2023年 07月 31日
「イノセンツ」
「De uskyldige」…aka「The Innocents」2021 ノルウェー/スウェーデン/デンマーク/フィンランド/フランス/UK

9歳の少女イーダは両親、姉のアナと共に緑豊かな郊外の団地に引っ越してくる。夏休み中でバカンスに出かけた家族が多く子供たちの姿は少なかった。ある日、自閉症で口のきけない姉のアナを伴い出かけた遊び場で、同じ団地に住むベンとアイシャと親しくなる。ベンは手で触れることなく物を動かせる念動力、アイシャは離れていても感情、思考を共有できる能力を持っていた…
遊びで始めたことが次第にエスカレートし、親たちの知らないところで取り返しのつかない狂気に発展する。
神秘的な雰囲気たっぷりの北欧はホラーが似合う。イーダの無垢な表情…タイトルの「イノセンツ」は絶妙。
4人の子供たちが素晴らしい。
北欧の短い夏。太陽の下で起こる狂気が妙にゾクっとくる。
ドラマのジャンルはファンタジー・ホラー・ミステリー。子供が主役でファンタジー・ホラーということで、ヴァンパイアー映画の「ぼくのエリ 200歳の少女/2008」を思いだす。
「マザーズ/2016」はアンリエッタを演じるエレン・ドリト・ピーターセンがヒロイン。「ミッドサマー/2019」で48年ぶりに見た「ベニスに死す/1971」の元美少年ビョルン・アンドレセンがちょっと怪しいキャラで出演していた。もちろんホラー映画。
ドキュメンタリー「世界で一番美しい少年/2021」と合わせてお勧め。日本公開はないけど、ビョルン・アンドレセンは40数年の間にたくさんの映画に出演している。
エレンとラーケルは実生活でも親子だそう。そういえば似てる。
エンドクレジットが上から下ではなく下から上へと進むのがドラマと重なりとてもミステリアス。
イーダにラーケル・レノーラ・フレットゥム。
アナにアルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ。
ベンにサム・アシュラフ。
アイシャにミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム。
イーダとアナの母アンリエッタに「マザーズ/2016」「ボーダーライナー:正義と悪の境界線/2017」のエレン・ドリト・ピーターセン。
イーダとアナの父ニルスにモーテン・シュヴァルトヴェイト。
監督、脚本は「母の残像/2015」「テルマ/2017」「わたしは最悪。/2021」の脚本家エスキル・フォクト。
シネ・リーブル池袋
これこれ!絶対観に行きたいと思っている映画です。
私の中で2大トラウマ漫画があって、1つは「富江」1つは「童夢」なんですけど、この映画がどのくらいモチーフにしている「童夢」に迫れているか、とっても気になっています。
こんばんは。
コメントありがとうございます。
そうそう、監督が「童夢」をかなりモチーフにしている発言どこかにありました。
邦画観ないし、漫画も読まないので全くわからないのですが、
2大トラウマ漫画の一つですか!ぜひご鑑賞を!おすすめです。
舞台はノルウェーだし...。
4人の子どもたちがすっごく良かったですよね!!
北欧の太陽ギラギラしてない、夏の雰囲気が本作にぴったりでした。
エンドクレジットも・・まだなにかあるぞ~~的でゾワゾワしました。
レビューの中にあった「マザーズ/2016」がとっても気になります!!
コメントありがとうございます。
さてさて4人の子供たち名演技でしたね。特に主人公役のレノーラは素晴らしかったと思います。
>太陽ギラギラしてない...太陽をギラギラ浴びる世界ではこういった現象は起きないかも?
「マザーズ/2016」は、これぞ北欧!といった不気味なホラーでおすすめです。
レノーラのママがキャラにぴったりでした。
ようやく待ちに待った無料配信が始まったので、すぐに観ました!
想像以上に良かったです~原作漫画の不気味さは薄く、北欧の自然がいっぱいなのに静かで無機質な感じが際立って、これはこれで大成功だなって思いましたよ。
子供たちの演技みんな素晴らしかったです!!
>すぐに観ました!想像以上でしたか!?
わかります。期待していたのが配信されたらすぐ!ですよね。
タイトル「イノセント/無垢」はピッタリでした。
原作漫画は知らないのですが、大成功でよかった。
北欧の映画(ドラマシリーズも)って独特の雰囲気があってとても惹かれます。

