「ジョン・レノン 審理なき殺人事件」 TVシリーズ 1シーズン／3エピソード

「John Lennon: Murder Without a Trial」2023 USA／UK

1980年、12月。青年マーク・デイヴィッド・チャップマンはニューヨークのダコタハウスに住むジョン・レノンに会うためハワイからやって来る。

これまで公開されなかった犯罪現場の写真と共に、実際に現場にいた人々のインタビュー映像はとても生々しい。

ダコタハウスのコンセルジュ、空港からチャップマンを乗せたタクシー・ドライヴァー、妻と元恋人、警察官やチャップマンの弁護人らそれぞれが語る（1980年と現在が混ざる）。チャップマンの供述も今回初公開された。時を超えたテープレコーダーからの声も鮮烈。

タイトルの「審理なき殺人事件」の意味がわかった。逮捕され裁判が行われるが、チャップマンがレノン殺害を認め刑務所に収監される。

その後何度も何度も仮釈放請求するが、認められず43年たった今も塀の中。随分前にヨーコ・オノが”自分が生きている間は保釈を認めないで欲しい。”という記事を読んだ覚えがある。ドキュメンタリーの中でも”仮釈放されればわたしたちの安全が脅かされる”と語っていた。

警察官が語る…ダコタハウスからセントラルパークに逃げ込み、遠くへ行けば捕まらないのにチャップマンは現場にじっと佇んでいた。彼は捕まりたかったのか？

チャップマンは有名になりたくて、The Beatlesを作ったジョン・レノンを殺害した。

ナレーターは「メランコリア／2011」「サバイバー：宿命の大統領／2016～2019」のキーファー・サザーランド。

ジャレッド・レトーがマーク・デイヴィッド・チャップマンを演じた「チャプター２７／2007」はwowowで鑑賞。

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