2006年 01月 14日
「靴に恋して」
「Piedras」...aka「Stones」 2002 スペイン監督、脚本はラモン・サラサール。それぞれに悩みを抱かえる5人の女性が、それぞれに真実の愛を探し求める素晴らしいドラマ。
扁平足のアデラ(アントニア・サン・フアン)はシングル・マザーで、知的障害の娘を抱えながらナイトクラブを経営している。盗んだ靴を履くレイレ(ナイワ・ニムリ)は靴デザイナーを夢見ているが、ヤク中の夫クン(ダニエレ・レオッティ)に捨てられ、夜はディスコ・ダンサー、昼は高級靴店の売り子をしている。スリッパを履くマリカルメン(ビッキー・ペニャ)は亡き夫の子供たちを育てているタクシー・ドライバー。小さな靴を履くイザベル(アンヘラ・モリーナ)はリッチな夫を持つ有閑マダムで、セラピーと買い物しかやる事が無い。そしてスニーカーを履くアニータ(モニカ・セルベラ)は知的障害者であり、一人では外も歩けない。この5人の女性を軸に物語は進行していく。アデラの娘はアニータ、マリカルメンの亡き夫の娘はレイレ、そしてイザベルの夫レオナルド(ルドルフォ・デ・ソーザ)とアデラが出会い、互いに惹かれ合う、といったように登場人物をうまく絡めてある。
マドリッドが舞台の映画だが、ラスト近くでレイレが訪れるリスボンの海の風景が滅茶美しい!!
コカインはまさかスペインでは合法なんて事はないと思うが、簡単にコカインが手に入り、ドラッグ中毒者が多々いる...まあ映画の世界だが...には驚いた。

原題は“石”の意味で、人生を石にたとえ、それは“愛、友情、家族、キャリア(仕事)”で構成されている。それらを彼女たちは追い求めるのである。
「靴に恋して」という邦題は結構いけてる...映画の中、下からのアングルで靴のショットが頻繁に出て来るのである。“足の裏診断”ならぬフット・ドクターなるセラピストも登場するし、リッチなイザベルの靴収集は見事である(イメルダには負けるが...)。
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クン役のダニエレ・レオッティ(上写真)が滅茶イケメン!どこかで観た顔と思っていたら「女王ファナ/2001」のフェリペ役であった。ちなみにレオッティはイタリアン。出演場面が少ないのが残念。もうひとりのイケメンはアニータの看護士ホアキンを演じるエンリケ・アルキデス(下写真)。レイレ役のナイワ・ニムリは「スパイ・バウンド/2004」に出演。アデラ役のアントニア・サン・ファンは「オール・アバウト・マイ・マザー/1998 」に出演していた。映画の中に登場するブランドものの靴がお洒落!

基本的に女性映画なので男たちの描き方はちょっと寂しい。この作品は2004年に公開されて、現在はDVDになっている。
この作品、好きです!
登場する男性陣は本当にイケメンそろいでしたね(汗)
記事に写真があって嬉しくなりました♪
レイレの同僚の恋人になっていたお医者様
若い監督ですね!
そうです!観てましたわ。
シアターで観たかった映画でしたね。
上の写真の年上のほうのイケメンは「「女王ファナ/2001」でも素敵でした。若い方のイケメンはもろゲイ顔でしたが...
そうそうあのドクターが監督だったんですね確か...やはりイケメンでしたわね。女優よりも男優が美しい出演陣でありました。

