フランス映画の秘宝...「曳き船」

a0051234_0393792.jpg「Remorques」...aka「Stormy Waters」1941 フランス

サイクロン号の船長アンドレ・ローランにジャン・ギャバン。
アンドレが出会うカトリーヌにミッシェル・モルガン。
アンドレの妻イヴォンヌにマドレーヌ・ルノー。
監督はジャン・グレミヨン。

フランス西部、ブルターニュ半島ブレスト。
海難救助“サイクロン号/曳き船”の船長アンドレ・ローランは、ある日船員の結婚式に妻イヴォンヌと出席する。宴もたけなわの頃、救助要請の指令が入り船長以下船員たちは港へと向かう。救援を求めていたミネルヴァ号を救助し港へと曳航するアンドレだったが、二度も引き綱が切れた後、ミネルヴァ号の船長は自力で航行するという。
ミネルヴァ号の船長の妻カトリーヌは夫から逃げたい一心で船員らとボートで脱出したが、アンドレによって引き戻されてしまう。そして、曳航費用を支払いたくない強欲な船長は、綱は切れたと主張するのだった...

強欲な夫から逃れて来たカトリーヌとアンドレが再び出会い急速に惹かれ合う。
アンドレの妻イヴォンヌは心臓を患っているが、彼は妻の病状を知らない。
寡黙な海の男、病弱なその妻。そしてそこに現れた美しく強い女性。
些細な事で妻と喧嘩したアンドレは美しいビーチでカトリーヌと密会する。
ラストは海の男そのもの。哀しみに打ちひしがれながら海へと向かうアンドレ...あぁこれぞ究極のメロ・ドラマ。
1939年に撮影を開始した映画だそうで、戦争(第二次世界大戦)により途中で中断し、1941年に完成したという。
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「タイタニック/1997」のジェームス・キャメロンが観たらどう思うだろう...の船のシーン。荒れ狂う海で揺れるその船は模型。どう見てもやはり模型にしか見えない船。だが、これが中々臨場感があってスゴイ!

ジャン・ギャバンと言えばアラン・ドロンと共演の「地下室のメロディ/1963」での刑務所帰りの老やくざ役と、同じくドロン映画の「暗黒街のふたり/1973」での保護監察司役。そしてブリジット・バルドー主演の「可愛い悪魔/1958」での愛人役が記憶に残る。
彼は山ほど映画に出演しているが、殆ど観てないのが現実。既にお亡くなりになったフランスの名優。
ミッシェル・モルガンはジェラール・フィリップ主演の「夜の騎士道/1955」「名誉と栄光のためでなく/1966」「めざめ/1968」は見たかな?そしてジュゼッペ・トルナトーレ監督、マルチェロ・マストロヤンニ主演の「みんな元気/1990」でBasanになっても映画に出演しているフランスの名女優。
セックス・シンボルだったそうだが、若い頃はいわゆるクール・ビューティそのもの。

観られる日にちと時間に合わせて13本の中から5本を選んだ。その中でコレが一番観たかった作品。
この作品二回目上映の9/14(日曜日)に観た。当日チケット完売の案内。他に観た作品はどれも完売ではなかったが、往年のフランス名俳優共演のこの作品に人が集まったように思える。中高年の人々で一杯だった。しかし若い男性が以外に多く見に来てるのが謎?なのだけど...
有楽町 朝日ホールにて...
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by margot2005 | 2008-09-17 01:12 | 映画祭 | Trackback | Comments(0)
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