2025年 01月 04日
「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」
「The Holdovers」2023 USA

1970年、ニューイングランドの寄宿学校。クリスマス休暇に生徒たちが家族のもとへ帰るが一部の生徒は家族の事情で学校に残ることになる。その間生徒たちを監督するのは嫌われ教師のポール・ハナム。数日後、居残り組のアンガス以外の4人の生徒にクリスマス休暇に出かけるチャンスが訪れる。学校に残ったのは教師のポール・ハナム、生徒アンガス・タリー、そして食堂の料理長メアリー・ラムの3人だった…
深い雪に覆われた寄宿学校バートン・アカデミーで、堅物の古代文明の教師と、優秀ではあるがトラブルメーカーの生徒はどのようにクリスマス休暇を過ごしたのだろう?
Amazon PrimeのおすすめでIMDbの評価7.9とあり見る気になった。
ポール・ハナムは嫌われ教師。それは生徒だけではなく仲間の教員も、校長もハナムの尊大さと堅苦しい所が腹立たしいと感じている。
歴史にしか興味がない独身教師ポール。
アンガスの母親は再婚し、新しい夫と休暇を過ごしている。
メアリーの息子はベトナム戦争で命を落としていた。
年齢、価値観、境遇など全く違う3人が次第に歩み寄り、心を通わせる姿がちょっと素敵なコメディ・ドラマ。
寄宿学校の事務員ミス・リディア・クレイの存在がnice。
劇場未公開作品とばかり思っていたが、昨年の6月に一般公開されていた。
ポール・ハナムに「サイドウェイ/2004」「ビリオンズ/2016~2020」「ガンパウダー・ミルクシェイク」/2021」のポール・ジアマッティ。
メアリー・ラムに「ザ・ロストシティ/2022」のダヴァイン・ジョイ・ランドルフ。
アンガス・タリーにドミニク・セッサ。
ミス・リディア・クレイに「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります/2014」のキャリー・プレストン。
監督は「サイドウェイ」「ファミリー・ツリー/2011」「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅/2013」のアレクサンダー・ペイン。
そうでしたか!オッペンペンさえなければとは!?
良い映画でしたね。ポール・ジアマッティはキャラにハマり過ぎ!?
こちらなかなかの良作でしたね。
反目し合う3人が表面的な部分しか見てなかった事に気付いていくけど、最後心の深い所で繋がっても、大げさにそれを表情や言葉にしない辺りがめちゃめちゃ良かったです。
「ネブラスカ~」も実は好きでした。
こんにちは。
公開時忙しくて、日比谷で公開していたの気づかなかったのです。
映画館で見たかったですね。
>反目し合う3人が表面的な部分しか...
その通りですね。さりげなく理解し合うみたいなところがniceでした。
「ネブラスカ~」も良い映画でした。
ちょっと古いですが、監督作品では「サイドウェイ」が一押しです。
彼を前提とした脚本ですから(笑)
(リンクに言及あり)
言及に大納得です。
「ビリオンズ」のジアマッティもniceでした。

