2025年 06月 30日
「パトリシア・ハイスミスに恋して」
「Loving Highsmith」2022 スイス/ドイツ

アメリカの人気作家パトリシア・ハイスミスの知られざる素顔に迫ったドキュメンタリー。
パトリシア・ハイスミス生誕100周年を経て、秘密のノートや日記、そして幼い頃から亡くなるまでのアーカイブ映像と、親族や元恋人たちによる証言を織り交ぜながらドラマは進む。
「見知らぬ乗客」「キャロル」「リプリー」「アメリカの友人」など映画化された作品の映像あり。「キャロル」は自伝的小説で1950年代のアメリカでハッピーエンディングとなった初のレズビアン小説とのこと。
自分は推理作家ではないという意識で、”小説の中でたまたま殺人が起きる”と話していた。
幼い頃母親が大好きで、母親と結婚すると決めていたパトリシア。しかし母親から愛されることはなかった。
テキサスで生まれた後ニューヨークへ移住。その後フランス、ドイツで恋人たちと過ごし、スイスで亡くなった。
女性たちとの盛んな恋愛を家族や世間に隠しながらも、自身の信条を貫き通したパトリシアの根性はすごい。彼女はカタツムリが大好きだった。
パトリシア・ハイスミスの小説は「The Talented Mr. Ripley/リプリー」しか読んでいないが、映画は見ている。
映画になった作品で鑑賞したのは
アルフレッド・ヒッチコック監督の「見知らぬ乗客/1951」
ヴィム・ヴェンダース監督/デニスホッパー&ブルーノガンツの「アメリカの友人/1977」
マット・デイモン&ジュード・ロウの「リプリー/1999」
アナ・デ・アルマス&ベン・アフレックの「底知れぬ愛の闇/Deep Water/2022」
ナレーションは「ゲーム・オブ・スローンズ シリーズ/2012~2019」でタースのブライエニーを演じたグウェンドリン・クリスティー。
監督、脚本はスイス人のエヴァ・ヴィティヤ。
Amazon Prime

