「そして、デブノーの森へ」

a0051234_2041686.jpg「Sotto falso nome 」...aka「Under a False Name」「Strange Crime」「Le Prix du désir」 2004 フランス/スイス/イタリア
主演の偉大なる作家ダニエルに「隠された記憶/2005」「N-私とナポレオン/2006」のダニエル・オートゥイユ。
彼と出会う謎の美女ミラにシャネルのモデル、アナ・ムグラリス。
ダニエルの妻ニコレッタに「フライト・プラン/2005」のグレタ・スカッキ。
ニコレッタの息子ファブリッツィオにジョルジョ・ルパーノ
ダニエルの友人ディヴィッドに「ミュンヘン/2005」のミシェル・ロンズデール。
監督、脚本はイタリア人のロベルト・アンド。

突然現れた謎の美女に人生を狂わされてしまう著名な作家の運命を描いた官能ドラマ。
昨年の夏に渋谷で公開された。観に行きたぃ!と思っていたが行けず...DVDで観る事が出来た。しかし早いなぁDVDになるの...と思いきや2004年作品で納得。
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ポーランド系ユダヤ人のダニエル(オートゥイユ)はセルジュ・ノヴァクというペンネームを持つ、世界的に著名なベストセラー作家。しかし彼の出生や生い立ちは謎に包まれていた。
ある日、ダニエルは義理の息子ファブリッツィオ(ルパーノ)の結婚式に向かうためイタリア、カプリへと向かう。フェリーに乗ったダニエルは、ミラ(ムグラリス)という謎の美女と出会う。
若い女が好きなダニエルはミラに心奪われ、ミラに誘惑されるがまま一夜を共にする。
そして妻ニコレッタ(スカッキ)が待つファブリッツィオの結婚式に現れたダニエルは、祭壇で結婚を誓うファブリッツィオに寄り添うブライドの顔を見て唖然とする。彼女は昨夜一夜を共にしたミラだった。
結婚式の後、ニコレッタ、ファブリッツィオ、ミラと揃った食卓でダニエルはミラがポーランド出身であることを知る。そこは彼の故郷でもあった。
ニコレッタより、ミラをアシスタントにしてはもらえないかと依頼される。断るダニエルだったが、結局ミラはダニエルの作業場に訪ねてくる。又してもミラの誘惑に負けてしまうダニエル。
同じユダヤ系ポーランド人で、イディッシュ語を話す事が出来るミラをもはや拒絶することは出来ないダニエルだった...
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ミステリアスな役を演じたアナ・ムグラリスは美しく、神秘的でぴったりの役だが、ダニエル・オートゥイユはこういった役よりコメディが似合う俳優。
ハリソン・フォードと共演した「推定無罪/1990」etc.ハリウッド映画に多々出演していたグレタ・スカッキはイタリア出身女優。彼女のヨーロッパ映画は初めて観た気がする。
ヨーロッパ出身でハリウッド女優と化した女優たちの多くは、出身国のヨーロッパ映画で素敵に見えるのだが、世界中に配給されるハリウッド映画に出演するってやはりメジャーになるためには必要不可欠なのかもしれない。
この映画の予告を観た時、中年の男と若くて美しい女のめくるめく官能の世界...のイメージがあった。単なるラヴ・ストーリーにダニエル・オートウィユが出演するなんて、と思っていたら、やはり単なるラヴ・ストーリーなんてものじゃない。
この映画を観て思い浮かべたのは、ジェレミー・アイアンズ&ジュリエット・ビノシュの「ダメージ/1992」かな?
中年男って若い女性に弱いのかな??のお決まりストーリー。
イタリア、カプリを始めとして、スイス、ジェネーヴ、レマン湖に建つ館や、ポーランド、クラコウで撮影された景色がBeautiful!
原タイトルはイタリア語で“偽名の下で”という意味。
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by margot2005 | 2008-01-26 23:33 | フランス | Comments(8)
Commented by JT at 2008-01-28 20:43 x
こんばんはー、今日も寒いですね~

