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「バベル」

a0051234_23463838.jpg「Babel」USA/フランス/メキシコ
タイトル“バベル”とは旧約聖書“バベルの塔”に由来する。
モロッコ、サンディエゴ(USA)、メキシコ、東京(日本)と、4つの地域で物語は同時進行する。
とにかく話題満載映画で、予告も何度も、何度も観て...でもやはりスゴイ映画だった。
監督は「21グラム/2003」のメキシコ出身アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。
彼の「21グラム」は観たが「アモーレ・ペレス/ 1999」は未見。機会があれば観てみたい「アモーレ・ペレス」。
「21グラム」の監督という事で、この映画も暗いのではないかとイメージしていたが、それほどでもなく...いやとにかくスゴイ映画で感動してしまった。
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モロッコに旅行中のアメリカ人夫婦リチャードとスーザンに、ブラッド・ピット「Mr.&Mrs.スミス/2005」と「エリザベス/1998」「ヴェロニカ・ゲリン/2003」のケイト・ブランシェット。
リチャード夫婦の子供たちの乳母アメリアにアドリアナ・バラーザ。
アメリアの甥サンチャゴに「キング 罪の王/2005」のガエル・ガルシア・ベルナル。
東京に住む、母を亡くした少女チエコに菊地凛子。チエコの父ヤスジローに役所広司。
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ある出来事をきっかけに、離れそうになった絆を取り戻そうと、二人っきりでモロッコにやって来たアメリカ人夫婦、リチャード(ピット)とスーザン(ブランシェット)。
羊飼いの少年が発砲した銃弾が、二人を乗せた観光バスの窓ガラスを一撃する。そして、その銃弾はスーザンの肩に命中していた。
一方で、サンディエゴに残して来たリチャードとスーザンの子供たちマイク(ネイサン・ギャンブル)とデビー(エル・ファニング)の乳母アメリア(バラーザ)の元へ、モロッコにいるリチャードから電話がかかる。アメリアは母国メキシコで息子の結婚式に帰郷する予定だったが、二人の子供たちを預けるあてもなく、メキシコに連れて行くはめになる。
アメリアを迎えに来た甥サンチャゴ(ベルナル)は、アメリカ人の子供たちをメキシコに連れて行くことにためらいを見せるが...
また一方で、東京麻布の高層マンションに住む聾唖者であるチエコ(菊池)は最近母を亡くしたばかり。母の死因は自殺であった。父親ヤスジロー(役所)とはぎくしゃくした毎日。おまけに聾唖者であるが故に化け物扱いされたチエコは満たされない日々に苦悶する。
やがて、モロッコで起きた発砲事件のライフルは、かつてヤスジローが所有していたと言うことが判明する。
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それぞれのエピソードが上手く繋がって...いやホント上手く繋げたなと感嘆する。
リチャードとスーザン夫婦を演じたブラッド・ピット&ケイト・ブランシェットのコンビが滅茶ナイス!
ブラッド・ピットという俳優は年月を経るごとに素敵な俳優になっていく。
目のあたりに出来たシワと白髪のブラッド・ピットってかなり素敵なんだが...
彼のファンになったのはロバート・レッドフォードが監督した「リヴァー・ランズ・スルー・イット/1992」以来で、ブラッド映画は殆ど観ているかと思える。
この作品では二人の子供の父親役。
モロッコから電話で息子と話すシーンにはジーンと来る。
ガエル・ガルシア・ベルナルと言う俳優にもスゴイ!ものがある。彼の作品も多々観ているが、それぞれの作品で、それぞれにかなりな存在感ありで、やはりスゴイ俳優なのかな...なんて思ってしまう。
ケイト・ブランシェットは大好きな女優の一人で、どんな役を演じても素晴らしい!
オスカーにノミネートされた菊池凛子、高校生には見えなくて困ったが、オーラのある女優だなと感じる。今後の彼女に期待したい!
高層ビルが林立する夜の東京の街の映像が美しい!
見慣れた渋谷の街も、映像で観るとなんとなく美しく感じるのはなぜ?
今日、たまたま渋谷で映画を観て、この映画の”Sibuya”を思いだした。
エンディングに流れるギター曲も物語の余韻に浸れて素晴らしい!
日比谷スカラ坐にて...
