2023年 12月 27日
「ポトフ 美食家と料理人」
「La passion de Dodin Bouffant」…aka「The Taste of Things」2023 フランス/ベルギー

1886年のフランス。ウージェニーは有名なレストランのオーナー、ドダンの下でシェフとして20年間働いた優れた料理人。二人に共通するのは食べ物への愛で、ユニークで美味しい料理を生み出しヨーロッパの人々を魅了している。彼らは何年もの間キッチンで過ごし、互いに愛情が芽生えていたが、自由を愛するウージェニーはドダンとの結婚を望んでいなかった。そんな折、過労で倒れた愛するウージェニーのためにドダンは料理を作り始める…
原タイトル「ドダン・ブファンの情熱」が「ポトフ~」になったとは?オープニングからスーパー美味しそうな料理の数々…ラストにポトフが登場する。この極上のポトフを見てイメージが変わった。
フランスのミシュラン三つ星シェフのピエール・ガニェールが完全監修で究極のフランス料理が作られる。
バカでかい舌平目に大小様々なチキン、ラムやザリガニ、そして庭から収穫した新鮮な野菜。パイの包み焼きがめちゃくちゃ美味しそうだった。デザートももちろんゴージャスで、あの時代にアイスが作られていたなんて...。
バターとクリームをたっぷりと使った料理。今ではあのような料理は提供しないと思う。あんなの食べていたら絶対早死にすること間違いない。
食べたくて手が出そうなほど…映画では匂いがないからまだマシだったかも?見ているだけで食べられない、ある意味酷なドラマだった。当然ながらとっても美味しそうに食べる俳優たちが羨ましい。
「年下のひと/1999」で共演した元パートナーで、二人の間に娘もいる、ビノシュ&マジメルのカップルがトレビアン。
トラン・アン・ユンの世界はいつもとても美しい。本作はアートとも言える料理の究極の美しさを余すことなく描いている。
ウージェニーに「Winter Boy/2022」のジュリエット・ビノシュ。
ドダンに「マルセイユ/2016~2018」「地下室のヘンな穴/2022」のブノワ・マジメル。
ラバスに「三重スパイ/2003」「プラネタリウム/2016」のエマニュエル・サランジェ。
グリモーに「小間使いの日記/2015」のパトリック・ダスンサオ。
ヴィオレットにガラテア・ベルージ。
ポーリーヌにボニー・シャニョー=ラヴォワール。
ポーリーヌの母に「彼が愛したケーキ職人/2017」のサラ・アドラー。
監督、脚本は「青いパパイヤの香り/1993」「夏至/2000」「エタニティ 永遠の花たちへ/2016」のトラン・アン・ユン。
新宿武蔵野館
お腹のすく映画でしたねぇ。そしてすべてのシーンが芸術的に美しくてため息が出ました。
ビノシュとマジメル、素敵でしたね。
元パートナーの彼らの間に流れるムードに酔いました。
フランス料理がめちゃめちゃ食べたくなりましたが、自分にもつくれるオムレツを鑑賞後、お昼ご飯にいただきました(*^-^*)
こちらにもコメントありがとう。
フランス料理はアートの世界でした。
ほんとお腹空きましたわ。
ビノシュとマジメルでドラマ盛り上がりましたね。
オムレツ良いですね。


