「キングス&クイーン」

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「 Rois et Reine」...aka「Kings and Queen」2004 フランス
監督、脚本はアルノー・デプレシャン。ヒロイン、ノラにエマニュエル・ドゥヴォス。ノラの二番目の恋人イスマエルにマチュー・アマルリック「ミュンヘン/2005」
マダム・ヴァッセにカトリーヌ・ドヌーヴ「ロバと王女/2003」
監督デプレシャンもヒロイン、ドゥヴォスも知らなくて、彼らの初めての作品であった。
末期ガン患者の父親を介護するノラ。誰かの陰謀で精神病院へ収容されてしまうイスマエル。この二人を主人公に展開される2時間半ドラマ。フランス映画お得意の、とてもとても重い、暗い人間ドラマだが、喜劇的な場面を織り交ぜながら、ラストはとても素敵であった。IMDbによるとコメディ・ドラマとなっている。
膨大な台詞を喋りまくる俳優て、凡人にはとても出来ないな?といつも思う。基本的にフランス映画って台詞で構成されているので、どの作品も台詞が多いが、コレは本当に膨大な台詞で、脚本かなり分厚いのではないかと想像した。
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35才のノラ(ドゥヴォス)は一番最初の恋人と死別し、二番目の恋人とも数年で別れ、今、三度目の相手ジャン・ジャック(オリヴィエ・ラヴルダン)と交際中。彼女はパリで画廊を経営する女実業家である。ある日、父親ルイ(モーリス・ガレル)の誕生日プレゼントを携え、グルノーブルを訪れる。ノラの一人息子エリアス(ヴァランタン・ルロン)は事故で亡くなった最初の夫ピエール(ジョアサン・サランジュ)との間の子供で、ノラの父親が育てていた。ルイは自分の身体の不調を、訪ねて来た娘に訴え、病院で検査を受ける。ルイの身体は末期ガンに侵されていた。どうすれば良いのか...今何処で何をしているのかも解らない妹クロエ(ナタリー・ブトゥフー)は当てにならない。一人途方に暮れるノラだが、父親の最期は家で迎えさせてやりたいと決心する。
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一方で、ノラ、エリアスと一時期暮らしていたヴィオラ奏者のイスマエル(アマルリック)。国税局から逃げ回り、自堕落な日々を送っている。あろう事か何者かの陰謀によって、ある日突然精神病院へ強制入院させられる。
映画では、エリアスが一番懐いているイスマエルに、養子にして欲しいとノラが病院へ頼みに行くシーン。それとラストシーン。この二つにノラとイスマエルを一緒に登場させている。
ノラの世界は果てしなく辛く、逃れ用がない。イスマエルの世界は閉鎖され、逃れようがないのだが、彼はそれを楽しんでいるようにも見える。
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エリアスの父親であるピエールをノラの妄想の中に登場させたり、過去の思い出として登場させているので、ピエールだけは若いままである。過去のシーンで、ドゥヴォスが20代を演じているのには少々無理があると思えたが...
エマニュエル・ドゥヴォスはそんなに美人でもなく、華やかな女優でもないのだが、とても存在感のある素晴らしいフランス女優だ。イスマエル役のマチュー・アマルリックは適役で素晴らしかった。短いシーンでしか登場しないが、病院のカウンセラー、マダム・ヴァッセ役のドヴーヴが相変わらず美しい。
フランスって、まさか合法な訳ないと思うのだが、ドラッグが良く登場する。タバコの感覚でコカインや、この映画ではヘロイン(インドシナの名残か...)と言う台詞も登場しびっくりする。
ヘンリー・マンシーニの名曲“ムーン・リヴァー”で始まり“ムーン・リヴァー”で終わるmusicがgood!
映画の解説によると、ノラはこれから戴冠(やっと巡り会った相手との結婚)に臨み、イスマエルは誤って精神病院に収容されてしまい廃位となる...“キングス&クイーン”。
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by margot2005 | 2006-06-29 23:55 | フランス | Comments(6)
Commented by charlotte at 2006-06-30 15:46 x
こんにちは!
margotさんがご覧になるのをお待ちしてましたよー。
ムーンリバーがしっとり流れてきて、心地良くなっちゃいました。
マチューが最高に面白くて惚れちゃいそうです。笑
しゃべりっぱなしでしたし、台詞は本当に膨大でしょうね。さすが俳優さんです。個人的には息子役の少年がとても将来が楽しみです。きっと色男になるに違いない!!笑

Commented by マダムS at 2006-07-01 07:02 x
7/16から 王妃が泣いて喜びそうなのが始まりますね!!
NHK「世界遺産フランス縦断の旅」 生放送~! 昨年のイタリアに続いて今度はフランス版のようです。 もうフランスは王妃にお任せ~でございますよ♪
さて、私も旅行前最後の映画レビュー ちゃちゃっと書きました。
膨大な台詞ですが、何故か惹き込まれますよね・・
帰ったら『リード・マイー・リップス』も観てあげてね~~♪
Commented by margot2005 at 2006-07-01 23:31
charlotteさん、こんばんは!“ムーン・リヴァー”良かったです!このマンシーニの名曲はメグ&ヒューの「NYの恋人」でも使われてましたね。やはり名曲中の名曲でしょうか?
マチュー映画この後観てみたいと思っております!!
エリアス役の彼のこの後に期待しませぅ...
Commented by margot2005 at 2006-07-01 23:34
マダムSさん!そうなんですか!!
泣いて喜ぶというよりHDDに入れなきゃ状態ですぅ!教えてくれてありがとう!!
「リード・マイ・リップス」はレンタルDVD 探しますね!!
Commented by CaeRu_noix at 2006-07-23 00:25
ぼんそわー。
上半期のmyベスト1作品です。
なので、がんばってちゃんとしたレヴューも書いてみましたー。
アルノー・デプレシャン、マチュー・アマルリック大好きですー。
こういう作品に出逢えるから、やっぱりフランス映画が好きなんですよねぇ。
margotさんの上半期ベストはどのあたりの作品でしょうー??

Commented by margot2005 at 2006-07-24 02:18
どうもCaeRuさんコメントありがとうございます!
上半期ベストですか...ブログをお持ちの皆様に比べて映画館に行く時間が余りないわたくしがコメントするのも申しわけない気がしますが...フランス映画は「美しき運命の傷痕」を皮切りに...「ぼくを葬る」「隠された記憶」「親密過ぎるうちあけ話」etc.どれも素晴らしかったですね。しかしながらマイ・ベストはイタリア映画の「13才の夏に僕は生まれた」でしょうか...
この「キングス&クイーン」も素敵な作品でした。
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