2023年 07月 01日
「青いカフタンの仕立て屋」
「Le bleu du caftan」…aka「The Blue Caftan」 2022 フランス/モロッコ/ベルギー/デンマーク
”モロッコ、旧市街の仕立て屋で紡がれる夫婦の愛と決断の物語。”
モロッコの古都サレ。父から受け継いだ仕立て屋を営むハリム。妻のミナは接客係として夫を支えている。しかしハリム一人では注文がさばけず若いユーセフを助手として雇い入れる。ミナは病気を抱えていて病が進行する中、ハリムとユーセフの関係は師弟を超えていると感じ取る…
ドラマは122分と意外にも長い。淡々と進むストーリーに途中で眠気が…。
夫婦の深い愛。そして夫婦それぞれの決断。ラストはちょっと悲しいが、青いカフタンをあのような形で使われるとは思いもしなかったので、ちょっと感動のラストだった。
「モロッコ、彼女たちの朝」を観ていて、監督、ヒロインが同じで鑑賞となった。
カフタンはアラブ人の民族衣装。美しいスカイブルーの生地に金色の糸での刺繍。”ミシンを使えば早くできる。”とせっつく客の言葉に”ハリムはミシンを使わない!”と答えるミナ。フランスのオートクチュールのドレスを想像した。
男性が集う大衆浴場(ハマム)や、ミントティーの店。そして家庭ではタジン料理が….ラストに登場する海へと続く旧市街の道がとても美しかった。
モロッコ&スペイン系ベルギー人のルブナ・アザバルはドゥニ・ヴィルヌーヴが監督した「灼熱の魂 /2010」のヒロインが最高だけど、彼女はモロッコの旧市街が良く似合う。
ミナに「テルアビブ・オン・ファイア/2018」「モロッコ、彼女たちの朝/2019」のルブナ・アザバル。
ハリムに「迷子の警察音楽隊/2007」のサレ・バクリ。
ユーセフにアイユーブ・ミシウィ。
監督、脚本は「モロッコ、彼女たちの朝/2019」のマリヤム・トゥザニ。
新宿武蔵野館


