2006年 03月 10日
「歌え!ジャニス・ジョプリンのように」
フランス映画祭(2004)で上映された後、同年8月にシアターで公開された。
主演は名優ジャン・ルイ・トラティニアンの娘マリー・トラティニアンとセルジ・ロペス「堕天使のパスポート/2002」。
ダイアン・レインの元夫クリストフ・ランベールがセルジオ演じるパブロの従兄弟レオンで出演。
マリーの父ジャン・ルイ・トラティニアンは保険金詐欺に遭う顧客キャノン役で、マリーの実生活での元パートナーであったフランソワ・クリュゼ「プロヴァンスの恋/1995」がジョン役。
監督はマリーの元パートナーであったサミュエル・ベンシェトリ。本作が長編第一作。
マリーは2003/8/1に脳水腫により、本作品の完成前41才で亡くなっている。
原題の“ジャニス&ジョン”のジョンとはジョン・レノンのことである。
かなり奇想天外なコメディで楽しめる。
保険外交員のパブロ(ロペス)はちょっとした出来心で保険金詐欺をする。しかしバレてしまって穴埋めを余儀なくされた。そこで彼は従兄弟レオン(ランベール)が遺産相続した100万フランを横取りしようと目論む。レオンは薬漬けの上、狂信的なジャニス&ジョンの大ファンであるレコード店主。ジャニスとジョンが戻って来たとレオンに信じ込ませて大金を奪おうと考えたのである。