2023年 11月 13日
「正義の異邦人 ミープとアンネの日記」 TV ミニシリーズ 1シーズン/8エピソード
「A Small Light」2023 USA

ドイツのオランダ侵攻後の第二次世界大戦中に、ユダヤ人の雇用主オットー・フランク一家をナチスから隠すのを手助けするミープ・ヒースを主人公に描いた伝記ドラマ。
オーストリア、ウイーン生まれの少女ミープはある事情からオランダ、アムステルダムに里子に出される。学校を卒業したミープは仕事探しを始め、オットー・フランクが経営するオペクタ商会で働き始める。
一方で親友テスに誘われ出かけたパーティでヤン・ヒースと出会う。ミープからヤンに声をかけたが、カフカの小説「変身」を読む彼を”つまらない男”と決めつけ立ち去ってしまう。その後ひょんなことからヤンに再会する。彼の仕事はソーシャルワーカー。二度目の出会いで互いに心惹かれた二人は付き合い始める。
ミープの故郷オーストリアはナチスドイツに併合される。ユダヤ人のフランク一家と親しくなったミープはドイツ人であることを嫌っていた。やがて二人は結婚し、ミープはオランダ人になる。
「アンネ・フランク」を主人公にした映画やドラマはいくつかあり観ているものもある。でもミープ・ヒースを主人公にしたものは初めて観た。
夫のヤンはミープと共にフランク一家を支える一方でレジスタンス運動に深く関わっていた人物。
ペーターはアンネの初恋の人だそう。彼はオペクタ商会の共同経営者の息子で、フランク一家と共に隠れ生活をしていた。
ミープ・ヒースはとても強い信念を持つ猛烈に強い女性。そして夫のヤンは実直な人。
ミープを中心にオペクタ商会で働くフランク社長秘書のベップ、そして社員で責任者のクーフレルとクレイマンもフランク一家を支えた感動作。
ミープ・ヒースを演じるベル・パウリーと夫役のジョー・コールを始めとして素晴らしいキャスティング。
メアリー・スティーンバージェンがミープ・ヒースを演じる「もうひとつのアンネの日記/1988」というTVドラマあり。機会があれば観てみたい。
ミープ・ヒースに「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出/2015」「メアリーの総て/2017」のベル・パウリー。
ヤン・ヒースに「氷がすべてを隔てても/2022」のジョー・コール。
エーディット・フランクに「君の名前で僕を呼んで/2017」のアミラ・カサール。
アンネ・フランクにビリー・ブーレ。
マーゴ・フランクにアシュリー・ブルック。
オットー・フランクに「レイニーデイ・イン・ニューヨーク/2019」「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊/2021」のリーヴ・シュレイバー。
ベップ・フォスキュイルにサリー・メッシャム。
ヨハンネス・クレイマンに「ゲーム・オブ・スローンズ/2011~2015」のイアン・マッケルヒニー。
ヴィクトール・クーフレルにニコラス・バーンズ。
ペーター・ファン・ペルスにルディ・グッドマン。
テスに「コレット/2018」のエレノア・トムリンソン。
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