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「ダ・ヴィンチ・コード」

「The Da Vinci Code」2006 USA
監督と脚本は「ビューティフル・マインド/2001」のロン・ハワードとアキヴァ・ゴールドマン。原作はダン・ブラウン。主演のロバート・ラングドンにトム・ハンクス、ソフィー・ヌヴォーにオドレィ・トトゥ「ロシアン・ドールズ/2004」、ベズ・ファーシュにジャン・レノ、シラスにポール・ベタニー、リー・ティーピングにイアン・マッケラン、そしてマヌエル・アリンガローサにアルフレッド・モリーナと言う豪華な俳優人。a0051234_2454390.jpg映画を観る際、基本的に前知識はなしで、出来たら原作は読みたくない。しかしこの映画ほど原作を読んでおいて良かったと思ったことは過去にない気がする。原作の単行本上下2冊を2時間30分の映画にした脚本家アキヴァ・ゴールドマンってスゴイ!と思った。ただし満足はしていない。まあ2冊の単行本を2時間30分の映画にすること自体が無理だと思ったが...これも仕方がない...とにかく映画は限られた時間内で描くので...だがしかし、“ダ・ヴィンチ・コード”については全然語れていない。踏み込めていないのだ。ダン・ブラウンの小説を一気読みした後、バルセロナの歴史研究家マーティン・ランの書いたノン・フィクション“ダ・ヴィンチ・コード・デコーデッド”を読んだ。わたしのように頭の中で“ダ・ヴィンチ・コード”が出来上がった状態で映画を観た人は滅茶満足に欠けるでしょう...まあこれも仕方ないが...出演俳優はそれぞれ適役で良かったと思う。
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ルーヴル美術館館長ジャック・ソニエール(ジャン・ピエール・マリエール)が何ものかに殺害された。ソニエールの死体はレオナルド・ダ・ヴィンチのウィトルウィルス的人体図を彷彿とさせる形で横たわっていた。捜査が開始され、ちょうどパリで講演をしていたハーヴァード大学のロバート・ラングドン(ハンクス)が殺害現場ルーヴルに呼ばれる。宗教象徴学の権威であるラングドンを出迎えたのはフランス司法警察のベズ・ファーシュ警部(レノ)。ソニエールが殺害された、正にその夜ソニエールとラングドンが会う約束をしていたと言う事を知ったファーシュはラングドンを疑い始めていた。そうこうするうち、フランス司法警察暗号解読官ソフィー・ヌヴォー(トトゥ)が現れる。ソニエールはソフィーの祖父で、彼はソフィーになら解けるであろう暗号を、自身の身体や、ルーヴルの名画周辺に残していた。
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その後映画はサスペンス・タッチでイエス・キリストの“聖杯”探しが描かれるのだが、何せ英語とフランス語がごちゃ混ぜの上...オプス・ディ、悪魔崇拝、シオン修道会、秘密結社、ウィトルウィルス的人体図、フィナボッチ数列、黄金比、クリプッテックス...と耳慣れない言葉の嵐で...おまけに聖書の言葉も引用され、非日常的この上ない会話(字幕)の連続で、ミステリーを楽しむと言うにはちょっと...本ではもちろんこれらにについて詳しく説明してあるので、興味しんしんで読み進める。しかし映画では余りにも説明が割愛されているので、本のそれらの箇所を何度も、思い出し、考えずにいられない状態であった...終始...なものでサスペンスに浸ると言う気分ではなかった。
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ルーヴルで撮影したということだが、“モナ・リザ”と“岩窟の聖母”の他は、さらっと映るのみで、階段途中にある、かの有名な“サモトラのニケ”が一瞬映ったかと思ったらルーヴルは終わりで..少々物足りない気がした。
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それぞれの人物の描写についても乏しく、特にティーピング(マッケラン)の従僕であるレミー・ルガリュデ(ジャン・イヴ・バーテルロ)やチューリッヒ保管銀行パリ支店長アンドレ・ヴェルネ(ユルゲン・プロフノウ)の描き方(彼らの行動)がとても短絡的で困った。観ていて、なんでいきなりそんな行動にでるの...みたいな...
