2024年 12月 09日
「ホワイトバード はじまりのワンダー」
「White Bird」2023 USA

祖母のサラがパリからやって来る。そして孫のジュリアンがいじめで退学処分となったことに心痛めている。やがてサラは自ら封印していた過去をジュリアンに語り聞かせる。
第二次世界大戦、ナチス占領下のフランスの村で両親と共に少女時代を過ごしていたサラ。ある日、学校でユダヤ人であるためナチスに強制連行される。しかしからくも逃げのび、同級生のジュリアンに助けられた後、彼の家の納屋に匿われる…
一度シアターで予告編を観ただけ。どのようなドラマか全く知らずにTOHOシネマズのポイントが貯まっていたので鑑賞。
映画解説に”世界的に大ヒットした「ワンダー 君は太陽」の原作者R・J・パラシオが、そのアナザー・ストーリーとしていじめっ子だったジュリアンに焦点を当てて書き上げた『もうひとつのワンダー』を映画化したヒューマン・ストーリー。”とある。
「ワンダー 君は太陽/2017」は観ていないのでいじめっ子のジュリアンが誰か?本作を観て、いじめによって学校を退学処分になった少年ジュリアンだと理解した。
「ワンダー 君は太陽」を観なくては...。
”勇気ある優しさは、人を変えることができる”
いじめが発覚して退学になったジュリアン。自らの危険を顧みずサラを匿ったジュリアン。現代と過去を超え”人の優しさ”を描く感動作。
ナチス占領下時代のサラとジュリアンを演じる二人の俳優が瑞々しくて素敵なキャスティング。ジリアン・アンダーソン&ヘレン・ミレンはもちろんnice。ヘレン・ミレンは来年80歳になるが、未だ現役で威厳すら感じる素晴らしい英国の俳優。
サラ・ブラムにアリエラ・グレイザー。
ジュリアン・ボーミエにオーランド・シュワート。
ヴィヴィアン・ボーミエに「グレートスクープ/2024」のジリアン・アンダーソン。
祖母サラに「ゴヤの名画と優しい泥棒/2020」のヘレン・ミレン。
ジュリアン・アルバンスにブライス・ガイザー。
監督は「オットーという男/2022」のマーク・フォースター。

