「彼女たちの戦火」TVミニシリーズ 1シーズン／8エピソード

「Les combattantes」…aka「Women at War 」2022 フランス

1914年、第一次世界大戦中の、フランス、ヴォージュ。娼婦のマルグリット、逃亡中のシュザンヌ、トラック会社経営者の妻カロリーヌ、そして修道院の看護師マザー、アグネス。4人の女性が運命的に出会う…

マルグリットは前線にいる若き将校である息子を探すためこの地にやって来て、サン・ポーランのマルセルの経営する娼館で働き始める。しかし息子は母の存在すら知らない。

シュザンヌは秘密の中絶を行う看護師。しかし中絶に失敗し亡くなった女性の夫ルシアンに追われている。

カロリーヌは夫が出征し、義兄のシャルルに工場を奪われそうになるが、義母エレオノールの支援を受けて工場長となりトラックの生産に励む。

マザー、アグネスは運び込まれた兵士の誘惑に屈しそうになる。彼はドイツ兵だった。

女性たちによる歴史ドラマの戦争は事実だけど、物語はフィクション。何百万人もの男性が戦場で命を犠牲にしている間、4人の全く異なる立場にある女性が協力し合い兵士たちを助けフランスを救う。なんとも壮大なるドラマは、マルグリットが息子コリンを助けに前線に行ったりするあり得ない展開も含めてとても見応えがあった。

4人のリーダー的存在のマルグリットを演じるオドレイ・フルーロがトレビアン！

看護師シュザンヌ役のカミーユ・ルーは痛快コメディ「コドモな大人の人生レッスン／2021」ではわがままな娘が似合っていたが、本作では腕の立つ看護師役を好演。医師ジョゼフとの恋もあり。

サンドリーヌ・ボネールがおばさん化じゃなくおばあさん化していてびっくり。まぁ祖母役だったけど…。

このTVシリーズもマイリストに眠っていたのを起こして鑑賞。

⇩グレゴワール・コランも出演する「キャッシュの香り／2023」をNetflixで鑑賞。工場勤めの青年が、世の中不公平とフランスの高級香水を横流しすることを思いつき大金を手にするコメディで面白かった。

同じくNetflixで見た「運命の炎／2019」はオドレイ、カミーユ、ジュリーが出演の歴史ドラマ。上流階級の100人もの女性が火事で亡くなった実話で、少々酷いシーンも多くて2エピソードで挫折した。

マルグリットに「パリの家族たち／2018」「運命の炎／2019」のオドレイ・フルーロ。

シュザンヌに「運命の炎／2019」「コドモな大人の人生レッスン／2021」のカミーユ・ルー。

カロリーヌにソフィア・エサイディ。

アグネスに「運命の炎／2019」ジュリー・ドゥ・ボナ。

エレオノールに「92歳のパリジェンヌ／2015」のサンドリーヌ・ボネール。

デュヴェルネ将軍に「マーメード・イン・パリ／2020」のチェッキー・カリョ。

医師ジョゼフに「シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい！／2018」「コドモな大人の人生レッスン／2021」のトム・レーブ。

マルセルにヤニック・ショワラ。　

シャルルに「シンプルな情熱／2020」「キャッシュの香り／2023」のグレゴワール・コラン。

ルシアンに「ディーバンの闘い／2015」のヴァンサン・ロティエ。

コリンにマクサンス・ダネット=フォーヴ。

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