2008年 03月 18日
フランス映画祭2008...「食料品屋の息子」
「Le Fils de l'épicier」...aka「The Grocer's Son 」2007 フランス“決まった仕事に就かないアントワーヌの運命を動かしたのは、借りたお金と小さな約束”という解説が付いた素敵なヒューマン·ドラマ。
主演のアントワーヌに「サン・ジャックへの道/2005」でアラブ人青年サイッドを演じたニコラ·カザレ。
アントワーヌの女友だちクレールにクロティルド·エスム。
アントワーヌの父親に「あるいは裏切りという名の犬/2004」のダニエル·デュヴァル。
母親にジャンヌ·グピル。
監督はエリック·ギラド。
リヨンでウエイターをするアントワーヌ(カザレ)は30才。ある日、父親が倒れた知らせを受け病院へ駆けつける。
両親は田舎で食料品店を営み、母(グピル)は店番、父(デュヴァル)はトラックで移動販売をしていた。
母親を手伝うためアントワーヌは友人のクレール(エスム)を伴って10年ぶりに帰省する。
クレールはスペインに留学するため“バカロレア”を取得しようと勉強中だった。
クレールのため母親からお金を借りたアントワーヌ。しかし、クレールのことが好きなアントワーヌは彼女をスペインに行かせたくない気持ちでいっぱいだった...

地味な作品ながら、私的にはとても素晴らしい作品だった。
定職に就かない不器用なアントワーヌがクレールに助けられ新しい道を歩み始める。
そして終盤では頑固な父親や、仲が悪かった兄とも心を通わせ、未来に向かって生きて行こうとするアントワーヌがとてもとても素敵に映る。
アントワーヌ役のニコラ·カザレは中々チャーミングなフランス俳優。昨年のフランス映画祭で上映された「Pars vite et reviens tard / 逃げろ!いつか戻れ」に出演している。今だ一般公開されていないのが残念。
食通の街リヨンが県庁所在地となる、フランス東部のローヌ県アルプ地方で撮影された景色がBeautiful!
この日、夕方から夜にかけて都心はじゃじゃ降り。ビル風が舞う六本木は雨、嵐(オーバー)状態。演壇に立ったエリック·ギラド監督は、“雨の中たくさんの人々が観に来てくれて感謝しています。”と嬉しそうに語っていた。
TOHOシネマズ六本木ヒルズにて...


