
ルイの処刑によってカルロスも怖じ気づいておりましたね。
さてウディ・アレン映画「Vicky Cristina Barcelona」のバルデム楽しみといたしましょう。アレンはスカーレット・ヨハンソンに恋をしているのか?又また彼女を起用してますね。ペネロペ出てます。
Commented by kira at 2008-10-19 19:49 x
この時代のお話は好きなのですが、けっこう生々しくてしかもラブストーリーとは言えないくらいの内容でしたね^^;
スペインの国宝級の建物で撮影したというところも見所ではありました。
体当たりナタリー・ポートマンの女優魂に益々好きになりました☆
Commented by margot2005 at 2008-10-19 23:48
kiraさん、こんばんは!
すいませんTB飛ばしただけで...コメントありがとうございます!
時代物大好きなのですが、これはちょっと...でしたね?政治的な事は歴史を知るのに良いのですが、宗教的な描き方が大きかったですね。
オール スペイン・ロケの中で、やはりスゴイ建物を使っていたのですね。調度品とかも素晴らしかったです。
さてナタリー・ポートマンは頑張ってました確かに..でもどうも好きになれなくてポートマン。来週より公開の「ブーリン家の姉妹」とても楽しみにしています。
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