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「ポトフ 美食家と料理人」

La passion de Dodin Bouffant…akaThe Taste of Things2023 フランス/ベルギー


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1886年のフランス。ウージェニーは有名なレストランのオーナー、ドダンの下でシェフとして20年間働いた優れた料理人。二人に共通するのは食べ物への愛で、ユニークで美味しい料理を生み出しヨーロッパの人々を魅了している。彼らは何年もの間キッチンで過ごし、互いに愛情が芽生えていたが、自由を愛するウージェニーはドダンとの結婚を望んでいなかった。そんな折、過労で倒れた愛するウージェニーのためにドダンは料理を作り始める


原タイトル「ドダン・ブファンの情熱」が「ポトフ~」になったとは?オープニングからスーパー美味しそうな料理の数々ラストにポトフが登場する。この極上のポトフを見てイメージが変わった。


フランスのミシュラン三つ星シェフのピエール・ガニェールが完全監修で究極のフランス料理が作られる。

バカでかい舌平目に大小様々なチキン、ラムやザリガニ、そして庭から収穫した新鮮な野菜。パイの包み焼きがめちゃくちゃ美味しそうだった。デザートももちろんゴージャスで、あの時代にアイスが作られていたなんて...。

バターとクリームをたっぷりと使った料理。今ではあのような料理は提供しないと思う。あんなの食べていたら絶対早死にすること間違いない。

食べたくて手が出そうなほど映画では匂いがないからまだマシだったかも?見ているだけで食べられない、ある意味酷なドラマだった。当然ながらとっても美味しそうに食べる俳優たちが羨ましい。


「年下のひと/1999」で共演した元パートナーで、二人の間に娘もいる、ビノシュ&マジメルのカップルがトレビアン。

トラン・アン・ユンの世界はいつもとても美しい。本作はアートとも言える料理の究極の美しさを余すことなく描いている。


ウージェニーに「Winter Boy/2022」のジュリエット・ビノシュ。

ドダンに「マルセイユ/2016~2018」「地下室のヘンな穴/2022」のブノワ・マジメル。

ラバスに「三重スパイ/2003」「プラネタリウム/2016」のエマニュエル・サランジェ。

グリモーに「小間使いの日記/2015」のパトリック・ダスンサオ。

ヴィオレットにガラテア・ベルージ。

ポーリーヌにボニー・シャニョー=ラヴォワール。

ポーリーヌの母に「彼が愛したケーキ職人/2017」のサラ・アドラー。

監督、脚本は「青いパパイヤの香り/1993「夏至/2000「エタニティ 永遠の花たちへ/2016」のトラン・アン・ユン。


新宿武蔵野館


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Commented by at 2024-06-19 19:21
こちらにもお邪魔します。

お腹のすく映画でしたねぇ。そしてすべてのシーンが芸術的に美しくてため息が出ました。

ビノシュとマジメル、素敵でしたね。
元パートナーの彼らの間に流れるムードに酔いました。
フランス料理がめちゃめちゃ食べたくなりましたが、自分にもつくれるオムレツを鑑賞後、お昼ご飯にいただきました(*^-^*)
Commented by margot2005 at 2024-06-21 19:00
> 瞳さん
こちらにもコメントありがとう。
フランス料理はアートの世界でした。
ほんとお腹空きましたわ。
ビノシュとマジメルでドラマ盛り上がりましたね。
オムレツ良いですね。
by margot2005 | 2023-12-27 21:08 | Comments(2)