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主演のトム・ハンクス、この作品ではほとんど笑わない...真剣そのもののトム・ハンクスの顔って余り見かけない気がする...
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ヒロインのオードレは「アメリ/2001」のイメージがいつも付いてくるが、いや中々良かった。ジャン・レノは相変わらず存在感あり!!イアン・マッケラン、ポール・ベタニー、アルフレッド・モリーナはそれぞれ適役でgood!
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ディレクターズ・カット版で5時間位の作品が作られたら観たいなぁ。
わたしはクリスチャンではないが、神イエスが人間であり、マグダラのマリアとの間に子供をもうけ、子孫がいる...その子孫は...と言うのはちとキツいなと思った...。
ラスト・シーン...ルーヴル・ピラミッドのガラスから下を見入るラングドン...その下にはあの像が...コレは原作にはない。原作はソフィーとの再会の約束である...ラングドンが見入るその像はマグダラのマリア???
ああ又パリに行きたくなって来た!!
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by margot2005 | 2006-05-25 19:51 | USA | Comments(14)
Commented by charlotte at 2006-05-25 22:26 x
こんばんは~☆
私は原作を読んでませんー
なんだか??なところもありましたけど、それなりには楽しんできましたよ。もっとダビンチについて語られるものかと思ってましたんで、キリストの話だとは思わず、な~んだ…という感じ。(^^ゞ
映画を見た後、原作本が売れるでしょうねえ~。笑
もっと美術も見せて欲しかったし、現地の空気を感じるような撮り方をして欲しかったですー。
私もパリ、いきたいっ!
Commented by ミチ at 2006-05-26 00:28 x
こんばんは♪
TBありがとうございました!
タイトルといい、ポスターといい、知的好奇心を刺激するような作りですが、実際はキリストの話なんですよね~。
もしかして騙されたと思った方もいるかな?
原作でもアッサリ謎を解いていましたが、映画では一層駆け足でしたね。
Commented by マダムS at 2006-05-26 08:25 x
私のようなおバカな頭だと、原作と映画とセットでちょうど良かったです。
おまけにわざわざ”吹き替え版”を選んでこれも正解!笑
ラスト違ってましたね~ 教授が祈りをささげていた相手は広くは女性って意味?色々解釈できそうですねぇ
そのマーティン・ランのノン・フィクション貸してくらさーい いつでもいいですので。
Commented by iiosu at 2006-05-26 23:14
映画ダ・ヴィンチ・コードは大変面白かったです。
一言で言うなら、
「豪華俳優と行く中世ヨーロッパミステリーツアーへのご招待」
ストーリーは緻密で複雑。でもってして、役者が素晴らしすぎです。...more
Commented by margot2005 at 2006-05-27 00:54
charlotteさん、原作読まないでご覧になったとは...これから是非お読みくださいませ。わたしダン・ブラウンが描く世界好きなんで...ラングドン・シリーズ第一作の「天使と悪魔」に想いが馳せております。
ルーヴルの中を描くのは大変だったのではないでしょうかねぇ?
監督はコメントでルーヴルで撮影できて素晴らしかった...なんて言ってるらしいですが...あれじゃ満足できませんよね??
Commented by margot2005 at 2006-05-27 01:31
ミチさんこちらこそありがとうございました。
そうですね、これは宗教映画ですね。ダン・ブラウンが書いたのですから...
ポスターにはだまされること多いかと思います。まあ仕方ないでしょうね?たくさんの人に観に来てもらいたい一心の配給会社の陰謀でしょう。
映画でもダヴィンチにもうちょっと踏み込んで欲しかった気がします。
とにかく今は既に次回のダン・ブラウン作品の映画化に想いを馳せています...
