2025年 06月 10日
「We Live in Time この時を生きて」
「We Live in Time」2024 UK/フランス

新進気鋭の一流シェフ、アルムートと、離婚で失意のどん底にいたトビアスが出会う。きっかけはアルムートの起こした交通事故。自由奔放なアルムートと慎重過ぎるトビアスは真逆の性格。やがて二人は恋に落ちる…
映画解説に”時系列をシャッフル”とある。
オープニングは一緒に暮らし始めたトビアスとアルムート。エンディングはさすが時系列だったけど、二人の出会い、レストランのシェフとなったアルムート、娘エラの誕生、アルムートの病などなどが入り乱れるストーリーになっている。それほどややこしくはなく中々斬新な描き方だと思った。
病気の治療より、限りある時間を優先し生きたいと願うアルムートの気持ち良く分かる。
製作総指揮にベネディクト・カンバーバッチの名前あり。
アンドリュー・ガーフィールドがすごく良かった。フローレンス・ピューも頭をバリカンで剃って頑張っていたけど、がん患者なのに痩せていないのが少々残念。でもワンテイク撮影だったという頭を剃り上げるシーンは必見。
英国、サリーで撮影された二人の住まいがある農園のシーンが美しい。
「BOY A/2007」のアンドリュー・ガーフィールドも40代になった。最近彼の映画は観ていなくて「沈黙 -サイレンス-/2016」以来で久しぶり。TVシリーズの「アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実/2022」は配信で鑑賞。サム・ワーシントンやデイジー・エドガー=ジョーンズの出演もあったが、宗教的過ぎて挫折しそうになりながら最後までなんとか観た。レビューは「沈黙 -サイレンス」と共に書いていない。
トビアスに「ドリームホーム 99%を操る男たち/2014」のアンドリュー・ガーフィールド。
アルムートに「オッペンハイマー/2023」「デューン 砂の惑星PART2/2024」のフローレンス・ピュー。
エラにグレイス・デラニー。
ジェイドにリー・ブレイスウェイト。
サイモンにアダム・ジェームズ。
監督は「BOY A/2007」「ブルックリン/2015」のジョン・クローリー。
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