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by margot2005 | 2007-04-29 23:57 | USA | Comments(8)
Commented by claudiacardinal at 2007-04-30 16:50 x
こんにちわ。早速ご覧になられましたね。ブラピって歳をとる毎によくなってきますね。付き合う女によっても結構変わる??とにかく私はこの映画での凛乎ちゃんの存在感というのに圧倒されました。これからどう変化していくのが楽しみです。ベルナルもケイトブランチェットもバラーザも役所広司も皆個性の強い俳優なんだけど、それらが美味く調理されていました。やっぱこれはアレハンドロの力量ですよね。そういえばもうすぐカンヌですねぇ、楽しみです。
Commented by margot2005 at 2007-04-30 22:35
CCさん、こんばんは!
ずっと楽しみにしておりまして初日に観てまいりました。
ブラッドは年々素敵になっていって、将来はレッドフォードのような俳優になりそうですね?同居人アンジーが良いのかしら??
凛子ちゃんの存在凄かったですね。
そうそうベルナル、ブランシェットほか皆さん個性的な俳優たちで、それぞれの個性が終結して素晴らしい作品となったようですね。
メキシカンのバラーザは「アモーレ・ペレス」に出演しているんですね?
アレハンドロは素晴らしい監督です!
カンヌですか?リポート楽しみにしています!
東京ではイタリア映画祭が始まりました。昨日一本観まして、この後も数本観る予定ですわ。
Commented by J.T. at 2007-05-10 23:34 x
>ケイト・ブランシェットは大好きな女優

と、聞いて嬉しくなりました!私も大好きなんですよ。
砂漠の中のブラビとケイトの夫婦は、とてもしっくり来てました。Mr.&Mrs. スミスのアンジーとの夫婦よりも、しっくりくるツーショットだったなぁと思ってます(笑)
そうそう、アモーレス・ペロスは秀作です。少し荒削りだなと感じるところはありますが、なかなか味わいのある映画でしたよ。私がアレハンドロという凄い監督とであった映画です。
Commented by margot2005 at 2007-05-11 20:55
J.T. さん、こんばんは!
ケイト・ブランシェット素敵ですね。
彼女は女性から見ても素敵な女性と感じる存在だと思います。
そうそうアンジェリーナよりケイトとのコンビが似合うかもですねブラピは...
アモーレス・ペロスはDVDレンタルしてこようと思っておりますの。
やはりアレハンドロはスゴイ監督なのですね?
そういやJ.T.さんの所へTB出来ないようなんです。とりあえず懲りずに今一度飛ばしてみますね。
Commented by J.T. at 2007-05-11 23:09 x
トラックバックできなくてごめんなさい。
きっと、スパムのトラックバック防止策の設定のせいだと思います。
はずしておきますので、もう一度試してもらえますか?
よろしくです。
Commented by margot2005 at 2007-05-13 00:38
J.T. さん、ありがとうございました。
これからじゃんじゃん飛ばさせていただきます。
Commented by 紫の上 at 2007-05-13 17:57 x
皺が見え、白髪が目立った、格好良くないブラピがとっても良かったです!
なぜ、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされなかったか?不思議に思ったのですが・・・。
またノミネートされた3人の女優さんたちもガルシア君もそれぞれがきちんとそれぞれの分野を演じていたと思いました。
重い内容ながら、とっても見応えのある作品でしたねっ!私は結構気にっています。
ブラピ作品は私もあの「リバーランド・スルーイット」を見てとっても新鮮に思えました。あのときはジェームス・ディーンの再来と言われたそうですが、私はどちらかというと、彼よりもロバート・レッドフォードに近いのでは?と思ったものです。
渋谷や新宿は時々訪れる馴染みの場所ですが、映画で見るとまた新鮮ですよねっ!
東京の夜景も綺麗で、あの高層ビルが現代のバベルの塔では?と思いましたが・・・。
Commented by margot2005 at 2007-05-14 23:58
紫の上 さん、こんばんは!
若い時より今のブラッドが好きですね。年を重ねるごとに素敵な俳優になっていきますね。ファンとしては嬉しい限りです。
この作品は中々良かったですね。日本人俳優が出演していなければ単館系公開映画となったでしょうが...
初日に観ましたが、大きなシアター満席でした。
ブラッド・ピットは決してハンサムな顔じゃないので、ジミーにもレッドフォードにもかないませんが、なんか男の色気があるというのか、ゲイのファンも多いみたいですし...
3人の女優さんはそれぞれに素晴らしかったです!
そうそうわたしも東京のビル、あれってバベルの塔だと感じました。
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