2024年 12月 21日
「ラ・メゾン」 TVシリーズ 1シーズン/10エピソード
「La Maison」2024 フランス

”フランスの象徴的なオートクチュールメゾンが、ハイファッションの世界で劇的なドラマを秘密裡に繰り広げる。背後で支えていた権力者一族がスキャンダルに陥った時、彼らは自らを改革する方法を見つけられるのか。それともライバルたちに駆逐されるのか…”
IMDbTaglinesに“The fabric of power.” とある。デザインもそうだけどfabricにこだわるファッションの伝統と現代性。ドラマの大筋はファッション界の権力闘争と一族の対立。
兄弟、親子、夫婦をも巻き込んだ、ルデュとロヴェルのライバル争いが恐ろしく強烈。
株主権がない元トップモデルでデザイナーのペルルと、才能ある新人パロマの反撃に拍手。パロマとルデュ家のコネクションも興味深い。SNSを使った闘いが今なのだと納得する。
オートクチュールなど全く縁がないので、観るかどうか迷いつつ見始めたが、最初は何度も挫折して、もうストップしようかと思いながら観ていた。でも豪華な俳優たちと、ブルターニュのゴージャスな景色や屋敷、ファッションなど非日常的な映像に惹かれてラストまで鑑賞した。
100年を誇る伝統のブラック・レースが繊細で素晴らしく美しい反面、ゲイのロヴァンサンのカラフルなファッションがユニーク。
観る気になったのはお気に入り俳優ピエール・ドゥラドンシャンの出演。
フランスのベテラン俳優ランベール・ウィルソンとキャロル・ブーケ存在感あり。
アンヌ・コンシニの老けぶりがちょっと寂しい。
アミラ・カサールは「君の名前で僕を呼んで/2017」でティモテのママ役だった素敵な英国人俳優。
ヴァンサン・ルデュに「ミセス・ハリス、パリへ行く/2022」のランベール・ウィルソン。
ペルル・フォスターに「正義の異邦人 ミープとアンネの日記/2023」のアミラ・カサール。
ディアーヌ・ロヴェルに「今宵、212号室で/2019」のキャロル・ブーケ。
パロマ・カステルにジタ・アンロ。
ヴィクトル・ルデュに「ぼくは君たちを憎まないことにした/2022」のピエール・ドゥラドンシャン。
ロヴァンサン・ルデュに「落下の解剖学/2023」のアントワーヌ・レナルツ。
マリー・ルデュに「おもかげ/2019」のアンヌ・コンシニ。
カロリーヌ・ルデュに「ジョーンについて/2022」のフロランス・ロワレ・カイユ。
マリーの夫に「幻滅/2021」のルイ=ド・ドゥ・ランクザン。
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