2024年 05月 20日
「ありふれた教室」
「Das Lehrerzimmer」…aka「The Teachers' Lounge」2023 ドイツ

新しく赴任してきたカーラ・ノヴァクは、仕事熱心で正義感が強い若手教師。カーラは中学1年生の担任となり生徒や同僚教師の信頼を獲得しつつあった。そんなある日、生徒の一人が窃盗の疑いをかけられる。校長たちは強引に調査を開始するが、納得がいかないカーラは反発し独自に犯人探しを始める。やがて職員室で彼女の財布から金が盗まれていたことが発覚する…
原タイトルは「職員室」。
生徒を守ろうと奔走する教師のカーラ。しかし生徒は彼女に反発し、保護者から寄せられる苦情に一部の教師はカーラを非難する。四面楚歌に陥るカーラ。彼女はつぶれてしまうのか?
教室で生徒と共に大声で叫ぶシーンがある。あれは納得のパフォーマンス。
最近鑑賞したい映画のシアター上映がないので寂しいが、本作は公開前からちょっと気になっていた。ドイツ映画ファンだし…疑惑が疑惑を呼ぶサスペンスフルなドラマは期待通りで見応えがあった。
公式サイトに”正義や真実をのみ込んでいく衝撃的なストーリー展開と圧巻のエンディング”とある。まさにniceなエンディング。
ヒロインはミヒャエル・ハネケの「白いリボン/2009」でブレイクしたレオニー・ベネシュ。
オスカー役のレオナルト・シュテットニッシュは生徒のエキストラに応募しただけながら主役に選ばれたそう。彼はミヒャエル・クラマーの息子で本作で映画デビュー。悩めるオスカー役にピッタリ。
クラシックなBack Musicがドラマを盛り上げている。
カーラ・ノヴァクにレオニー・ベネシュ。
オスカーにレオナルト・シュテットニッシュ。
フリーデリーケ・クーンに「ブルーム・オブ・イエスタディ/2016」のイファ・ルーバオ。
トーマス・リーベンヴェルダにミヒャエル・クラマー。
ミロス・ドゥデクに「水を抱く女/2020」のラファエル・シュタホヴィアク。
ロア・セムニクにカトリン・ヴェーリシュ。
ベッテイーナ・ベーム(校長)にアンネ=カトリン・グミッヒ。
監督、脚本はイルケル・チャタク。
これとっても気になっていた作品なんです!
ただ四面楚歌の先生の心情が物凄く判るし、観る前から辛そう…ってなって躊躇しています。
なんと!主役の先生は「白いリボン」の女の子ですか??ビックリです。
こんにちは。レスが遅くなってごめんなさい。
ちょっと忙しくて...
とっても良い作品でした。悩める若き教師が気の毒でした。
そう「白いリボン」の彼女です。成長しましたね。

