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「秋が来るとき」

Quand vient l'automne…akaWhen Fall Is Coming2024 フランス


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80歳になるミシェルはパリを離れブルゴーニュ地方で田舎暮らしをしている。そんなある日、親友のマリ=クロードとキノコ狩りに出かける。パリから、娘のヴァレリーと孫のルカがやって来るのだ。ミシェルは再会を待ちわびていた。ルカは再会を喜んだが、ヴァレリーの態度は冷淡で、母親に対する心のしこりは解けていない。食卓にキノコ料理を用意したミシェル。ルカは苦手なキノコを食べることはなかったが、ミシェルがキノコにあたり、ますます母親を拒絶するようになる


オゾン映画は「焼け石に水/2000」「まぼろし/2001」以来色々と鑑賞している。オゾンの少年時代の思い出に着想を得て描いたヒューマンドラマは悲しい。コメディっぽい作品が多い中、こんなに悲しいドラマは初めて見たと思う。


老女は元娼婦という設定がユニークでフランスらしい。

ロケーションはフランス中西部にあるブルゴーニュ地方NièvreDonzy。秋の景色が素晴らしく美しい。

「母の身終い/2012」で尊厳死を求めた女性を演じ印象的だったエレーヌ・ヴァンサン。本作では家族の愛に飢えた80歳の老女役を好演。彼女は1943年生まれ。

8人の女たち/2002」「スイミングプール/2003」に出演したリュディヴィーヌ・サニエがヒロインの娘役で久しぶりにオゾン映画に出演。

シアターは平日の夕方にも関わらずオゾン、ファンが多くいた。


ミシェルに「スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話/2019」のエレーヌ・ヴァンサン。

ヴァレリーに「Lupin/ルパン/シーズン3/2023」のリュディヴィーヌ・サニエ。

マリ=クロードに「グレース・オブ・ゴッド 告発の時/2018」のジョジアーヌ・バラスコ。

ヴァンサンに「アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台/2020」のピエール・ロタン。

ルカにガルラン・エルロス。

ローランに「ダゲレオタイプの女/2016」のマリック・ジディ。

監督、脚本、製作は「私がやりました/2023」フランソワオゾン。


新宿ピカデリー


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Commented by umitoyomogi at 2025-06-25 21:14
こんばんは♬
フランスのポスターがとても美しくて、このまま額に入れて飾れそう。。
でも、物語は家族の愛に植えたお年寄りのお話なのですネ。
家族に喜んでもらおうと摘んできたキノコが、「良かれと思ったのに逆効果」。。。😿
愛する家族でも、離れて生活していると意識のずれが出てくるのかも?

梅雨の晴れ間に急に暑くなったり、大雨になったり、
体調を崩しやすい気候ですネ。
お体に十分気を付けてお過ごしくださいませ。

Commented by margot2005 at 2025-06-28 17:03
> umitoyomogiさん
いつもコメントありがとうございます。
悲しいドラマでした。
お心遣いに感謝します。
Commented by at 2025-08-03 10:46
おはようございます。
コメントありがとうございました。

フランス版ポスター、素敵ですね♪
日本版のポスターの秋の気配とのどかな雰囲気で、穏やかな人間ドラマかと思っていましたが、(事故のシーンなど)写さないことでえっ?まさか?と不穏な想像が膨らみました。

警察がルカ少年に質問するシーンにドキドキ感高まりましたよ~。
リュディヴィーヌ・サニエはオゾン監督作品、久々でしたね。
監督の作品はキャスト選びが上手いな~と毎回感じます。

Commented by margot2005 at 2025-08-05 21:14
> 瞳さん
こんばんは。
こちらにもありがとうございます。
ポスターで一気に雰囲気変わるものですね。
実際はきのこじゃなかった。オゾンの手法でしょうか?
悲しいドラマでしたが、事故などのシーンは全くなくてよかったです。
リュディヴィーヌ・サニエ映画は彼女が若い頃から観ているので、今では素敵なマダムに。
成長したルカ少年キュート。
by margot2005 | 2025-06-25 20:33 | ヨーロッパ | Comments(4)