「ロバと王女」

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「Peau d'âne」... aka 「Donkey Skin」2003 フランス

王女カトリーヌ・ドヌーヴ、王子ジャック・ペラン のコンビが演じたファンタジー・ミュージカル・ドラマ。いきなり歌は歌うが、ダンスは無しなので正確にはミュージカルと呼ぶのにはふさわしくないかも。
原作はシャルル・ペローの“ロバの皮”。
監督は「シェルブールの雨傘/1964」「ロシュフォールの恋人たち/1966」のジャック・ドゥミ。音楽はミッシェル・ルグラン。
1970年に公開(日本では1971)以来ビデオにもDVDにもなっていないというが、今回、今流行のデジタル・ニュー・マスター版で上映中!
21世紀の今日、第一線で活躍している往年のフランス人俳優て(女優)カトリーヌ・ドヌーヴだけではないだろうか?ブラック・コメディ・ミュージカル「8人の女たち/2002」でも主役を演じていた。
ジャック・ペランは「コーラス/2004」に製作も兼ね出演している。
他に、“青の国”の王にジャン・マレー「魅せられて/1996」、“赤の国”の王妃にミシュリーヌ・プレール「肉体の悪魔/1947」、森の妖精にデルフィーヌ・セイリグ「夜霧の恋人たち/1968」といった配役。

“青の国”の王様は金、銀、宝石を産むロバのおかげでたいそうに裕福であった。しかし最愛の妃を病気で亡くし、うちひしがれていた。妃は臨終の際、“わたしよりも美しい人が現れない限り再婚はしないと誓って!”と言う言葉を残して亡くなった。案の定、妃より美しい女性が現れるはずもなく、王は今だ独身のままだ。側近たちは諸国より王にふさわしい女性の肖像画を調達して来たが、誰も王のめがねにかなう人はいない。そして最後に差し出された肖像画の女性、彼女こそ王妃より美しい女性であったが、それは王の娘、王女であった。実の父である王と結婚することも出来ず、王女は妖精の手を借りて“赤の国”へと逃れる。そこに登場するのがEver After...の王子である。

この童話は後半“シンデレラ”にとても良く似ている。父からもらったロバの皮をかぶり、身分を隠した王女は家畜の世話をする仕事を与えられ、そして、そこで王女は“ロバの皮”と呼ばれるようになる。“シンデレラ”は靴で決まるが、この物語は指輪でプリンセスが決まるのである。

