2007年 12月 20日
「エンジェル」
「Angel」2007 UK/ベルギー/フランスUK人(故人)エリザベス・テイラーの小説“Angel”を元に「ぼくを葬る/2005」のフランソワ・オゾンが作ったメロ・ドラマ風文芸作品。
主演のエンジェルに「ダンシング・ハバナ/2004」でヒロイン、ケイティ役を演じたロモーラ・ガライ。
ガライは「タロットカード殺人事件/2006」でヒロインの友人ヴィヴィアンを演じている。
エンジェルと出会う画家のエスメに「300/2007」のドイツ出身俳優マイケル・ファスベンダー。
エンジェルの小説を出版するセオ・ギルブライトに「ピアノ・レッスン/1993」のサム・ニール。彼の妻ハーマイオニーに「スイミング・プール/2005」「家の鍵/2004」のシャーロット・ランブリング。

食料品店を経営する母(ジャクリーン・タング)と二人暮らしのエンジェル(ガライ)は上流階級に憧れる16才の夢見る乙女。
学校をさぼっては小説を書きため、ある日完成した小説をロンドンの出版社に送る。
待ちに待った出版社からの手紙が届きロンドンへ向かうエンジェル。
彼女を出迎えたのは出版社のセオ・ギルブライト(ニール)。
彼に小説の一部分を書き直してくれと言われたエンジェルだが、“一行たりとも書き直しはしません!”と言い放ち立ち去る。だが、エンジェルの小説の素晴らしさに惚れ込んだギルブライトは、その夜エンジェルを自宅のディナーに招き妻ハーマイオニー(ランブリング)に紹介する。
礼儀も作法も知らない貧しい家に育ったエンジェルに不快感を覚えるハーマイオニー。
しかしながらエンジェルの小説は出版され本屋に並び始めついにベスト・セラーとなるのだった...

フランソワ・オゾン映画は、21世紀になってから公開された「まぼろし/2001」「8人の女たち/2001」「スイミング・プール/2003」「ふたりの5つの分かれ路/2004」「ぼくを葬る/2005」までシアターで観て来た。
しかし、20世紀に作られたオゾン映画は1本も観てないのでなんとも言えないが、これはオゾンっぽくないなぁと感じた一作。
物語が盛り上がる際、大々的にbackmusicが流れ...過去のイタリア製メロ・ドラマの雰囲気。これってオゾン監督のテイストなのかな?と思った。でも映画にマッチしていてgood。
ヒロイン、エンジェルを演じたロモーラ・ガライは中々キュートで適役。「ダンシング・ハバナ」でディエゴ・ルナ相手にダンシング、ダンシングのシーンは素晴らしかった。
エンジェルの短い人生の中で愛し続けたエスメ役のファスベンダーはドイッチェって顔のSexyイケメンだが、この作品では陰が薄い...
オゾン映画2本でヒロインを演じているシャーロット・ランブリングと、「ジュラシック・パーク/1993」でおなじみの、サム・ニールの存在感が大きいなぁと感じる。
オゾン作品てことで...予告もさんざん観たしで...かなり期待して観に行った。
これって女性が監督したの?のノリの女性映画で、ゲイであるらしいオゾンってやはり女性の気持ちが解るのかなぁなんて感じる、感じる。
日比谷シャンテにて...

毎度、多様なテイストの作品を見せてくれるオゾンですよね。
こんなにゴージャスコスプレものは初めてかと思いますが、ストレートのようで遊び心も感じられて見ごたえありましたー。
どの世代の女性を描いても、確かなものがありまする。
なんとなく、 びみょ~な 感じだったみたいですね。
作品としては良かったけどオゾン監督らしくなかったって感じでしょうか?
おっしゃるように予告編を何度も観たときにオゾン監督が扱う題材なのかなとは思ってましたが・・・「ぼくを葬る」の次の作品なので、人生を全うするような作品(なのかな?)を描きたかったのかも。
彼らしいところは、女性の心理を良く掴んでいるところなんですね。了解!
コスプレものとしてはゴージャスでしたね。
ただストーリー的には期待しすぎたせいか...今一つでしたわ。
でも女性ものを描くのが上手いオゾンて??であります。
いや作品としても私的にはあまり...感動とは程遠かった気がします。
出演陣は中々良かったのですがねぇ??なぜなのでしょう?
「ぼくを葬る」がすっごく良かったので、コレはちょっと??
とりあえず人生を全うするという作品ではないです。
しかし女性の心理は確かにつかんでますね。その辺の所はスゴイと思います。

