2006年 06月 07日
「ポセイドン」

監督は「トロイ/2004」のウオルフガング・ペーターゼン。出演はカート・ラッセル、ジョッシュ・ルーカス、リチャード・ドレイファス、エミリー・ロッサム、ジャシンダ・バレットetc.
前回の主人公はジーン・ハックマン演じる神父だが、本作ではカート・ラッセル演じる元消防士でNY市長でもあったロバートと、ジョッシュ・ルーカス演じるギャンブラー、ディランが主人公。


船長の言葉に疑問を感じたディラン(ルーカス)は、逆さまになったボール・ルームにいては助からないと直感し行動を起こす。彼の直感を信じたロバート(ラッセル)も後へと続く。ロバートは一緒に乗船していた娘ジェニファー(ロッサム)がボール・ルームにいないため、彼女を捜そうと決めていた所だった。この後は観てのお楽しみ。

前作品と大きく違う所は...当たり前だが...CGを駆使してあるので滅茶迫力がある。しかし反面ストーリー性には欠けている。ロバート、ジェニファー親子の葛藤も殆ど描かれていないし...リチャード・ドレイファス演じるリチャードも、ディランとマギー(バレット)の関係も...しかしあの上映時間では人間ドラマは描けないだろうと思った。観ていてハラハラどきどき、水攻めのオンパレード...これで良いのだこの映画はと思った。カート・ラッセル張り切ってます!ジョッシュ・ルーカスも頑張ってます!二人共(他の俳優も)ホントに息絶え絶えで水攻めに耐えていたのが解ります。エンド・クレジットでスッゴイ数のスタントマンの名前がクレジットされていたのが興味深かった。

1972年度版「ポセイドン・アドベンチャー」はもちろん観ている。1972年度版より2006年版は20分も上映時間が短いのだが、これは監督の意図のようである。逆さまにひっくり返った船がいつまでたっても沈まない訳がないということである。確かにあれだけひっくり返った船がラストまで沈まなかった1972年版は??だが、“パニック映画”の名作としてあれはあれで良いのだと思う。

オリジナルとはコンセプトが全く違いますが、これはこれで面白かったですよね。
99分あっという間に過ぎていきました。
往年の意味でのパニック映画・・・とは違いますけどね。
まさかこの映画をご覧になるとは・・・。
オリジナル版はまだ生まれていなくて観ていないのですが(おいおい!)
スッパリ別モノと割り切って楽しんだ者勝ちでしょう。
ネルソン(R.ドレイファス)が死に直面した時に湧き上がる生への執着心・・・
このあたり興味深かったです。
そうそう、すごい数のスタントマンの名前でしたね~!
タイタニックよりも凄かったシーンもありましたもの。
水中シーンの息苦しさは俳優さんたちの膨れた顔から十分伝わってきましたね。
前作は生まれてない??マジで...機会があれば是非!ジーン・ハックマンが頑張っております。ドレイファスもうちょっと丁寧に描いて欲しかったですよね。でも自殺したかった人が、いざ死ぬと解ると生きることにこだわるって??なんなんでしょうかねぇ??
えらく幼い時にご覧になってトラウマになってないでしょうか??でも「猿の惑星」の方がインパクトあったようで安心しました。「ポセイドン〜」の記憶はないようなので良かったです!今ならOKなので是非DVDで「ポセイドン・アドベンチャー」を観て下さいね。ちなみにわたしは「猿の惑星」はレンタル・ビデオで観ました。上映されていたのは知っていたのですが、どうもあの“猿”映画に惹かれなくて観ませんでしたの。
こういった映画を観ると俳優さんて大変だと思います。死にそうになりながら演技したとかカート・ラッセルもコメントしてましたもの。たっぷり出演料もらわないと“やってらんない!”の世界ですわよね。
でも割り切って大画面で観て正解!の映画でしたね~全く。
カート・ラッセルのあの断末魔のお顔は思い出すだけで怖いですわ。
99分、私もしっかりアトラクションのように楽しませて貰いました。
マット・ディロンの弟も、アッサリお亡くなりで・・・マットの兄じゃなく弟だってことの方が気の毒な気もしますが・・・アーメン!^^;
そんな情けないなんて、なんて...わたしも過去にはハリウッドものしっかり観てましたもの。最近はハリウッドものDVDになってからが多くなりましたが...
カートさんの断末魔...あれほんとに死にそうだったんじゃないかしら??カートさん来日インタビューでも死にそうだったと言ってましたものね。
マット・ディロンの弟なの??余り似てないですわね??

まぁカットは仕方ないですね。