“青の国””赤の国”それぞれの人の衣装がすべて同じ色でそろえてあったり、それぞれの国の従僕の顔や馬にまで青や赤で色付けしてあるのには笑った。実におとぎ話の世界である。かつてグリムやアンデルセン童話にはまったが、その後このフランス人シャルル・ペローの童話を何作か読んだ覚えがある。映画のドヌーヴは20代後半であろうか...素晴らしく奇麗である。王女役のドヌーヴが着る豪華なドレスが美しい。パリの南西に位置するロワール地方、そこに建つ有名なシェノンソー城とシャンボール城が撮影に使われている。このお城は3年前観光で訪れたことがあり、非常に懐かしかった。監督のドゥミはロワール地方の出身ということである。一番下の写真は現在のドヌーヴのショット。
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by margot2005 | 2005-11-13 18:26 | フランス | Trackback(8) | Comments(10)
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Tracked from セルロイドの英雄 at 2005-11-19 00:45
タイトル : 【映画】ロバと王女(デジタルニューマスター版)
"Peau d'Âne" 1970年フランス監督)ジャック・ドゥミ出演)カトリーヌ・ドヌーヴ ジャン・マレー ジャック・ペラン デルフィーヌ・セイリグ音楽)ミシェル・ルグラン満足度)★★★★☆ (満点は★5つです)ル・シネマにて 美しい王妃を亡くした青の国の王様(ジャン・マレー)は、彼女よりも美しい女性が現れない限り再婚しない、と誓う。家臣達は世界中を探しまわるが、王妃より美しい女性はなかなか現れない。唯一王様の目に止まったのは何と王妃との間に出来た自分の娘である王女(カトリーヌ・ドヌーヴ...... more
Tracked from かえるぴょこぴょこ CI.. at 2005-12-17 02:05
タイトル : 『ロバと王女』
ワンダフル、メルヘンワールド。たのしや、うつくしやー。 デジタルニューマスターよ、鮮やかな色彩をありがとう。めるしー。 宝石を生むロバのおかげで繁栄する青の国で、「私よりも美しい人と再婚を」と王様に言い残して妃が亡くなった。美女探しの末、残ったのは娘の王女で、王は王女に求婚する。 「シンデレラ」「眠れる森の美女」のフランスの童話作家シャルル・ペローの「ロバの皮」が原作。 童話の世界の映像化はファンタジックで大好き。 『ブラザーズ・グリム』のような世界観もおもしろいけど こんなに...... more
Tracked from 気まぐれ映画日記 at 2005-12-19 23:48
タイトル : まばゆいおとぎ話〜「ロバと王女」
ロバと王女 フォト・ストーリー・ブック予告で観てつい観たいという気を起こしたものの、よく考えたら観ることもないかなと思い直した。にもかかわらず、先日澁澤龍彦がこの映画の原作であるシャルル・ペローの『驢馬の皮』での、王の実の娘への近親相姦的欲望を指摘している...... more
Tracked from 西欧かぶれのエンタメ日記 at 2005-12-19 23:51
タイトル : 『ロバと王女』レビュー/L'amor ,Je t'aim..
クリスマスも近づいたことだし、突拍子もないファンタジーもいいかなぁと、渋谷bunkamuraで公開中の『ロバと王女』を観にいった。 シャルル・ペロー原作のおとぎ話ということで、どうしても『ブラザーズ・グリム』を思い出してしまうわけだけれど、なんといっても本作は、お姫様役のために存在しているのではなかろうか、というほどはまり役のカトリーヌ・ドヌーヴが主演なので、安心して虚構の世界へトリップすることができた。 本作のドヌーヴは、予告編やチラシである程度は知っていたが、モニカ・ベルッチの鏡の女王...... more
Tracked from 龍眼日記 Longan.. at 2006-01-15 21:22
タイトル : ロバと王女
ファンタジー! 1970年に製作されて1971年日本公開、その後ビデオ化、DVD化は されていなかったという。 ストーリー自体はおとぎ話なので比較的単純だが、衣装の美しさや 小道具のかわいらしさといったフランス映画らしいディテールへのこだわりが これでもか!これでもか!と押し寄せる作品。堪能しました。 まず私がこの作品を観たい!と思ったきっかけはポスターで見た このキャラクター。(↓) いやん、何この「ネバー・エンディング・ストーリー」のファルコンみたいな白い子!! 答えはなんと...... more
Tracked from お茶の間オレンジシート at 2006-02-12 10:03
タイトル : 「ロバと王女」〜’愛のケーキ’は指輪入り!
1970年フランス監督/ジャック・ドミー音楽/ミシェル・ルグラン 出演/カトリーヌ・ドヌーブ ジャック・ペラン ジャン・マレー   ミシュリーヌ・プレーヌ デルフィーヌ・セイルグ”青の国”の王(ジャン・マレー)は金銀財宝を生むロバのおかげで大変裕福で、美し...... more
