2007年 08月 02日
「みえない雲」
昨年の12月にシネカノン有楽町で公開されていて、観に行きたかったのだが...やはり行けなかったドイツ映画。
レンタルDVDになっているので観る事が出来た。
ドイツでベスト・セラーとなった小説の映画化ということ。
コレが実話だったら恐ろし過ぎる...
原発事故により放射能という見えない恐怖に振り回される市民のパニックの中で、愛し合う高校生パウラとエルマーの運命を描くヒューマン・ドラマ。
主演の二人の高校生が、とてもキュートなパウラ・カレンベルク&フランツ・ディンダ。
二人はそれぞれ1986年、1983生まれで、フランツの高校生はちょっと無理があるが、パウラはとってもチャーミング。
監督はグレゴール・シュニッツラー。
原作はグードルン・パウゼヴァングの“みえない雲”。
高校生のハンナ(カレンベルク)は母親と幼い弟ウリー(ハンス・ラウリン・バイヤーリンク)の3人暮らし。
ある日、科学/光合成の授業で質問に答えられなかったハンナを助けたのは、リッチな親を持つ転校生エルマー(ディンダ)だった。互いに気になる存在となった二人は人気のない教室でキスを交わす。しかしその直後原発事故を伝える警報が教室に鳴り響いた。エルマーはハンナを抱きしめ、家に迎えに行くと告げる。しかしエルマーを待てないハンナは仕事で出かけた母を案じながら、幼い弟と家を後にする。隣人は全て非難した後だった。やがて放射能を帯びた不気味な雲が空に姿を現す...
1985年に旧ソ連チェルノブイリで起きた原子力発電所事故。その後に書かれた小説であるそうだ。ヨーロッパに近いチェルノブイリは、当時ヨーロッパ諸国にも影響を及ぼしたように記憶する。
とにかく原発の事故がこんな形で起きたら誰もがパニックになるであろう。
上にも書いたが、単なるパニック映画ではなくこれはLove Storyでもある。
被爆後収容されたハンナの病院を訪ねるエルマー...この後はネタバレで書く事は控えるが、ラスト二人の姿(生きるということ)には感動を覚える。
何度も予告観たが観に行けなくて...しかしこれも是非シアターで観たかった作品。
“also known as” は“~としても知られる”の意味ですね。
ネットで知った略語です。
ASAから朝日新聞連想??一緒に笑いましょうか??