「つぐない」

a0051234_19363183.jpg「Atonement」2007 UK/フランス
小説家を夢見る多感な少女のついた嘘により、運命に翻弄される若き恋人たちの姿を描く感動のヒューマン・ドラマ。
ロビーに「ラスト・キング・オブ・スコットランド/2006」のジェームズ・マカヴォイ。
セシーリアに「プライドと偏見/2005」「シルク/2007」のキーラ・ナイトレイ。
13才のブライオニーにシアーシャ・ローナン。
18才のブライオニーに「エンジェル/2007」のロモーラ・ガライ。
老年のブライオニーに「いつか眠りにつく前に/2007」のヴァネッサ・レッドグレイヴ。
ロビーの母親に「プライドと偏見」のブレンダン・ブレッシン。
監督も「プライドと偏見」のジョー・ライト。
脚本はクリストファー・ハンプトン。
原作はブッカー賞作家イアン・マキューアンのベストセラー小説“贖罪”。
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1935年、イングランド。広大な敷地に建つタリス家。次女のブライオニー(ローナン)は小説家になるのが夢で、一遍の戯曲を書き上げ帰省する兄と友人をその劇で歓迎しようと躍起になっている。一方で長女のセシーリア(ナイトレイ)は兄妹のように育った使用人の息子ロビー(マカヴォイ)を愛していると感じ始めていた。ブライオニーもまたロビーに淡い恋心を抱いていた。
しかしある出来事により嘘をついたブライオニーのせいでロビーは逮捕され、刑務所へ収監された後最前線へと送られてしまう...
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英国のブッカー賞を受賞したというベストセラー小説を読みたくなる。
映画でもストーリーは堪能出来るが小説には適うまい。
生キーラ・ナイトレイって気分屋のわがまま現代娘のイメージがあるのだが、一度スクリーンに姿を現すと時代物が似合う。端正な、以外にクラシックなイメージの顔のせいだろうか?
この作品はあれこれ語らずスクリーンに釘づけで大悲恋物語を堪能したい。
こういった映画を観ると、物語に入り込んでしまってラストを迎えても席を立つのが辛い...
物語を盛り上げているのはバックに流れる音楽の存在が大きい。おまけにあの屋敷、それを取り巻く庭...soooooooo beautiful!
オークションに賭けられたという記事もあったが、キーラの纏う緑のローブが素晴らしく美しい。
「ラスト・キング・オブ・スコットランド」でもアミン大統領に翻弄される青年医師役を素敵に演じていたが、ジェームス・マカヴォイって良い俳優だなぁ。
“ダンケルクの戦い”でも有名なフランスの港ダンケルクに集まった30数万人の英仏軍の兵士たち。ロビーが入ったバーで映画が上映されておりスクリーンに映し出される俳優(ジャン・ギャヴァン&ミシェル・モルガン)のキスシーンが画面一杯に広がる。そこにロビーの姿がかぶり...あの演出はニクいの一言。
18才のブライオニーを演じたロモーラ・ガライはキーラ演じるセシーリアよりもかなり若い設定なのだが、ロモーラ・ガライ(実年齢でも年上)が妹に見えなくてちょっぴりミスキャストかな?「エンジェル」のイメージが残っているからなおさらかも知れない。
この作品の出演者は英国人ばかり。ただ一人、少女ブライオニーに選ばれたアメリカンのシアーシャ・ローナン。空想の世界に生きる多感な少女役が似合っている。
日比谷シャンテにて...
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by margot2005 | 2008-04-22 21:06 | UK | Comments(2)
Commented by なな at 2008-07-22 23:23 x
こんばんは
美しい映画でしたね~。この時代(1930年ごろ)の女性のファッションって
ふわふわした透けるワンピースとかブラウスとか,とてもフェミニンで,好きです。
英国の上流階級の品格と美しさが満載の館や調度品や壁紙の美しさもため息ものでした。
ジェームズ・マカヴォイがいちばんよかったかな。
もう可哀そうで,可哀そうで,彼が(そんな役がよく似合うお顔ですね)
原作も格調高い文体で,読み応えありますよ。
Commented by margot2005 at 2008-07-27 19:38
ななさん、こんばんは!
スーパー級カメレスお許しくださいまし。
映像が素晴らしく美しかったですね。
その美しい景色に女性たちの美しいファッションが映えて素敵でしたわ。
フェミニンなワードローヴがお好みのななさんにはたまらなかったかもですね?時代と共に女性のファッションも多様化で、こういったファッションを着回す女性も最近は少なくなったかと思えます。
ジェームズ・マカヴォイは「ラストキング・オブ・スコットランド」もgoodでしたが、このマカヴォイは素晴らしかったですね。ファンになりました。
原作読まれたのですね。やはり映画は原作には適わないですものね。
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