>中年男って若い女性に弱いのかな??のお決まりストーリー。

作品としては、もうひとつという感じだったのでしょうか?
景色は素晴らしかったようですが・・・
グレタ・スカッキがヨーロッパに戻って本来の魅力を発揮したとのこと、
ほんと、俳優も監督も、一度ハリウッドに出て戻ると素敵だったり、
味のある作品を作ったりしますよね。
Commented by fizz♪ at 2008-01-29 09:24 x
margotさん、こんにちは~
私も(いつものことですが)DVDで観ました。
その「友人」の真相が知りたくて、サスペンスにドキドキしながら観てましたが
margotさんの文章で、景色の美しさを思い起こしました。
そう言えば、それぞれ趣の違うヨーロッパでしたね!
ダニエル・オートゥイユのりコメディ好きです。
『メルシー!人生』や『八日目』も好きな作品です。
彼の『~の犬』を今度観てみようと思っていたところですが
いかがでしたでしょうか?…
Commented by margot2005 at 2008-01-29 21:26
JTさん、こちらにもこんばんは!
今年は寒いですね!昨年はこれほど寒さを感じなかったのですが...
さてこの作品。ファム・ファタール ミラ役のアナ・ムグラリスは素敵でしたわよぅ!
しかし映画は「ダメージ」のように思い切り官能ドラマにするか、思い切りサスペンス、リヴェンジ・ドラマにするかどちらかにして?と感じました。
ちょいと中途半端なストーリーでしたわね。
グレタ・スカッキさん良い味出してましたね。
おっしゃるようにヨーロッパの監督もそうかもですね?
ハリウッド帰りが良き味となるのでしょうか??
Commented by margot2005 at 2008-01-29 21:46
fizz♪さん、こんばんは!
ご覧になっていたのですね?
冒頭に「友人」の写真登場してましたよね?
どう展開していくのか読めない作品で引き込まれはしたのですが、ミラとダニエルのラヴ・シーンは多過ぎたようにも思えました(それが売りの映画にしないで欲しかったなぁ)。
ラストはあっけなく終了でveryフランス映画でしたわ。
ラスト、最初訳が解らず、戻して今一度見てしまいました。
ヨーロッパ映画を見るのは、映画に登場する景色を堪能出来るのも観る要因の一つだと思います。
カプリの海や、スイスの明るい湖畔と、ポーランドの薄暗い森の対比が印象的でした。
「隠された記憶」で苦悩する彼も中々良かったですが、オートゥイユは私的にコメディが似合う俳優と決めちゃっているかもしれません。「あるいは〜」は刑事ドラマで私はお気に入りに入れちゃっております。機会があればご覧くださいまし。

Commented by fizz♪ at 2008-01-30 22:49 x
margotさん、再びお邪魔します。
ありがとうございました。「あるいは~犬」、観てみます~

>それが売りの映画にしないで欲しかったなぁ
同感でした! 私も謎の女のサスペンスとダニエルの苦悩(生い立ちや友人との関わりなど)をもう少し描いてほしかった気がします。

>映画に登場する景色を堪能出来るのも観る要因の一つ
本当にそうですね~ 実際に訪れた風景だとまた格別でしょうが、
スクリーンの風景を見ていると、行きたくなりますね!
今作はあの海のシーンが眩しいくらい明るくて、寒い日本で見ていると羨ましかったです(笑)
他の景色もそれぞれ雰囲気が違っていて、それぞれとても素敵でしたね。
Commented by margot2005 at 2008-01-31 01:12
fizz♪さん、こんばんは!
やはりそうですよね?官能映画として宣伝されていたのはマズかった気がします。
ダニエルの生い立ち描かれなくて、ポーランドの父親が登場しただけでしたものね。でも思い返してみると、謎に包まれた生い立ちというのが設定なのであえて描かなかったのかなぁなんて気もしますが...

フランス人(ヨーロッパ人)がジャポニズムに憧れるようにジャポネの私はフランスを始めとしたヨーロッパに憧れますね。
ヨーロッパ行きたい病が再燃して来ました。どうしましょう??
Commented by とんちゃん at 2008-05-04 09:54 x
margot2005さん、こんにちは☆
この作品、何故かとっても惹かれてしまい、わからない点が多くて
何度も見返したのですが、それでもわからず大変疲れました^^
何とかUPしたものの、的外れです。
それでも、私はこれでこの映画とお別れができると思うと
安堵感に今、浸っています(笑)
Commented by margot2005 at 2008-05-05 20:49
とんちゃん、こんばんは!
そうですね。私も惹かれまして見ました。
フランス映画って難解な作品がありますが、これも良く解らなかったですね。確かに消化不良に陥る映画かも??
今一度見たい衝動に駆られてますがwowowにかかるのを待ちますわ。
お疲れさまでしたね。
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