2025年 10月 06日
「ファンファーレ!ふたつの音」
「En fanfare」…aka「The Marching Band」2024 フランス

ティボ・デゾルモは世界中を飛び回るスター的指揮者。ある日、楽団を指揮する最中に倒れ白血病と診断される。妹にドナーを頼むが彼女は実の妹ではなく、ティボは養子だった。やがてドナーを探すうち生き別れた弟ジミーの存在が明らかになる…
世界的に知られる指揮者と、寂れた炭鉱の町の労働者で、吹奏楽団の一員としてトロンボーンを吹くジミー。二人は生き別れた兄弟だった。そして兄の病気により巡り会う。
このストーリーが感動を呼んだのだと思う。
ラスト、”ボレロ”の演奏が圧巻。ティボが”ボレロ”は工場の機械の音から生まれた話をする。世界中で演奏されるラヴェルの”ボレロ”はフランス人にとって特別なものがあるに違いない。
同年に製作された映画「ボレロ 永遠の旋律/2024」。
コメディ・ドラマのジャンルだけど、あまり笑えるドラマではない。ヒューマンドラマの方が良いかも?
ティボを演じるバンジャマン・ラヴェルネはコメディが似合う俳優ながら、↓のルイ15世の側近役はかなり真面目な役柄でぴったりだったのを思い出す。本作の彼も素晴らしい。ピエール・ロタンも良かった。
本作は9/19から公開。しかし新宿ピカデリーは平日も含めて連日満席。池袋は時間が合わないし、有楽町はシアター2(スクリーンが極小)だし、何とかピカデリーで観たかった。
メディアの宣伝があったのかどうか良く知らないけど、普段フランス映画など鑑賞しない人々が映画館に押し寄せたのかも知れない。
ピカデリーは久しぶりなのでシアターでの予告編は観てなくて、公開直前までこの映画を知らなかった。フランスで大ヒットした感動作はトレビアン。
渋谷&新宿は外国人観光客に占拠されている。10月初めから中国の大型連休らしくて、映画鑑賞した帰りの夜、歌舞伎町から新宿駅東口周辺はスゴい人だった。
ヨーロッパ映画の上映や<カリコレ>でお馴染みの新宿シネマカリテが来年1月で閉館。また一つミニシアターが閉館となった。同系列の新宿武蔵野館は残る。良かった。
ティボ・デゾルモに「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから/2019」「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人/2023」のバンジャマン・ラヴェルネ。
ジミー・ルコックに「アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台/2020」「秋が来るとき/2024」のピエール・ロタン。
サブリナにサラ・スコ。
監督、脚本は「アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台/2020」のエマニュエル・クールコル。

確かにこれはヒューマンドラマのジャンルだと思います。
私思いもかけず泣いちゃいました。
宣伝されているのかいないのか?上映観のピカデリーは連日混み合っていた様子。
さて、フランス人て意外にもこういった感動的なドラマ好きなのですね。
映画が好きな国民ということもアリでしょうか?
私的には泣けなかったのですが...ストーリーはほんと素晴らしかたです。
この映画を9月25日にみなとみらいの入り口近くにある「横浜ブルグ13」で観てきました。
新聞や雑誌で高評価だったので、ぜひ行って見ようと思って。。
上映期間は短く、昼間の上映は25日が最後で、次の日からは夜だけの上映になっていました。
行って本当に良かったです(⌒∇⌒)
ふたりが海岸で話し合う場面。。絶望にかられ海に入っていこうとする兄を、おろおろしながら必死で引き留めるジミー
兄弟愛がジーンと胸に沁みました。
有楽町ではまだ上映してるようですネ?
もう一度見に行きたい、と思ったくらい好きになれるストーリーでした(*´∀`)
ご覧になったのですね。桜木町でしょうか。
>新聞や雑誌で高評価...
やはりそうだったのですね。
ピカデリーは公開当時は連日満席でした。
兄弟愛を描く感動的なドラマは素晴らしかったですが、
少々出来過ぎかも?とも思いました。俳優たちが良かったですね。

