2025年 09月 08日
「フランス」
「France」2021 フランス/ドイツ/イタリア/ベルギー

フランス・ド・ムールはフランスで人気のリポーター件TV司会者。彼女は街を歩けば写真やサインを求められるスター的存在。ある日、フランスは車の事故を起こす。SNSやTVでバッシングされウツになったフランスはTV番組を降板し山岳にある療養地に向かう…
療養先で出会ったラテン語教師のシャルル・カストロは、誰もが知っているフランス・ド・ムールを知らないという。彼に新鮮味を覚えたフランスは好意を抱くようになる。
しかしその後フランスは負のスパイラルに陥ってしまう。彼女は立ち直ることができるのだろうか?
ジャンルはコメディ・ドラマ。戦場でのやらせのシーンなど、欺瞞に満ちたマスメディアの姿が浮き彫りになる風刺劇。
エリゼ宮殿の一部で撮影されたそうで、オープニングシーケンスにフランスの大統領エマニュエル・マクロンが登場する。大統領がフランス・ド・ムールを名指しするシーンがあるが、それはアーカイブ映像と編集によって作られたとのこと。
監督は2度のカンヌ国際映画祭グランプリに輝くブリュノ・デュモン。
車のハンドルを握って大泣きするシーン。どアップのレアの泣き顔が強烈。
パリの美しい街並みと、まるで「エミリー、パリへ行く」のようなレアのファッションとメイクがドラマに相反してオシャレ過ぎ。
ドラマの中に今までのレアとは全く違った雰囲気のレアがいた。
2022年、10月<第4回映画批評月間>で一般公開。
フランス・ド・ムールに「それでも私は生きていく/2022」「デューン 砂の惑星PART2/2024」 のレア・セドゥ。
ルーにブランシュ・ガールディン。
フレッド・ド・ムールに「今宵、212号室で/2019」「ジ・エディ/2020」のバンジャマン・ビオレ。
シャルル・カストロにエマニエレ・アリオリ。
監督、脚本は「フランドル/2006」「カミーユ・クローデル ある天才彫刻家の悲劇/2013」のブリュノ・デュモン。
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