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「大いなる陰謀」

「大いなる陰謀」_a0051234_2311780.jpg「Lions for Lambs 」2007 USA
「スパイ・ゲーム/2001」「二重誘拐/2004」のロバート・レッドフォード。
「プラダを着た悪魔/2006」「いつか眠りにつく前に/2007」のメリル・ストリープ。
「M:i:III/2006」のトム・クルーズ。
三大ハリウッド俳優共演の戦争をテーマにしたヒューマン・ドラマ。
監督はロバート・レッドフォード。

「ザ・シューター/極大射程/2007」のマイケル・ペーニャ、と「輝く夜明けに向かって/2006」のデレク・ルークが志願兵を演じている。
大学生トッドにアンドリュー・ガーフィールド。
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ワシントンD.C.、次期大統領を狙うやり手の上院議員アーヴィング(クルーズ)はベテラン、ジャーナリストのジャニーン(ストリープ)を執務室に呼び自らの“対テロ戦争”の新作戦を主張する。
カリフォルニア大学の歴史学教授マレー(レッドフォード)は教え子トッド(ガーフィールド)を呼び出し、志願してアフガニスタンの戦場に行った二人の優秀な学生の話を語り始める。
アフガニスタンに送り込まれ、最前線で戦う志願兵アーネスト(ペーニャ)とアーリアン(ルーク)。二人はマレー教授の教え子であった。
同時刻に、ワシントンD.C.、カリフォルニア、アフガニスタンで行われ、語られる模様をシーンを変えながら進んで行く。
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マレー教授は、頭脳優秀なトッドに、講義にも出ずなぜ勉学に集中出来ないか詰問し、成績優秀で大学院にも入れるヒスパニック系のアーネストと、アフリカン・アメリカンのアーリアンが戦場行きを選んだ事実を語る。マレー教授は二人が志願兵となって最前線に行った事に苦悩していた。
上院議員とのインタビュー記事をオフィスに持ち帰ったジャニーンは、早く記事にしろと急かされるが、議員の話した事実が納得できず上司に抵抗する。
ジャニーンが家路(多分)へと急ぐ車の窓から眺める多くの戦没者が眠るアーリントン墓地。
彼女はどのような気持ちでこの風景を見ていたのだろうか?
何処までも続く白い墓標が映し出されるシーンは目に焼き付く。

マレー教授、ジャーナリストのジャニーン、大学生トッド。3人の心情は伝わって来るが、なにせ“戦争放棄”の国日本人にとってかなり他人事の話。さらにドキュメンタリーのように描かれ映画としてはちょっと面白くない。
ラスト、友人とTVニュースを見ているトッドの場面でいきなりエンディングを迎えるが、無気力、無関心を決め込んでいた彼は立ち上がる気持ちになったのだろうか?
このラストがこの映画の全てを語っているように思える。
スーパー級のハリウッド俳優を3人起用した作品ながら、アメリカ本国でもあまり支援されなかった模様TOMATOMETERは27%
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ロバート・レッドフォードは大好きな俳優であり、素晴らしい監督であるが、これはちょっと頂けなかった。彼の作る世界は「リバー・ランズ・スルー・イット/1992」を始めとして、とても映像が美しく、物語も素晴らしく引き込まれる作品ばかり。
これはちょっとばかしレッドフォードらしくない映画だなぁと私的に感じてしまう。
俳優人...タカ派の上院議員役トム・クルーズはぴったりの役柄。
要介護の母親を抱えた57才のジャニーン役ストリープもそのものズバリの適役。
レッドフォードはどんな役を演じても素晴らしい俳優。彼って現実でも説得力ありそう。
レッドフォードが出演した「大統領の陰謀/1976」を思い出したかのような邦題...映画の中で“ウオーターゲート事件”の話が登場する。原題“Lions for Lambs ”の意味合いはマレー教授がトッドに話して聞かせる場面で理解出来る。
ワーナー・マイカルにて...
by margot2005 | 2008-04-19 23:30 | USA | Comments(6)
Commented by JT at 2008-04-20 23:14 x
トム・クルーズの、”イエス オア ノー” のフレーズでがんがんPRしてましたが、なるほど、そういう作品なんですか。
レッドフォード監督と聞いて触手が動いたのですけど、いまひとつのようでしたねー
私も監督の作品は、荒々しくなくて嫌いじゃないんですけど、こういう作品は向いてないのでしょうか?
最近彼の名前をきくとサンダンス映画祭のことが頭に浮かびます。
ハリウッドメジャーっぽい作品よりも、しっくりみせてくれる映画の方があってるような気がしますが、勝手な思い込みですね(笑)
Commented by margot2005 at 2008-04-21 22:27
JTさん、こんばんは!
トムの“Yes or no?”は予告ではインパクトありましたね。でもあれって一瞬で、以外にソフトな口調なんです。
予告では戦争について余り語られてなかったように感じましたが...
レッドフォード映画ってじっくり見せてくれるイメージがあるんですよね?なぜか?
見た後でレッドフォードが語りたかったことは良くわかるんですが、映画的にはつまらないかもですね?
サンダンス=レッドフォード...次回は味のある映画を作って欲しいと期待しておりますわ。
Commented by はっち at 2008-05-01 22:14 x
コメントどうもでした~♪
>なにせ“戦争放棄”の国日本人
この映画、日本でウケない理由はココにも原因の一つがありますよね?

ボクは、今のアメリカ大統領のファミリーが嫌いなので、こういった描き方の
映画歓迎なんですけどねぇ~♪
彼女には、ちょっとつまらなかったらしい。まあ、感じ方はイロイロですから!
Commented by margot2005 at 2008-05-02 23:31
はっち さん、こんばんは!
やはりTB届かないですね??
>今のアメリカ大統領のファミリーが嫌い...
同感ですね。私も好きじゃないです。
映画としてはつまんないかも知れないですが、レッドフォードは上手いですね?コレを観たアメリカン何人かは何らかの形で行動を起こしたかも知れません。
次回は彼女が満足される映画にご一緒されるよう願います。
Commented by なな at 2008-05-04 23:31 x
こんばんは
記事が書きにくくて~~,4日間くらい放置状態の作品。
無理やり書いたけど,実は私も「他人事」すぎる悩みを打ち明けられた気分で
おも~い雰囲気は伝わってきたものの,心から共感はできなかったりしてね。
でも,レッドフォードの持ち味の誠実さは伝わってきたような・・・?
本国でも不評だったのかぁ・・・トムちん,がっかりしただろうな~
Commented by margot2005 at 2008-05-05 21:01
なな さん、こんばんは!
無理やり書かれましたか?
心から共感するのは難しいですね?アメリカンじゃないし...
しかし、レッドフォードさんの思い入れは伝わりました。
トム・クルーズ似合ってましたねタカ派の議員役。
興行的に売れる題材じゃないから仕方ないかもです。
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