2023年 11月 28日
「ロスト・フライト」
「Plane」2023 UK/USA

ブロディ・トランスはシンガポールから東京に向かうブレイザー119便の機長。離陸後、悪天候の中落雷を受けてコントロールできなくなり、フィリピンのホロ島に不時着する。ジャングルの中、機長トランスは副操縦士デレと客室乗務員ボニーと共に乗客の命を守る決意をする…
乗客がゲリラに拉致され、トランスは乗客の一人で輸送中の殺人犯ガスパールに助けを求める。
LCCの本社ではCEOテリー・ハンプトンと危機管理担当のスカースデイルの協議が始まる。”悪天候の中飛べと行ったのは誰だ?”と機長が言ってたのを思い出す。
LCC(格安飛行機会社)は、遭難してもすぐには助けに来てくれない?おまけに墜落場所が戦争で荒廃した島だった。
予告編を観て観るかどうか迷ったが、B級映画ならTOHOシネマズで公開されるわけがないのでシアターへ。でも意外や意外、手に汗握るハラハラ、ドキドキ感があり面白かった。
ゲリラを殺しまくるトランスとガスパールの銃撃戦が半端ない。ゲリラ側からの、飛行機が壊れそうなほどの銃乱射はヤバかったが…というよりあり得ない。あれじゃ絶対離陸できない。でもジェラルド・バトラーの大ファンなので許した。
監督がフランス人で「ジャック·メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック·エネミー)No.1と呼ばれた男」の監督だったとはびっくり。スリラーやコメディ、そして本作のようなアクション・アドヴェンチャーとなんでもOKな多彩な人物。
Taglinesの“墜落は始まりに過ぎなかった”が絶妙。ギリギリ滑走路の端に「Plane」が鎮座するエンディングのシーンがnice!他にもタイトルがあったらしいが、主演(製作も)のバトラーが「Plane」に固執して決まったそう。でもこのタイトルはドラマにぴったり。
ブロディ・トランスに「グリーンランド ―地球最後の2日間―/2020」のジェラルド・バトラー。
ルイス・ガスパールにマイク・コルター。
スカースデイルに「ドリームプラン/2021」のトニー・ゴールドウィン。
サミュエル・デレにアン・ヨーソン。
ボニー・レインにダニエラ・ピネダ。
テリー・ハンプトンにポール・ベン=ヴィクター。
監督は「ジャック·メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック·エネミー)No.1と呼ばれた男 Part1/ Part2/2008」「避暑地で魔が差して/2015」のジャン=フランソワ・リシェ。
TOHOシネマズ池袋
でも流石ジェラルド、それなりにハラハラさせてくれて娯楽作品として楽しめました。
ただ、移送中の凶悪犯が現金持ち去ったときに「え?そこは我慢してくれよ~」でした(笑)
ジェリー以外はギャラ安そうな俳優陣でB級?の部類?
ハラハラ感は中々でしたね。
こういったアクション系も、「バニシング」のようなクライムもどちらもサマになる
ジェリーはniceです。
現金持ち逃げの彼はどうなったのでしょう?
生命力強そうですから逃げおおせたのでは(笑)
彼はあのシチュエイションでしたが、意外にもラッキーだったかもしれませんね。

