2025年 09月 12日
「バード ここから羽ばたく」
「Bird」UK/USA/フランス/ドイツ

英国ケント州北部の町。ベイリーは異母兄ハンターと老朽化した建物に父親のバグと住んでいる。シングル・ファーザーのバグは子供たちの面倒を見る時間がない。しかしながら数ヶ月前に知り合ったケイリーと次の土曜日に結婚すると言い出す。ショックを受けたベイリーは家を飛び出して行く…
ハンターはベイリーに仲間と自警団に所属していると伝える。彼女も仲間入りしたいがハンターに無視されてしまう。行き場のないベイリーは草原でバードと名乗るスカートをはく奇妙な男と出会う。”かつてこの地域に住んでいた両親を探している”と話すバード。最初は戸惑いを覚えたが、何か純粋な魅力を持つバードに惹かれていく。
”リアリズムと神話的ファンタジーの融合”とあるが全くその通りのドラマ。
ケント州は丘陵地帯と田園風景が広がる地域で、イングランドの庭と呼ばれているそう。
落書きだらけの老朽化した建物の近くに、放牧された馬たちがいる美しい草原がある。まさにリアリズム(貧困)&神秘的!
30代初めのバリー・キオガンが、17歳と12歳のシングルファーザー役。
Back Musicがスーパー級にバラエティに富んでいてnice。コールド・プレイの♪Yellow♪を歌うバリーがヘタ過ぎで面白い。
個性の強いバリー・キオガン。エメラルド・フェネルが監督の↓のバリーも強烈だった。
ドイツ人俳優フランツ・ロゴフスキも強烈な個性の俳優。二人の出演と、シアターの予告編に興味があり鑑賞。残念ながらドラマの中でキオガンとロゴフスキの競演はなし。
映画初主演のニキヤ・アダムズが熱演。
ベイリーにニキヤ・アダムズ。
バグに「イニシェリン島の精霊/2022」「Saltburn/2023」「マスターズ・オブ・ザ・エアー/2024」のバリー・キオガン。
バードに「大いなる自由/2021」のフランツ・ロゴフスキ。
ハンターにジェイソン・ブダ。
監督、脚本、製作は「フィッシュ・タンク/2009」「アメリカン・ハニー/2016」のアンドレア・アーノルド。