Tracked from ネタバレ映画館 at 2006-03-16 23:14
タイトル : ロバと王女(1970) デジタルニューマスター版
 咳をする度にカエルを吐き出すばあさん。そのカエルは何に使うんでしょ・・・... more
Tracked from 映画とはずがたり at 2006-08-24 02:28
タイトル : ロバと王女 デジタルニューマスター版(DVD)
永遠の映画少年、 ドゥミ監督の紡ぐおとぎ話♪ 映画鑑賞時の感想はコチラ! STORY:昔、昔あるところに青の国がありました。 宝石を生むロバがいるため、大変裕福な国で、 王様と美しい妃とその娘である王女が住んでいました。 ある日、妃が病に倒れ、王に「私よりも...... more
Commented by Ken at 2005-11-19 00:52 x
はじめまして!TBさせて頂きました。
写真のドヌーヴ、愛のケーキを作ってるところですね。このシーン、良かったですよね。「ロバの皮」と「王女様」の掛け合いが可笑しい。ルグランの音楽もすごくチャーミングでした。
デルフィーヌ・セイリグ、「去年マリエンバートで」での超クール&アンニュイな演技しか観たことなかったので、この映画ちょっとびっくりしました。
Commented by margot2005 at 2005-11-19 19:56
Kenさん、こちらこそ初めまして。Trackback&コメントありがとうございました。そう、上の写真、歌いながらケーキを作るシーンですね。ドヌーヴは撮影時26、7才だと思われるのですが、とても可愛かったですね。
デルフィーヌ・セイリグはトリフォーとレオーのコンビ「夜霧の恋人たち」でレオーが夢中になる年上のマダムを演じていてコケティッシュな魅力
たっぷりです。
Commented by CaeRu_noix at 2005-12-17 02:10
童話の世界って、ホントーにステキですよねー。うっとり。
シンデレラと同じなんだなーというのが興味深かったですー。
王女育ちなのにロバの皮をかぶってクサイと罵られるなんて何だかすごいですよねぇ。(笑)
Commented by margot2005 at 2005-12-17 23:58
ドヌーヴの美しさにもうっとりでしたが...ジャック・ペランも美しさにかけては負けてなかったですよねぇ。ペロー童話集、ずっと前に読んだものがまだ家にあったので読み返しました。王子様が出てくるEVER AFTERストーリーは大好きです...
Commented by リカ at 2005-12-19 23:47 x
何もかも美しい夢のような映画でしたね。
シャンボール城の他にシュノンソー城も使われていたのですね!
シュノンソーには今年私も観光してきたので、ちょっと感動です。
王子様もとっても美形でしたね~。
Commented by chatelaine at 2005-12-19 23:54
こちらにも足跡を残します♪
私もシャンボール城&シュノンソー城に行ったことがあって、出てきた瞬間、狂喜しました!実際あんなふうに住んでいたんでしょうかね。王子の部屋は、広々としていて寒そうでしたけど(笑)
ドヌーヴはすんばらしく美しかったですね!
Commented by margot2005 at 2005-12-20 01:15
リカさん、シェノンソーは私的に王子様の世界であります。シェノンソーの城から森に出て、その辺りを歩いた時...まじで白い馬に乗った王子が現れるんじゃないかと思いました。あの場所にたたずんだら、誰しも(女性は)白い馬に乗った王子を待つでしょう!!思い出しましたあの風景!!又行きたい!
Commented by margot2005 at 2005-12-20 01:20
chatelaineさんこちらにもコメントありがとうございます!シャンボールが出て来た時、わたしもあの階段思い出しました。王妃と、愛人が遭遇しないように設計されたというあの階段...王様の考える事ってさすが!!って思いましたわ。
Commented by sabunori at 2006-01-15 21:25
こんにちは~。
関西ではなんとやっと昨日から公開されました。
(この時差、どうにかなりませんかねぇ)
わかってはいてもハッピーエンディングには嬉しくなりますね。
あの王様のネコのソファー、キュート♡欲しいです~。
TBさせていただきますね!
Commented by margot2005 at 2006-01-16 00:36
お元気でしたかsabunoriさん?trackbackありがとう!わたしもtrackbackさせていただきました。この時差はほんとスゴイですわね。ever after ものはストーリーは決まってるんだけど、でもでもラストを期待しちゃいますよね。猫でしたっけ?ライオンでしたっけ?忘れてしまってる...。
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