Commented by margot2005 at 2006-05-27 22:40
マダム!こういった題材はわたしたちジャポネには縁が薄いので...なにせ原作は宗教がネタですから仕方ないですね。
英語、フランス、おまけにラティン語まで登場して、字幕読むの忙しかったです...確かに...。
ノンフィクションまわしますから待っててね。滅茶固い(非日常言語炸裂)ですわよコレも...
Commented by margot2005 at 2006-05-27 23:58
llosuさんこんばんは!
映画はそれぞれに観る人によって感じ方が違ってくるので...私的には物足りなかった気がしますが俳優たちは素晴らしかったですね。
Commented by M. at 2006-05-28 17:05 x
こんにちは コメントTBありがとうございました。
わたしはロンドンに行きたくなりました。ウェストミンスターの裏道とかお散歩したいですわ。
ラングドンが出てくるのは「天国と地獄」が先で、これが2作目なのですか? 読んでみたいですー^^
Commented by margot2005 at 2006-05-28 21:06
M.さんこんばんは!こちらこそありがとうございます。
今日は久しぶりでのんびりした日曜日でした。又明日〜働きゃなきゃですが...
さてロンドンの裏町良いですね。ロンドンに行った際、二階建てバスがスゴイ狭いstreetを走り回っているのを見て、乗ってびっくりしました。又行きたいです英国!
「天使と悪魔」はラングドン・シリーズの最初の作品で、舞台はヴァチカンです。本屋さんで立ち読みしただけなので...読んだ人はこちらの方が良いと言ってますが...
Commented by 紫の上 at 2006-05-28 23:06 x
マルゴさんは原作を読まれたり、他の本も読まれたりと、準備されて、映画に望まれたんですねぇ~。(感心)
私は未読だし、ぶっつけ本番みたいなものでした。
あ、その前に、テレビの特番は見ていたんですが・・・。
そんな訳で、スピーディーだし、聞き慣れない日常語でない言葉も出てきて、理解できず、また見落とした部分もあったりして、もう一度挑戦しないと・・・といった感じですが、まぁ~でもミステリーサスペンスで、ハリウッド大作だからと、それなりには楽しんできました。(^^;ウヘヘヘ。
でも豪華俳優人たちで、さすが、ハリウッド大作!?
それから、私はイエスが人間であり、妻がいて、子供までいるというのは、受け入れられるのだけど、キリストの子孫が・・・・・とはちょっと唖然としました。
いくらフィクションといっても??
Commented by ななな at 2006-05-29 18:28 x
こんばんわ。
ディレクターズカット版があるなら是非出して欲しいですよね!
これだけじゃもの足りないです。せめてルーブルのシーンだけでも長く見せて欲しかったです。
トム・ハンクスまじめな顔していましたね~!でも頭が・・・やっぱ変!
そっちばっかりに目が行ってしまいました~。
Commented by margot2005 at 2006-05-29 22:47
紫の上さんこちらにもコメントありがとうございます!
TVの特番面白かったですよね。あれかなりの視聴率だったのじゃないかしら?
この映画はホント本を読んどいて良かったと思いましたね。本読んでないと展開が早いのでストーリーが解らなくなったのではないでしょうか??でもこの後本を読まれたら面白くて止まらないと思いますよ。是非お読み下さいね。
イエスは人間であったというのはなんとなく許せますが、子孫が生きてるというのはどうなんでしょう?なんか許せないですよね。
トム・ハンクスが珍しく苦みばしっていて、なんか変でしたね??
Commented by margot2005 at 2006-05-29 22:52
なななさんこんばんは!
観たいですよねディレクターズ・カット版。ルーヴルのシーンは楽しみにしていたのですが、少々がっくりでした。しかしあの名画を映画でゆっくり見せることには賛成しなかったんでしょうねルーヴルも。
トム・ハンクスそうそう、なんか変でしたよね...いつもと違う!
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